俺の幼馴染はコミュ力お化け   作:有象無象

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なんというか特異点苦手です。速く日常回に戻りたい。ギャグやりたい。えっちゃんとイチャイチャしたい。召喚したい。霊基再臨したい。




という訳で駆け足です。

ちなみに、主人公はまだ酔いが抜けていません


10話第三特異点修復

エウリュアレを取り戻すべく追跡を開始した俺達の前に嵐が立ち塞がった。

 

普通なら迂回するか、過ぎるのを待つだけだがこの船にそんな常識は通用しない。

 

ワイバーンで強化した船なら嵐ぐらい問題ないよね?

 

と、言わんばかりに突っ切る。

嵐の中は風の宝庫だ船さえ持てば半端ない速度で突き進める。

 

それはもう驚きの速度で、嵐を抜ける。

すると眼前にヘクトールの船があった。流石に嵐を突っ切って来たのは予想外だったのかヘクトールも驚きの表情を隠せていない。

 

さて、第二ラウンドだ。

 

 

 

 

 

 

固い。とにかく固い。

 

 

トロイアの英雄の名は伊達ではなく此方のサーヴァントの攻撃を上手く流し防衛している。

 

強力な攻撃はエウリュアレを巻き込むので使えず、足場が悪いとはいえ、サンタオルタとえっちゃん+頼光清姫が攻めあぐねていると言えば凄まじさがわかるだろうか。

 

これはアキレウスも数年かかるわ。

 

そうこうしているうちに、新たな船が現れた。

 

そこには数人のサーヴァントの姿があった。

 

敵の増援だと面倒なことこの上ないんだが。

 

でもまあ、そろそろかな?

 

そんな思いと同時にヘクトールと敵の増援に砲撃が降り注いだ。

 

 

 

 

 

 

 

え?何が起こったのかって?

ヒロインXのスキル支援砲撃を使用したんだ。

 

まさかこんなスキルがあると思っていなかったヘクトールは砲撃をもろに食らってしまった。

 

もちろんこれでヘクトールを倒せたとは思っていない。

 

大事なのはこの砲撃の追加効果だ。

 

すぐさま体勢を立て直したヘクトールだが体の硬直により動けない。

 

同時にヒロインXがエウリュアレを奪還した。

 

本来ならヘクトールはここで仕留めるべきだが。この砲撃は敵の船のサーヴァントも止めたようだし、逃げて新しい敵に備えようか。

 

敵の顔もわかったし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達はエウリュアレを奪還するとすぐさま撤退した。

 

エウリュアレの奪還は見事といえるほど鮮やかに終わった。あいつがヘクトールを罠にかけて止めたからだ。

おかげで此方に損害はなかった。アステリオスがいくらか傷を負ったくらいで。

 

あいつの指揮を見て思う。

今回あいつはエウリュアレを囮に使った。誰も気づいてないけど私にはわかった。昔からあいつは奇襲とか絡め手が得意だった。

普段は声も出さないくせに大事なときは近くにいて手助けするし。

突然、優しく喋るな。ビックリして心臓が跳ねるだろ!

 

まったく。

 

とにかく、なんとか撤退できた以上作戦をたてないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撤退した先の島で新しいサーヴァントにあった。

アタランテとダビデだ。

 

特にアタランテはあの船で召喚されたが協力を拒み、脱走したらしい。

おかげであっちの戦力がわかった。

船長、もといリーダーはイアソン。これはあまり脅威じゃないらしい。小者だとか。

次に、裏切りの魔女メディア。アタランテ曰くこいつが一番わからないらしい。まあ、確かに自分を捨てるとわかってる男の船に乗ってその上で積極的に力を貸すとか、怪しいにも程がある。

ヘクトールは言わずもがな。

最後に、ヘラクレス。ギリシャ神話最大の英雄の彼は、バーサーカーであるが決して侮れず、殺るなら総力戦だそうだ。

 

ちなみに、イアソンはヘラクレスの強さを盲信しているようなのでヘラクレスさえ倒せればどうにでもなるとのこと。

 

とはいえ、ヘラクレスとヘクトールを同時に相手をするのは無理がある。

なんとか分断できないかね?

 

もう一人のサーヴァント ダビデからはイアソンに自分の持つ契約の箱が狙われていると聞かされた。

 

え?触ったらサーヴァントでも死ぬの?何それ怖い。

 

さらにエウリュアレの報告から、ダビデの持つ契約の箱にエウリュアレを捧げるのが目的だとわかった。

 

だが、それをすればこの特異点が滅びるらしい。

 

何がしたいんだ奴は。

 

なんだよ立香?こっち見んな。

何さアルトリアズも。

え?作戦?何で俺が?

 

そう考えつつ近くの杯をとって煽る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?これ水じゃねぇわ。ビールだわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杯を煽った途端にあいつの雰囲気が変わった。

 

なんというか。さっき黒髭と会った時にみた雰囲気だ。

 

「作戦が、ないこともない」

 

そう、あいつがクールな声で言う。

あ、これあれだ。スーパーイケメンタイムだ。

 

あいつの作戦は二つあった。

 

一つ目

まず、いるだけのアーチャーに船を攻撃させる。

すると、ヘラクレスを盲信しているイアソンはヘクトールとメディアに自分を守らせ、ヘラクレスを派遣するだろう。

そしたらエウリュアレを囮に契約の箱を置いた袋小路に追い込み後は後ろからサーヴァントによってヘラクレスを押し込み箱に触れさせる。

そうしてヘラクレスを殺す。

後はガンガンいこうぜ。

 

二つ目。

さっきの方法で分断したものの、逃げ切れないと判断した場合。

サーヴァントの宝具によってヘラクレスを削りきる。

要するに力業。正直被害がやばそうなのでやりたくないらしい。

 

 

エウリュアレはヘラクレスから逃げ切れるほど速くないので誰かが抱える必要があるのだが、アステリオスは速さが微妙なので却下。アーチャーズは船の相手をするので無理。他のサーヴァントは各所でヘラクレスに一当てする必要があるので無理。

 

となると私かあいつが抱える訳だが。

 

「俺がやろう」

 

とあいつは言う。

嘘だろ?何時もは自信なさげな目が今はギラリと自信に溢れている。

なんてことだ。

私の知るあいつはどこにいったのだ。

チラリとあいつを見る。

目があった。

不敵に微笑むあいつ。

卑怯だ。顔と合いすぎている。

 

不覚にも少し、カッコいいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作戦は成功した。

ヘラクレスは思ったよりも素直に箱に触れた。

何だか少し安堵したような顔をしていたような気がする。

 

ヘラクレスを打倒した俺達はそのままの勢いでイアソンのいるアルゴノーツ号に乗り込んだ。

 

ヘラクレスを倒したと聞くとイアソンは目に見えて狼狽した。そんなリーダーではまともにやれる筈もなく、ヘクトールは本気を出した頼光さんと清姫えっちゃんズの数の暴力で倒された。

 

残るは二人。

 

しかし、メディアはイアソンを魔神柱に変えた。

 

あっという間にイアソンの姿は肉の柱に代わり、濃密な魔力を放出する。

 

メディアは、イアソンを変身させると同時にサンタオルタが仕留めるが、イアソンは完全に変じてしまった。

 

総力戦か、最後の一勝負だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エクスカリバー三連って つえーーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後がてきとうになっちゃったので気が向いたら書き直します。

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