俺の幼馴染はコミュ力お化け   作:有象無象

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始まりました第三特異点。今回から特異点は2話ぐらいかかります(1話にするのが辛かった)。


なお、今回キャラ崩壊が発生します。


8話 スーパーイケメンタイム

あいつはあれか!特異点に来るとイケメンになる病気にでもかかってるのか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特異点に来てすぐ、あいつは普通だった。

来てすぐに海賊に囲まれたが、英霊7人もいたら海賊に勝ち目なんかある筈もなくあっという間に鎮圧された。

 

特にアルトリア三人衆が凄まじかった。

 

あいつがガンガンいこうぜ!と指示したのかものの数分で片付いた。

 

色物でも強力な英霊なんだなぁ。

 

でもさ、途中であいつを人質にとろうとした海賊の股間を完膚なきまでに破壊して見せしめの如く吊るしたのはやりすぎだよ!

 

他の海賊股間押さえて踞ってたからね?

 

あまりに容赦がないから私も引いたよ。エミヤが瞑目して頭を押さえていた。

 

そのあと、フランシス・ドレイクのいる島まで案内してもらって交渉。

マシュに頑張ってもらって足をゲットした。

 

あいつとエミヤはもらった食材でフルコース作ってた。在庫を気にしないで料理を作れるのは久々だと。

 

揃って勧誘されていたが断っていた。何故かホッとした。ご飯がおいしいままだからね。うん。

 

そこからは順調で、サーヴァントのエイリークを倒し(正確には逃げられたらしいが)、ドレイク船長の幸運によって出会ったエウリュアレとアステリオスが仲間になった。

セイバーはいないけど、アーチャー2にアサシン(自称セイバー)が1、ライダー1にバーサーカー3の脳筋編成だけど、最終的には白兵戦だし大丈夫だよね?後は聖杯探してっと。

 

なんて考えていた時だった

 

 

黒髭が現れた。

 

 

そやつは謎の言語、確かロジカル語法とか言う、ですぞwwwなしゃべり方で此方を批評する。ドレイク船長は開幕BBAで死んだ。

 

今まで所謂オタクをキモいとは思ったことはないが、これはキモい。鳥肌が止まらない。謎の恐怖を感じる。特にえっちゃんズの格好については長く語っていた。でしょうね、体操服にスパッツとブルマとか垂涎ものだもんね。二人とも似合ってるしね。サンタオルタにもその太ももの素晴らしさを語っていた。

 

もうやだ逃げたい。

 

そんな事を考えた瞬間だった。

 

アステリオスと共にあいつが私達と黒髭の間に立ち塞がった。

 

アステリオスほどではないが大柄なあいつとアステリオスが並び私達をそれなりに隠す。

 

それに対して、黒髭が口を開いた途端だった。

 

「黙れ」

 

とあいつが口にしていた。

 

普段とは違う非常にドスの効いた堂々とした声色で。

 

その瞬間私の恐怖は消し飛ぶ。

 

そして反射的に叫んでいた。

 

 

ま た お 前 か!!!

 

 

と。

するとあいつは私を見て。

 

「なんだ?不服か?絶対に俺の後ろから出るなよ?命令だ」

 

え?なにその俺様系イケメンボイス?

私の驚愕を無視してあいつは黒髭に向き直った。

 

「黒髭。それ以上口を開くな。消えろ、さもねぇと、殺すぞ」

 

と啖呵を切り、右手を振り下ろす。

 

同時に轟音

 

大砲という大砲が火を吹いた。

 

おいちょっと待て。

 

 

誰 だ お 前 は!!!

 

 

こうして、私の二度目の叫びと共に、第三特異点のこの地にスーパーイケメンタイムのあいつが降臨した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酒って意外と美味しいんだね。

 

 

 

第三特異点の大海賊フランシス・ドレイクの黄金の鹿号の船室で船員に勧められた酒を煽る。

 

順調な旅なので俺は安心したのか、勧められるがままに呑んでいた。断れなかっただけだけどね。

 

初めてだったけど酒ってすごいね。一口呑んでから素面だとあんなに出てこない言葉がどんどん出てくるよ。

 

何か14歳くらいの時の口調でしゃべったらウケたので継続。

 

すると外が騒がしくなったので様子見に出てった奴が血相変えて帰ってきた。

 

え?敵襲?サーヴァント?んじゃ俺が行くわ。

 

出てみると黒髭がアルトリアズの太ももやカルデアの制服がエロいと語っていた。

 

うんまあそれは同意。でもさ、お前、誰について言ってんの?俺のサーヴァントと幼馴染だよね?

 

 

イラッとするなぁ。

 

 

そいつらを眺め回していいのは俺だけなんだよ。

 

 

俺はその心に従い近く船員に砲撃準備を頼み(何かその船員が怯えた気がしたが)、アステリオスとともに黒髭の前に立つ。

 

黒髭が文句を言おうするのを遮って黙らせる。

 

アイツが不服そうなので何事か話し、黒髭に向き直る。

 

おうこら、それ以上言うてみ?殺すよ?

 

 

そんな感じの事を言って、俺はおもむろに右手を上げて振り下ろす。

 

 

同時に轟音とともに放たれる砲弾。

 

いくらかはヒットしたがあまりダメージはないようだ。

 

ドレイク船長もその音で正気に戻ったのかすぐに次の指示を出していた。

 

撃ち合いが始まる。

 

飛び交う砲弾の内の一発が外れ近くで水柱が上がる。

 

それが俺にざばぁとかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は何をしていたんだ?

 

何で濡れてるの?

 

何でドレイク船長は「あんたなかなかやるじゃないか」とか言ってるの?

 

何で立香は俺から顔を背けるの?

 

そんなひどい顔なの?昆布でもかかってるの?

 

えっちゃんズにサンタオルタどこ行くの?何でそんな勇んで敵に突貫してるの?

 

 

 

 

 

 

というかいつの間に開戦してたの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスターがイケメン過ぎる件。

何ですかあの声は。

あの仕草は。

まるで全てが自分のものと言わんばかり態度は。

 

何気に外見とマッチしすぎてるんですが。

 

それにしても、誰かに庇われたのは初めてですね。

 

ちょっとドキッとしましたよ。

 

何にせよマスターが開戦を宣言したのなら戦うのみです。

 

この謎のヒロインX、マスターの剣として最大限の戦果を上げましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスターさんが立派になりました。

 

この状態のマスターさんならご褒美がいつもの倍。

いえ、三倍は来そうです。

 

一番私を見てくれると嬉しいです。

 

マスターさん。庇われたとき何だか嬉しかったです。

 

でも、危ないのでやめてください。

 

 

マスターさんに何かがあったら私は、

 

 

私は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和菓子が食べれなくなるじゃないですか!

 

 

行きますよマスターさん。絶対に守りますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トナカイ。

 

サーヴァント相手にあれだけの啖呵を切れる者はそういない。

 

そして、砲弾の雨をものともしないその度胸。

 

やはり貴様は私のトナカイにふさわしいようだな。

 

ならば私は、サンタとしてサーヴァントとして貴様に力を示そう。

 

行くぞ。トナカイ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書き上げて一言。


何 だ こ れ は !!!



あ、あと未成年の飲酒喫煙 ダメ、ゼッタイ!



そういえば必須タグ報告がついていたのですが、あれって何なんでしょうかねぇ

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