奇妙新聞記者の事件簿   作:味噌神のスペリア

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消える神隠し

明人はミヤと村に戻り

ミヤと別れ 明人は宿屋に戻る途中だった。

 

 

「…黒仇宮神社…忘れられた神社か…」

 

 

明人はミヤの秘密の場所にあった

忘れられた神社の事を思い出していた

 

黒仇宮神社…仇宮神社とは違う

もう1つある神社…

明人が見た感じでは

何か焼けたように黒く

墨の用な感じだった。

 

長い年月を重ね

錆びれた感じもあり

放置されてから

もう長いはずだ。

 

それに…黒仇宮神社を見たミヤの表情は

少し寂しそうだった。

 

 

「仕方ない…また明日 ミヤちゃんが案内してくれるらしいから…今日は宿屋に戻って今日の分の原稿を書くか」

 

 

と…明人は言い

宿屋に戻って行くのであった。

 

 

明人が宿屋に戻ると

玄関から大きな声が聞こえて来る

 

「だからさ~ここらへんにコンビニとかないの?」

 

 

「大変失礼しましす お客様…この村に

コンビニは御座いません」

 

 

「マジ~?最悪じゃん~」

 

 

「コンビニとか無いとかマジ最悪~」

 

 

どうやら、ギャルたちが騒いでいるらしい

この様子だと まだかかりそうだ

 

 

「大変申し訳ございません」

 

 

「仕方ない~アユミ~私がちょっと車で

ふもとの町のコンビニで買って来るわ~」

 

 

「え~マジで?つうか 頼む~」

 

 

「お客様 出来るだけお早めにご帰宅をお願いします」

 

女将の声を聞いているのか

何も返事をせず アユミと呼ばれるギャルは宿屋から出て行くと

もう一人のギャルは自分の部屋に戻って行った。

 

 

すると日富美は玄関に居た

明人の存在に気付いた。

 

「おかえりなさいませ 利田様」

 

 

「ただいまです 女将さん…さっきの人たちは?」

 

 

「はい、この宿屋に泊まっています

お客様になります」

 

 

この仇宮村には女性の観光客が多い気がした。

さっきのギャルが言っていた

ふもと のコンビニに行くと言っていたが

ふもとまで かなり時間があると思う。

 

「遅くならないといいですね」

 

 

「はい…そうですね」

 

 

明人はそのまま日富美と別れ

自分の部屋に戻った

その時…明人はこの

仇宮村の神隠し事件に巻き込まれるとは…

まだ知らない。

 

 

花はいつか咲き

 

花はいつか枯れる

 

人は産まれ

 

人は終わる

 

泣き泣き林

五日の先

死死花な畑

 

貴方の死相

見えるは先

 

まだ知らず

歩き 迷うことなかれ

 

幼き子の案内

村の運命 見えることなかれ

 

 

 

 

翌朝、明人は怒鳴り声らしき声が聞こえその声で目を覚まし

声がする方に向かうとそこには日富美と昨日のギャルが一人が居た。

 

「まだ彩が帰って来てないんだけど!アンタ、本当に知らないの?」

 

 

「は、はい…あれから日向様は帰っておりません…それにこの村は夜は真っ暗になるので…もしかしたら何処かで駐車しているのでは…」

 

 

「ケータイも繋がらないしマジどうなってるのよ!」

 

明人は少し嫌な予感を感じていた…

この村には神隠しがある…最悪、その彩と言う人が神隠しに合ったらなら…明人は急いで部屋に戻り服に着替え鞄を持ち

出掛ける準備をした。

 

 

「よし、行くか」

 

明人は出掛ける準備を済まし彩と言う女性を探しに行くことにした。


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