提督として着任したはずなんだが?   作:七海 碧月

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「はー緊張するなぁ...
??「何言ってるんだよ?自分でやりはじめたからには早く更新しろよ?」ゴスッ
イテッ!! 分かってるよ...
??「こんな作者ですが生暖かい目で見てやってください...」
えぇ...酷くないかな?
まぁ、良いや
それでは...
どうぞ!!


第一章 ~提督業~
第一話  旅立ち?


学校の帰り際

??「はぁ...」

ため息をつく俺

???「何ため息ついてんだよ? 運が逃げるぞ~」

??「うっせ!! 今俺はなぁ、落ち込んでるんだよ!!」

???「え? どうせ自分の運の無さにだろww」

??「ぐっ...」

言い返せない俺、実は今俺がハマっているゲーム、通称[艦これ]で目当ての艦が出ないのだ

 

???「そこはしょうがねぇだろうよ、七海」

七海「まぁ...そうだけどさぁ...」

 

俺は如月 七海 良く女の子に間違えられるが、男だ

まぁ、ポニーテールの髪や小さめの身長、更には可愛らしい女の子風の顔つきは完全に女の子のそれであるが...

大体両親も何で男に七海と付けたのかいまだに分からんのである

 

???「にしても... 完全に女の子だな、お前。 告白されたの何回だっけか?」

七海「うるせぇ、荻野... 男女会わせて十回超えてから覚えてねぇよ...」

荻野「ハッハ! モテモテだな、お前 羨ましいな~」

七海「止めろ...嬉しく無い... 完全に他人事だな...お前」

荻野「他人事ですから」

七海「はぁ~」

 

そう、俺はこう言っては何だが、モテる

ただ! 嫌なのはその性別である

考えてほしい、女の子からの告白ならまだいい、しかし男子しかも、先輩からとなると完全に気まずくなる上に、こっちも毎回断らなくてはいけないので正直に言って困るのだ

 

あ、因みに今俺と話をしているのは荻野 祐人

本来なら祐人と呼ぶのだがこいつだけは別だ

 

荻野「あ、俺の紹介ありがとな~七海」

七海「地の文を読むんじゃ無いよ」 ベシッ

荻野「いって! 何すんだよ」

七海「お前が悪いと思うぞ?」

こういうマイペースな奴なのだ

荻野「で?何でため息ついてたんだよ? 艦これで何かあ不幸な事でもあったか??」

七海「まぁ... 俺の欲しい艦が出なくてな~」

荻野「馬鹿いえ、俺なんか大型建造回しまくってようやく!大鳳出たんだぞ!? 数回で諦めんなよ」

七海「数回やってダメだったんだよ、察せよまな板スキー」

荻野「うるさい、睦月型スキー提督」

 

こいつは、大鳳等のまな板が好きなのだ

まぁ、俺も駆逐艦の睦月型が好きなので言い返せないのだが...

よくよく考えると、まな板呼ばわりは大鳳等に失礼だと思う

 

キーンコーンカーンコーン

荻野「あ、ヤベ時間だ... じゃあな、七海!また明日」

七海「おう、またな」

 

そして俺達は別々の道へと帰っていった

 

   この時はまだこんな日常が続くと思っていた

      そう、その時までは

 

七海「あっ...買い物しなくちゃ 食べるもの無いや...」

そう言ってスーパーに来た俺、買い物しながら今日は何を作ろうかと考えているとき

「ねぇ、聞いた?この頃この辺で通り魔が合ったらしいよ?」

「え~、怖いね」

七海(へー、そんなことが合ったのか)

まぁ、大丈夫だ、そんなに俺の運は悪くないはずだ!、と思い買い物を終えて家に帰る途中だった

七海「~♪」

とご機嫌で家に帰っている時だった

「キャー!!通り魔よ!!」

七海「なっ!」

さっきの話で聞いた通り魔が出たのだ

七海「マジかよ、どんだけ今日は運が悪いんだよ!」

悪態を付いていると前から血だらけの男が走ってきた

「どけ!」

七海(うわ、こっち来たよ)

悲鳴をあげ回りの人が居なくなっていく

その時、

「おい!そこに止まれ!!」

「チッ、警察かよ!」

警察官が二、三名走ってくる

七海(はぁ、やっと来たよ)

実は七海は最初の悲鳴の時、警察に通報していたのだった

七海(よし、逃げよう!)

 

しかし、その時買い物後で荷物があったのが原因かもしれない

又は、路面がデコボコしてつまずき易かったのがあるのかもしれない

いや、もしかすると両方あるいは、それ以外かもしれない

何にせよ、彼には不幸が襲いかかった

 

七海「なっ...」

 

足を引っ掻けて転んでしまったのだ

勿論、通り魔がそんな狙いやすい獲物を狙わない訳がない

 

「オラァ、死ねぇ!!」

七海(まず...ッ!)

 

呆気ないものだった

ズブッとした感触、音そして

七海(あ、血が出てる...)

「か、確保ぉ!」

「やめろ!はなせぇ!!」

七海(ああ、あいつは捕まったか 良かった...

まあ、呆気ないな... 

 

    これが死ぬって事なのか?)

 

七海(まぁ、後悔はあるか

またあんな風に笑って居たかったな...

あ、走馬灯も見えてきた)

「おい! しっかりしろ!

救急車、救急車を呼べ!!」

七海(はは、何か言ってるな

でも、もう分かんないや

だんだんと、ねむく、、、なって、、、、きたな)

 

その日、ある場所で一人の男の子が死んだ

 

 

 

 

七海(んぁ?何だよ、此処

真っ暗でしかもせめぇな)

彼が感じたのはそんなことだった

七海(お、?何か引き出されるようなかんじが!?)

 

突然、目の前が明るくなった

んぎゃーぁあ!!!

七海(え?赤ちゃんの泣き声??)

 

「おめでとうございます! 元気な男の子が産まれましたよ!!」

は?

七海(いやいや、そんなことは無いはずだろ

だって俺は死んだはず...)

七海(いや、これは転生と言うやつかな?

また面倒だな、最初からやり直しとか...)

「この子は七海、如月七海と名付けましょう」

七海(あ、名前変わらないんですね

まぁ良いや、また生まれることが出来たんだ此処でのんびりできたらいいなぁ)

 

彼はそんなことを思っていた

此処が彼の元々居た世界では無いこと

そして、この世界は彼の大好きな艦これの世界であることを、彼はまだ知らない...




どうも、作者の碧月です
七海「主人公の七海だ」
今回は此処までです
七海「早速俺が死んだな...」
さっさとしないといけないのでね....
次はちゃんと艦これ要素をだしていきますよ!
七海「楽しみだな」
それでは!
七海「次も見てくれよな!!」

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