ファイアーエムブレムif ~Darkside~【本編完結】 作:コッコ
反乱の鎮圧の任務を受けた、カムイ達はマイキャッスルで戦いの準備をしていた。
エリーゼはさっきまでの元気の無さが嘘の様に無くなり動いている。
「・・・よし、後は補給品だな」
「ラクス」
「ん?どうしたのベルカ?」
ラクスは急に来たベルカに、問うとベルカは黙ったままでいる。
ラクスはベルカの不穏な空気に、ラクスはベルカが何かする為に来たのだと、推測する。
ラクスとベルカが、無言で立ち尽くしていると、ベルカの口が開いた。
「・・・貴方の暗殺依頼がきた」
「ほぉ・・・それで私を殺しに?」
「・・・違う、ここへ来たのは私に近づいて欲しくない事を言いに来た」
ベルカの言葉に、ラクスはベルカの心中を察する。
ベルカは依頼を受ければ何の戸惑いもなく殺せる。
だが、ベルカはラクスを殺したくは無いから近づいて欲しくないと、言いに来たのだとラクスは考え、溜め息をついて、ベルカに近づいていく。
「来ないで・・・!」
ベルカは一歩、退いた所をラクスは近づき、ベルカの腕を掴んで引き寄せると、抱き寄せる。
「馬鹿か、お前は・・・私がお前を拒絶する様な事ができると思っているのか?お前がどんなに拒んでも、私はお前の側にいてやる・・・!」
「・・・ラクス」
「いったい誰だ・・・お前を辛い思いをさせた奴は?」
ラクスはベルカを抱き寄せながら聞くと、ベルカは主犯は誰かを言った。
「・・・マクベス。貴方を殺してガロン様の腹心になるつもりよ」
「成る程な・・・ベルカが相手なら私は戦えず死に果てると考えたか。浅はかな奴だ」
「ごめんなさいラクス。私は・・・」
ベルカはそう言うと、涙を流して謝る。
ラクスは、ベルカを背中を撫でながら励ます。
「良いんだ・・・お前が間違ってはいない。お前に対して酷い依頼をした奴が悪いんだからな」
ラクスは、マクベスを完全に敵と判断した瞬間だった。
_____________
________
____
「泣き止んだか?」
「えぇ・・・」
ベルカはそう言うと、顔を赤らめる。
ラクスはそんなベルカを見て、ラクスは自分のした事を思い出してい、赤面する。
「す、すまない・・・急に抱き締めてな」
「・・・悪くなかった」
「え?」
「・・・悪くなかった。貴方に抱き締められるのは」
ベルカがそう言うと、ラクスを見つめる。
ラクスは今まで、幼馴染みとしか見ていなかった、ベルカが魅力的に見え顔を更に赤く染め上げた。
「・・・私は、ずっと昔から貴方の事が・・・・・・」
"好きだった"
ラクスはベルカの告白とも、取れる言葉を聞いて、顔を赤く染めつつも、返事を返す。
「・・・私も好きだった。幼馴染みとして、過ごしてきたが、今更になってお前の事を、好きだと気づいた」
ラクスは照れながらそう言うと、ベルカも照れながら笑う。