ファイアーエムブレムif ~Darkside~【本編完結】   作:コッコ

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交流

~マイキャッスル~

 

ラクスはマイキャッスルと言う、異世界にあるカムイの城にいた。

ラクスはマイキャッスルで、当番で肉を取る為に狩猟に当たっている頃。

 

~カムイside~

 

私は、レスターさんいえ、ラクスさんは正体が知られても私の元に残って行動していました。

でも、ラクスさんは兜をしていなくても表情が読み取りづらく、仲間内で色々と誤解を招いたりしているそうで、私はどうするば良いか考えましたが、私はラクスさんの事をあまりよく知りません。

 

「どうするば良いのでしょう・・・」

 

「あら。どうしたのカムイ」

 

「あ、カミラ姉さん」

 

私の元にカミラ姉さんがやって来ました。

私は、カミラ姉さんにラクスさんの事を話してみる事にしました。

 

「カミラ姉さん。相談したい事があります」

 

「何かしらカムイ?」

 

「はい。実はラクスの事を私はあまり知らなくて、それでどう接すれば良いのか分からなくて・・・」

 

「優しいのねカムイ。でも、私もラクスの事をあまり知らないの」

 

「そうですか・・・」

 

私はカミラ姉さんも、よく知らないと分かると更に頭を悩ませました。

ですが、カミラ姉さんは以外な人物を挙げた。

 

「でも、ベルカならラクスの事を、よく知っていると思うわ」

 

「ベルカさんが?」

 

「えぇ。彼女、ラクスとは古い付き合いみたいだしもしかしたら、知っていると思うわよ」

 

「そうですか。ありがとうございます。早速、行ってみますね」

 

私はカミラ姉さんと別れると、ベルカさんの元に向かいました。

 

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「ベルカさーん!」

 

「・・・カムイ様」

 

ベルカさんは当番の鉱石採集をしている最中で、片手には鉱石を持っていた。

 

「何ですか?」

 

「はい。実は・・・」

 

私はベルカさんに訳を説明すると、ベルカさん考え初めましたが、すぐに此方の方に向きました。

 

「ラクスは常に冷静沈着で冷酷な人と呼ばれてるけど、実際は逆」

 

「逆、ですか?」

 

ベルカは頷く。

 

「ラクスはあれでも、臆病で落ち着きの無い人。嫌われようとしてるのに、嫌われるのを恐れる。白夜で言うなら・・・天邪鬼、と言った感じ」

 

「天邪鬼・・・」

 

「でも、彼に一つだけ裏表の無い感情は優しさ。ラクスは私と同じ貧民街の出身だけど、孤児院に拾われてそこで愛されて育てられたからのか。優しさが出てくるの」

 

私はラクスさんの原動の殆どが性格の正反対と聞いて驚いきましたが、何よりラクスは優しさだけは裏表が無いと言うのだ。

確かに、ラクスは人が困っている時は力を貸してくれる人だと私は思い出しました。

 

「意外な一面ですね」

 

「そうでしょ?普段、彼は冷酷な騎士を振る舞っているから・・・話はこれで、終わりです。私は仕事に戻ります」

 

「ありがとうございます。ベルカさん。ラクスさんの事を色々と教えてくれて」

 

私はそう言うと、ベルカさんは少し笑った気がした。

 

~side終了~

 

ラクスは狩りを終え獲物を運び血抜きをしようと移動していると、ベルカとカムイが何かを話している。

ラクスは獲物を持ちながら、カムイ達に近づいて行く。

 

「カムイ様、ベルカ。何を話しているのですか?」

 

「ラクスさん」

 

「少しだけ昔話をしていた」

 

「そうなのか?珍しいなお前が昔の話をするなんてな」

 

ラクスはベルカにそう言う、ベルカは少し微笑む。

 

「あの、ラクスさん!」

 

「な、何だ?」

 

「後で私の部屋に来ませんか?少し貴方と話がしてみたくて」

 

「・・・別に暇だから良いが」

 

ラクスの言葉に、カムイは満面の笑みを見せて手を合わせる。

 

「そうですか!じゃぁ、待ってますね」

 

「はい・・・」

 

ラクスがそう言うと、カムイは笑みを崩さず去っていき。

ラクスは何が何だか分からなかった。

唯一カムイの行動理由を知るベルカは、鉱石採集に戻っていた為、聞くに聞けなかった。

 


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