ファイアーエムブレムif ~Darkside~【本編完結】 作:コッコ
因みに本編とは時系列が違うので、嫌ならバックをお願いします。
ハロウィン。
この日は子供が仮装し、その子供だけが使える呪文を唱えて大人からお菓子を貰ったりする日である。
その日はカムイ達にも訪れ、カンナを含めた子世代達は仮想をしたりして回っていた。
「ラクスさーん!」
「ん?」
「トリックオアトリート!」
ハロウィンの日での子世代達の回る中には当然、ラクスも入っており、吸血鬼の服装をしてやって来たカンナが元気よく呪文をを言う。
「おぉ、怖いな。ほら、お菓子をやるから退散しな」
「ありがとう!」
ラクスは予め持っておいたお菓子を渡すと元気よく走って行くカンナの姿を見て、ラクスは微笑んでいると今度はシグレとミドリコとゾフィーがやって来た。
「あ、ラクスさん!トリックオアトリート!」
ミドリコがそう元気よく言うと、ラクスはシグレとゾフィーの二人を見た。
「お前達もか?」
「えぇ、皆で回った方が面白いからと誘われまして」
「そうか。ほら、菓子だ」
ラクスはそう三人にお菓子を渡して見送った。
暫く、ラクスは次は誰が来るかを考えていると、向こうからレーラが歩いていてラクスの左右でジークベルトとシノノメが睨みあって来た。
「・・・何だこの状況は?」
「・・・何だか私の取り合いみたいで、自然と喧嘩してるの」
ラクスは瞬時に、その言葉を理解するとジークベルトとシノノメの頭を掴んだ。
「まだ諦めていなかったのか?いくら頑張ろうと・・・家の娘はやらん!」
「ま、待ってくださいお義父さん!」
「馬鹿!それは禁句だ!」
ジークベルトはシノノメの指摘を聞いて咄嗟に口を塞ぐが、ラクスはふるふると体を震わせながら叫んだ。
「誰がお義父さんだ!」
「「ひぃ!」」
ラクスの怒りの声に震え上がった二人にラクスは説教をし始めると、呆れながら見るレーラの元にベルカがやって来た。
「お待たせ・・・」
「遅いよ母さん。・・・その格好は何?」
「こ、これは・・・その・・・」
今のベルカの服装は何時もの鎧姿ではなく、ラフな服装で頭に猫の耳と尻尾を付けていた。
所謂、猫のコスプレだった。
「・・・あ。まさか父さんに見せる為に?」
「ち、違うから!これはカミラ様に薦められて!」
「へぇ・・・薦められたて、事はカミラ様も分かっていたのね」
「違うから!」
ベルカは赤面になりながら否定するも、レーラはニヤニヤ顔で見てくる。
その時、騒ぎを聞いたのかラクスは振り向くと、そこには猫ベルカがいて、ラクスは一瞬で顔を赤くした。
「べ、ベルカ!何て格好をしているんだ!」
「いや、これは・・・」
「実は父さんに見せようと態々、この服装をしてきたのよ」
「レーラ!」
ラクス家のこの騒動は暫く続くが、落ち着きを取り戻して家族三人で回ったのは別の話。
話が上手く書けなかった。すみませんm(_ _)m