ファイアーエムブレムif ~Darkside~【本編完結】 作:コッコ
妙に馴染んで出てきますが、番外編なので多目に見てくださいm(_ _)m
特別番外編 100話突破記念パーティー
マイキャッスルでカムイがいつも通り見回りをしていると、空から一枚の手紙が落ちてきた。
カムイは不思議に思いながら手紙を取って宛先を見ると。
~カムイ一向様へ~
と、書かれていた。
「私宛・・・では、ありませんね。一向と言う事はこれは全員にと言う事でしょうか?」
「どうしましたカムイ様?」
「あ!ラクスさん!これが空から落ちてきて」
ラクスはカムイから手紙を受け取ると、ラクスは手紙を調べて見る。
何の変哲も無い手紙で、危険な仕掛けは無かった。
「・・・念の為に開けても?」
「は、はい・・・」
ラクスは手紙を開けると、何も無く手紙を取り出した。
ラクスはそれも確認すると内容を確認し、声に出して読む。
本日、小説100話突破記念パーティーを開催致します。
カムイ様一向だけでなく、小説に登場する主要人物達もご招待しております。
是非、御来場ください。
尚、会場は星界にあるのでリリスに頼んで来てくださいください。
~コッコより~
「ラクス!パーティーですよ!」
「まさか、あの誤文字作者が開催するとはな・・・」
ラクスはそう言いながらも満更でもない様子である。
カムイは満面の笑みでラクスに言う。
「行きましょ!皆さんを連れてパーティーへ行きましょ!」
「やれやれ・・・まぁ、たまには息抜きも良いか」
ラクスは微笑みながらカムイに言うと、カムイも笑う。
「じゃぁ、皆さんにも伝えて来ますね!」
ラクスは手を振りながらカムイを見送ると、ラクスも自分の家族に知らせに行く。
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リリスによって会場となる場所にやって来ると、そこは暗夜も白夜も他国も関係なく酒盛りしていた。
カムイは賑やかなパーティー会場に目を輝かせて見ていた。
「すごく賑やかですね!」
「えぇ。本当に賑やかね」
「カムイ一向方。待ってたよ」
「え?」
カムイは声の掛けられた方を見ると、そこには鶏頭の男が立っている。
異様なその姿にカムイも唖然とする。
「あ、あの・・・作者さんですか?」
「はい。そうですよ?」
「何で鶏何ですか・・・?」
「あぁ、頭の事ですね。これは被り物ですよ。作者名がコッコ・・・鶏が鳴くような声を名前にしているのでこうなんですよコケー!」
この作品の作者であり主催者のコッコが奇妙なポーズをとって言う。
カムイ達は愕然とすると、コッコは体勢を戻し咳払いすると、案内する。
「・・・どうぞ御上がりください(すべったーーー!!!)」
「ははは・・・では、失礼します」
カムイ達は席を案内されると、コッコが豊富なお酒を持ってきた。
プルケ、テキーラ、いいちこ、キンキンに冷えたビールと持ってきた。
「さぁ、飲んで飲んで!これは読者のエーブリス様が送ってくださったお酒だよ!あ、サクラとエリーゼはジュースね」
「えー!私も飲めるもん!」
「ふふ、エリーゼ。貴方には少し早いわ」
エリーゼがジュースと言われ拗ねると、カミラが微笑みながらなだめる。
「ほぉ、色々とあるな・・・」
「ふむ、白夜の酒もあるが暗夜の酒も捨てがたいな」
マークスとリョウマがそう言うと、マークスはいいちこ、リョウマはビールを一口飲む。
「旨いな」
「このビール・・・これは喉が乾いている時は本当に美味しいぞ」
「全く飲みすぎないでよ兄さん達・・・」
「お酒美味しいです~」
「カムイ姉さん!?」
レオンがマークスとリョウマに注意したと同時にカムイが軽く酔っている。
カムイは顔を赤くしながらテキーラを飲む。
「はぁ、全く・・・お酒に弱いなら無理しなければ良いのに・・・」
ラクスがそう言ってプルケを飲んでしまった。
もう一度言います、飲んでしまった。
この小説を読んでくださる皆様方なら既にご存じの通り、ラクスは酒にかなり弱い。
「ん?ラクス!まさか酒を飲んだのか!?」
「・・・」
「まずい!全員ラクスから離れろ!」
マークスとリョウマがそう叫ぶと同時に、ラクスは酒瓶を片手に一気飲みをし始めた。
「ぷはぁ!おい!もっと酒をもって来いやぁ!!」
「しまった・・・酔ってしまった・・・」
「はははは!良いですよ~もっと飲んでみてくださ~い!」
「カムイ姉さん!?」
ラクスだけでも手一杯な所でカムイが煽り始め、ラクスがまた一気飲みを始めた。
「不味いわね・・・誰かベルカを呼んで頂戴!」
「あの、カミラ様・・・ベルカは今あっちに・・・」
ルーナが指差す方向にはガロン、スメラギ、ミコト、シェンメイが酔って何故かベルカに纏まり着いている。
カミラはこれには唖然すると同時に、切り札がまさかの伏兵に押さえられていると頭を抱えた。
「まさかお父様が・・・」
「父上・・・母上・・・」
「・・・」
これには白夜、暗夜の兄妹とアクアは呆れ果てていると、何かの酒がアクアの顔にかかった。
「大丈夫かアクア!?」
「・・・アクア?」
「もっと、お酒に持ってきなさい!!!」
「「「「「「「えぇぇぇぇぇぇッ!!!」」」」」」」
予想外の増援に一同は叫び声を一斉に出した。
アクアは酔うと、松ノ木を何処から取り出したのか振り回し始めたが、アクアは誤って松ノ木を投げてしまった。
「よせぇ!ラクスより酷いぞ!!」
「ん?何なのです?騒々しい・・・」
「どっかで騒いでぐほぉッ!」
偶然に着地点にいたガンズが松ノ木に直撃し、気を失い。
それを見たマクベスは黙って酒を飲み直す。
会場は大混乱となり、ラクス、アクア、カムイを中心とした酒乱組に一掃されまくる。
「不味いぞ・・・まさかここまで酷くなるとは!」
「こちらも全力を挙げて止めるしかないのか・・・」
リョウマとマークスが全力を出しかけた時、酒乱組がいきなり気を失う様に倒れた。
一同は何が起こったのか分からず、唖然としているとコッコが本と羽ペンを持って現れた。
「いやぁ~。書いてたらやり過ぎたよ」
「作者・・・!」
「まぁ、一様気絶しているだけだから大丈夫だよ。トラブルは自分が作ったけど皆、良い笑顔だね!」
コッコはそう言うと、気絶した皆の顔を見て笑う。
気絶している者達は笑顔で楽しそうだった。
「どうしますか?第二ラウンド行っちゃう?( ・`д・´)」
「いや、良い・・・俺達も飲みすぎたしな」
「いやぁ~そうか・・・まぁ、一回だけの記念パーティーじゃないしまた開かれるよ。その時にまた会おう!」
コッコはそう言うと、煙を挙げて消えた。
「作者か・・・何とも不思議な人物だな」
「あぁ・・・さて、気を失った者を担いで俺達の子供を迎えに行くか」
子世代組は別室で楽しんでおり、一同は気を失った者達を担いで行くと、子世代が見事に酔っていた。
子世代組はジュースである筈なのにだ。
中でも、レーラがジークベルトに抱きついて離れず、シノノメがジークベルトに恐ろしい形相で睨んでいるのは後々分かるとして、一同は唖然としていると、一枚の紙が落ちてきた。
ごめーん!
間違って子世代にお酒飲ませちゃった(^^;)ゞ
~コッコより~
「「「「「「「さくしゃあぁぁぁぁ!!!」」」」」」」
一同は作者であるコッコを叫ぶが、既にコッコは逃走済みであった。
皆さん。
ここまで応援ありがとうございます\(^o^)/
これからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m
鶏作者が事、コッコでした。