ハイスクールD×D 異世界帰りの赤龍帝 特別編 作:ヴァルナル
「ふぁぁぁ………」
早朝、盛大にあくびをしながら家の廊下を歩く俺。
時刻は朝五時。
修行の時間だ。
いつもの起床時間なんだけど、昨日は悪魔の仕事がね………。
上級悪魔になってからの仕事量が半端じゃない。
事務書に入る度に山積みになっている書類を見てげんなりする日々が続いている。
リアスやソーナも上級悪魔として冥界に提出するレポートがあるが、二人は苦なくこなしている。
俺のように半泣きになりながら、仕事をしているところなんて見たことがない。
別にサボっていたとか、そういうわけじゃない。
眷属の三人に加え、レイナに頼み込んで手伝ってもらっている程だ(アリスが俺に丸々投げてくるが…………)
では、なぜ、俺がこんなに忙しくしているのかと言うとだ。
それは俺が下級悪魔から上級悪魔へと飛び級を果たしたことと、俺が異世界アスト・アーデから帰還した存在であることが理由だ。
俺は悪魔に転生してから一年もたたずに昇格を果たした。
自他共に認めているように、俺の戦闘力は素の状態で最上級悪魔クラス、禁手ともなれば魔王クラスだ。
EXAが発動可能になってからはその領域すら超えるようになった。
並の神クラスならば、余裕で勝てる自身がある。
なので、戦闘力的には問題ない。
問題なのは――――悪魔としての経験が少なすぎること。
冥界についての知識が上級悪魔としては圧倒的に不足しているんだ。
そこで、冥界から言い渡されたのが、大量のレポートの提出だった。
冥界について学んだことをまとめて、定期的に提出しなければならないんだ。
毎日毎日、冥界や各勢力の情勢を調べて、そのことを書き記す作業。
加えて、リアス達が書いているような人間界で過ごす上級悪魔としてのレポート。
更に、異世界のことが発覚してからは、異世界に深く関わってきた者として、向こうの世界についての資料を作らなければいけなくなった。
全勢力のお偉いさんが見る資料。
当然、下手なことは書けないし、いい加減なことも出来ないので、かなり神経をすり減らす。
冥府占拠とか、アセムが本格的に動き出してからは書類の量が倍増したし………。
………もうね、死にそう。
ブラック企業に就職した気分だよ………。
ま、まぁ、本当にヤバイ時はリアス達も手伝ってくれるしね。
これを乗り切ったら、暫くはゆっくりできる………と思いたい。
「とりあえず、着替えたら修行だな」
どんなに忙しくても修行は欠かせない。
日々の鍛練が俺を強くするからな。
これまでも、これからも。
そんなことを思いながら、トイレのドアを開ける―――――。
「………」
「………え?」
トイレには先客がいた。
紫色の髪の美少女―――――ディルムッド。
パジャマのズボンと可愛らしいデザインのパンツを下ろした状態でトイレに座っていた。
俺が開けたときにはちょうど、水の音が止まった時で―――――。
「~~~~~~ッ!」
ディルムッドの肩がワナワナ震え、顔が真っ赤になっていく!
いつもは気丈な娘が涙目になっていくぅぅぅぅぅぅ!
「ま、待て待て待て! すまん! 悪かった! 俺は普通にトイレに行きたかっただけで―――――」
こんなことを言っても無駄なことは分かってる。
だって、もう手遅れだもの。
ディルムッドさん、槍握ってるもの。
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ギャァァァァァァァァァッ!」
早朝の兵藤家に断末魔が響いた。
▽
「おーにーいーちゃーん? ディルさん、泣かせちゃダメでしょ?」
「い、いや、あれは事故で………俺もただトイレに行きたかっただけで………」
トイレでの一件の後、俺はリビングで美羽にお説教されていた。
ソファの上に正座をさせられた状態で。
泣いちゃったディルムッドは未だ半泣き状態で美羽の腕にしがみついていて、俺を睨んでくる。
そ、そんな睨まなくても………。
いや、悪いとは思ってるよ?
でもね、鍵をかけてなかったディルムッドも………。
「………」
「うん………ゴメンね、本当に」
「………」
俺が全面的に悪いということにしておこう。
そうこうしていると、朝食の準備に取りかかっていたリアスが声をかけてきた。
「三人とも、朝食の準備が出来たから席に着きなさい」
リアスの呼び掛けに美羽は頷く。
「うん。それじゃあ、お兄ちゃんもこれからは注意してね? でも、ディルさんもしっかり鍵をかけること。今回はディルさんが鍵をかけなかったことも原因だからね?」
「はい………」
美羽に注意されて、しょんぼりと頷くディルムッド。
………この娘、マジで美羽には従順だな。
というより、なついてるのか?
主従というよりは、別の関係に見えてくるんだが。
お説教が終わった後、ディルムッドは小走りで席に着いた。
よほどお腹が空いているのか、朝食に目をキラキラさせていて、後ろで束ねた髪をフリフリ揺らしていた。
………犬か!?
俺はため息を吐いた後、美羽に何となく聞いてみた。
「そういえば、美羽ってディルムッドの歳をいつ聞いたんだ?」
「え?」
「ほら、先月に教えてくれただろ? おまえは俺達より先に知ってるみたいだったからさ」
「あー、ディルさん、お兄ちゃん達とはあまり話さないもんね。ボクが知ったのは―――――」
▽
[美羽 side]
それは冬が本格的になってきた頃。
アウロス学園の見学に行く少し前のことだった。
「買い物………ですか?」
コタツでミカン食べているディルさんはそう聞き返してきた。
ボクは同じくミカンの皮を剥きながら頷く。
「うん。ディルさんって、あんまり服持ってないでしょ? 時間とれなかったから遅くなっちゃったけど、今日は空いてるから一緒に買いに行こうよ。流石にずっとメイド服っていうのもね………」
ディルさんはここのところ、ずっとメイド服で過ごしている。
もう、部屋着のようにメイド服を着てしまっている。
今もメイド服を着ているんだけど………。
メイド服のままコタツに入り、ミカンを頬張っているという変な光景がボクの目の前に広がっている。
可愛いよ?
ディルさんって美人だし、スタイルもいいからすっごく似合ってる。
でもね、ほとんどの時間をメイド服で過ごしているから、どうにかしたくなるんだよね。
ディルさんは次のミカンを剥きながら言う。
「私はマスターから頂いたこの服だけで十分なのですが」
「ダーメ。女の子なんだから、オシャレしなきゃ。ディルさん、美人なんだから勿体ないよ」
「はぁ」
あんまり乗り気でないね………。
再会した時も段ボールで過ごしたりしていたし、その手のことには関心がないのかな?
でも、やっぱり女の子がそればっかりの服というのは問題だと思うんだ。
ここは―――――。
「それじゃあ、マスターからの命令! 今日はボクと一緒に買い物に来ること! 分かった?」
ボクがそう言うとディルさんは目を丸くして、少し驚いたような顔をしていた。
そして、本日四袋目のミカンを飲み込むとコクリと頷いた。
………というか、どれだけミカン食べるの!?
「わかりました。そういうことなら、行きましょう」
「うん! それじゃあ、着替えてレッツゴーだよ!」
▽
というわけで、一時間後。
ボクとディルさんは二人で町のショッピングモールを訪れていた。
ボクは案内板を確認しながら言う。
「えーと、洋服は二階だね。それじゃあ、先に服を見てから、カフェに行って、その後はテキトーに見て回ろっか」
「了解しました。順番はマスターにお任せします」
「ちなみに、どんな服が好き?」
ボクの問いにディルさんは首を傾げて、
「そうですね。動きやすいものを………戦闘に適した服が好みです」
「いや、戦闘とか考えないで………」
なに、そのゼノヴィアさん思考。
どうにも、ディルさんは衣服に関心が無いんだよね。
基本的に食べることしか興味ないと言うか………。
「でも、メイド服は気に入ってたよね?」
「あれは着心地が良かったですから。それにとても動きやすいのです」
「なるほど………」
ボク達はエスカレーターに乗って二階へと進む。
ショッピングモール内は程よく暖房が効いていて、休日だけあって人も多い。
十代の男女も多く、駒王学園の学生も何人か見かけた。
「はぐれたらダメだから、手を繋いどこっか。ディルさん、携帯持ってないし」
はぐれても魔法陣で話せば良いんだけどね。
だけど、これだけ人が多いと見られるかもしれないし、それだったら、最初からはぐれないようにする方が良い。
ボクが手を差しのべると、ディルさんは少し顔を赤くしながら、小さく頷いた。
「は、はい」
………もしかして、恥ずかしがってる?
まぁ、ディルさんって大人な感じだし、手を繋ぐのに抵抗があったりするのかな?
というか………。
「ディルさんって歳いくつ?」
「十五です」
「………へ?」
今、なんて言った?
じ、十五って聞こえたんだけど………。
う、嘘だよね?
だって、口調も顔つきも大人っぽいし………。
そ、それに………。
ボクはディルさんの体を上から下へと見ていく。
ボクより高い身長、豊かな胸、括れた腰、スラッとした脚。
どうみてもモデルにしか見えないスタイル。
アリスさんなんて、ディルさんの胸を見て、何度ため息を吐いていたことか………。
「ほ、本当?」
「ええ、そうですが?」
こ、これは嘘を言っているようには思えない。
というか、ここで嘘をついても何になるものでもない。
な、なんということだろう。
ボクよりも歳下、中学生なのにこんな………!
うぅ………童顔が辛いよ。
もうちょっとくらい、身長伸びないかなぁ。
「マスター? なぜ、涙目なのです?」
「ううん………持たざる者が嫉妬しているだけだよ……」
「?」
神様、おっぱいよりも、そろそろ身長が欲しいです。
あ、頭痛が………。
そうだった、ボクは悪魔だから、神様に祈るのはダメなんだった。
うん、考えないようにしよう。
毎日、牛乳飲んでるんだし、いつかは伸びる………はず!
そうこうしている内にボク達は目的の店に入るのだった。
▽
「本当によろしいのですか? こんなに買っていただいて」
足元に置かれた紙袋を見て、ディルさんは少し申し訳なさそうに聞いてきた。
ボク達は現在、ショッピングモール一階にあるカフェ、そこの屋外テラスでお茶していた。
とりあえず、冬服に靴にアクセサリーと結構な数を購入。
お金は出掛ける前にお兄ちゃんがいくらか貸してくれたから、割と余裕ある。
ただ、途中で調子に乗ってけっこう使っちゃったんだよね………。
ディルさん、何着ても似合うんだもの。
お兄ちゃん、許して!
~そのころのイッセー~
「許す!」
「え? なに? なにを?」
「あ、あれ………なぜだか、口が勝手に………」
「あんた、変なものでも食べたんじゃないの?」
アリスの言葉に首を傾げるイッセーだった。
~そのころのイッセー 終~
帰ったらお兄ちゃんに謝ろう。
それから、ちゃんと返そう。
ボクは注文したカフェラテを飲んだ後、ディルさんに行った。
「うん、これはディルさんにプレゼントだからね。気にしなくて良いよ?」
「ありがとう、ございます」
お礼を言ってくるディルさん。
そんなディルさんを見ていると、
「うふふ」
つい微笑んでしまった。
ディルさんは突然笑みを浮かべたボクに怪訝な表情を浮かべた。
ボクはあの時のことを思い出しながら言う。
「昔ね、ボクがこの世界に来てからすぐの頃だよ。お兄ちゃんもこんな感じでボクを外に連れ出してくれたなって思い出したんだ」
「赤龍帝が、ですか?」
「そう。目に隈を作ってまで、ボクが楽しめるコースを考えてくれてたんだ。突然連れてきちゃったけど、ディルさんは今日楽しかった?」
「そう………ですね。私はこの手のことに疎いので、分からないところもありましたが………マスターとの買い物は楽しかったです」
「そっか、良かった」
あの時のお兄ちゃんもこんな気持ちだったのかな?
もし、そうなら嬉しいな。
昔と今を重ね合わせていると、
「………」
ディルさんはボクのことをじっと見つめていて………。
なんだか不思議そうな顔をしている気が………。
なんだろう?
何か変なことでもあったのかな?
「どうしたの?」
ボクが訊ねると、ディルさんはハッとなり、少し俯き気味になる。
そして、少しの沈黙の後、口を開いた。
「姉を………思い出していました」
「姉? もしかして、お姉ちゃんがいるの?」
聞き返すと、ディルさんは頷く。
だけど、その表情はどこか悲しげで辛そうなものだった。
いつもは表情を変えない彼女がこんなにハッキリ顔に出すのは珍しい。
「いた………と言った方が正しいです。昔、私には姉がいました」
「いたって………もしかして―――――」
「はい。姉はもうこの世に存在しません。姉は殺されましたから」
「―――――っ」
ディルさんは話してくれた。
過去の自分の話を。
どこにでもいる普通の女の子だったことを。
お父さんとお母さん、そして大好きだったお姉ちゃんと一緒に暮らしていた頃のことを。
そして―――――家に伝わる秘宝を狙ったはぐれ悪魔に家族を殺されたことを。
辛く悲しい話をしているのに、ディルさんは涙を流すどころか表情を変えなかった。
でも、ボクにはどこか我慢しているようにも見えた。
ディルさんが話を一通り終えた時にはカフェにいるお客さんはボク達だけになっていた。
太陽も沈んで、町の灯りが夜を照らし始めている。
「―――――と、そのようなことがありました。私はずっと逃げてきたのです。逃げ続けた果てにここに来てしまったのです。………申し訳ありません、このようなつまらない話を」
「そんなことない………。とても大事な話………。ディルさんはどうして、ボクを見てお姉ちゃんを思い出したの?」
「………笑ったところ、でしょうか。元々、体が弱く、引きこもりがちだった私を外に連れ出したり、いつも話しかけたりしてくれるところも、そう。顔は全く違うのに、マスターは姉と良く似ています」
そっか。
話していると、たまにボクの顔をじっと見てくることがあったけど、あれはお姉ちゃんを思い出してたんだね。
ディルさんは町を歩く人達を眺めながら呟く。
「どうして………でしょうね」
「え?」
「誰にも話すつもりなど無かったのに、マスターにはなぜか話してしまいました。………姉と似ているからでしょうか? でも、どうしてでしょうね………」
話を続けようとするディルさんだけど、その続きの言葉が出てこなかった。
その代わりに聞こえてきたのは木のテーブルに何かが落ちる音。
見れば―――――ディルさんは薄く涙を流していた。
「ずっと、心の奥に閉まってきました。こんな感情、捨てたはずでした。そうしないと強くなれなかったから………。だけど、だけど………姉を思い出すと、私は………」
ポタポタと木のテーブルに涙が零れ落ちていく。
「弱いままではダメなのです。また、あの頃の私に戻ってしまう。感情を捨ててでも、強くならないといけない………はずなのに………。姉の分まで私は………。どうして………どうして、この頬に伝うものは止まってくれないのでしょう?」
お姉ちゃんの最後の言葉。
自分の分まで生きてほしいという約束を守るためにディルさんはずっと戦ってきた。
それは敵だけじゃない、自分と戦い続けてきたんだ。
弱い自分が嫌で、また失うことが嫌で、孤独になろうとした。
感情を捨てようとした。
ボクはハンカチを取り出して、ディルさんの涙を拭ってあげた。
そして、彼女の手を取って言った。
「感情を捨てる必要はないんだよ? ディルさんが捨てようとしたもは必要なもの。人が人でいるために無くしちゃいけないものだもん」
そう言うとボクはディルさんの背中に手を回して、ギュッと抱き締めた。
「ずっと、一人で頑張ってきたんだよね? でも、もう一人で戦う必要はないんだよ? これからはボクが、ボク達が一緒に戦うから。だからね、泣いたって良いんだ。泣きたい時は泣けばいい。もし、ディルさんが辛くなったら、その時はボクが受け止めてあげるから」
ボクがそう言うとディルさんは肩を震わせて大粒の涙を流し始めた。
今まで溜め込んでいたものを吐き出すように大きな声で。
同時にボクはディルさんの声が周囲に漏れないように簡単な結界を展開したのだった。
▽
それから、少しして。
ボクとディルさんは手を繋いで、帰路についていた。
空いている手には大量の紙袋。
今日買った商品が詰められているんだけど………。
うーん、ゲームセンターで取れたこのクッションは………。
デフォルメされたドラゴンのクッションなんだけど、結構な大きさなんだよね。
取れたときは嬉しいけど、持って帰るときに困る。
ま、まぁ、記念ってことで、頑張って持って帰るよ!
自分で取ったゲームセンターの景品に苦笑していると、ディルさんが呟くように言った。
「―――――サラ」
「え?」
聞き返すとディルさんはボクの目を見ながら小さな声でもう一度言った。
「サラ・オディナ………それが私の本当の名です」
「あ、そういえば、ディルムッドって、ご先祖さまの名前だっけ?」
「はい。本来なら姉が槍と剣と共に継ぐはずの名前でした」
「そうなんだ。ずっと思ってたんだけど………英雄ディルムッドって、男性だよね?」
英雄派との戦いの後、少し調べたんだけど、ディルムッドは男性の英雄だった。
「父は男子が欲しかったようですが、その願いは叶わなかったようです」
「あー………」
うん、まぁ、しょうがないよね。
産まれてくる子供の性別は神のみぞ知るだし。
それは置いとくとして、
「サラさんかぁ。可愛い名前だね。でも、どうして教えてくれたの?」
すると、ディルさんは顔を赤くしながら、
「え、えっと………マスターには教えても良いかなと………思いまして………。そ、その、誰にも言わないでください。昔、父から………
だんだん声が小さくなっていく………。
一番肝心なところが一番声出てなかったよ。
本当に信頼できる人にしか教えてはならない、か………。
ボクとしては信頼されてるってことで、嬉しいかな。
「分かった、皆には秘密にしておくよ。でも、いつかはお兄ちゃん達にも伝えられると良いね。ううん、いつかはディルさんが本当の名前で呼んでもらいたい時が来ると思う。だから、その時は………ね?」
「そう、ですね………。その時が来れば私は――――」
暗くなった空を見上げるディルさん。
握る手が少し強くなったけど、緊張してるのかな?
「そんなに気張らなくても良いよ? ディルさん―――――サラさんのタイミングで言えばいいんだから」
「はい!」
ディルさん―――――サラさんは優しい笑顔で頷いてくれた。
▽
と、そんなことがありました。
あれから少し経つけどまだお兄ちゃん達には言えてないんだよね。
その時はいつかは来ると思うし、その時にね?
朝食の席でディルさんは必ずボクの隣に座る。
今も隣でリアスさん達が作った朝食を美味しそうに頬張っている。
「ディルさん、今夜は唐揚げだから楽しみにしててね? 腕によりをかけて作っちゃうから」
「やった♪」
ディルさんは今日も元気です。
[美羽 side out]
今回は美羽とディルちゃんの話でした~。
過去話以降、ディルちゃんの株が急上昇したので(笑)
本編には出てないディルちゃんの本名が出ました。