ヤヴァイ…真面目に困るほどネタが無い…
でもでも作らねばならぬ…
さあて頑張るぞう…
(ネタを…ネタを下さい…)
デンライナーの中で零達は、ウルトラマンXと話していた。
「兎に角、助けてくれてありがとう、皆」
「なあに気にすんなよX!」
そう言ってモモタロスはXの背中を強く叩いた。
「い、痛っ、痛いぞモモタロス!」
Xは痛さで背中を埋めた。
「まあそう怒んなって」
「そう言えばさ、Xは歴史の改変の波に飲まれなかったの?」
なのははXに素朴な疑問を投げかけた。
「ああ。グルマン博士と言うファントン星人の科学者が、私にウルトラマンゼロのカードやサイバーカードのコピー、そしてそれを読み込む為のデバイザーを新たに作って私にくれたんだ。その後、歴史改変の波が来て私はウルトラマンゼロのカードを使ってどうにか逃れられたんだが…大地達は…」
Xは俯いて拳を強く握り締めた。
「ま、まあ、俺達が元凶をぶっ叩けば良い話だしな?な?」
モモタロスはウラタロスやリュウタロスの方を見て言った。
「確かにそれはその通りだ。だが、私が大地を守れなかったと言う事実は残る…」
「Xさん…」
ガイはXの気持ちがよく分かる。
実際、ガイも自分がいた地球を守れなかった。
一度目はマガゼットンの時、二度目は今回の事だ。
SSPの三人や渋川さん、そして守ってきた地球人、そして───
「モモタロスさん、こればっかりは事件を解決しても解決される、って物じゃないよ」
「へ?」
「せやで。心の傷って人によって根深く付いてる、なんて人もおるんやから」
「ほら、先輩だってあるでしょ?大事に取っといたプリンを僕に食べられた時とかさ」
「うんうん、確かにアレは悲しかったなぁ〜…ってテメエか!食べたのは!」
モモタロスはウラタロスの襟首を掴んだ。
「だって名前書いてなかったじゃん」
「テンメェ〜!上等だこの野郎!テメエのプリンも食ってやる!」
「あぁ〜待って先輩!それは限定品のだから〜!」
「うるせぇ!俺のプリンを食ったテメエが悪いんだ!」
そう言いながらモモタロスとウラタロスは客室を出た。
「…フフッ、何だかんだで楽しくやってる様だな、ガイ君。少し気が楽になった」
Xはガイの方を見て言った。
「いつもいつも煩いですけどね。その度にオーナーに怒られています」
ガイは苦笑いをしながら言った。
「オーナー?」
「あの人だよ」
フェイトはチャーハンをスプーンですくうオーナーの方を見て、Xもそれに釣られて見た。
オーナーはその視線に気付き、Xの方を見て静かに手を振ってもう一度チャーハンに視線を戻し、チャーハンを食べ始めた。
「何だかそんなに偉い人にも見えないな…」
「あの人がいるからこのデンライナーが動いてるんだよ。それに、オーナーが居なければ今頃だと大変な事になってるかもしれないしね」
「デンライナーは動かせなけりゃ歴史修正も出来へんからねぇ」
なのはとはやてはXにオーナーの大切さを話した。
「そうなのか…実は凄い人なんだな」
「そう言えばさ、Xは今は何をしてるの?」
リュウタロスはXに詰め寄って聞いた。
「おっと、そうだった。簡単に言えば、私も君達と同じ歴史修正だ。とは言え、過去には飛べないけどな」
「ふーん、じゃあどっちが沢山直せるか競争しよーよ!」
「競争か?別に構わないが…」
「わーいやったー!ちなみに僕達はもう八回直したんだよー」
「八回か!よし、私も負けてられないな!」
そう言ってXはウルトラマンゼロのカードをデバイザーに読み込ませ、ウルトラマンゼロのアーマーを身にまとった。
「うわぁカッコイイ!何それ何それ!」
「カッコイイだろう?それじゃあ、また会おう!」
そう言ってXは空間に穴を開け、どこかの世界に行ってしまった。
「ねえねえキンちゃん!早く僕達も行こーよ!」
リュウタロスは寝ているキンタロスの膝に座り込んで肩を揺らしながら言った。
「んが…そうやな。俺らも頑張らんとな。オーナー、次はどこや?」
「次は二千十六年、第三百二十七世界線です」
「二千十六年言うたら結構最近やな。ガイさんなんか思い当たるとこある?」
「去年何かあったか…?」
ガイは腕を組んで考え出した。
しかし、何も思い出せなかったみたいだ。
「まあ、行けば分かるかもしれねぇな」
ウラタロスのプリンの最後の一口を食べたモモタロスがガイの方を見て言った。
「僕のプリン…」
「事件解決すりゃいくらでも買えんだろ!それまで我慢しやがれ!」
デンライナーは時空間に穴を開け、次の世界へと向かった。
謎の生命体、シャドウ。
そのシャドウ達が巨大になり、街の破壊の限りを尽くしていた。
「あんなの…どうやって勝てって言うんですか…!」
アギラによく似た格好をした少女が言った。
「こんな大きさのシャドウなんて見たことありませんよ!」
ウィンダムによく似た格好をした少女はウィンダムの目の様な機械からビームを放った。
しかし、効果は薄く、シャドウは光線を放って少女達を吹き飛ばした。
「きゃあ!」
「うわぁぁぁぁーっ!」
少女達は地面に強く叩きつけられた。
「だ、大丈夫ですかアギラさん…」
「私は大丈夫…他の皆は?」
アギラと呼ばれた少女は辺りを見回し、他の少女達達の安否を確認した。
次々と顔を起こして立ち上がっていたので、何とか無事の様だ。
「…ったくなんなんだよ!一体俺達になんの恨みが!」
「レッドキングさん…」
「先輩…」
レッドキングは怒りで拳を震わせながら巨大なシャドウの方を見た。
シャドウの方には飯原が座っていた。
「さあいつまで持つかな?」
飯原はシャドウに命令を出し、シャドウはその命令を受けて街を破壊して炎に包んだ。
「でも、そろそろ飽きて来たし、止め刺しちゃって良いよ」
シャドウは待ってましたと言わんばかりに強く頷き、光線のエネルギーを溜め初め、発射口に小さな光の球が出来て大きくなり始めた。
「ク…ッ!」
レッドキングは片方の腕をおさえ、光線の方を見た。
「!!」
レッドキングはその大きさに思わず絶句した。
その光球の大きさはシャドウの大きさを超え、留まることを知らず、どんどん大きくなっている。
「……あ…ああ……」
シャドウはゆっくりと少女達に狙いを定め、光線を放つ準備を完了させた。
「それじゃあね、怪獣娘」
その飯原の言葉と共にシャドウは光線を放った。
思わず少女達は目を瞑った。
次の瞬間、一本の時の電車が少女達に覆いかぶさる様に走り、少女達を電車の中に収納して時空間に入った。
「ん…あ、あれ?」
「私達さっきまでシャドウと戦っていたのに…」
少女達は周りを見回した。
「随分派手な格好してんなァ〜」
モモタロスは掛けていたサングラスを指で少し下ろし、少女達の方を見た。
「うわぁぁぁ鬼!」
「俺は鬼じゃねぇ!」
「いやいや、モモタロスさんの事を見たら誰だって…ありゃ?」
零は少女達に近付いた。
「あれ?お前達いつの間に出たんだ?」
『おーい』
「え?出た?どこから?」
『おーいってば』
「どこからって…スマホからに決まってんだろ」
『おーい!』
「何でスマホから出るねん!おかしいやろ!」
「何でってお前らしょっちゅう出てるだろ?って言うかゴモラお前いつの間に大阪弁に?」
『いやいい加減気付けよ!』
痺れを切らした怪獣達が零のスマホから出てきた。
「えっ?あれ?ゴモラが二人!?アギラも…ウィンダムも…ミクラスも…どうなってんだ!?」
零は少女達と怪獣達を交互に見た。
その姿はほぼ瓜二つで、殆ど見分けがつかない。
「こっちが怪獣の方のゴモラで」
「こっちが怪獣娘のゴモラや!そこんとこよう覚えとき!」
二人のゴモラは腕を組んで言った。
「いや、本当に見分けつかないな…」
「とりあえず二人いる子はネームプレート作ったら?」
リュウタロスは簡単な案を出した。
「それもそうだね。じゃあ皆手伝って」
「おう!呼び分けしやすそうだ!」
イマジンと零達は人数分のネームプレートを作った。
その間、怪獣と少女達怪獣娘は自己紹介等をして親睦を深めた。
「とりあえず、ほれ」
零達は怪獣達と怪獣娘達にネームプレートを着けてやった。
「これで区別が付くね」
「間違える事も無くなりそうね」
百合が怪獣達と怪獣娘達を交互に見て言った。
「そういや、あの大きな奴は何なんだ?」
ガイが怪獣娘達の方を見て聞いた。
「あれは…」
アギラ達怪獣娘はシャドウの事について話し始めた。
とりあえず今回はここまで。
うん、疲れた!また次回!
やっと怪獣達出れたよ!やったね!