FAIRYTAIL 火竜の軌跡   作:SKーYM

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6話 火竜と星

6話 火竜と星

 

機械竜ドラゴノアを倒し、犯人は死ぬよりも辛い評議員の集う場所、エラにて無期懲役をくらった。そして2年程の時が経った。

ナツ、グレイはエルザと共に仕事に行っていた。

「なーエルザー。俺ら今日の仕事きーてねーんだけどよー。」

ナツはマグノリアの駅でグレイと共に不貞腐れて聞いていた。

「そうだぞエルザ、 俺とナツを連れてきた理由ってなんだよ。」

グレイもエルザに聞くがエルザは一向と現れて無いのだ。

「エルザーまだ来ねえのかなぁ」

「俺帰ろーかなー。あいつあと1じかんは来なそうなきがするぜ。」

「確かになー。あー早く他の仕事行きてーなー。」

そしてナツとグレイは愚痴を言いながら結局エルザがくるまで小1時間ほど待ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナツ、グレイ。待たせたな。」

エルザが大荷物でやって来た。

「「おせーよ!」」

壮大なツッコミを入れてエルザに叫ぶ。

「そうだぞエルザ、いくらなんでも待たせ過ぎだ。」

 

 

そう言ってエルザの後ろから出てくるのは

 

 

 

 

 

 

「す、すまん。仕事のこととはいえ、待たせすぎてしまったな、ジェラール。」

 

 

 

この男ジェラール・フェルナンデス。

前の世界では幼少期のころからゼレフの亡霊、悪魔の心臓(グリモアハート)のウルティアによって騙され続けたが今回の世界ではウルティアはウルの元で暮らし、ジェラールとエルザは楽園の塔から逃げてきたのだ。

 

 

 

 

 

「ジェラール!いるなら無理矢理連れてこいよ!」

「そうだそうだ!エルザに甘すぎるぞ!」

ナツとグレイはジェラールにまで文句を言うと

「すまない、だが、エルザがどうしてもと言うのでつい...」

「お、おいジェラール...」

ここでも相変わらずのようだ。

「んで、今日の仕事ってなんだよ。1ヵ月続く仕事っていってたよな?」

「ああ、今回はいまマグノリアに来ている令嬢を護衛する仕事だ。一月かけてアカリファまで馬車の周りを護衛する。いいな?」

「ああ」

「おう!」

ナツとグレイは快く返事し、ジェラールも

「さて、そろそろ行こうか、お嬢様が待ってるぞ」

そう言ってナツ達はマグノリアのカルディア大聖堂に向かった。

その途中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁジェラール。兄ちゃんて今どこにいるか分かるか?」

「手紙によると今はアルバレスにいるそうだ。どうやらオーガストとブランディッシュを探してるようだ。」

「へぇー兄ちゃんも大変だなー。」

「それはそうとナツ、今日の護衛の事だが大丈夫か?」

「護衛?ああ、あいつの記憶が無くても俺は大丈夫だ。あいつはあいつだ。今もこれからも。」

 

 

 

何を隠そうジェラールはゼレフ、ナツと共に前の世界の記憶を持っているのだ。ジェラールが言うに記憶を持ってるのは何人かいると言う話もきいてるそうだ。

 

 

 

 

「ナツ、グレイ、ジェラール、もうあちらの方は準備万端のようだ。」

エルザが大聖堂の中から出てきてその後ろにエルザと同じ位の背の女の子が出てきた。

「こちらが一月ハートフィリア家の護衛をさせて頂くフェアリーテイルの魔導士です。」

「ふむ、さすが聖十大魔道の序列5位マカロフ殿のギルドだ。いい者達が揃ってるようだ。」

「あらあなた。いつかは娘もお世話になるんですよ。それにこの子達なら必ず仲良くして貰えると思いますよ。」

女の子の奥から2人の男女が出てきた。

「ありがとうございます。ジュード様、レイラ様。」

そこにはハートフィリア財閥の当主ジュード・ハートフィリア。その妻レイラ・ハートフィリアが立っていた。そして...

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして!ルーシィ・ハートフィリアです!フェアリーテイルの皆さん私もいつかフェアリーテイルに入るのでよろしくお願いします!」

 

 

 

ナツとジェラールは少し頭を殴られた気分になった。しかし記憶が無いことは重々知っていたためすぐに切り替える。

「おう!俺はフェアリーテイルの魔導士、ナツ・ドラグニル!ルーシィ様、よろしくな!」

「俺はグレイ・フルバスター。ナツとは...親友だ。よろしくな」

「ジェラール・フェルナンデス。これからよろしくお願いします。ルーシィ様、ジュード様、レイラ様。」

 

 

「まあまあそんなに固くならないでね?私達はそのように畏まって欲しくてあなた達を選んだ訳じゃないから。ね?あなた。」

レイラは微笑みながらナツ達を見つめジュードにも聞く。

「ああ、マカロフ殿には色々と助け合ってきているんだ。第3の親だと思って接してくれ。それを私達も望んでいる。特にルーシィには敬語を使わずに接して欲しい。同い年なんだからね」

「うん!私のことはルーシィって呼んで!」

ふとナツの頭にハルジオンで出会った記憶が蘇る。

「ほんっと...変わんねーな..,」 ボソッ

「ナツなんか言ったか?」

「いや、何も。じゃールーシィって呼ばせて貰うな!」

「ああ、それなら言わばルーシィも私達の家族だ。なんでも言ってくれ。」

「ルーシィ。俺たちはハートフィリア家を必ずアカリファまで連れていく。約束だ。」

ナツ、グレイ、エルザ、ジェラールはルーシィと手を握った。

 

 

 

 

「...うん!」

 

 

 

 

 

 

 

ナツはルーシィを見つめていると目があった。

「...ニコッ」

ルーシィがナツに微笑んだのは気の所為だろうか

 

 

続く!


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