よっ!俺ナツ・ドラグニル!
イグニールが眠ってから1年位がたった!
その間だ俺はイグニールと約束した通り炎竜王の崩刃を出すための修行をハコベ山に潜ってしているんだ!
最初は俺の力がどこまで戻ったか確認するために色々と試した!そんで今できんのが
火竜の鉄拳
火竜の翼撃
火竜の咆哮
火竜の砕牙
火竜の握撃
火竜の剣角
の6つと後は新しく覚えた
火竜の剛拳だ。
やっぱり子供の体だと滅竜奥義を使うのは無理そうだった。でもイグニールから教えてもらった炎竜王の崩刃はこの体でもできそうだ。流石はイグニール。俺が子供の体でも大丈夫なようにしているみたいだしすげーな!
そして俺はその修行をしながらハコベ山のサル、バルカンの肉を食っていた。
「この肉不味いからなるべく食いたくないんだよなー」
もう少しでフェアリーテイルに入れるし我慢我慢...
「坊主、こんなとこで何をしておるんだ?」
後ろから年寄りの声が聞こえる。
「修行!鍛えて倒したい奴がいるんだ!だから篭って修行してんだ!」
俺は後ろを向かず肉を貪り食う。
「ほっほっほ、修行とな、じゃあお主、ワシがマスターをやっているギルドに来ないか?お前さんと同じ位の奴が沢山おるぞ?」
「無理無理!悪いけど俺はもう入るつもりのギルドを見つけてんだ!」
肉を食べ終わって寝っ転がって目を閉じる。
「ほぉ、お前さんが入ろうとしてる所とな、いいギルドなのか?」
「ああ!仲間想いで家族って呼べるギルドなんだ!だから俺、絶対そこに入るんだ!フェアリーテイルに!」
俺は堂々と叫ぶ。
「ほうほう!お前さん、ワシの顔を見てみぃ。フェアリーテイルを知ってるのならな。」
俺は目を開けで起き上がる。そしてその老人を見る。
俺よりも小さな体。しかし大きな印象を与える老人を俺は知っていた。
「ああー!!!」
叫んで指を指す。
「そうじゃ、ワシの名はマカロフ・ドレアー。フェアリーテイル3代目マスターじゃ。」
マカロフは俺を見ながらにやっとした。
「そーゆーことでお前さん。フェアリーテイルに来るんじゃろ?案内してやろう。また愉快になるぞぃ。」
マカロフはそう言って歩き出した。
「まっ待ってくれよー!」
荷物を瞬時にまとめてじっちゃんのあとを追った。
ハコベ山から降りて俺とじっちゃんはマグノリアに来た。
「そう言えばお前さんの名前聞いてなかったな。」
突然じっちゃんは俺の方に振り返る。
「俺はナツ!ナツ・ドラグニル!火の滅竜魔法を使うんだ!」
叫びながら俺はじっちゃんを見る。するとじっちゃんは微笑んで
「ナツか、滅竜魔法とは珍しい魔法を使うのう。いいかナツ、フェアリーテイルは仲間のことは断じて上っ面だけじゃない。ワシらは家族なんだ、家族は心に空いた穴を埋めてくれる所。これからお前さんも仲間想いの人に育ってくれ...」
じっちゃんの言葉を聞いて俺の顔はたぶん笑顔だったと思う。
「ああ!まかせとけ!俺どんどん強くなって仲間を守れるようになるからさ!見ててくれよ!」
俺とじっちゃんはフェアリーテイルの中に入ってった。
「マスターおかえり。その子供は?」
髭がないこのおっちゃんよく見たらマカオだ!
「今日から入る家族だ。ナツ・ドラグニルという。」
「よろしく!!」
「ほぉーまたいい子供を連れてきたな!ナツ、俺はマカオ、ここの連中は荒っぽいがみんな仲がいいからな、気楽にして行けや。」
そういって俺の頭をなでる。何やらもどかしい気分になる。
「それじゃあナツ、お前さんがフェアリーテイルの一員である証、ギルドマークを入れるぞぃ。どこか入れて欲しい場所はあるか?」
「じゃあ俺はここに入れる!」
右肩をじっちゃんの方に出すとそこにギルドマークが付けられた。これで俺もやっとフェアリーテイルだ!
「お?じーさん。そいつ誰だ?」
後ろを向くとそこには俺と同じ位のギルドメンバー、グレイ・フルバスターがいた。
「おお、グレイ。今日から入るナツだ。仲良くな。」
「あいよ。所でナツ、お前強いか?」
「ああ!俺スッゲーつえぇぞ!」
手に炎を出して答える。
「なら勝負だ!行くぞナツ!」
「こいグレイ!」
続く...?