突如ナツがルーシィたちの元から姿を消し、ナツを探して周りを見渡すがどこにもナツの姿も気配もなく、ルーシィ、ハッピー、グレイは涙を流した。
「ナツゥ....」
ハッピーはナツを呼びながらルーシィの腕の中で眠りに着いた。
この戦いが始まってからハッピーは一睡もせずにナツの隣にいたのだ。それを知っているルーシィはハッピーの頭を撫でる。
「くそ....こんなことになるんなら喧嘩とかしてる場合じゃなかった...ナツ...帰って来てくれ....」
グレイもナツとは喧嘩ばっかしていたがそれを含めて認めあっていたのだろう。
「でも...終わったんだよね...?」
ルーシィの言葉にグレイは答えない。
いや、答えられないのだ。まだギルドには帰ってもないし、仲間とも合流していない。ましてやあの黒竜アクノロギアもこの世界にいるのだ。終わったとは思えない。
そして突然視界が白くなり気がつくと前のルーシィの家、ハートフィリア家の部屋にいた。
何が起こったのかはわからなかったが、段々と記憶が蘇ってくる。
「こんな感じで私もなにが何だかって感じで...記憶が戻ったのは3年前、まさかナツ達ともうあってるなんてね..」
その話を聞いたナツは沈黙をしていてそれをゼレフとメイビスは
「大丈夫ですよ。今はルーシィもナツもいます。だから今は前を向いていきましょう?」
「そうだよナツ。メイビスの言うとおりだ。それにイグニールとも約束しただろう?未来を語って生きるって。それが今だよ。なにかあった時は今はギルドだけじゃない僕達もいるんだ。だから安心してほしい。」
メイビスとゼレフの言葉を心に受け止め、ゆっくりと目を開けた。
「そうだな...俺も前より強くなってるんだ。大丈夫だよな!」
ナツは元気よく炎を吐き立ち上がる。
すると天井の木に接触し周りに火が広がる。
「「「「「あ」」」」」
「ナ、ナツのばかぁぁぁぁぁ!!!」
ルーシィの叫びがギルドの中で響き渡った。
「わ、わりいわりい!」
「もー開け!宝瓶宮の扉!アクエリアス!」
ルーシィの精霊、アクエリアスが現れてナツの炎を消火した。
「サンキュールーシィ。」
「全く。私がいなかったら危なかったわよ!」
「そうだな、ルーシィがいないとダメだ。」
「...なによ、その言い方。」
「言葉の通りだよ。」
「やれやれ、ナツも無意識の様だね。」
「逆にあなたは気づき過ぎですっ!」
メイビスの言葉に今度はゼレフが反応し、ニッコリとメイビスを見る。
「じゃあ今日も寝かさないゾっ」
どっかで聞いたことある口調...
続く!