FAIRYTAIL 火竜の軌跡   作:SKーYM

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12話 火竜とギルド

フェアリーテイルの前にナツ、ルーシィ、ハッピーが到着する。

「ようこそ!フェアリーテイルへ!」

ハッピーがルーシィに紹介する。

「じゃあはいろーぜ!」

ナツ達はギルドに入るとカウンターまで向かった。

「おかえりナツ、ハッピー。」

「お帰りなさい。」

「ナツ、そちらの子は?」

カウンターにはゼレフ、メイビス、ミラがバーテンダーと売り子をやっている。

「おうミラ、ハルジオンでフェアリーテイルに入りたいっていうルーシィだ。」

ナツはルーシィを前に出してミラに見せる。

 

「ルーシィ...。あ!5年前にナツ達が護衛して仲良くなった子ね!」

ミラは理解したのかすぐに答える。

「え?ナツ、ルーシィにあった事あるの?」

ハッピーが驚いてナツに聞く。

「ああそうだぞ、ハッピーはまだ生まれて無かったな。」

ナツ達が話していると2階から声が聞こえる。

「ルーシィだって?」

ルーシィが上を見上げるすると黒髪の青年が顔を出していた。

「おーグレイ、帰ってたのかー」

グレイが2階から飛び降りる。

「まあな、じーさんから頼まれた仕事をな。にしてもルーシィ久しぶりだな、ジュードさん達は元気か?」

「グレイも久しぶり!パパとママも元気よ!最近は評議会からの資料とかもまとめてて忙しい見たい。」

ルーシィの親、ジュードとレイラはハートフィリア鉄道を知り合いに明け渡し、アカリファで仲良く評議員の仕事をしているみたいだ。しかし鉄道を明け渡してもお金は増える1方らしく、ルーシィに3割ほど渡して残りは銀行に入れてるらしい、資産はおよそ兆を軽く超えるほどらしいと聞いた。

「まあ、立って話すのも何だし座ったらどうだい?」

「そうです!今日はルーシィの歓迎祝いと言うことで...」

「「宴だー!!!」」

ナツとグレイが叫ぶのと同時にギルドに歓喜の声が上がった。

 

 

 

 

 

 

宴も終わり、家族のいる仲間達は帰り、ギルドにはゼレフとメイビス、ルーシィ、ナツが残っていた。ハッピーは先に眠いと言って家に帰った。

「ルーシィ、あれからちゃんと話して無かったけどハッピーからなんか聞いてたか?」

ナツは真面目な顔をしてルーシィに聞く。

「ううん、ナツがENDだったて言うことしか。」

それを聞くとナツとゼレフは少し苦笑いをする。

「ご、ごめんね。でもナツはもうENDじゃないんだよね?」

「そうですね。ゼレフと私のアンクセラム神の呪いが解け、どうしてかは分かりませんがナツはENDではなく、1人の人間、ナツ・ドラグニルとしてここに今生きています。」

メイビスが曖昧な部分を教えてくれた。

ルーシィはそれを聞いて胸をなで下ろす。

「ルーシィ、君を随分と苦しめてしまった。すまなかった。許して欲しいなど甘いことは言わないよ」

ゼレフは深々とルーシィに頭を下げる。それをみたルーシィは慌てて

「う、ううん!ゼレフはナツと初代のためにやった事なんだよね?」

「ああ、兄ちゃんは俺たち、もちろん兄ちゃんも含めて幸せにするためにやった事なんだ。俺はそれをスゲェ事って思える」

「ナツ....ありがとう....」

ゼレフは1粒の涙をゆっくりとこぼした。

 

 

 

 

「ルーシィ、俺たちがいなくなってから起きたことを教えてくれないか?」

 

続く。


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