フェアリーテイルの前にナツ、ルーシィ、ハッピーが到着する。
「ようこそ!フェアリーテイルへ!」
ハッピーがルーシィに紹介する。
「じゃあはいろーぜ!」
ナツ達はギルドに入るとカウンターまで向かった。
「おかえりナツ、ハッピー。」
「お帰りなさい。」
「ナツ、そちらの子は?」
カウンターにはゼレフ、メイビス、ミラがバーテンダーと売り子をやっている。
「おうミラ、ハルジオンでフェアリーテイルに入りたいっていうルーシィだ。」
ナツはルーシィを前に出してミラに見せる。
「ルーシィ...。あ!5年前にナツ達が護衛して仲良くなった子ね!」
ミラは理解したのかすぐに答える。
「え?ナツ、ルーシィにあった事あるの?」
ハッピーが驚いてナツに聞く。
「ああそうだぞ、ハッピーはまだ生まれて無かったな。」
ナツ達が話していると2階から声が聞こえる。
「ルーシィだって?」
ルーシィが上を見上げるすると黒髪の青年が顔を出していた。
「おーグレイ、帰ってたのかー」
グレイが2階から飛び降りる。
「まあな、じーさんから頼まれた仕事をな。にしてもルーシィ久しぶりだな、ジュードさん達は元気か?」
「グレイも久しぶり!パパとママも元気よ!最近は評議会からの資料とかもまとめてて忙しい見たい。」
ルーシィの親、ジュードとレイラはハートフィリア鉄道を知り合いに明け渡し、アカリファで仲良く評議員の仕事をしているみたいだ。しかし鉄道を明け渡してもお金は増える1方らしく、ルーシィに3割ほど渡して残りは銀行に入れてるらしい、資産はおよそ兆を軽く超えるほどらしいと聞いた。
「まあ、立って話すのも何だし座ったらどうだい?」
「そうです!今日はルーシィの歓迎祝いと言うことで...」
「「宴だー!!!」」
ナツとグレイが叫ぶのと同時にギルドに歓喜の声が上がった。
宴も終わり、家族のいる仲間達は帰り、ギルドにはゼレフとメイビス、ルーシィ、ナツが残っていた。ハッピーは先に眠いと言って家に帰った。
「ルーシィ、あれからちゃんと話して無かったけどハッピーからなんか聞いてたか?」
ナツは真面目な顔をしてルーシィに聞く。
「ううん、ナツがENDだったて言うことしか。」
それを聞くとナツとゼレフは少し苦笑いをする。
「ご、ごめんね。でもナツはもうENDじゃないんだよね?」
「そうですね。ゼレフと私のアンクセラム神の呪いが解け、どうしてかは分かりませんがナツはENDではなく、1人の人間、ナツ・ドラグニルとしてここに今生きています。」
メイビスが曖昧な部分を教えてくれた。
ルーシィはそれを聞いて胸をなで下ろす。
「ルーシィ、君を随分と苦しめてしまった。すまなかった。許して欲しいなど甘いことは言わないよ」
ゼレフは深々とルーシィに頭を下げる。それをみたルーシィは慌てて
「う、ううん!ゼレフはナツと初代のためにやった事なんだよね?」
「ああ、兄ちゃんは俺たち、もちろん兄ちゃんも含めて幸せにするためにやった事なんだ。俺はそれをスゲェ事って思える」
「ナツ....ありがとう....」
ゼレフは1粒の涙をゆっくりとこぼした。
「ルーシィ、俺たちがいなくなってから起きたことを教えてくれないか?」
続く。