FAIRYTAIL 火竜の軌跡   作:SKーYM

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第二章 ナツの冒険録
11話 火竜と星霊の使い手


784年、17歳になったナツはハッピーを連れてハルジオンの港に来ていた。

「やっと着いたな。」

「あい、ナツがオイラで飛べば一瞬だったです。」

ハッピーは少し不貞腐れながらナツに文句をいう。

「まーいいじゃねぇかたまには列車でも」

ナツとハッピーは街へ歩きだした。

 

 

 

 

 

 

 

「すいませーん。ここにホワイトボギーのゲートの鍵ありますか?」

彼女、ルーシィ・ハートフィリア。5年前ナツ達と仲良くなった少女だ。

「あぁ、これだね?」

「そうそうこれこれ!おいくら?」

「20000Jewel。」

「....おいくらかしら?」

「だから20000Jewel」

ルーシィはムキになって

「ほんとーは、おいくらかしら?素敵なおじ.....キャァ!!」

 

突如後ろに引っ張られて誰かに担がれている。

 

「ほれじっちゃん!20000Jewel!貰ってくぞ!んじゃなー!」

少年はルーシィを担いで店を出ていった。

「..,いったい何だったんだか...」

店主はそう呟いて突っ立っていた。

 

 

そしてハルジオンの町外れにルーシィとその少年はいた。

 

 

 

「ふぅ、ここならいいだろ!」

少年はそういってルーシィを下ろした。

「よっ!ルーシィ!5年ぶりだな!」

「ナ、ナツ?」

ナツは手を上げてルーシィに挨拶をした。

「ジェラールから話は聞いてるぞ、記憶戻ったんだってな。」

「うん、でも5年ぶりだからナツが今くらいの背なのは久しぶりだなー。」

「そうかー?」

「そうよ!」

ナツとルーシィは久々の会話に華を咲かせていた。

「てかなんであそこで私を連れていったのよ!」

「あぁー、早くルーシィに会いたかったから。」

案外さっぱりと答えるナツに対し、ルーシィは少し顔が赤くなった。そしてナツに抱きつく。

 

 

 

 

 

 

「5年前は言えなかったけど...おかえり...ナツ。」

「ああ、ただいま。」

ナツはアクノロギアと戦いゼレフが死んだのと同時に消えてしまった。ルーシィは自分が書き換えたENDの書が消えるのをみて、ナツが存在することを確認したがその数分後にはナツが消えていたのだ。

「会いたかったよナツ。どうしてあの時いなくなっちゃったの?」

ルーシィがずっと言いたかった疑問だ。

それにはナツは答えることが出来ない。

「今はまだ言えねーけどいつか話す。だから待っててくれ。」

「うん...」

ルーシィは返事をして一つ思い出した。

「そう言えばニセサラマンダー!あいつはどうなったの!?」

「ああ、ここに来る途中で評議員に渡したぞ。ちゃんとボコボコにしたからな!」

ナツは笑顔で答え、ルーシィはそれを聞いて笑い出す。

 

 

「じゃあいくか!フェアリーテイルへ!」

 

「....うん!」

 

 

 

 

ナツ、ルーシィは歩き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナツ!おいらを忘れないでよ!」

「あ、忘れてた」

「あはははは...」

ハッピーを置いてきたことを忘れて行こうとしてしまったナツはハッピーに魚を大量にあげたとさ。


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