ナニカサレタ男がFEifの世界で(ry 番外編 作:エーブリス
血!、抉!、それで結!!
濃いだぁ!?甘いだぁ!?知らねえなァ!!!
本作「ナニカサレタ男」に砂糖要素なんざ必要ねえ!
あるのは血と脳髄とスパムの味だけだ!バカヤロウ!コノヤロウ!
スパムを称えよ!
スパム!スパム!スパム!スパム!スパム!スパム!スパム!スパム!スパム!スパーム!スパーム!スパーム!スパーム!スパーム!スパーム!スパーム!スパーム!
スパァァァァァァァァァァァァァァム!!!
ナレーター
「後にエーブリスはこう語った。
『調子乗り過ぎましたゴメンナサイ』」
※ここからが本編です。
今日はバレンタイン当日、貰える奴はウキウキする日。
でも貰えない残念な奴は…
「ったく、寒いな…」
「そうか?俺ぁそんな…どうって事無いような気がするんだけど」
「お前が人外だからだろ、真人間の僕は寒いの」
「強化も真人間もクソも無いだろ軟弱者」
「はん…うらやましいね、王族の部下ってのは!そんなちょっと洒落たコートなんか羽織りやがって!」
「普通に傭兵やってりゃ稼げるだろ、安月給乙」
「あのなあああああ!息を吸うように一大隊を消せるような奴が傭兵業界にゴロゴロいるわけじゃねえーんだよ!ACだかなんだか知らないけど、近未来と中世の事情を一緒くたにするな!」
「おうおう、最近の若者は恐いのう。すぐにキレる…
どうした?本命どころか義理ですら貰える相手がいなくって拗ねてんの?」
「だあああもおおお!」
何だかマイキャッスルの女性陣がまだチョコ作りに忙しいようで、男性陣は皆そこらを適当にほっつき歩いてるんだ。
かく言う俺も、財布をからかって遊んでるんだよ。
「よう!二人共!そして予想通りエレノオーラは拗ねてんな、童貞乙」
とかやってたらクルスが来た。
多分こいつもチョコを貰う相手がいないだろうが…まあ、気にしないだろうな。
「口に火炎壺詰めるぞ?…何しに来やがった」
「いやー、単にバレンタイン前に拗ねてるガキの様子見と本命を確定でもらえるクッソ羨ましいクズを困らせにな」
なあ…クルスの奴これでも元聖職者なんだぜ?
証拠に今でも神の怒りを使ってるしよ…。
「帰ってくれ…」
「つか俺まで標的かいな。本当に元聖騎士か?」
「昔は昔、今は今。
それでそれでマーシレス、オメーはどんなチョコ貰えるんだ?」
「どんな…って、あいつの事だから至って普通のチョコだろう」
「いやいや~上司があんな感じだから入れ知恵してんじゃないのか?例えば…」
例えば…なんだよ。
なんかいやな予感しかしない…
「『プレゼントは、ワ・タ・シ(はあと)』的な感じの」
「そう来たかちくせうめ」
「でもアリだろ?ちょっくら想像してみ?」
「…」
――――――
――――――――――
【※マーシレスの脳内映像】
目の前に、身体中にまるで自分を縛り付けるかのように派手な色のリボンを巻き付けたベルカ。
「プレゼント、何だと思う?」
そしてゆっくりとこちらに近づいて…最後に耳元でこう囁いた。
「…私よ」
――――――――――
―――――――
「…アリだな」
「だろ?ナニ想像したかわからんけど!」
(コイツも童貞臭いな…)
「あ、でもなんか普通に照れながら渡されるのもいいな」
「おお!いいなそれ!」
(アホくさい…帰ろ)
「ああ、ちょっと用事思い出したから帰るね」
「そ………じゃあの」ノシ
「なくなよ」
「るせえ…」
~外~
「あーあ…なんかたのしくねえな…
お、どうしたんだマユちゃん。こんな微妙な時間に…
え?コレ俺に?マジで言ってんの?コレどう見ても義理ってレベルの手間じゃないよね?
いや…本当に?
ありがとう」
生きてりゃ、歯と歯の間の食べかす位の幸福が少なくとも1回はあるかもしれない。
そう思っていると、案外やる気が湧く…ような気がする。
―バレンタインチョコの真実―
「…やっぱりこの際服も全て脱いでしまいましょう。
それで、リボンを水着みたいにすればいいわね…
うん、これで良し」
「…」
「ああ、これだと寒いわね…でも部屋を暖めてしまうとチョコが溶けるわ…
あ、ベッドの上に居ればいいわね」
ノリノリのカミラにされるがままのベルカだった。
尚、ルーナは既に終わらせている模様。
更に、ベルカはマーシレスが帰って来る前に寝てしまい、結果的にエロティックな寝相を晒す事になった。
うん…すっとしたぜ。