ナニカサレタ男がFEifの世界で(ry 番外編 作:エーブリス
今回は本編でバッサリカットされたコタロウ戦のシーンを
三人称で書きます
やっぱり書きたくなったので書いてしまいました
はい、すごく今更ですね。なんなんだコイツですね。
あ、やめて!石投げないで!火炎壺投げないで!雷壺投げないで
糞団子もやめて!草付きも!あと魔法壺も!
それでは本編どぞー ボロボロ
BGM・Scorcher
静かなフウマの森は戦場となり、やがて一部の所は一方的な蹂躙の現場へと姿を変えた。
それはこの森住人たるフウマの忍による侵入者の排除ではない。
侵入者によるフウマへの進撃だ。
その進撃は五人の兵によって行われていた。
五人の兵の目的は様々、同僚の救出に来た者、それに同行した者、
そして仲間を集めるためにここに来た者、ただ単に暴れたかった者
だが五人の今の狙いはただ一つ、フウマ公国の公王、コタロウの討伐である
五人はそれぞれの目的と一つの狙いの元、敵将の元へと進撃していた。
それを阻む者には等しく「死」が与えられた。
ある者は、手裏剣で急所を貫かれ、ある者は宝剣に斬られ、ある者は呪術で吹っ飛ばされ、ある者は薙刀で切り刻まれ、ある者は剣と呼んでいいのか分からない巨大な鉄塊に断ち切られた。
「あーあ、暗夜で活動してるときから思っていたが、ニンジャってのはす ばしっこくて殺り辛いな。動くと当たらないだろうが」
「その割には次々と倒していっているように見えるがのう」
「慣れよ。慣れ」
「オイ、無駄口をたたく暇があったら、さっさと手を動かせ」
「動かしてるじゃねーか堅物。というかテメー一人で突っ走り過ぎだ」
「お前にだけは言われたくない」
「俺はすぐ戻ってきてるからノーカウントだ」
「いいからやれ!」
「あーハイハイ怒んな」
こうして2人…サイゾウとマーシレスが言い争っている間にも進撃は続いていた。
突然、3つの影が襲来した!
フウマ公国の公王、コタロウとその親衛隊の上忍2人である!
しかし親衛隊二人はサイゾウとその同行者ユウギリによて一瞬で
仕留められ、コタロウもマーシレスのドロップキックによって大きく
吹っ飛ばされてしまった。しかしコタロウはドロップキックを喰らう直前に後ろへ跳び、衝撃を軽減していた。外道とはいえ、流石忍である。
しかしジェネラルを一発で仕留める一撃を軽減したとはいえ、喰らってしまったので、あばらの何本かは逝っただろう。
しかしコタロウはすぐさま五人の元へ突撃した…が、足に痛みが走り、
その場でつまずく。
足を見ると、クナイが脛に深々と刺さっていた。サイゾウが投げたのだ。
それでもコタロウは諦めずに右手で手裏剣を構える。
しかしその右手は何者かに腕ごと断ち切られた。いつの間にかユウギリが接近していたのだ。
それでも悲鳴の一つも出さずにコタロウは右が駄目なら左で…と左手で手裏剣をつかもうとしたところで誰かに腕をつかまれた。
振り向くとそこには、悪魔的な笑みを浮かべたマーシレスがいた
「やあ☆」
瞬間!ブチブチブチッ!と肉が千切れる音が鳴り響く!
マーシレスがコタロウの左腕を雑巾を絞るように捻り、バケモノ染みた力で引きちぎったのだ!
「ぎいぃぃぃぃやあぁぁぁぁぁぁぁ!」
流石にこれにはコタロウも悲鳴…というより断末魔を上げた。
マーシレスの鬼の所業はここで終わらず、その引きちぎった左腕で、
コタロウをタコ殴りにしたのだ!その姿は「朽ちた巨人の森」にいた
「最後の巨人」を思わせた。
あちらは自分の腕を使っているのだが…
「Ez8の真似~」
ボコッ ドコッ ボカッ バキッ グチャァ
打撃音が鳴り響く、その光景はもはや異常としか言葉が出ない。
そんな中笑っているのはマーシレスぐらいだろう。
先ほどまで、断末魔を聞き、愉悦に浸っていたユウギリも今は
顔を引きつらせているのだから…
殴るたび、コタロウが血反吐を吐き、引きちぎられたコタロウの腕からも
血が吹き出した。
すると何を思ったか、マーシレスがその腕から流れる血液をクレイモアに
塗りたくって、構えの姿勢を取った。
そしてクレイモアのレンジ以上の距離で剣を振った。
本来ならコタロウに届くはずのない斬撃は、なんとコタロウの
両足を切断した!
これは強化人間の専売特許、「ブレード光波」である!
まあこれは、光波というより”血”波と言うべきなのだろうか…
これにはマーシレス以外の4人はおろか、それを見ていた敵の忍も
驚愕していた。
「さぁ~て、と ど め ☆ いきますか」
「待て!」
四肢を失い、動く事も出来ないコタロウにとどめを刺そうとする
マーシレスを、カムイが止めた。
「いくら何でも殺す必要はないだろう!」
そうカムイが言うとマーシレスは、振り上げたクレイモアを下した。
だが今のコタロウの状態は、いっそ殺してやった方がましだろう。
四肢は斬られちぎられ、あばらは折れて内臓は破裂し、ついでに
象徴たる大竜牙(意味深)は潰された。
これでは杖などで回復したところで復帰は不可能だろう。
敵の忍たちは、王の惨状に腰を抜かし、降伏している
「…さあ、カゲロウを探そう…」
「…そうじゃな」
「…そうしましょう」
と、サイゾウら3人は同僚のカゲロウの捜索に入った。
それにつられるようにカムイとマーシレスもカゲロウを
さがした。
コタロウはこの後、四肢の損失により、失血死した。
続く
今回はやや強烈なゴア表現が含まれていました(手遅れ)
というかコタロウほとんどなぶられてるだけだった。
いやほんとコタロウファンごめんなさい
それではまた。