ハイスクールストラトス 風紀委員のインフィニット   作:グレン×グレン

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おそらく大量に登場することになるオリジナルISの紹介ページを作ることにしました。


IS 資料集

〇不知火

 織斑一夏が使用するIS。レヴィアが取り寄せた日本の概念実証機。

 

 設計コンセプトは「あらゆる次世代要素を取り除いて、現行技術で一から最高の第一世代機を開発した場合、どれだけの性能が出せるか」であり、第三世代機が開発されている現代からは考えられない先祖返りの第一世代機。その特性上実戦も競技戦闘も想定しておらず、当然量産の予定もない機体。

 

 その設計思想上、拡張性においては現在使用されているISの中ではぶっちぎりで最下位。反面、基本性能においては現行最新鋭の機体でも最高峰であり、そこに目を付けたレヴィアが、一夏の護身用としてコア以外の機体をすべて買い上げたという逸話を持つ。ちなみに開発業者はすでに用済みなったこともあり、金持ちの道楽と判断している。

 

基本的な期待性能はISの基本ともいえる高機動性能に重点を置いている。シールドエネルギーの総量も拡張領域(パススロット)の総量もトップクラスであり、また特殊機能をすべて排除しているため整備性などの運用能力も非常に高い。

 

パッケージを運用できないため局地的な運用には不向きだが、裏を返せばそれ以外の状況のおいては非常に高い。

 

 

〇スターダスト・ティアーズ

 

イギリス製の第三世代機。異形の存在をしる英国上層部の判断により、対異形戦闘を考慮した非常に実験的な側面を持つ。

 

原型機は、同じくイギリス製の第三世代機であるブルー・ティアーズ。当初は機動力で下手な上級すら圧倒するISを対異形戦闘でも運用できないかという実験目的だったが、BT兵器の火力では高位の異形には通用しないと判断されたため計画はとん挫されるかと思われ。しかし原型機のテストパイロットであるセシリア・オルコットが神器(セイクリッド・ギア)に覚醒したことを機に、それを併用することを設計に組み込んだ結果完成にこぎつける。

 

セシリアの神器である聖剣創造《ブレード・ブラックスミス》と彼女の運用方法である形状変化を最大限に応用し、弾丸として使用できる形状に変化した聖剣を、電磁投射砲で発射することで戦闘を行う。また、ブルー・ティアーズのもう一つの特性である第三世代武装ビットは健在であり、これによる多角的な運用も可能。

 

ブルー・ティアーズは実験機であったために近接戦闘に難がある機体だったが、こちらはセシリアが神器があるため十分に対応可能。むしろこれにより拡張領域の多くを削減できたため、シールドエネルギーや基本性能の向上に一役買っている。

 

〇不知火・桜花

 レヴィアが織斑千冬用に提供したIS。

 もともと高性能機であった不知火だが、しかし汎用性を考慮に入れた設計であるため戦闘においては武装の選択次第で様々な状況で戦える機体だった。しかし千冬はあえて昏桜などのような近接戦闘特化型機体への改修を要求。レヴィアもそれにこたえて出費した結果生まれたのが桜花。

 操作性は及び近接戦闘に必要ない機能を必要最低限レベルにまで撤去、現行ISとしては破格のスペックを保有。千冬がコカビエルをごくわずかな時間で撃破できたのも、ひとえにこの機体のスペックがあってこそ。

 また、日本政府の実験であった単一仕様能力の再現を、悪魔の技術まで組み込んだ結果、千冬に合わせて零落白夜が発言している。しかもこの零落白夜、悪魔の技術の影響か魔力や光力といった異形のエネルギーすら無効化可能に進化した。反面豊富な拡張領域という不知火の強みの一つは失われている。

 開発段階から千冬用の調整を行っているうえに非常にピーキーな仕上がりであるため千冬以外が運用することは不可能といっていい。しかしそれゆえに千冬が使用した場合、第三世代機の専用機であろうが一蹴し、最上級クラスすら切り捨てれるほどの圧倒的性能を発揮することができる。

 

〇ゴースト

 人類統一同盟の主力IS。第三世代の機体。

 数の暴力という軍事兵器の一つの極点を目的とした機体。そのためカタログスペックでは特筆すべきものを持たないが、生産性及び整備性や操作性などのそれ以外の性能は桁違いに高い。一部の精鋭が使用するのではなく大量の訓練された兵隊に使用させることを前提としている傑作機。

 第三世代武装として、VTシステムの安全版であるヴァルキリー・スレイヴを搭載。これにより訓練期間を大幅に短縮できるというメリットを持ち、大量の男性IS搭乗者を生み出すことに成功している。

 ●対異形戦闘用パッケージ モデルケラウノス

 対異形戦を目的として開発されたパッケージ。

 バックパックに専用の原子力バッテリーを内蔵しており、攻撃に放射線を纏うことが可能。

 もとより理論そのものは完成していたが、ISに対抗できる戦術兵器が存在しないこと、およびISそのものが宇宙空間で対応できるため放射線対策が万全であることから早々に発想段階から打ち切られたもの。しかし、それらの対策がなくISでも苦戦する存在である異形存在用に限定すれば、その性能は間違いなく必要な兵器。

 

〇ゴーストⅡ

 ゴーストを母体として開発された第四世代機。すでに十数機が清算されているが、これは軍事的連携のテストも兼ねているため、量産機というよりかは実験機に近い。

 第四世代機の基本装備である展開装甲を主要として装備されており、それによる高い万能性が特徴。異形技術の投入によりエネルギー総量も大きいため、ゴーストに比べれば継続戦闘能力は低いが、パッケージ分の余力があるため量産機の中では比較的短い程度に収まっている。

 しかし高すぎる万能性ゆえに優秀なテストパイロットをもってしてもなお本領を発揮できないものが続出。実戦テストを行ったが、カタログスペックを引き出せるものはろくにいなかった。万能を極めているがゆえに欠陥機となってしまった機体。

 これを機に人類統一同盟は展開装甲はサブウェポンとして切り替えて新たなるアプローチを開始。当時研究されていた方向性と組み合わせた、第五世代機の試作実験を本格的に開始する。

 

〇アマルガム・レオーネ

 篠ノ乃箒が試験搭乗者を務める実験機で、種別は第三世代。本来は功績もあり第四世代機を授与される予定だったが、それを拒んだ箒の意向に合わせて提供された機体。

 その本質は液体金属でできたゴーレムであり、形状を自由に変更することで近距離戦闘において非常に高い汎用性を発揮する。液体金属に関してはナノマシンと各種術式の複合で行われており、人間と異形の技術を複合させている試験機でもある、

 液状金属を変化させることによって高い汎用性を発揮する。空気抵抗に対する干渉による高い運動性能や、第三世代ISでは破格の大質量攻撃などが可能。とはいえそれは理論上可能なだけであり、基本的には圧力をかけてカッターにするのが基本的な運用思想。その特性と箒の神器もあり、基本的には近接戦闘特化だが、液状金属を腕として使用することで、多重砲撃を行うなど理論上は砲撃戦でも応用可能。

 展開装甲とは別のアプローチで単騎による高い汎用性を目指した機体。事実、異形技術を使っているとはいえ近接戦闘の応用性では展開装甲をしのぐレベルに到達している。

 


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