その運命に、永遠はあるか   作:夏ばて

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五話

数日前の高まった熱気がすっかり冷めた休日の学園。

全寮制であるため休日だろうが学園内の施設は解放されており、すれ違う下級生が大量の麻布を抱え校舎まで走っている。

入学した当時、手芸部の勧誘を受けた記憶が片隅に残っているので、その活動の買い出し帰りと思われる。

 

追走にふけるも振り返ることもせず、小気味良いクルルシファーの足音が響く。

寮から出た明確な目的があったわけではなかった。

強引に理由をつけるとするなら、ルームメイトが不在の部屋で一人っきりで過ごしても悲しいだけだったからとか、授業の予習も終わり暇になったからとか。

だから気の向くままに広大な敷地内を歩いていれば、あわよくば穏やかな風を肌で感じながら読書できるベストプレイスでも見つかるだろうと思い今に至るのだが、先に答えを述べれば条件にあう場所は見つかった。

 

「……」

先客がいなければどんなに喜ばしいことだったか。

気持ちよさそうに縮まって寝ているのは学園に来て間もないシオンという、一つ年下の男だ。

機甲殻剣も芝生に寝かしており、万が一侵入者に盗まれたりしたら大問題になるのに、当人は全く目を覚ます気配がない。

 

軽く肩を揺さぶってみる。

摩訶不思議な夢を見ているに違いないシオンは、小さく声を絞り出すと、うっすらと開いた瞼の奥からクルルシファーを捉えた。

 

「う、ん、クルルルシファーさん?」

「ルが一つ多いわ」

くるくるぱーやクルルルシファーと間違えられ、もしクルルシファーの血の気が荒かったら強制的な目覚めをお見舞いしていたところだ。

シオンは上半身だけ起こすも、危なっかしく左右に揺れる。

 

「衛兵が見回っているとはいえ、用心するに越したことはないわよ」

過ちを指摘するがシオンはうんともすんともせず、こくんと眠気に負けそうになっている。

頬を思いっきり叩いてやれば起きるだろうか。

そんなことを考えていると、急に体が傾いた。

 

体勢が崩れたクルルシファーはそのまま倒れるが衝撃、そして痛みも感じなかった。

最初は芝生のお陰かと思ったが、それにしては吸収性が高い。

視界も雪が降った後の平野のような白一面が広がっていて、身動きも取れない。

ふわりと石鹸の香りに包まれた。

 

「…………」

ここはシオンの腕の中だ。

腕を取られてから、寝ぼけているシオンに抱き着かれ、さらには器用に足も絡まっている。

どうにか抜け出そうと動いてみるが、思いのほか力がある。

解こうにもほどけない現状に、脱力したクルルシファーには諦めのようなものが付きまとっていた。

 

「何をしているのかしら、私は」

これに尽きる。

どう抗おうともシオンが起きなければ始まらないし、それまでじっとしているのも時間がもったいない。

午後からは学園の生徒による遊撃部隊『騎士団』の集合がかかっているため、鳩尾にキツイのを入れれば手っ取り早く解決するが、規則正しい寝息をたてる顔を窺うとどうもその気になれない。

 

素直な寝顔に限定すれば、女だと見間違うほど整っている顔立ちだ。

中性的ではあるがやる気のない目つき、そして手入れを怠ってるぼさぼさの黒髪から、女であるはずないと決めつけたが外れてはいなかった。

肌も綺麗だし、おめかしして黙っていれば男の娘として学園にも混ざりこめるはずだ。

 

「もう」

小声で文句を言い、クルルシファーもシオンの腕に頭を落とす。

しばらくシオンの頬を突くも、身動き一つしなかったが、どことなく表情が和らいだ。

無理矢理起こすのも悪いと思い、やはり気長に待つことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

野生の世界から零れ落ちた動物を保護するには、必ず責任が付きまとう。

本当に保護を必要としているか判断しなければならないし、保護してからも育てるのが大変だから、無責任に投げ出すのは助けられた動物からしてもたまったものではない。

なら期待なんて持たせんなと激怒するだろう。

とっても手のかかることだから、育てるなら最後まで責任を持つと決意を固めてから拾え。

 

「今日は川に行こう」

ドラゴンを拾った身としては、よくここまで育てられたものだと自分で自分を感心してしまう。

物静かで無邪気な子供は好きだが、すぐ騒いだり落ち着きのない子供は大嫌いなのに、こんな大きくなるまで世話をするとは。

「川でお魚さんと遊ぶの?」

ばさりばさりと羽ばたきの音をたて、ミハイルは喜びを表現すると、獣臭い風が髪を乱した。

 

「キミの体を洗いに行きます。臭いドラゴンは嫌いだよ」

空の支配するドラゴンは陸よりも空高くを飛び回る習性があり、幼いとはいえミハイルもそれに当てはまる。

ただその幼さが仇となり、泥だらけになって帰ってくることが珍しいことではなかった。

竜種全般泥を好むのか、もしくはミハイルが人間臭いのかは知らないが、このドラゴンは放っておくとすぐ臭くなる。

最近はシオンに怒られないようにと水を浴びて返ってくるが、それでもまだ匂いは染みついていた。

 

「さっさと飛べ、くさドラゴン」

「臭くないよ! 臭いくないよ!」

背にまたがり、横幅が広く緩やかな川のある方角へ行くように指示をだす。

それまでいた花畑を越え、砂漠を越え、森林地帯へ入ると、高度を下げようとするミハイルの身体が大きく上下に揺れる。

飛び方ひとつとっても、ミハイルは幼いのだと改めて思う。

乗り手に気が回らないのは我慢して、振り落とされないようにしがみ付く。

 

「ここでいいの?」

川岸でぎこちなく空中停止すると、ミハイルが聞いてくる。

言いつけを守って飛んでくれるだけ、まだマシか。

 

「ああ、ここでいい」

地面が近づき、ミハイルは翼に風をたっぷりはらませ、身体を引き上げるようにして足をおろした。

その翼が閉じるのを待たず、シオンは背中から滑り落ちる。

 

「魚は食うなよ」

「うん、分かった」

青く澄んだ川の水は日の光を受け、宝石が埋め込まれているかのように輝きを放っている。

もう積極的に水遊びに参加する年齢でもないし、幼少期から室内で過ごすことが好きだったので、転がっている丁度いい大きさの岩に腰かける。

川遊びを見守る親の気持ちでいれば、頭から水をかぶるミハイルがこちらに視線を送ってきた。

 

「つまんないならシオンも一緒に遊ぼう」

そんなにつまらなそうな顔を向けていたつもりはなかったが、確かに退屈過ぎて欠伸が出そうだ。

裾をまくってつま先から順に水につけると、心地いい冷たさが伝わってくる。

 

「遊ぶって具体的に何をするつもりだ」

「水のかけあいがしたい!」

人とドラゴンの体格差を考えてほしい。

だがそこまで頭が回るような子であれば、そもそも泥遊びなんて幼稚な遊びはしないでろう。

 

「まあいいけど」

適当に水を蹴ってミハイルにかけると、きゃっきゃ言って飛び上がった。

 

「やったなぁ」

水のかけあいなど経験がないから、どんなルールで成り立っているかといった知識はない。

目潰しをして一方的に攻撃してもいいのか、しかしそこまでするのは流石に大人げないし、精力的に取り組むほど真面目でもない。

ターン制ということで水をかけられる用意をしていると、ミハイルが尾を大きく振り上げた。

 

「今度はボクの番ね! ボクの番ね!」

「お、おいバカドラ、ちょっと待て」

「いっくよぉぉぉ!」

そんな静止の声は耳に届かず、ミハイルは水面を鋭く叩きつけると、大きな波が発生しこちらに押し寄せる。

 

人間は危険を感じると時の経過が遅く見える、なんて良く言われているが、まさかデマではなかったとは。

 

次の瞬間、意識が暗転した。

 

 

 

 

 

 

自分でもびっくりするほど気持ちのいい目覚めだ。

まるで顔面に冷水をかけられてから激流を生身で下ったように、頭の芯まで冴えわたっていた。

 

「何か言うことは?」

〔うわ~ん。ごめんなさい!!!!〕

キンキンと脳内に充満する甲高い謝罪に「分かればよろしい」とだけ返し、外界に意識を戻すと、まず第一に温もりを感じた。

もぞもぞと両手を動かしてみると絹繊維の感触が。

目を胸元に落とすと、腕の中でユミル教国からの留学生が就寝していた。

 

「起きてください留学生様」

中指と親指で輪っかを作り、クルルシファーの額にデコピンをお見舞いする。

目頭にぎゅっと力を込めてから、随分ゆったりとしたスピードでクルルシファーは眼を見開く。

 

「………シオン君?」

「人の寝込みを襲うなんて、どんな教育受けて来たんですか?」

タイミングを見計らって枕代わりとなっていた腕を引き抜き、座ったまま柔軟体操をしようと身体を捩る。

 

「よく眠れましたか」

「え、ええ。助かった、でいいのかしら?」

「それはどうも。力になれて光栄です」

魂が抜けたようにぼんやりとしている様を見るに、まだ完全に覚醒したわけではなさそうだ。

これといった会話は続かず、黙りこくって固まった体をほぐす。

たまに横目で盗み見れば、クルルシファーは≪ワイバーン≫の白い鞘を凝視していた。

 

「あなたも機竜使いなのよね」

男子で十代中頃の機竜使いは、すぐそこにルクスが居るようにさほど希少でも珍奇でもない。

機甲殻剣を入手できる金と、簡単な資格さえ取ってしまえば赤子でも機竜使いと名乗れる。

 

「本業は違いますけどね」

お国の使い走りを生業としているので機竜使いは副業………になるのかすら怪しい。

機竜使いとしての稼ぎなんか雀の涙ほどで、王都のトーナメントの出場給くらいなものだ。

そしてまた会話が途切れる。

 

なんか奇妙な女だ。

他国の留学生って立場からして信用してはならない女だと認識していたが、そんなの抜きにしてもミステリアスな風格は怪しさ満点だ。

 

邪魔だから立ち去ってほしいと念じると、前置きも無しに突然切り出してきた。

「五年前、ある言い伝えがユミル教国全土を駆け巡ったわ」

クルルシファーの瞳は、いたって真剣そのものだった。

当たり前だがユミル教国なんぞを研究している学者でもないシオンは、その言い伝えとやらは耳にしたことがない。

感心をくすぶられそうな話題でもなさそうなので、聞き耳を立てることもせずにストレッチを続ける。

 

「クーデターに、天使が舞い降りたと」

聞きなれない単語に、思わずシオンは首を傾げた。

 

「何それ、聞いたことないんだけど?」

革命の功労者として名を上げられるのは首謀者のアティスマータ伯、リーシャの父か、もしくは帝国の装甲機竜に一騎当千の活躍をした『黒き英雄』。

この二人に絞られる。

 

「あなたは戦いの最中はどこに?」

「言ったと思うけどシンガ領って田舎の住む奴すら恐れをなすド田舎なんだよね。帝国軍よりも領主の私兵で警備とか賄ってたから避難なんて指示は出なかったし、こっちは変わりなかったですよ」

遠くではドンパチかましているというのに、まるで別の国のようにシンガ村は平和だった。

 

「ただ最後の方は帝都から逃げてきた兵士が食料物資を調達しに乗り込んできたりと、騒がしくなりました」

ご近所のグリゼリアさんという女性が焼くアップルパイが絶品で、その日も届けてくれたから楽しみに食後に取っておいたのだが、押し入るようになだれ込んできた帝国軍の下っ端に食料あらかた盗まれたのは、つい先日のことのように蘇る。

アップルパイを盗もうと手を伸ばした輩の眼球をくりぬいてやろうとしたが、オウシンに止められたので泣く泣く見逃してしまった過ちは今でも後悔している。

 

「それと天使と何か関係が?」

脈絡なく当時の状況を聞いて来たクルルシファーに、そう問いを投げた時だった。

時刻を告げる鐘の音がけたたましく鳴る。

 

「もう時間になったから私は行くわね」

聖なる音色に話の腰を折られたクルルシファーが立ち上がる。

「どこ行くんですか?」

「お姫様にね、呼び出しをくらっているのよ。あなたもついてくる?」

中途半端に遮られてしまえば、その先が気になって仕方がないが、どうやらこの淑女は今までの話をなかったかのようにすまし顔を取り繕っている。

リーシャに呼ばれているならアルフィンも同席してるだろうから、シオンもクルルシファーに付き添うことに。

 

「新王国に降臨した天使はね、神と天使が信仰対象のユミル教国では『黒き英雄』よりずっと有名なのよ」

だから天使の知名度が皆無な新王国でそんなことを言われても困るだけなのに、その反応を愉しむような目つきをするクルルシファーに、密かな苛立ちがこみ上げてきたのは内緒にしておこう。

 

 

 

 

クルルシファーにひっついていくこと数分、シオンがやってきたのは演習場の控え室だった。

そこに集まっていたのはルクスの周囲にいつもいるメンバーの他に一、二年が数名。

 

「遅いぞクルルシファー。そしてどうして貴様までいる、シオン」

「どうしてって、どうして?」

「さあ? 私に聞かれても」

一番乗りでたどり着いたリーシャは、最近シオンに対してなにかと厳しい。

件の騒動は結局人が集まりすぎたためお開きとなってしまい、決着はつけられなかった。

それからというものの、片意地張っているのかは知らないがいちいち突っかかってくる。

 

「謝ってみてはどうでしょう。このままいけば修復不可能な仲にまで発展しそうですが」

声をかけてきたのは、大破したルクスの≪ワイバーン≫の修復作業を手伝っていたアルフィンだ。

王都にいたころにリーシャによって様々な技術を教わったアルフィンは、装甲機竜の調整、修理程度なら楽々こなしてしまう。

 

とはいえリーシャとの喧嘩なんて日常茶飯事のため、謝ったところでお許しを貰えるとは思えない。

 

「呼んでないのが一人いるが、まあいいだろう。今日はこれよりルクスを『騎士団』に入団させるための模擬試合を行う。異論はないな」

有無を言わさぬ態度で、リーシャは集まった団員を見渡す。

 

「えっと、まず『騎士団』とは……?」

何も伝えられず連れてこられたルクスは、いまいち置かれている状況が掴めていない。

三年生のシャリスが丁寧に騎士団の概要から説明する。

 

旧帝国の機竜使いは大半がクーデターで失ってしまった。

機竜使いが圧倒的に少ない新王国では、士官候補生の手も借りたいというのが現状だそうで、機体制御の相性が高い女性が集う学園の才能の塊を遊ばせておくのも勿体ない。

そんな都合のいい理由のもと、士官候補生でも任務を受けられる『騎士団』が設置された。

 

機竜使いの階層や校内戦での実績から選抜されるのだが、現メンバーの過半数の賛成が必要不可欠であるため、その条件さえクリアしてしまえば入団は容易いとリーシャは断言している。

集まっているのが過半数を超えているので、改めて模擬戦を行いルクスの実力を再確認するつもりだ。

 

「あとはほら、集団演習で抜けているアイツが戻ってきても入れてしまえば、どうとでも言い逃れはできるからな」

「えっ、戻ってくるとマズイ人がいるんですか?」

「三年にセリスティア・ラルグリスって女がいてな。悔しいが私よりもこの学園に強い影響力を持つ四大貴族のご令嬢にして、極めつけは大の男嫌いと、典型的な気高いお嬢様タイプの人間だ」

 

その忌々しい名が登場すると、アルフィンが小突いてくる。

 

「ラルグリス公爵家の令嬢、覚えていますか? 校内戦無敗、そして国外対抗戦でも無敗を誇る、歴とした新王国最強の機竜使いに目をつけられていますが、早いうちに対策を練っておいた方がよろしいかと」

「案ずるな、パッと見た感じではあいつは雑魚だ。屁理屈こねて俺を追い出そうとするなら、ラルグリス領を火の海に変えてやる。武力で対抗してこようが、あんな手塩にかけて育てられた公爵令嬢じゃ機竜使いの鬼として恐れられる俺に五秒と持たねえよ」

「………」

「仮に俺が追放されたとしても、お前が稼ぎ頭になって俺を養えばいい」

「そうなれば私はシンガ村に帰ります」

 

そうしていると、ルクスの意向を完全無視してリーシャが対戦相手を選びにかかっていた。

 

ついて来た意味がなかった。

思い、来た道を戻ろうとすると、不意にリーシャと目が合った。

 

「………お前もルクスの相手をしてみるか?」

一般事務補助臨時職員、通称学園長のパシリとして働いているシオンの腰に刺さっている機甲殻剣が注目の的となる。

同世代のルクスが『無敗の最弱』の通り名で知られるなら、もしかするとシオンも、なんて期待が込められていたのかもしれない。

 

「パス。相手になんねーわ。行くぞアルフィン」

しばしの沈黙を破ったシオンは、闘技場の通路に出ていった。

一礼してアルフィンもそれについていく。

 

「相手がルクスほどの実力者だとしても、数で押せば勝てるかもしれないのに……」

リーシャは王都在住時、暇さえあれば機竜を弄ったり、闘技場を貸し切りにして練習していた。

たまにシオンとの稽古もをつけたこともあるが、はっきり言ってこれまで戦ったことのある機竜使いの中で最も弱い。

 

「なんだよ、もう」

少しは成長したか見てやろうとしたのにつれない奴だ。

 

「はっ! もしかしてリーシャ様、シオンのことが……」

「かかれー!」

悪意のない間違いをするルクスが三和音によってつるし上げられてから、模擬戦は始まった。

 

 

 

 

「騎士団の顧問に就いてみたらどうですか?」

演習場から出ると、アルフィンがそんなことを言ってきた。

「確か手当てもつくらしいですよ?」

「わりに合わない仕事をするつもりはない」

自他ともに認める金の亡者っぷりは、食いつなぐのに苦労した経験から発症したものだとはアルフィンも分かっているつもりだ。

物事の損得をお金で判断する、そのように振舞っているシオンだが、なんだかんだ人間らしい優しさを持っている。

要はツンデレなのだ。

 

「そういや俺の≪ワイバーン≫まだ合わせてなかったよな。やっといてくれ」

『認証』と『契約』はしてあるが、細かい部分の調整は先延ばしにしてた。

紡ぎ目を解いてベルトごと機甲殻剣をアルフィンに手渡す。

 

「身体の調子に変わりはありませんか?」

「いつも通り重量は均等にしておけ」

「それと報告が遅れてしまいましたが、≪月華(ベルカ)≫を王都において来たまま出発してしまいました」

「……それは一大事だな。シズマ宛に≪月華(ベルカ)≫を運んでくるように書簡送れ」

「かしこまりました」

そのやり取りを最後にアルフィンは機竜格納庫へ、シオンは寮へと、それぞればらばらの目的地へと足を進めた。

 


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