友人帳の世界に転生しました!   作:まるくら

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顔がにやけるぜ・・・←
コメント書いてくださった方々ありがとうございます!
コメント欄で体調の事を言ってくださる方がいらっしゃるんだが・・・多分更新してないからだと思うんですが、すんません至って健康体です。気分によって書いたり書かなかったりなんで申し訳ない。


第4!

前日、鹿を捌くのに物凄く時間がかかったがために睡眠時間を大幅にロストした結果、案の定寝坊したので双子には留守番を頼んでダッシュで登校し、飯食ってない腹減ったで力尽きて机に突っ伏し朝のHRを済ませた。

 

「キッチーだ・・・」

 

金はあるのにオレの腹は鳴ってるぜ・・・なんてこったい。

 

「あ」

 

俺双子の朝飯と昼飯作んの忘れてきた・・・。ついでに俺の弁当も忘れてきた。何やってんだろうな俺。馬鹿か。馬鹿だな。腹が減ってツッコミにもキレが出ねぇよくそったれぃ。

 

ふぅ、と一つ息を吐いて教室内を見渡すが、誰一人として俺に話しかけてくれる人は居ないし俺から話しかけようにも大体の人達はグループ作ってるか妙に仲の良い二人で居るかで非常に話しかけづらい。まぁ、俺前世でもわりとぼっちだったしな。今世でもぼっちかぁ・・・。

あー、いや、でも一応妖怪ではあるけども千歳と百歳が居るわけだし、一概にぼっちとは言えないのか?しかし人間の友人が居ないのだしそれに伴って学校では話す相手というかつるむ相手が居ないんだからぼっちではあるのか。判断が難しいところだな・・・。

 

「篠宮君」

 

色々と思考に耽っている状態で急に声をかけられたからか、自分ではさほど驚いたつもりでもないのに肩が跳ねた。

声の主を伺うように振り返ればそこにはクラスの女子。

 

「どうした?」

「えっと・・・その、ごめん、実は私さっき先生に、昼休みにレポート内容の詳細が書かれたプリントを理科準備室からクラスに持ってくるように言われたんだけど、私保険給食委員の仕事があって行けなくて・・・。私の代わりに取ってきてもらっても良いかな?もう一人の係の子も今日は休んでて・・・」

「あぁ、了解。良いぜ」

 

物凄く申し訳なさそうに言うもんだから流石にそんな頼まれ方されたら断れないしな。それに日本人は基本的にNOが言えないんだよ。断る理由もないし。

 

***

 

昼休み。

教室を出たまでは良いんだ・・・いや、良かったんだ。

理科準備室って何処。

ちょっと弁解させてくれ。まずな?俺はこの学校に来て二日目で、昨日は校内探索とか諸々が頭から抜けてたから校内の事を全くと言っていいほど把握してなくて、しかも昨日は理科室とかそんな感じのところ行かなかったし今日も今現在まで行かなかったんだよ。だから、ほら、場所がわかるわけないじゃん?

いや、勿論校内図には目を通したさ。そりゃあそれぐらいは確認しておかないと確実に迷子になるし。でもな、無理だった。普通に迷ったわ、これ。

さぁてどうすっかな・・・。

 

「あ!」

 

後ろから突然聞こえた声に今度こそ驚いて肩が跳ねる。声の方に振り返れば見覚えのある顔が・・・ってか西村じゃんか!

 

「昨日来た転入生だよな?」

「え、あ、あぁ、そうだけど」

 

スゲェ本物だ。なんていうか、アレだ、芸能人にあった気分だ。いや、芸能人特有の特別感っつーかオーラっつーか、そういうのがないからどちらかといえばYouTuberにあった気分?どちらにしろ全く落ち着かねぇんだけどちょっと待って写真撮りたい。

 

「俺西村悟。よろしくな!」

「あ、あぁ、篠宮真だ。よろしく」

 

コミュ力高い!決して俺のコミュ力が低いわけではない。と、思いたいが、コミュ力高い人見ると自信なくすよな。己のコミュニケーション能力に。

 

「なぁ、理科準備室の場所教えてくんねぇかな。場所まだ覚えてなくて」

「良いぜ、ついてこいよ」

 

快く了承してくれた。俺挙動不審じゃねぇかな大丈夫だよな?西村にあってこれじゃあ夏目に会った時俺発狂するんじゃねぇか?それかテンション吹っ切り過ぎて固まる気がする。うん、発狂よりもそっちの方が可能性は高いな。どちらにせよ痴態は晒すことになるが。

ひとまず西村の後ろについていくことにするか。

 

「ここだよ」

「こんな近くだったんだな、ありがとう」

「どういたしまして!」

 

西村も理科準備室に用があるのか、2人で教室に入る。

プリントの方は案外早く見つかって、教室前方の机の上にクラスの人数分とそれにプラスして教室の掲示板に置かれていた。

プリントを抱えると、金属製の棚の引き出しから1枚のプリントを取り出した西村に向き直る。

 

「本当にありがとな。助かった」

「いいっていいって。それより、良かったら今日校内案内するぜ!」

「!良いのか!?」

「勿論。ただ、他にも俺の友達連れて紹介したいんだけど、良いか?」

「あぁ、むしろ紹介してくれるとありがたい。流石にぼっちは嫌だしな」

「じゃあ、放課後教室に迎えに行くから待っててくれよ。そん時に俺の友達も紹介するしさ」

「何から何までありがとう」

 

良い奴だ。マジで良い奴だ。西村にも感謝するがその前にこの世界に転生させてくれた神様に全力で感謝しよう。とりあえず他にも色々なアニメの知識増やすように尽力するんでこの世界でまた俺が死んでしまった時にでも語り合いましょうぜ神様。まぁ、今これ言ったところで届いてるかどうか分かんないんだけど。

 

「教室戻ろうぜ」

 

そう声をかけてきた西村に頷くと今度は隣で足並み揃えて教室へ向かう。

 

「そういや、西村は理科準備室に何の用があったんだ?」

「授業に使ったプリントなくしてさぁー。一応提出物だしないとやばいよなーって」

「なるほどな。高校の単位取得は面倒くさいもんなぁ・・・。履修はともかく修得とか」

「だよな!面倒臭いよな!」

 

勉強に対する面倒くささだとか不満を語り合っていれば元々大した距離はなかったようですぐにお互いの教室についた。

 

「じゃあまた放課後な!」

「あぁ、また後で」

 

迷子になるっていうちょっとしたハプニングはあったものの西村に会えたし頼まれた女子には感謝されたし、人助けになるってんなら多少ハプニングがあってもこういうのいいかもな。




西村の書き方が分からんのです。
あと適当に書きすぎて色んな意味で吐きそう。

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