色々規格外な提督と元ブラック鎮守府   作:薪音

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 今日は2話投稿です。


開戦

紅音「お先」

白露「あっ!」

 

 紅音は噴出孔を背中と足裏から噴出し、驚異的なスピードで深海棲艦に突っ込んでいく。

 

紅音「流星!」

 

 その掛け声と共に噴出が増す。そして1度上空に急上昇したかと思うと

 

「バシャアァァァァァァァァン!!」

 

深海棲艦達の群れの中に流星如く急降下する。

 紅音が着水した所の近くにいた深海棲艦は衝撃によって吹き飛ぶ。紅音はもう1度上空に飛び、深海棲艦を指差しながらこう言う。

 

紅音「深海棲艦に告ぐ!!!」

深海棲艦達「!?」

紅音「降伏は無駄だ。生きたければ全力で抵抗しろ!!!」

 

 勇敢な主人公達(深海棲艦達)がラスボス(紅音)に挑む姿に見えないこともない。

 

紅音「行くぞ。懺悔はすませたか!」

 

 自分の拳同士をぶつけた紅音は再び深海棲艦達に突撃していく。

 

 

 

 

 一方紅音と共に先陣をきった艦娘達はと言うと。

 

足柄「退きなさい! 雑魚に興味は無いのよ!」

 

 足柄の一撃で深海棲艦が8人近く吹き飛んで行く。

 

北上「......」ニッ

 

 北上は深海棲艦達の中を縦横無尽に走り回りながら、SBSで次々と深海棲艦を葬っていく。

 

翔鶴「一撃......多殺!」

 

 翔鶴の放った矢は光を発しながら次々と深海棲艦の肉を吹き飛ばしていく。

 

白露「......」目つぶり

「ドォン! ドォン! ドォン!」

白露「!」カッ

 

 目を開いた白露は砲弾と砲弾の間を縫う様に進んで行き、

 

「スンッ」

 

刀で深海棲艦の首を的確に切り落としていく。

 

「ドォン! ドォン! ドォン! ドォン!」

 

 無数の砲弾が川内に降りかかる。しかし

 

ル級(コイツ......砲弾ヲ踏ミ台二!?)

川内「そんな遅い砲弾が」

ル級「!?」ゾッ

川内「当たる訳ないでしょ?」

 

川内は砲弾等を踏み台にしながら深海棲艦達の命を刈り取っていく。

 

海風「......」

ヲ級「ヒィッ」

「ボトボトボト」

ネ級(ナ、何ヲシテルンダ?!)

 

 海風を狙った攻撃や近づいた者は全員細切れにされている。

 

ネ級(! ア、アレハ糸ォォォォォ......)

 

 ネ級の体が細切れにされる。

 

利根「鋼線術は怖いのぉ」

「ドォン!」

利根「ふん!」

 

 利根は飛んできた砲弾を殴り飛ばす。

 

利根「無駄じゃ。吾輩の体は鋼鉄以上じゃなから」

利根「どれ。吾輩も本腰を入れるとするかの」

「バシャアァァァァン!」

 

 海面を殴りつけると水飛沫が発生する。

 

利根「ハァァァァァァァァ!」

チ級「!?」

 

 間合いを詰めた利根の一撃でチ級の上半身が消し飛ぶ。後ろに居た深海棲艦達の体もろとも。

 

利根「死にたい奴からかかってくるのじゃ」

 

 利根は深海棲艦に向かって手のひらを上に向けて手首を上下に動かす。

 

比叡「はぁ!」

 

 比叡は他の8人と違いインパクトのある戦いをする訳ではない。砲弾は避けるか近くの深海棲艦を盾にして防ぎ、手刀と蹴り技を基本として戦っている。しかしただの手刀と蹴りではない。

 

比叡「私は周りの方々の様に派手な戦いは出来ませんが!」

比叡「私の手刀と蹴り技は鋼鉄をも断ちますよ......!」

 

 そしてその戦いを見る佐世保艦娘。

 

長門「」

木曽「」

天龍「」

不知火「凄いですね」

神通「......」

紅音〈フハハハハハハ!

木曽「これじゃどっちが敵か分からんな」

 

 一方紅音は

 

紅音「さぁどうした! 私を止める者は居ないのか!」

 

深海棲艦の群れの中心部で暴れてた。

 

「バシャアァァァン!」

紅音「潜水艦の攻撃か! こざかしい!」

 

 噴射孔で加速した拳を海面にぶつけると

 

紅音「そこかぁ!」

 

海底まで穴があく。

 

紅音「捕まえたぞ」

カ級「」

 

 水が戻る前に海面に戻った紅音は

 

紅音「鳥になって来い!」

 

カ級を遥か上空にぶん投げた。

 

紅音「貴様らの頭は腰抜けだなぁ!」←一応提督

紅音「頭に伝えな! お前の首と胴体がおさらばするのは」

紅音「時間の問題だとなぁ!!」

 

 九州方面を攻撃に来た深海棲艦はたった10数名の兵によって進行が完全に停止している。

 

「ボォォォォォォォン!!」 

紅音「カァッ!?」

 

 紅音の居た所に巨大な水柱が立つ。しかし

 

紅音「トマホークか。お前らがこっちの兵器を使える事を忘れてたぜ」

「ガァン!」自分の拳ぶつけ

紅音「そんなんじゃ傷1つ付かねえぞ!」

 

鎧どころか中身も無傷のようだ。

 

紅音「むっ、鎖か」ジャラジャラ

紅音「無駄ぁ!」

 

 紅音は自信にまとわり付いていた鎖を引きちぎる。

 

紅音「スキルは必要ねえ。キャラの能力もいらん。貴様らを葬るのにはこの鎧だけで十分すぎるわぁ!」

 

 その時

 

足柄「雑魚しか居ないじゃない!」

 

深海棲艦を吹き飛ばしながらここまでやって来た足柄と合流する。

 

紅音「おっ足柄さんか」

足柄「あら。まだこんな所で道草食ってたの?」

紅音「こいつらは俺の獲物なんで」

足柄「それは丁度良かったわ。雑魚を相手にするの疲れてきてたのよ」

 

 足柄はそう言うと深海棲艦の上を走りながら更に奥へ向かう。

 

紅音「さてと」

深海棲艦達「!?」

紅音「俺もいつまでもこんな所に居る訳にもいかんのよ」

紅音「......そろそろ終わらせてもらうぞ」

紅音「猪突猛進!」

 

 その声と同時に噴出孔から衝撃波が発生する。

 

紅音「噴出孔最大出力!」

 

 紅音の後ろに居た深海棲艦達が海面もろとも吹き飛んでいく。

 

紅音「歯ぁ食いしばれ!」

 

 紅音が消えたと同時に紅音の正面に1本の道が出来ていく。

 しばらく経った時。

 

?「ゴアァァァァァァァァ!」

紅音「逆噴射!」

 

 急停止すると

 

?「グゴアァァァァァァ!」

紅音「ッ!」

 

何者かの拳が紅音に襲いかかるが、紅音はバク転し回避する。

 

紅音「お前は戦艦水鬼の艦装か!?」

艦装「ゴオォォォォォォ......!」

紅音「ご主人様が居ないようだが?」

 

 紅音はキックボクシングの構えをとる。

 

紅音「まぁいい。丁度肩が温まって来たところだ!」

 

 2人?の周りから深海棲艦が逃げていく。

 

紅音「中ボス戦と行こうか......!」




 深海棲艦が可哀想になるレベル

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