とある少年の転生物語 作:猫缶
午前6時
雄輝「ふぁ〜よく寝た〜
えっと…今は6時か〜
そろそろ起きよう!」
~少年移動中…~
雄輝「まだ永琳は起きてないみたいだな〜
とりあえず朝ごはん作っとこ〜
勝手に冷蔵庫の中の食品使ってもいいよね?ま、いっか〜」
~少年料理中…~
雄輝「出来た!よし、永琳が起きるのを待つか〜」
午前7時
永琳「…もう朝だ
そろそろ起きないと…
…あれ?なんかいい匂いがするんだけど?
ちょっと行ってみようかな?」
~永琳移動中…~
雄輝「あっ、永琳。おはよ〜」
永琳「おはよう。えっと…」
雄輝「あっ、朝ごはんを作ったのは僕だよ!」
永琳「そっ、そうなんだ。せっかく作ってくれたんだから朝ごはん食べよ!」
雄輝「はーい!いっただっきまーす!」
永琳「いただきます。モグモグ…
美味しい…!」
雄輝「よかった…永琳の口に合わなかったらどうしようって思ってたところなんだよ…」
永琳「そうだったのね。でももし美味しくなくても作ってくれただけで嬉しいわよ!」
雄輝「そう言ってくれると嬉しいな〜」
数十分後…
雄輝・永琳「ごちそうさまでした!」
雄輝「ふぅ〜、お腹いっぱい!」
永琳「美味しかったわよ〜」
雄輝「また作るね〜」
永琳「やった!次を楽しみにしているわ!」
雄輝「うん!」
永琳「ねーねー、昨日雄輝はツクヨミ様と話していたじゃない。」
雄輝「うん。そうだったね〜」
永琳「どんな事を話していたの?」
雄輝「(転生のことは言わない方がいいよな〜)えーっとね、僕の種族について話してたんだ〜」
永琳「へぇ〜
ってことはやっぱりあなたは人間ではないのね!」
雄輝「そうなんだよ〜
実は僕は、人間と穢れの血を半分ずつ持っているらしいんだ〜」
永琳「やっぱり…
思った通りで安心したわ。」
雄輝「やっぱりってことは…
えっ!僕が人間じゃないって分かってたの?」
永琳「もちろんよ。だってあなたからは人間が持っていないような力も感じられたんだもの。」
雄輝「永琳にもわかるんだね〜」
永琳「じゃあその事は誰にも言わないでちょうだい。」
雄輝「なんで?」
永琳「それが軍の人にバレたら退治されるからよ。あなたが穢れと間違えられてね。」
雄輝「そうなんだ〜
じゃあこれは永琳とツクヨミさんと僕だけの秘密ね!」
永琳「ええ、そうして頂戴!(それにしても何でツクヨミ様の事をさん付けで呼んでいるんだろう?)」
雄輝「それはね、ツクヨミさんから僕がそう言うと違和感しかないって言われたからだよ〜」
永琳「へー、そうなんだー
…ってえっ?私の心読んだ?」
雄輝「あっ!そのことも言ってなかった!
実は僕にある穢れの血は心を読めるやつの血なんだって〜
ツクヨミさんの心も読めたし、ツクヨミさんが僕の心を読めなかったから、これは確実だと思うよ〜」
永琳「じゃあツクヨミ様ができない事を雄輝が作ったってこと!?
すごいわね!私ですら無理だったのに…」
雄輝「そうなの!?変なの〜
絶対僕の方が弱いと思うのに…」
永琳「じゃあ、あなた、自衛団に入ってみない?」
雄輝「それって何?」
永琳「この町から穢れを守る重要な存在のことよ。」
雄輝「そんな重要な仕事に僕なんかがつけるの?」
永琳「それは分からないけど、明日自衛団のところに行ってみない?もしそこに入れそうだったら、そこで働いてみるのもいいと思うわよ。」
雄輝「じゃあそうしてみるよ〜」
永琳「それじゃあ、私の方で資料を用意しておくから、もう自分の部屋に戻っていいわよ。」
雄輝「そういえば僕ってここで暮らしてもいいの?」
永琳「もちろんよ!私が認めた数少ない存在なのよ!」
雄輝「じゃあこれからもよろしくね!」
永琳「ええ!こちらこそ!」
雄輝「じゃあ資料よろしくね!」
永琳「任せなさい!」