とある少年の転生物語 作:猫缶
ごめんなさい…m(_ _)m
?「ごめんなさい。今なんて言った?」
「いえ、あなたの名前を聞きたくてですね…」
?「あなた、ここの国の人じゃないのね!?」
「えっと…多分そうなんじゃないでしょうか。」
?「まあ、とりあえずさっきの質問に答えるわ。私の名前は八意××。
あなたには発音できないと思うから、八意永琳と呼んでちょうだい。」
「永琳さんですね。覚えておきます!
でも、どこかで聞いたことがあるような気が…」
永琳「あら、これでも一応はこの国のトップの方に位置しているのよ。」
「僕ってそんなすごい人に助けられていたんだ〜
とっても光栄です!」
永琳「嬉しいことを言ってくれるわね!
ところで、あなたの名前は何かしら?」
「僕の名前は…えっと…」
永琳「あなた、まさか記憶喪失!?」
いや、記憶喪失ではないけど…転生のことは言わない方が良さそうだし曖昧に答えておこ〜
「どうなんでしょう。自分でも分かりません。名前ってないと不便ですね…
あっ、そうだ!」
永琳「どうしたの?」
「永琳さん、僕に名前をつけてくれませんか?」
永琳「別にいいけど、なぜ私に頼んだの?」
「それはですね、永琳さんが僕に初めて会った人間ですから!」
永琳「そうだったの!?今まで大変だったわね。
いいわ、私がつけてあげる!
そうね…河本雄輝なんてどう?
あなたにはこれからいろいろと頑張ってほしい。そんな願いを込めて『ゆうき』にしたわ。でも『勇気』だと名前っぽくないから、漢字を変えて『雄輝』にしてみたわ。どうかしら?」
「そんなに僕のために考えてくれて嬉しいです!その名前、使わせてもらいますね、永琳さん!」
永琳「ええ、いいわよこれからもよろしくね、雄輝。
それと、これからは普通に話してもらっていい?あなたが敬語で話すと少し違和感を感じるの。」
雄輝「分かったよ、永琳。これからもよろしくね〜!」
永琳「ええ。じゃあ早速なんだけど、あなたにはツクヨミ様のもとへ行ってもらうわ。
あなたが来たことを伝えたりしないといけないからね!」
雄輝「分かった〜
そのツクヨミ様って、もしかして神様〜?」
永琳「その通りよ。なぜ分かったのかしら?」
うげ、ちょっと痛いところをつけられちゃった…
実際は元から知っていたけれど、それを言うわけにはいかないし…
あっ、そうだ!
雄輝「いや〜、永琳が『様』ってつける人は神様くらいだと思ったから神様なんじゃないかな〜って思ったんだ。
そしたらまさかのドンピシャでこっちもびっくりしたよ!」
永琳「なるほど、そういう事だったの。
じゃあ、そろそろツクヨミ様のもとへ行くわよ!」
雄輝「はーい!」
~少年達移動中…~
永琳「ツクヨミ様、八意永琳です。今日は道で倒れていた者を連れてきました。中に入ってもよろしいでしょうか?」
?「永琳か。入ってきてくれ。」
永琳「はっ、失礼します。」
雄輝「えっと、失礼します…」
えーっと、この人がツクヨミ様かな?
?「そうじゃ。」
思った以上に神様ってすごい威厳がある〜
ツクヨミ「そりゃ神だからのう。」
ってか、また心読まれてる!
ツクヨミ「あっ、すまん。いつもの癖が出てしもうた。気をつけねば。
ところで、お主の名前はなんじゃ?」
雄輝「河本雄輝です。」
ツクヨミ「いい名前じゃのう。」
雄輝「そうですよね!永琳ってすごいと思いません!?」
ツクヨミ「ほう、この名前は永琳がつけたのか!いいの〜」
永琳(私ほとんど空気だ…)