ちなみにこれを書いている時はバイト帰りだったので疲労度MAXです・・・
今回から本編に入っていきます!
では、どうぞ!
帰ってきた故郷
もうそろ四月に入ろうとする中、俺たちは故郷の静岡県内浦に戻ってきた。今はかつて4年前に住んでいた一軒家の片づけや掃除している最中だ。
・・・そういえば自己紹介まだだったな。
俺の名前は神崎祐希。4年前まではこの町に住んでいたのだが、ふとした事から東京に移住し、普通の都内の私立高校に通っていた(ふとした事についてはいろいろ長い話になるため省略)。...っといけねぇ、早く片づけないとまた妹に叱られると思わんばかりに、
「兄さーん!早く終わらせないと挨拶に行けなくなっちゃうよーー!」
「分かってるって...俺だって早く用事を終わらせたいからな・・・」
俺の事を兄さんと呼ぶ少女、妹の
...お前は俺の母親かよ・・・
「兄さんはたまーに
さらっと、俺の心を読まないでくれ....
「はいはい、いつもありがとうな」
「もう!兄さんはまたすぐはぐらかそうとするんだから・・・」
「そんなことねぇよ。それより早くしないと日が暮れるから急ごうぜ」
「はぁーい…」
と、手短に早く箒や掃除機をかける俺たち兄妹。そもそも俺たちが何故こっちに戻ってきたのかというと・・・
「ねぇねぇ兄さん、浦の星って女子高でしょ?そんなところに行って大丈夫なの?」
そう、俺がこれから行かなければならない場所というのは、浦の星女学院・・・女子高なのだ。
「…さぁな、とりあえず今日は行って話だけでも聞いてみるつもりだ」
「でも、よくよく思えば急すぎる話だよねー。突然転校なんて言われたら」
転校という話となったのは、数日前のことだった。
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数日前、東京都内の私立高校 理事長室にて
「・・・転校?」
「えぇ、そうよ。実は神崎君宛に先日こんな手紙が届いたのよ」
そういい、理事長が預かっていた手紙を俺に渡し、その手紙を開いてみると・・・
「浦の星女学院共学化と共学生についての案内…」
そう書かれていた、…って、はっ?女子高?
「話によると静岡の内浦にある浦の星が年々生徒が減少していって廃校になるという噂があってね。でも、そこに新しく就任した理事長の案で
共学化にするという話になってね。その共学編入生としてあなたが選ばれたの」
と、詳細を聞いてみたのはいいんだが...いくら何でも危険な賭け事すぎないか、コレ。
「とりあえず、気になるところがいくつかあるんですけど,,,まず、何故俺が選ばれたんですか」
「新しい理事長があなたを推薦したからよ。...確か、小原家の人だとか」
「...ッ!?」
小原家... その名を聞いて、俺は思わず驚愕した。
まさか、あいつが...?でも何故―――
「...どうしたの?神崎君?顔色が途端に悪くなったような気がしたけど」
「いえ...なんでもないです。それで、いつから俺は向こうに行くんですか?」
「一週間後よ。でも、まだ廃校が決定したわけではないから詳しい話は向こうで聞いて」
「...分かりました」
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ということになり、今に至るというわけだ。
だが、転校のことも気になるが俺が一番気になったのは小原家についてだ。
(あいつが新理事長なはずないしな...それに向こうは俺の正体についてまったく知らないはずだし)
小原家の娘とは昔から幼馴染である........いや、だった、というべきか
今は昔とまったく違い、性格も姿も髪型も変化していると思うから俺だと気づくはずないと思うが。
......もしかして、単なる偶然なのか?
「...さん、兄さん!」
深く考えこみすぎてしまったせいか、華菜からの呼びかけに気づかなったようだ。...だが、華菜は呼びかけに応じなかったことに
怒っているというより、むしろ俺を心配してそうな顔をしていた。
「...どうしたの?兄さん。なんか、凄く悲しそうな顔してたけど...」
「いや、何でもないさ...少し昔の事を思い出してただけだ」
「兄さん...」
「さぁ、早く掃除を終わらせようぜ。本当に日が暮れてしまうからな」
俺はさっきまで考えていたことを断ち切るように掃除に取り組んだ。―――もしかしたら、あいつと再会する日はそう遠くないと願って...
だが、この時の俺はあいつとの再会だけではなく、まだいくつものの出会いと再会があるということを知るもなかった
いかがだったでしょうか?本編に入ったのはいいのですが
―――文章の構成が下手な気がする・・・
良ければ感想や評価の方もよろしくです!そして、何かアドバイスがあればとても助かります!
では、また次回ッ!