プチファンタジー・ストーリー   作:クリステリアン

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第38話 領主の館

 4人は、町を歩き、きょう泊まる宿屋を探したあとギルドで報酬を受け取った。その後宿屋にもどって休み、やがて朝となった。

 出発の準備をし、「さぁきょうは領主の館ってのを目指すとするか」「この町から北へ20kmといっていたわね」

 4人は町を出て、北のほうへと歩いていく。だんだんと景色は岩山が姿を現し険しくなっていき、そしてその日は途中にあった小さな町で宿を取り、泊まった。

 

 次の日もまた歩いていく。

「もう半分以上きたようですね」

「きょう中には着けそうだな!」

 4人は昼食と休憩を取ったあとも、領主の館目指してさらに歩いていった。が、その数時間後──「なんだ?」領主の館まであと少しというところで、4人は向こうの岩山のふもとになにかの塊があることに気づき近づいていった。

「うわっ!」4人はそれを見て、驚き、顔をひきつらせた。なんとそれは、鎧を着けた20人ほどの戦士が、倒れていたのだ。おそらくなにかの武器で傷つけられたのだろう、血を流している者もいた。戦場のあとである…。

 4人は急いで兵士たちに駆け寄り、「だいじょうぶですか!?」「しっかりしてください!」と声をかけた。が、なんの返事もない。さっきからピクリとも動かないしもう全員死んでいるのかと思われたが、眉をひそめながらもフィリナは兵士の横にしゃがみ込んで調べているうちに、「生命エネルギーを感じるわ」といい出した。

「えぇ!?」みんなも兵士のからだを調べてみる。「エクスヒーリング」フィリナは回復技をかけていた。

「本当です。瀕死ではありますがまだ生きている人もいますね!」ラファエロもエクスヒーリングをかけてあげた。

 全員を調べてみたところ、結局3人の兵士は無事で残りはすでに駄目であった。

 

 ふらりと息を吹き返した兵士はしばらくぼんやりとしていたみたいだったが、仲間たちへ声をかけはじめ自分たちの状況を理解すると仲間の遺体を前にむせび泣きはじめた。その様子はとても物悲しく辛そうで、見ているだけで胸が苦しかった。

 

「助けないほうがよかったのかしら…」

「さぁ、わかりません」

 4人もそんな彼らの気持ちが伝わり、胸が悲しみでいっぱいだった。

 

 兵士たちはひとしきり泣いたあと近くにいた4人に気づき、「おや、きみたちは…」「なにをしてるんだ?こんなところで」ときかれた。

 4人は、さっき兵士たちが倒れてるのを見つけて、助けたといった。

 兵士たちは驚き、「そうだったのか……ぼくたちは、隣の地方の兵士と争い全滅させられて……そうだ、このことを領主の館に報告にもどらないと!」

「領主だって!?」

「あぁ、ぼくたち、この近辺の町から、今回領主家のものに雇われた兵士なんだ」

 サンクは、「おれたちもその領主の館を目指してるんです!」

「そうなのか、じゃあぼくらと一緒にこればいい」

 そういわれ、サンクたちはこの兵士たちについて館へいくことにした。

 数十分も歩いていくと、だんだん木々が茂った丘や林に変わっていき、やがてそのなかから大きな館が姿を現した。到着したときにはもう夜になっていた。

 

 兵士は、ドアの呼び鈴をならすと、やがてなかから執事のようなおじさんが現れた。兵士の男はその執事になにか説明すると、執事はもどっていってしばらくすると、だれかメガネをかけた鋭い目つきの男が現れた。

「みなさん、この度は残念でした。さぁ、宿舎にもどってお休みください」

 兵士たちはなかに入った。サンクはドアのところにいた男に、「おじさん!おれたちこの領主の館に悪魔が現れて石にされたって聞いたんだけど、その話詳しく聞かせてくれませんか!?」といった。

 男はそこにいた少年にきょとんとし、「こちらは?」ときいた。

 兵士は、「あぁ、おれたちが倒れてたときそいつらがおれたちの介抱をしてくれたおかげで助かったんだ」といい、先ほどなにがあったかを説明した。

 すると、「そうですか。そういうことでしたらあなたがたもぜひ屋敷にお入りください」といわれ、4人もなかに入れてもらえた。

 4人は屋敷内を見てみるとなかはとても豪華で高そうな敷物が敷きつめられ、絵画や、シャンデリアがある。

 4人は屋敷内の部屋へと案内され、そこで話をすることになった。

 

「たしかここの領主が悪魔に襲われ石にされた話を聞きたいんでしたね?」

「ハイ!おれたちずっとあの悪魔を追ってきたんです!」

「旦那様と、奥様は1週間前悪魔に石にされてしまったのです。おふたりがいまはあの状態なので仕事は我々家来が代行しており、一応領地のほうはいまのところなんとかなっていますが、これもいずれ旦那様のお力が必要な業務が出てくるでしょう」

 この男は領主の秘書だったそうだ。なんでも、グランツライヒ領主は元貴族であり、いまは議員も兼ねているらしい。この国では王制も貴族制もすでに廃止されていたが、やっぱり元貴族はお金持ちが多かった。

「主人を石にされた我々は至急専門家を呼んで原因を調べさせました。そしてそれが悪魔の力と判明し…旦那様たちが石にされたテラスを調べて…我々はそこで隣の地区の紋章のバッジを見つけました」

「隣の地区?」

 メガネの男は頷き、「はい、それで我々はこれは隣からの差し金ととらえました。元々隣とはあまり関係はよくなかったのですが、今回彼らは悪魔を差し向け、我々の領主を攻撃させたのです」といった。

 4人はそれを聞いて戸惑い、「悪魔が隣の地区の人間のいいなりになって領主を石にしたのか?」「なんのために…?」と顔を見合わす。

「我々は当然隣に決闘状を叩きつけました。そして今回そのために付近の町の兵士たちを雇ったのです」

「……」あの、さっき血を流し倒れ、大半のものが死んでしまっていた兵士たちだ。4人はまさかその争いに悪魔の存在が噛んでいるとは思わなかった。

 フィリナは、「どうして武力でばかり解決しようとするのかしら…」と辛そうにいった。この世界では日々、小さなことでしょっちゅう争いが起こっていた。領土、水の権利、食料etc……しかし今回のことは本当に隣の地区の差し金なのだろうか?もしかしたらバッジを落としたのはあの悪魔で、人間たちを争わせようとしたのかもしれない。

 ユードーは、「一度、その隣の地区の人間に本当に悪魔を差し向けたのか確かめたほうがいい」といった。

「は?」と秘書。

「でも、領主が石にされたというのにあなたがたはその原因となった悪魔を倒そうとは思わなかったんですか?」とラファエロはきいた。

 秘書は、「もちろん、そのために学者に調べさせたんです。そしてきょうになり、ようやく悪魔がどんな姿か、悪魔の棲家の大体の場所を突き止めたんだ。それによると悪魔は東にある山岳地帯にいるらしい。これはご主人様と奥様がテラスで石にされた日に、なにかが東の山のほうへ飛んでいくのを見た使用人がいたから間違いないだろう」

 サンクは持っていた紙を取り出して、「その悪魔ってこれじゃないですか?」と見せた。

 秘書はじいっとそれを眺めると、「あぁ、そうです!たしかこうゆう見た目でした!待ってください。いま学者を呼びましょう」とベルをならすと、やってきた男になにかいっていた。

 

 そしてしばらくし……ドアが開くと「お呼びですか?」と小柄な40代くらいの男が現れた。秘書は学者になにかいうと、学者は頷き、懐から1枚の紙を取り出した。

「これが領主様を襲った悪魔です」

 4人もその紙を見てみた。そこに描かれていたのは、たしかにサンクの持っている絵とそっくりな悪魔だった。だが、サンクのものより少しぼんやりした絵だった。

 サンクは、「おれたち、この悪魔を倒したいんですけど!」

 学者は、「この悪魔を?」秘書は、「それはちょっと考えものかと……相手は人を石にする力を持った悪魔ですよ」

「うっ…」それを聞き、4人は恐れた。もしあの光線を食らってしまい石にされたら全滅だ!!

 が、「それはおそらく心配ないでしょう」と学者がいい出した。

「え?」

「わたしがあのタイプの悪魔を調べてみたところ、石化攻撃というのは出すのに非常にパワーがいります。数日前その技を使ってしまったので悪魔はまだまだ石化させるだけのパワーがたまっていないはずです」

 それを聞き、「おぉ!」「それはよかった…」と4人は喜んだ。

「今回依頼した兵士たちには決闘後、悪魔の討伐にいってもらうつもりでした。でもそれが無理となってしまったので、ギルドに依頼しようかと思います。ただいまはギルドの人間も忙しいらしく討伐に向かう人員が集められるにはあと1週間かかるそうです。それに、まだ悪魔の居場所は正確にはわかっていなくて、まずはそれを調べなくてはいけません」と秘書はいった。

「……」調べなくともコンパスがあればおそらくわかるだろう。

 4人は悪魔のことを詳しく教えてもらい、ありがとうございましたと礼をいい席を立った。

 秘書が、「きょうはもう遅いですし、部屋を用意しますからよろしければ泊まっていってください。まぁ、あまり立派な部屋ではないのですが…」といった。えっ?と4人は驚いた。

「…いいんですか?」

「ええ、うちの兵士を助けてくれたのですからこのくらいは」と秘書は頷く。

 

 メイドの案内でその部屋に連れていかれ、「こちらです」とドアをあけられた。

 するとそこは、かなり広い部屋で、ベッドが4つあった。天井にも小さめながらシャンデリアが付いており、壁や天井にはなにやら模様や彫刻が施されている。少なくとも、4人がこれまで旅をしてきて泊まったなかでは一番いい部屋にちがいないだろう。

「お~っ、すげ~」4人はあたりを見回し驚いていた。が、4人の顔からはすぐに明るさは消え、荷物を降ろし、ベッドに座った。

「やっとあの悪魔が倒せそうだな」

「うん、サンクの見た悪魔と同じだったもんね」

「ここまで長かったなぁ~。キラの町では逃げられて、占い師のところへいってコンパスを作ってもらって、悪魔が海の向こうにいることがわかってこの大陸に渡ってきて…」

「たしか東の山岳地帯にいるんだっけ?どこにあるんだ?」

 フィリナは地図を出し、「山岳地帯はここね。この館からは2日も歩けば着きそうよ」と指差した。

「悪魔退治はギルドに依頼するそうです。でも1週間してからだそうですね。その前にまた逃げられなければいいのですが…」

「あすもう一度話を聞いてみよう!」ユードーはいった。

 サンクは「でもあの悪魔、許せないよな!領主の人たちを石にして、そのせいであの兵士たちが死んじゃったんだから!」と怒った。

「あぁ、あんな悪魔は早く退治しないといけないな」

 4人は兵士たちの犠牲を思ってしばらく黙り込み、そして今夜はもう支度をして寝ることにした。

 

 

 

 そして朝──。4人は起きて支度をする。すると、そこへメイドが呼びにきて朝食だといった。4人は、お礼をいい、ありがたく朝食に呼ばれた。

 食事が終わり、庭のほうでなにか音がすると思って見てみると、屋敷の使用人たちがなにかを運び、庭に集めていた。そこでサンクは通りすがりの使用人の男に、「おじさん、あれは?」ときいてみた。

「あぁ、あれはきのう兵士たちが持っていた武器を回収して使えるものを集めているのです」使用人はきのう犠牲になった兵士たちはこれから手厚く葬られること、助かった兵士たちはいま宿舎で療養中なことを教えてくれた。

 4人は下に降りてみて、それを眺めた。そしてこれだけの犠牲を出した悪魔は、早くやっつけられなければいけないと思ったのだ。

 

 庭を歩く。きのうは暗かったのでよくわからなかったが、この館は白くて華麗な外見で、まるでお城のようだった。

「どうする?これから」

「おれたち、悪魔のところまでいけるのにただじっと待ってるなんて耐えらんないよ!」

「少しでも早くいかなきゃまた逃げられるかもしれないわ」

「えぇ、それに学者の話によればあの悪魔はいま石化攻撃が使えないそうです。それならば大して手強い敵ではないかもしれません」

 4人はきのうの兵士たちのことがあり、改めて悪魔を倒さなければいけない気持ちが強くなっていた。あんな風に人に危害を与えることもあるのだ。のんびりしていられない。もうこんな犠牲はあってはならないのだ!

「よぅし!これからあの悪魔の棲家へいこう!」4人はそう決意した。4人は荷物を取りにもどろうと、入り口へと向かったがするとそのとききのうの兵士の男に出くわした。

「おっ、お前たちは」

「あ、きのうのお兄さん」

「もうからだは回復したんですか?」

「あぁ、今週中には町に帰れそうだ」

 男は、精神的にはともかくからだはもう顔色もよく、動きも変なところはなかった。

「お前たちはまた旅に出るのか?」と男はきいた。

 4人は、「おれたち、これから領主さんを石にした悪魔を倒しにいくんです」

「なんだって!?」男は驚いていた。

「これ以上、あの悪魔をほっとくわけにはいかないから、居場所もわかってるし、少しでも早く倒したくて。おれたちがなにも行動しなかったから、また犠牲が出るんじゃ嫌だから…」

 男は4人の真剣な目を見て「…」となにか考えていた。

「…わかった。それならいいものがある。おれについてくるといい」

 え?と思ったが、4人は兵士の男についていった。そこは、先ほどの兵士の武器が集められた場所で、男はそこで作業していた男になにかいっていた。そして兵士の男はそのなかから武器を1つ取ると、「ほらよ。この槍はおれたちが使ってたなかでもかなりいいもので状態もいい。これを貸してやるから持っていきな」と渡してくれた。

 サンクはそれを受け取り、「いいんですか?」

「あぁ」頷く男。

「ありがとう!」

 4人はお礼をいってまた屋敷にもどった。荷物を取り、途中、出会ったきのうの秘書に、お世話になったお礼と、これから悪魔を倒しに出かけます!と告げた。秘書は驚いていたが、4人はそれだけいうと館を出て山に向かって出発した。

 コンパスを取り出し、その方面目指して歩く。悪魔の棲家がわかっているのに居ても立ってもいられなかったのだ。

「やっぱりコンパスもあの山指してるな。本当に悪魔はあそこにいるらしい」

「よぅし!いくぜ!」

 

 4人は草原や木々の茂る道を少し緊張をたたえながら歩き、途中で休憩がてら昼食にすることにした。さっき借りた槍は、ほかに武器を持たない者がいないということで、ラファエロが使うことになった。

 もし悪魔の棲家に着けばそこでは厳しい戦いが待ってるかもしれないのだ。4人は覚悟をし入念に準備を整えねば、と思った。

「残りのポーションと、万能薬は…どこだっけ?」

「万が一技を失敗したら大変だからちゃんとできるか試しておかなきゃ」となにか手に光を纏わせているフィリナ。

「おーい、この前お化けたちにもらった状態変化を防ぐネックレスが出てきたぞ!これはだれがつけるー?」とユードーはいった。

 サンクたちは話し合った。もし負けそうになったら逃げられるように、フィリナがつけるのがいいと最初はいっていたのだが、結局それは3人の意見が一致し、サンクがつけることになった。

「今回の戦いはサンクのためにいくわけだからな」「それをつけて少しでも弱さを克服しておきなさい」「なんだよ!それ!」と、よくわからない理由でサンクに回ってきた。

 

 その後もまた先を進み、時々休憩をとりつつまた進み、山のそばの崖の上まできたのだが、もう日が暮れてきたので4人はそこで野宿することにした。結局きょう中には着くことは無理であった。

 食事の支度をし、夕食を食べる。

「あしたはあの山に着くのだからちゃんと食べておかなくちゃ」4人は作った料理を全部食べ、後片付けやらテントの準備やら始めた。

 

 その後、焚き火をし、4人は少し語り合ったのだが、ユードーはそろそろ眠くなったらしく、一足早くテントに入っていった。それからしばらくし、ラファエロも、そろそろ休みましょう、と火を消し、テントに入った。

 サンクは、あすの決戦を前に胸が高ぶり、なんとなく高台から向こうの町が見渡せる場所へと歩いていった。

 そこに立ち、ぼうっと景色を眺めていると「サンク」と声がかけられた。後ろからフィリナがついてきていたのだ。

「フィリナ」フィリナはサンクの横にくると、「まだ寝ないの?」ときいた。

「あぁ、少しドキドキしちゃってさ」サンクは自然にそこにしゃがみこみ、続いてフィリナもその隣にしゃがみこんだ。2人はまっすぐ前を見つめていた。もうあたりは暗いが空には星が輝いており、うっすらと遠くの山や建物の輪郭が見える。

「あしたになれば、あの父さんと母さんを石にした悪魔を倒して、元にもどせるんだ…!!」

「ここまで大変だったものね。サンクと旅してから本当にいろんなところへきたわ。こうして海まで渡って…」

 サンクは振り向き、「おれのためにありがとう」といった。

 フィリナは首をふり、「ううん、わたしはいろんなところを見れて楽しかったから。故郷にいるときはいつも地図を見ながらここにはどんなものがあるんだろうって思ってたわ」

 さらにフィリナは上を見つめ、夢見るように語りだす。

「旅をしていろいろ知ることがあった。家にいるよりずっと充実していた…」

 再び目線を下に向け、「旅に出たときは本を持ち歩いてたんだけど、サンクと出会ってからは忙しくてほとんど読む機会がなかったわ」とこちらを向き微笑んだ。

 サンクはそんなフィリナを見つめる。

「旅をしてからずいぶん強くなったわ。故郷では、あまり友達付き合いもなかったから仲間のいる大切さや幸せも学んだ」

 この旅はサンクの両親を元にもどすためなので、悪魔を倒すということはもう旅をする必要がないということだ。旅が終わってしまうのは寂しかった。フィリナは強くなるまでは故郷に帰れない。だが、あのときの兵士たちの犠牲…もうこれ以上あの悪魔を放っておくことはできなかった。

「フィリナ…」

 たしかに、サンクと出会う前のフィリナは人生の楽しみを知らないというかイキイキさが足りない感じだった。小さいときから修行ばかりでろくに遊んだこともなく友達もおらずあまり笑うこともなくなっていたのだ。

 フィリナはこちらを向き、

「一緒にいて、とても心地よかったの」

 2人は見つめあった……。

 

 

 

 そして夜は明け…。

 4人は目覚め、張り詰めた気持ちを感じていた。きょうはこれからついにあの悪魔との戦いに向かうのだ。

 とりあえず食事を作って食べ、朝の支度をした。サンクは盾と剣、フィリナとラファエロも杖と槍を取り出し、4人はもう一度戦闘の覚悟をすると、いよいよ悪魔の棲家へと向かった。

 


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