俺は古参プレイヤー   作:サンデイクローズ

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久々に書いたらこのザマ
サブタイ見てから読んで!お願い
大事な部分は後半の数行だけだと思う(あとは茶番)
そのため無かったことにして頂いても一向にかまいません。


幕間という名のギャグ時空

「イタスギィ!自分タウン転送いいっすか?高レベルエリアだから最強装備ぶち込んでやるぜー!いきなりリタイアしてすみません!何でもはしませんから!」

 

「……なぁ、久々にアンタから誘ってきたと思ったら何ふざけてんだよ、エリアもアンタが指定したとこだろ?なのになんで初期装備で来てんだよ」

 

 ふざけて目瞑って装備選んできたせいでハセヲの顔が滅茶苦茶怖い。視線で人を殺すってこういうことなんですね、そういや死の恐怖ってあんな顔らしいっすよ。知らんけど。

 

「すいません許してください!何でもしますから!」

 

「……はぁ。じゃあ1回タウンに戻るか」

 

 ハセヲが純真なままなのはいい事だけどこのネット社会で例の先輩に出会っていないのはどういうことなんだ……?ハセヲの住んでいる世界には例のビデオが存在しない可能性が微粒子レベルで存在している…?つーかハセヲの立ち振る舞い的にはイ〇〇トとかがピッタリな気がするんだけど本人に自覚ないのがなぁ。最近現実に現れた〇キリ〇ってスレが立ってた気がするけど見間違いだよな、そうに違いない。

 

 

 

「で、その流れでなんでギルドに帰ってきたのよ?」

「何でも何もここのギルマスがふざけて装備選んできてちゃんとした装備はグランティに預けてるとか言うから付いてきただけだ」

「いや〜ホットアイマスクしながら装備選ぶもんじゃねぇわ。これおじさんからの忠告ね」

「いや、普通そんな状態で装備選ばないから……。あっ、そうだ!」

 

 揺光が何かを思いついた!嫌な予感がしたため、ライは逃げ出した!

 

「しかし回り込まれてしまった〜!はい、じゃあライはそのまま初期装備でいいから早く行きましょ」

「初期装備のままだと一発当たったら最悪死んでしまうんですが」

「聞こえな〜い!ハセヲ、申し訳ないけどライのこと預かるから」

「アッハイ」

 

 ハセヲに売られた瞬間である。つーか一瞬も迷うことなく俺を切り捨てたぞあの男。ハーレムを形成するだけはあるってことか!?神は我を見捨てたか!

 その時、空から不思議な光が降りてきたのです……

 

「アレはダレダーダレダーだれなんだー」

「それは……AURAでーすっ!」

「えぇ…(困惑)」

 

 某メイドアイドルの曲を脳内で再生したら光(アウラ)が現れた件について。女神さまのキャラが崩壊してる気がするんですがそれは大丈夫なんですかね?今も揺光とハセヲの前でキャハッ☆とかポーズとってるし……。

 

「うわキツ……」

「ちょっとライ、この人なんなの?アウラってあれよね?このゲームの女神さまよね?」

「多分本物だと思うんですけど……(凡推理)」

「……ほん、もの?」

 

 視線で「本当にあんなのがこのゲームの女神?」と滅茶苦茶怪しまれているが、大聖堂の像と同じだし本物じゃないかと思う。

 クビアが居れば分かるんだけどなぁ。

 

「呼んだ?」

 

 そして都合よく現れる腕輪の反存在くん。なんだこのご都合主義は……たまげたなぁ。

「クビア、あれは本っ当にアウラなの?あれがこの世界の女神様とか嘘よね?」

 言外に嘘だと言ってくれと圧をかけているが、さっきからクビアが面白そうなものを見る目をしている時点で答えはわかりきっている。視界の端ではハセヲが「うわキツ」しか発せられなくなっているあたり精神異常の効果があるのだろう。

 

「残念ながらアレは女神様だから、うん。揺光には悪いんだけど現実、受け入れて?」

「……アンタもライもそう言うってことはアウラなんだろうけど、でも」

「まぁ信じられないわな。俺もあんな女神だとは思ってなかったし。つーかキャラ崩壊してんじゃねぇか」

 

「ひっどーい☆キミが呼んだからここに来てあげたのにその扱いは私も怒っちゃうゾ!」

 ハセヲの前で散々セクシーポーズを披露して満足したのかこちらの会話に加わってくるアウラ。次の未帰還者は取り乱し方から行って揺光になってしまいそうだ。

 

「呼んでないぞ?」

「呼んだもん!神は我を見捨てたかーって。私、見守ってるもん!見捨ててないもん!」

 

 なぜか腕を振り回して私、怒ってます!と主張するアウラ。

 

「クビアくん、アウラってこんなキャラなの?」

「違うと思うよー。うーん、なんだろうね。想定外のバグ、ウィルス感染、あとはなんだろう……取り敢えずデータドレインやっとく?」

「……1杯やってく?みたいなノリでデータドレインさせようとしないで。つーかウィルスとかだったら洒落にならなくない?今色々ヤバいよ?第四次ネットワーククライシスとかなったら人類瀕死よ?」

「あぁ、そこは大丈夫だよ。ちゃんとって言っていいか分かんないけど自我もあるし。言動が大丈夫とは言えないのがアレだけど。だからさ、データドレインして初期化しちゃお?」

 

 やだこの子目が据わってる怖い。クビアとそんなやり取りをしている間にも揺光がアウラに絡まれ……あっログアウトしたわ。

 

「これもう無理だよ収拾つかねぇよ。揺光はログアウトするしハセヲは意識がログアウトしてるし……クビアはデータドレイン勧めてくるし俺にどうしろと」

 

 

 口から乾いた笑いしか出てこなくなった頃、アウラが唐突に目の前から消え、代わりにカイトさん、オルカさん、バルムンクさんと同型のPCが現れていた。あの時に見たあれは幻じゃなかったんだ!

 

「ヨ%$ク」

「え、あっはい」

 

 文字化けの凄いチャットとメンバーアドレスを残し謎の三人衆は炎に包まれて消えた。……中二が過ぎるのではなくって!?

 

「ライって来るもの拒まずが行き過ぎてると思うんだけど」

「うん、俺もそう思う」

 

 クビアとそんなことを言い合い、ハセヲがいつ目を覚ますかの賭けに興じるのであった。なお、この賭けはエンデュランスが来て怒られるまでハセヲの耳元で大声を出す遊びとなっていた。




先に言い訳すると訳分かんないテンションで書いたがためにこんなことになってしまった。ま、まぁオリジナル設定の範疇でしょ(震え声)

今回大事なのはクビアが殲滅対象じゃないことだけ。

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