意識が高すぎて魔法科高校に入学したが劣等生だった。   作:嵐電

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サブタイトル変更しました。


九校戦編28

気分がいいのでさらにサービス。何もない空間に自分とその空間の交流を(エネルギーの変化やエネルギーの流れでも良いのだが)わかればすぐに太極拳の抱球とかもわかるしとっても気持ちいいです。ぜひお試しあれ!

 

ちなみに座禅の補助運動にもこれがある。球を感じるのは難易度が高いかもしれないが、掌心のツボと両手の間の空間の状態を感じるならやりやすいと思うよ!

 

ちなみに、形意拳*の三催勁で有名になった三星を合わせるという口訣もこれで出来る。合谷*と尺沢*と欠盆*とその上空の空間の状態を感じるだけだ。ただし三つ同時に行うので慣れが必要かな?こういう風にピーチェン!

 

〔形意拳(けいいけん、Xingyiquan)は、中国武術の一派。

 

太極拳、八卦掌と共に内家拳の代表格とされる中国武術であるが、見栄えのする大技が少なく、非常にシンプルな外見をしているのが特徴である。

 

『三才式』(三体式、三體勢とも)と呼ばれる、同じ側の掌と足を前に出し、後ろ足にやや体重を乗せた構えを基本とし、前方へ踏み込んで技を発した際に後ろ足を前足の踵側に引き付けて歩を進める『跟歩』という歩法を多用する。(☜門派による。一概に言えない。)套路は門派によって異なるが、五行説にちなんだ名前をつけられた5種類の単式拳『五行拳』と、五行拳の応用形でそれぞれ動物を模した12種類からなる象形拳の『十二形拳』は共通している。(☜門派による。一概に言えない。というか、このネット情報は河北系の説明になっている。)

 

『五行拳』は劈拳(金行)・鑚拳(水行)・崩拳(木行)・炮拳(火行)・横拳(土行)からなり、更に『十二形拳』は龍形・虎形・猴形・馬形・黽形・鶏形・鷂形・燕形・蛇形・ 形・鷹形・熊形 からなる。槍を中心に棍、剣、刀、暗器など武器術も豊富で、器械套路(武器用の套路)も存在する。

 

初心者は、『三才式』の站椿功(立ち稽古)と『鶏形歩』という歩法による運足を学び、併せて五行拳の劈拳に似た『鷹捉』を集中的に稽古する。(☜門派による。一概に言えない。尚氏を意識して書いている?というか、初心者に三体式は難しい。形意拳の立禅当たりから始めるのが良い。)〕

 

(合谷*は、手のツボです。人差し指と親指の骨が合流するところから、やや人差し指よりにあります。

このあたりに、さわってわかる”くぼみ”があります。親指で押したとき、ジーンとくる箇所があったら、そこが合谷です。)

 

(尺沢*はひじの横じわの上にあります。ひじを軽く曲げると、ひじの手のひら側のほぼ中央に固いすじが出ます。このすじの親指側で、指を置くと脈が感じられるところです。刺激する方の腕の手のひらを上に向けて、もう一方の手の親指の腹で、尺沢の骨ぎわをひびきが出るまで押します。両手を刺激します。)

 

(欠盆*は、鎖骨の上方にあります。鎖骨の上の窪んだところが、お盆が半分欠けた状態に似ている事から、欠盆(けつぼん)というツボの名前になったと思われます。

 この窪んだところを鎖骨上窩といい、乳頭線上(乳首の位置)の鎖骨上窩にスジ状のところです。)

 

形意拳の明勁は簡単だったでしょう?えッ?できない?おかしいなァ?

 

そうそう!上肢をいつでも発せられるまでの動きも自動運転で行うというのを忘れていた。ゴメンゴメン。例えば、ピーチェン(壁拳だよ。三体式を動かす運動や鷹捉とは動きも形も違うから気をつけてね。)の予備動作は、背骨の上の方、頚椎が伸びれば自然に上肢が動いてくれる!

 

まだ、発しない?

 

じゃあ、今回特別に言っちゃおう!その時に第五チャクラ*を感じて!それで発勁!そうそうそれで良い。

 

(第五チャクラは、首の付け根中央部に位置する「青色」で表されるチャクラです。

喉に対応する事からスロートチャクラと呼ばれ、サンスクリット語で「浄化」を意味するヴィシュッダチャクラとも呼ばれています。これはヴィシュッダによって、単なるおしゃべりではなく、目的を持って考え語る事で、責任を伴った自己表現をするという、コミュニケーションのあり方を示しています。)

 

少佐のピーチェンを観て僕は大満足だ。喉のチャクラが合わないなら天突*でも良い!

 

(天突*は首の付け根、左右の鎖骨に挟まれたくぼみに位置します。)

 

「師匠、話が変わるけどさっきの通信だけど…」

 

さっきの?甲子園ギャルを装って将来有望な魔法師を物色して伝手を作る活動をしていた彼女達?以前、僕は他人の職業がわかるって伝えてなかったっけ?理由はわからないけど不思議とわかるんだ。ほら!あの人は警察。

 

甲子園ギャル達は十師族やナンバーズ以外の有望な人材をスカウトしたいのだと思うよ。何しろ手垢が付いてないから。だから、一条くんよりも吉田くんや西城くんや司波くんにはすごく興味がある。

 

「さっきので、師匠も興味を持たれてしまったじゃない!」

少佐が呆れている。大丈夫。大丈夫。現代魔法の尺度では僕の能力は測定不能、評価不可能だから。

 

 確かに、甲子園ギャル達は真面目な表情でどこかに通信している。僕が教えたテロリストの居場所を伝えているのだろう。今度は、未然にテロを防いでよ。

一高の選手を乗せたバスを襲った自爆テロを本人に強い意志がなくてほんの直前まで気づけなかったのは僕の心に引っかかっていた。やっとその発見方法がわかった。少佐の「水晶眼」を観てそのコツを掴んでわかるようになった。自我のないテロリストは、自我がないのが特徴となる。なので、悪意や殺意を探るのではなく、自我がない人物を探れば見つけ出せる。

 

心に引っかかっていたものがなくなると心が軽くなる。この高揚感は断食の影響だけではない。

 

さて、気分が高揚している間に一高対九高の試合が終わってしまった。これまた痛快!

 

三高の一条選手が一対三の勝負で勝ってその実力を見せつけたのに対して今度は、一高が同じ事をやってのけたのだ。しかも、一番マークされている司波くんではなく吉田くんがやってのけた。司波くん策士!

 

一高の一条選手と吉祥寺選手は、これで司波くんを意識せざるを得なくなったろう。

 

「決勝は草原ステージで司波対一条の荒野の決闘なり!」

 

「まだ、決勝のステージは発表されてないよ」

少佐が不思議がっている。

 

いや、もう決まった。もし、市街地や森林や渓谷ステージにすれば一高の今まで実行して勝ってきた作戦を少し応用した戦い方で一高勝利が確定してしまう。だから大会運営は、勝負の行方がわからないように草原ステージに意図的にするよ。クドちゃんも好きだね〜。そんなにしてまでハードな戦いが見たいかなぁ。学生同士の。

 

そうそう、形意拳の五行拳の明勁ができた時はとっても幸福感が味わえるよ。特に最初の頃は。少佐!焦らなくていいから思い出した時にやってみてね。六位*になれば、道に入れば、こんなの簡単にできるからどちらかと言えば座禅をして欲しいな。

 

(位階《いかい》とは、国家の制度に基づく個人の序列の標示である。位《くらい》ともいう。「位階」という語は、基本的には地位、身分の序列、等級といった意味である。制度としての「位階」は、元は古代中国の政治行政制度である律令制や、それを継受した国における官僚・官吏の序列の標示(身分制度)である。後には、位階は、長く官職にあった者や特に功績のあった者などに与えられる栄典の一となった。位階を授与することを「位階に叙する」または叙位(じょい)という。

 

☝では、国家の制度に基づく個人の序列の標示である位階について説明しています。 カトリック教会の聖職者の序列、『天上位階論』と関連するキリスト教の天使の位階、友愛団体であるフリーメイソンの位階、軍隊・警察・消防を含めた公務員等その他の階級等がこれにあたります。ここでは、禅の境地の段階を表すものとして使用しています。

 

「道を得る」を六位とし「道に入る」は六位ではなく五位と見なす位階を用いて表現しています。神智学的に書けばコザール体とブッディ体に相当すると思います。)

 


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