ルークの英雄譚(TOA×聖剣伝説LOM) 作:ニコっとテイルズ
・相対的なお気に入りの数に驚きました。本編開始前なのに。
昨日の投稿は、周知程度の意味合いしかなかったので、大して評価されないと思っていたのですが、感謝感激のトゲトゲ鉄球の雨あられがゴーレムから降り注がんばかりの衝撃です。
TOAとLOMという2体の虎の威を借る形ではありますが、今後ともよろしくお願いします。
はじめに、木があった。
曇天の空を突かんばかりの巨大な木。木の内部も森がすっぽり入ってしまうほど広大であった。
木の全てが緑。根も幹も枝も梢も葉も、全て青々しい緑色に覆いつくされていた。
しかし、その色からは、瑞々しい生命力は感じられない。
誰も彼もが忘れ、孤独になった神を具現化しているかのように、木全体がくたびれ朽ち果てていた。
そして、木が語り掛ける。
『マナの木が焼け落ちたのが900年前。
マナの力は、魔法楽器やマナストーン、アーティファクトの中だけに残され、知恵ある者たちはそれを奪いあいました』
『そして、数百年に渡る戦乱の時代を経て、マナの力が弱まるにつれ、それを求める者たちも消えゆくと、ようやく、世界に平和が訪れました』
『それ以来、人々は求めることを恐れ、虚ろな気持ちだけを胸に抱いて胸に抱いて、私の手から離れていきました。
私の無限の業から目を背け、小さな争いに胸を痛めています』
『私を思い出してください。
私を求めてください。
私は全てを限りなく与えます。
私は『愛』です。
私を見つけ、私へと歩いてください』
*
(んだよ……わけわかんねぇ)
木の呼びかけに、ルークはそう思った。
その語りについて吟味する間もなく、徐々に現実での意識が覚醒し始める。
まず知覚したのは、鼻腔をくすぐる木の香り。
天然の木ではなく、家具やフローリングに加工され、塗料と混ざりながらなおも残存する自然の息吹。
次に感知したのは、少し硬い枕と、分厚い毛布、寝心地の良くない敷布団。
体の感覚器官が、一斉に触覚の情報を伝えてくれた。
「ここは……?」
そして、ルークの瞼が開く。
視覚が教えてくれたのは、薄暗い天井。
自分の部屋の天井はこれほど低くない――――
「はっ!?」
五感が集めた情報を総合した脳が、その異様さを感知し、ルークの意識は一気に覚醒する。
しかし、勢いがつきすぎて、
「いってーーー!!!」
低い天井に頭を叩きつけてしまった。
額をさすり、唐突な衝撃と後遺の鈍痛で、逆に驚愕を押し込められたルークがぼんやりと辺りを見回す。
「ここは……どこだ?」
今まで見たことのない場所であった。
ルークの屋敷よりも、はるかに質が低そうな家具に調度品。
あちこちに物は点在しているが、きちんと整理されている。
目立つのは、植木鉢に入った小さなサボテンくらいなものか。
ランプがあちこちにあり、優しく家の中を照らしている。
意識を自分の下に向ける。
粗末なベッド。押入れに布団を引っ張り込んできたかのような暗くて狭い空間。
日当たりが良く広い部屋で常に床に就いているルークにとっては、あまりに対照的過ぎて落ち着かない寝所であった。
改めて、ベッドから意識を逸らす。
天井の梁から床まで木造りでできていて、本当に木の中にいるような、爽やかな雰囲気を感じさせるが……
「な、なんなんだよ、ここ!」
温かく包み込まれるような穏やかな家は、しかしルークには異常な場所にしか映らなかった。
ここは、自分の部屋ではない。屋敷のどこかでもない。
今まで外に出たことのないルークには、全く未知の光景であった。
「あ、そうだ。あいつは、どこだ!」
ヴァン師匠に襲い掛かってきた少女を思い出し、ルークはベッドから飛び降りる。
握った手に同化した木刀とともに、恐怖と狼狽と怒りを押さえつけながら、ルークは大声で叫ぶ。
「おい! お前、どこに行ったんだよ! いるんだろ!」
未知の空間を引き裂く大声に、応答するものはなかった。
しばらく待機し、やはり静寂に包まれたままであることを確認したルークは、恐る恐る一歩目を踏み出す。
剣呑な雰囲気とは明らかに異なる場所であるが、ルークは、心臓を激しく脈打ちながら、歩を進めていく。
ほんの数歩ほどで、下に降りる階段に辿り着いた。
階下に向けて、ルークは改めて怒鳴ったが、やはり誰からの反応もなかった。
数刻逡巡し、しかし、行かなければならない、何よりも元凶となったあの女を怒鳴り散らしたい気持ちに駆られたルークは、意を決して階段を下る。
見えてきたのは、石畳の上の広々とした食卓。そして、それを囲む数人分の椅子。
加えて、火が煌々と滾(たぎ)る暖炉に、大きな食器棚。
常人の目から見ればそれなりに広大な居間であったが、自分の屋敷の巨卓しか知らないルークからすれば、かなりこじんまりとした場所にしか映らなかった。
そして、外へと続く扉とは別に、もう一つの部屋があることに気付く。
「ここか!」
勢いよく扉を開けたルークであったが、そこには壁一面の本棚と、書籍がうず高く積まれた机以外なかった。
その中を吟味することなく、ルークは舌打ちをしながら、扉を乱暴に閉める。
「くっそーーー!!! どこなんだよ、ここは!」
リビングの安楽椅子に、孤独の恐怖を押しつぶし、苛立ちをぶつける勢いで腰を下ろしたルーク。
悪態をついた後に聞こえてくるのは、パチパチという暖炉の薪が燃え上がる音だけ。
他には、誰の声も、何の音も耳朶を叩くことはない。
再度、自分が一人であることをルークは思い知らされた。
(誰もいねぇ……)
不意に寂しさがこみ上げてくる。
物心がついて以来、と言って良いのか、少なくともルークの記憶の中においては、周りに誰もいない時間など一刻たりとも経験したことがなかった。
両親以外にも、使用人のガイや、執事のラムダス、たくさんのメイドと言った人間たちが屋敷に常駐している。
このような無人の空間は、全くもって初めてであった。
怒鳴っても怒鳴っても返事をする相手がいないというのは、これほどまでに満たされない気分になるのだと、ルークは初めて思い知ることになった。
(こうなったのも、全部あの女のせいだ!)
胸の空虚を誤魔化すために、ルークは屋敷を襲撃した女を憎むことにした。
そして、激しく貧乏ゆすりをしながらも、現状を頭の中で整理する。
剣の稽古中、突如襲ってきた、師匠がティアとか言っていた女。
そいつに木刀をぶつけたら、なぜかこうなってしまった。
どういうことだ?
体から凄まじい力が出たのはわかったが、かといってこんなよくわからない場所に飛ばされてしまうというのもヘンだ。
未だにあの力が何なのかわからないが、なぜこんな家にいるのか?
眠っていたのなら、誰かが自分を運んできたと考えるのが自然だ。
しかしながら、人っ子一人この家には存在しない。
外出中ということも考えられるが……それならそれで何かしら書置きでもしてくれればいいのに。
待っている方が得策かもしれないと思った。
このままここにいれば、自分を保護した家主が帰ってくるかもしれない。
あるいは、あの女がやってくるかもしれない。
その可能性は十分にあった。
しかし、ルークは、嫌だった。
とにかく動かなければ、自分が押し潰されそうだったからである。
寂寞の虫が、己の胸の中に巣みつき、食い散らした挙句に、遡上して瞳から滂沱を促すように思えた。
そんな情けない感情を、一人の男として、またヴァン師匠の弟子として見せるわけにはいかない。
だから、動く。動かなければならない。取り留めなどなくとも、この場では関係ない。
俺は、動く!
(動くと決めたら、まずは、どうやったら屋敷に帰れるのか探さねぇと)
熱した決意から、冷然たる現実へと思考を切り替える。
ひとまずの状況把握は終わった。こんな家の中に、これ以上の手がかりはなさそうだ。
とにかくこの家から出よう。そうでないことには埒が明かない。
そう判断したルークは、ひとまず安楽椅子から立ち上がり、目の前の玄関に向かうことにした。
蹴破るような勢いで扉を開け、燦燦と降り注ぐ日光の歓迎を受けた。
しかし、それだけではなかった。
*
「やあ、ルーク。この世界、ファ・ディールへようこそ」
ポストの前で、いきなり奇妙な人と出会った。
(なんだ、コイツ!?)
勢いに身を任せていたルークであったが、今は戸惑いによって体が固まってしまっていた。
全身が硬直する中、眼球だけが下から上へと自然に動いて、その人間の風貌を脳に刻み込んでしまう。
道化のような服。羽織っているやや派手なマント。これから一芸を披露すると言われても不思議ではない、しかしどこか様になっている格好。
橙色のシルクハットを羽根と花で飾りつけるのは良い。しかし、帽子の頭頂部に給餌のために口を開けているひよこの巣があるのはどういうことか?
ひよこ自体、今にも動きそうなくらい精巧にできている。
そして、何よりも認めたくないが、しかし視覚が伝えて脳が認識してしまうのが、顔にある嘴(くちばし)である。
仮装に間違いないと思いたいが……、それにしては嘴の開きと声音が連動し過ぎていた。
どうすればこのような口の動きができるのだろうか。
仮装にしても、シルクハットから飛び出る羽根らしきものであったり、手が鳥の鉤爪であるというのは、あまりにも凝り過ぎではないかと思う。
少なくとも、ルークの頭脳を一時停止させるには十二分過ぎるほどけばけばしい様態であった。なぜ名前を知っているのかという疑問も吹き飛んでしまった。
「僕の名前は、ポキール。詩人さ。
この世界で唯一大事なことを伝えるために来たんだ。
……それは、イメージ。
自分が思い描くイメージだけを信じてごらん」
「な、何言ってんだ、アンタ?」
ポキールと名乗った鳥男の、物静かながら芯の通っている言葉で、ルークの頭脳が始動した。
しかし混迷をより一層深めてしまう。
「単純さ。キミは、ただ自分の思うところ、自分の信じる道を歩けばよいってことだ。
誰にも束縛されないで自分の行く末を定める。
これができれば、キミは大いなるものを得られる。
そのために、たった一つだけやるべきことは、イメージすること。ただ、それだけだ」
「だ~! お前が何言ってんのか、さっぱりわかんねぇよ!」
ポキールの理解不能な言葉は、ルークの硬直を解きほぐし、やがて家を出る前の精神状態へと揺り戻した。
「僕は英雄ではない。あくまでキミの武勇伝を後々に奏でるに過ぎない。
ひとまず、キミのやるべきことは、そこにいる草人(くさびと)に話しかけることだ。
あとは、キミのイメージが、キミ自身の足を進めるだろう」
そう言葉を残して、ポキールは、歩き去ろうとする。
「お、おい、待てよ! ここはどこなんだ?
バチカルは、俺の屋敷はどこにあるんだ?」
慌てて呼び止めるルーク。
「キミが歩む先に自然と答えはある。特段、僕が必要となることはない。
……でも、そうだな。一つだけ得難い答えを与えるとするならば、キミは、この世界にいる間は、ここを拠点とすればよい。
キミがいかに乱暴にこの家を壊そうが、あるいは豊かに改造しようが、誰も咎めることはない。
ここを出る前に、自分の家の周りを探索してみるといい。
冒険の前の準備としてね。それが、ボクにでもできるアドバイスかな」
「俺の家って……こんなちっぽけな家いらねぇって……あれ?」
ルークが、家に目を向け、再びポキールに焦点を合わせようとした時には、その像を結ぶことはできなかった。
確かに存在していたはずのポキールの影も形も、そこにはなかったのである。
「だ~! もう何だってんだよ! ったく!」
何が何だかわからない状況に、余計に意味不明な言葉が投げ込まれた。
しかし、不思議とその言葉はルークの頭に吸着していた。
*
(なんなんだよ、アイツ!)
ポキールの言葉で、余計に苛立ちを強めながら、しかし癪ではあるものの、その言葉に従い、この家の周囲に目を向けることにした。
……家の周りを一周して、あったのは牧場と小屋と空き地。
牧場には、柵で囲われた牧草地にポツリと一つ小屋が建っていた。
一応、小屋の中も調べてみたが、家畜を管理するための道具がいろいろと詰め込まれているだけで、誰もいなかった。
もっともルークには、何のための道具かわからなかったが。
小屋の中は、廃墟と言ってもよかった。
エントランスの部分に、煌々と暗がりを染める暖色のシャンデリアがあるのみ。
あとは、枯れた井戸がある以外、岩や木に侵食されているだけである。
家の中とは違い、極端に手入れの行き届いていない場所であった。
ルークは顔をしかめて、早々に小屋を後にした。
空き地は、本当にただの青々とした草原が広がっているだけであった。
こういうところを庭師のペールに与えたら、嬉々として花畑をつくるかもしれないな、とルークは思った。
とはいえ、何の見所がないことには変わりないし、自分にとっては退屈な場所である。小屋と同じくすぐにそこから去って行った。
一通り見て、何の益もないことを確かめさせられただけに終わった。
ルークは、足を強く踏み鳴らしながら、家の敷地から外に出ることにする。
すると、敷地の外縁に小さな緑色の服を着た子供がいた。
……うん、子供だ。ルークはそう思うことにした。
背丈は、自分の腰ほどしかないし、短足でのんびりと歩き、時折飛び跳ねている姿は、まさしく子供の振る舞いである。
手が肌色に見えないであるとか、靴が緑の葉っぱのように見えるだとか、断じて、そんなことはない。
きっと、緑の手袋に、極限まで葉っぱに似せた足袋を履いているに過ぎないのだ。そうに違いない。
しかしながら、遊んでいる子供を邪魔するのも忍びない。
さきほどポキールから話しかけてみろ、と言われた気もするが、今でなくても構わないだろう。
使用人くらいとしか接しないルークであるが、人と会話をするのは、なんら臆することではない。
とはいえ、今回ばかりはそっと脇を通り抜けて家の敷地外に行こう。
ああ、俺って優しい。親切。
ルークは人の気持ちが理解できる。
土いじりを楽しんでいるときのペールを邪魔したら、露骨ではないとはいえ、できれば後回しにして欲しいという表情を汲み取れるほどだ。
その教訓を生かして、子供の一人遊びを邪魔しないように静かに外に出るのだ。
ところが―――
「あれ? ねぇ、ちょっと。ボクがいるんだから話しかけてよー!」
脇を通り過ぎようとした瞬間、子供が嘆きの声をぶつけてきた。
あーあ、きっと地面の虫か何かに声をかけてるんだろ。
虫が話すわけねーってのに。それでも話しかけるんだから、このガキはホントに自然との触れ合いが好きなんだな。
草そっくりになるくらいだから、マジで相当なもんだ。
ルークは一人納得し、やはりもう一歩外へと足を向ける。
「話しかけてよー!」
今度は、子供が地面を踏み鳴らしながら懇願した。
おいおい、そんな勢いでやったら、怖がって虫が逃げちまうじゃねぇか。
子供とはいえ、小さな虫にとって人様よりも怖いもんはねえんだぞ。ペールは、ミミズを捕まえようとした幼きルークにそう教えてくれたのだ。
“虫”と話しているとみなした子供を“無視”したルークは、そそくさともう一歩外へと足を進めんとする。
しかし―――子供の地団駄は止まなかった。
もしも相応に体が大きかったならば、ドスンドスンという音が硬い地面の上で響いていたであろう。
それほどの勢いであったが、我関せずのルークは、振り返ることなく、また外へと向かう。
すると、今度は勢いよく駆けてきた子供が、ルークの行く手に立ち塞がり、その視界に強制的に入らされることになった。
「おわっ!?」
「遊んでるでしょっ!」
目を大きく見開いてたじろぐルークに、怒りの篭った声を子供はぶつけてきた。
「ぼく、草人!」
そう名乗った子供の怒りはなおも収まっていない。
硬直しっぱなしのルーク。その姿形に、緑色の衣装の完成度の高さを思って体が固まってしまっているのだ。
目の前の存在が自分と同じ種族だと未だに信じていた。
草人は、声を荒げながらも、話を続ける。
「世界は、みる人のイメージによってかわるんだって! 知ってた!?」
草人は、無視された遺恨を容赦なくルークに叩きこんでくる。
その勢いに押され、ルークは「はあっ?」と、思わず生返事をしてしまう。
それを知らないものと捉えたか、草人は、憤怒の矛を収め、落ち着いて説明を始める。
「ぼくが、ドミナの町があると思うから、あるんだって。
詩人のポキールもそう言ってたよ」
「ドミナの町? なんだよ、それ?」
ルークは、草人の姿から、出てきた言葉に頭を移すことにした。
「世界はイメージなんだって。
他の人は違うって言うけど草人はそれを知ってるの。
そして、まっしろなココロの人は、新しい世界に行けるんだって。イメージできるんだって」
「え? そうなのか?」
ルークは驚いた。
屋敷の外だと、イメージすれば新しい世界に行けるとは、全くもって初耳であった。
自分は、屋敷の外に出ることができなかったとはいえ、まさか、世界がそのような構造になっているとは全然知らなかったのである。
なるほど、先ほどのポキールとか言う鳥男が「イメージが大切」と言っただけのことはある。
ヴァン師匠も、ガイもそんなことを言っていた覚えがない。
やっぱ、外っておもしれ―じゃん!
ルークは、素直に感動した。
「もし、ここから外に出て、ドミナの街がなかったら、イメージしてみればいい。これをあげるから」
そう言って、草人は、赤、青、緑、黄色と、色彩豊かなアーティファクト『積み木の町』をルークに手渡した。
それは、町を模しているようで、高低様々な建物が並んでいる。
子供が偶然つくったにしては、均整が取れていて、何かしらの含蓄を窺わせられるものであった。
「これは……?」
「これがドミナの町だよ」
草人は優しく伝えた。
「これを外でイメージすれば、町ができるっていうのか?」
「うん、そうだよ。イメージするだけで、あなたの世界は広がるんだ」
ルークは、胸の中で欣喜雀躍していた。
もう、草人の姿だとか形だとか、人らしからぬ姿とかはどうでもいい。
あの鳥男も、この草人も悪さをするような奴じゃない。
人でなくとも、意思が通じ合うし、屋敷の大半の人間よりはきちんと自分に向き合ってくれる。
そして、退屈だった屋敷の外に出られるだけでなく、今まさに冒険へのパスポートまで手に入れられたのだ。
これで、興奮しないというのは、嘘だろう。
「へえっ! 面白れぇじゃん。早速行ってみっとすっかな」
「うん。いってらっしゃい」
最初の無視しあう関係もどこへやら。
ルークは意気揚々と飛び出していき、草人は、微笑みながら手を振って、小さくなっていく背中を見送った。
そして、ルークのファ・ディールでの冒険が始まった。
まっ!