第一種目が終わりグラウンドで待っているとミッドナイトから上位42人が第一予選通過と言われた。
「さてと第二種目の発表ね 次の競技はこれよ！」
皆がスクリーンを見ると騎馬戦と映し出されていた。
「騎馬戦て……個人競技って訳じゃないよな……」
「意見がある子もいるけど今からルールを説明するから聞きなさい」
ミッドナイトが説明したルールはこの様な物だった。
・騎馬の人数は2~4人
・たとえ騎馬が崩れても上の騎手が地面に着かなければ失格ではない。
・個性を使用しても良いが他人を傷つける様な使用は即失格。
・今から第一種目の順位に応じてそれぞれにP（ポイント）が記されたハチマキが与えられる。
「そして、このPがこの騎馬戦で重要な意味を持ってくるのよ……
下から40位が5P、39位が10P……そして1位の人のPはなんと！1000万P！！」
ミッドナイトがそう言った瞬間皆が武昭の横にいた緑谷をを見た。
「へっ、面白いじゃねぇか……誰だろうと俺は負けねぇ！」
「じゃあ、皆で話し合って騎馬を作ってちょうだい。時間は10分間、
決めたら私の所に来てハチマキを受け取りに来る事」
話が終わると生徒達が話し合っていた。
周りの生徒達が次々と騎馬を作っていく中……
「はっはっはっ、面白いくらいに俺たちの所には来ないな なぁ緑谷？」
「創史君！笑ってる場合じゃないよ！？」
武昭と緑谷のそばには誰も来なかった。
「やっぱり、皆は俺と組もうとは考えないよな、確実に狙われるから。
それに緑谷の場合は個性が謎の所があるから組みたくないんだろうな」
「うっ……（けど創史君の言う通りだ……）」
「だとしても、最低2人から騎馬が出来るから問題はないけどな
その時は緑谷が上に乗ってくれ」
「う、うん…それは構わないけど…………」
「ねぇ……よかったら組んでくれへんかな？」
2人が確認するとお茶子が立っていた。
「うん！良いよ！組もう！！」涙ダバー
「おいおい、泣きすぎて麗日が引いてるぞ」
「あっ、ご、ごめんね……けど、これでもまだ3人だよ……」
「そうだけど、もう時間みたいだぞ ハチマキをもらってくる」
武昭が言うと制限時間が来ていたので武昭がミッドナイトの所に向かった。
全員が騎馬を組み終えて、それぞれの得点のハチマキを騎手が巻きながら
開始の合図を待っていた。
「緑谷、麗日、どうやら全員俺たちを狙ってるみたいだぞ」
「うん……ただでさえ僕たちの所は騎馬が3人だからね」
緑谷たちの騎馬は騎手が緑谷で前に武昭、後ろに麗日がいる形だった。
「けど、ただで渡す気は無いけどな」
「それは私も同じや！」
「うん！僕だって勝つ為にここにいるんだから！」
3人が気合を入れてる中、スタートの合図が鳴り武昭達に他の騎馬達が向かって来た。
「緑谷！俺と麗日はお前の指示に従う！どうする！？」
「ありがとう！まずは、ここから一旦離れる！」
「了解や！なっ！？なんや！足が！！」
緑谷達が移動しようとした時に地面が柔らかくなり足が沈んでいった。
「へっ！個性を使っても問題ないからな！！」
近くにはB組の骨抜柔造が個性を使っていた。
「どないしよう！デク君！？」
「どうにかして、ここから抜けるには……」
「緑谷、麗日、俺に捕まってろ」
武昭は2人が捕まったのを確認すると地面に両手をつけた。
「へっ、この程度で足止め出来ると思うんじゃねえ！リキッドグラウンド！！」
「うわっ！？地面が海みたくなった！」
「今だ！飛び上がるぞ！！」
「凄いよ！創史君！あれも創史君の個性なの！？」
「あぁ、俺の魔法の一つだ」
「創史君て色んな魔法が使えるんやなぁ」
「調子乗ってんじゃねぇぞデクがぁ！！」
「カッちゃん！？」
「そうはさせねぇよ爆豪、天竜の翼撃！！」
「くそっ！！」
飛んで来た爆豪が緑谷に向かって来たが武昭が両手に風を纏わせて防いで着地した。
「ミッドナイト先生が何も言わないって事は有効って事か グニュ ん？なんだコレ？」
武昭が着地したと同時に何か黒い物が足にくっついていた。
「それって、峰田君の個性だよ！？一体どこに……」
「ここだよ！緑谷！！」
「そんなのありなの！？うわっ！蛙吹さんもか！」
「梅雨ちゃんと呼んで……緑谷ちゃん……」
緑谷が周りを見ると障子の背中で膜に隠れた峰田と梅雨がいて舌を伸ばして来た。
「さっきの爆豪もそうだが、問題がないからああやってるんだろ！ミッドナイト先生から何も無いのが、その証拠だ！」
〔やはり狙われる1位と追いかけるA組の面々共に実力者揃いだ！
さぁ！今の得点状況は！……なっ！？〕
プレゼントマイクの声に観客達がモニターを見るとA組の緑谷達以外B組の生徒達の騎馬が点数を持っていた。
「なるほど……B組の奴らはこうなる事を予測して予選一回戦を突破したって事か……」
「だったら、それはそれでやり方はあるよ創史君 必ずしも僕たちを狙うとは限らない
だから、このまま逃げ切りを……」
「緑谷、それは無理みたいだぞ」
武昭が指した方を見ると轟達の騎馬がコッチを睨んでいた。
「そうは上手くはいかないみたいだね………」
「そろそろ獲るぞ……」
「ちょうど時間も半分……2人共！足は止めないで！」
「分かったで！デク君！」
「ああ、制限時間いっぱいまで動き回ってやるよ！！」
「飯田！前進だ！！」 「あぁ！任せろ！」
「八百万、ガードと
「上鳴は……」 「良いよ！分かってるからちゃんと防げよ！！」
（あれは……絶縁体か？……上鳴がいるって事は……まさか！？）
「麗日！俺の背中に乗るんだ！！」
「ふぇっ？急にどうしたん？」
「良いから！早く乗れ！！」
「喰らえ！無差別放電！130万V！！」
上鳴が個性で発電すると2組の騎馬を狙ってた他の騎馬達が感電していたが……
「へっ、こんな電気で俺を止めれると思うな！！」
「何だと！？」
轟は武昭だけが普通に向かって来た事に驚いていた。
「轟さん！これと一緒に氷を使ってください！！」
「あ、あぁ！」
轟は八百万から棒を受け取るとそのまま地面に挿して凍らせた。
「チッ、創史、てめぇには何が効くんだよ？」
「さぁな！敵に教える訳ねぇだろっ！火竜の鉤爪！！」
「くそっ！氷を溶かしやがったか！！」
「当たり前だ！勝つ為に
「くっ！（自分自身が持ってる全ての力？……）」
「轟！お前だってそうだろ！！
「お前には関係ないだろっ！！」
「へっ、確かに関係ないかもな……けどなヒーローになった時に氷が効かなくて炎しか効かない
「チッ！うるせぇ！！」ゴウッ！
轟は武昭が出した炎を
「へっ、炎を使わないって言っておきながら使ってるじゃねぇか！」
そう言った武昭は不敵に笑っていた。
その後、制限時間が来て騎馬戦が終わった、その結果……
久し振りのこの作品の投稿です。
自分の実力じゃ、この先が書けないので、ここで終わらせました。
この作品自体は、まだ続きます。