1回戦目はAチームのヒーローサイドが勝ったが………
緑谷 爆豪の攻撃を食らい過ぎて保健室へ
麗日 自身の個性の許容範囲を越えた為気分が悪くなる。
と敵側の飯田と爆豪が殆ど傷を負ってないと何処か逆の結果になっていた。
「それでは2回戦目を行うから互いのチームは現場に向かいたまえ」
オールマイトの指示を受けた2組はそれぞれの場所に向かった。
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敵side……
「チームを組むのは耳郎だけど、こうして話すのは初めてに近いか?」
「うん、創史が他の人達と話してるのは見た事あるけどね」
「じゃあ、作戦を話すけど、相手は轟と障子だったな」
「そうね……轟の個性は確か半燃半冷で障子は複製腕のはず……」
「けど、轟の方は氷しか使ってないし、障子の方は力が結構強かったな」
「ねぇ……創史の個性って何なの?見てたら複数あるみたいだし」
「あぁー 俺の個性はなぁ……魔法としか言いようがないんだよな」
「魔法ねー まぁそれなら、それで良いわ。それで、どんな作戦にするの?」
「多分だけど……轟がこのビルを凍らせると思うな。
それだと、簡単に核爆弾の保護、敵の捕縛と無効化が出来るから」
「じゃあ、ウチ達の負けは殆ど決まった様なもんじゃない」
「耳郎、それはまだ早いぞ……〔耳郎、これが見えたら驚かないでグーを握ってくれ〕」
「なっ!?創史!それって何?」
耳郎は武昭が空中に文字を書いた事を驚いていた。
「ん?何の事だ?〔耳郎、コイツは俺の魔法の一種だ、だから驚くな〕」
武昭の指示を見た耳郎は黙ってうなづいた。
「まぁ、轟が氷漬けにしても耳郎の個性で割れば良いんじゃないか?
〔2人は俺が下で相手をするから耳郎は、ここで核爆弾を守っててくれ。
分かったならパーを出してくれ〕」
「けど、ウチの個性でもすぐに割れるかわからないよ」✋
「だとしても、どうにかして氷を割れれば俺が轟の相手をする
〔始まる前に、ちょっとした細工をするから耳郎はここにいてくれ〕」
「分かったよ、私は創史を信じる」✋
2人が話し終えたと同時に開始のサイレンが鳴った。
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ヒーローside……
「轟、相手は最上階で核爆弾を守っているみたいだ」
ビルの入り口で障子が耳を複製して敵側の作戦を聞いていた。
「そうか……なら少し離れてろ、直ぐに終わらせる」
轟は障子が距離を取ったのを確認するとビルに手を当てて凍らせた。
「ふぅ……ここで待っててくれあいつらを確保してくる……」
「あぁ……分かった……(さすが推薦入学者だ、だが………)」
障子は自分が気になる事を考えていた。
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轟はビル内を確認しながら歩いていた。
「確か相手は最上階だったはずだ……これ位で……」
「おいおい、もう終わったと思うのは早いんじゃないか?」
驚いた轟が声がした方を見ると武昭が壁に寄りかかった立っていた。
「何で……お前は凍ってないんだ……」
「話す訳ないだろ、今の俺達は敵同士なんだからよ!
アイスメイク!
武昭は氷の大砲を作ると、そのまま砲撃して部屋から飛び出させた。
「チッ!お前も氷を使うのか!(けど……俺とは使い方が違う)」
「へっ!かわしてるだけじゃ勝てないぜ!アイスメイク!
「今度は斧かよっ!」
「氷が使えるからって接近戦が出来ないって訳じゃないんだよ!!」
「くっ!そうみたいだなっ!!(チッ……体が冷えてきやがったか……)」
「ふーん、どうやらお前は氷を使ってると体が冷えてくるみたいだな………」
「それは………お前も一緒だろう……」
「それは……どうかなっ!?アイスメイク!
「何っ!?お前!何してやがる!!」
轟は武昭が上半身裸になって氷の剣で攻撃してきた事に驚いた。
「俺は轟みたいに氷を使っても凍える事がないんでね」
「そんな事………ある訳ねぇだろっ!!」
轟は左手から大きな氷を出して武昭に攻撃した。
「ハァハァハァ……幾ら何でも、これならガリバリボリなっ!?」
「なかなか良い攻撃だな………けど、俺には無意味だったな……フゥ、ご馳走さん」
轟は武昭が自分の出した氷を食べていた事に驚いた。
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一方……
皆がいる場所では武昭がした事を見て驚いていたが……
「はぁ……やはり、武昭さんと轟さんでは相性が相性でしたわね……」
百だけは平然としていた。
「ねぇ!ヤオモモは創史の個性を知ってるの!?」
「えぇ、知ってると言えば知ってますが私も、そんなには……
ただ、武昭さんは魔法を使うとしか……」
百は芦戸に軽く説明した。
「おい!核爆弾の所見てみろよ!」
上鳴が言うと画面では障子が耳郎に確保されていた。
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武昭が轟と戦っていた頃……
「轟はあぁ言ったが………やはり1人に任せておけない………」
障子が武昭達に見つからない様にビルに侵入していた。
「確か核爆弾は最上階………むっ?」
侵入した障子は武昭と轟が戦ってる場面を見たが武昭の後ろだった。
轟 武昭 障子(簡単な図ですが、こんな感じです)
(やはり、轟と創史が戦闘中だったか………だが、この間に俺が確保すれば)
(アレは……障子か……この間に確保を………)
轟は障子の姿を見て何をしようとしたが理解した。
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暫くして、障子が核爆弾のある階に着いた。
「何とか、ここまで来たか………後は核爆弾を見つければ……」
歩いていた障子はある一室に耳郎と核爆弾を見つけた。
「悪いな、あまり仲間を傷付ける事はしたくないのだが………
これが目的だからな……」
「………(創史には
「ふむ……どうやら諦めた様だな、どうやらこれで俺達の勝ちだ……」ザッ……
障子が部屋に一歩踏み入れたと同時に床が光り出し障子が膝を着いた。
「なっ!?なんだ!コレは!!」
「悪いね障子、コレは創史が仕掛けてた
耳郎は障子に近づくと確保テープを巻きつけた。
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障子が確保されたと同時に放送が流れた。
〔ヒーローチーム 障子目蔵確保〕
「何だとっ?………確か創史の相方は耳郎だった筈だ………」
「だから身体的に確保は無理だってか?そいつは固定観念て奴だよ!」
「グッ!……くそっ、一体、お前は何者何だよ!?」
「俺か?俺は魔導士だよっ!」
武昭は右拳に炎を出すと、そのまま轟に向かった。
「悪いが、コイツで終わらせてもらうぜ!火竜の鉄拳!!」
「ガハッ!……(くそっ………俺は……)」
武昭に殴られた轟は壁に吹き飛ばされて気絶したので、そのまま確保テープを巻いた。
「これで良しっ………轟、聞こえてるか分からないけど
お前が何で炎を使わないかは俺には知らない………
だけど、どんな力であれ自分の力なんだ………
自分を受け入れない者はいずれ自分で袋小路に迷い込む事になるぞ………」
〔ヒーローチーム 轟焦凍確保!よって勝者は敵チーム!〕
放送を聞いた武昭は耳郎と合流すると皆がいる場所に戻った。