魔導師のヒーローアカデミア   作:北方守護

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新たな始まり

武昭達が合格して雄英へ初めての登校の日………

 

「これで………よしっと、唯は準備が出来たか?」

 

「うん……出来たよ………」

2人は制服に着替えていた。

 

「じゃあ行くか、鍵は俺が閉めるから先に出てて良いぞ」

 

「分かった……外で待ってるね………」

武昭は鍵を掛けると唯と登校を始めた。

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲

 

雄英に着いて武昭と唯は自分達のクラスを見つけて話していた。

 

「おっ、A組はここか……確か唯はB組だったな」

 

「うん………初めてだね……武昭と別れるのって………」

 

「そうだな……なぁ昼は一緒に食べないか?」

 

「うん……良いよ……じゃあ食堂で待ってるね……」

 

「遅くなる様なら連絡するから」

2人は話し終えると教室に入った。

 

「それにしても、デカいドアだな……「「武昭(さん)」」ん?」

教室に入った武昭が自分の席に座ると声を掛けられたので見ると百と尾白だった。

 

「おぉ、百と尾白じゃないか、2人も合格してたのか」

 

「あぁ、最初聞いた時は驚いたけどな」

 

「私の場合は推薦入学でしたので……皆さんの様に試験は受けてないのです」

 

「それでも良いだろ、どう受かっても……

これから先、自分の目的に進んでいけば良いんだから」

 

「あっ!久し振りだねー!武昭君!尾白君!!」

 

「よっ、葉隠も受かってたのか」

 

「うん!だからここに居るんだよ!!」

 

「えっと……武昭さん?この方達は同じ受験受けたと話の内容からして分かるのですが……」

 

「そういや、この中だったら俺しか皆と会ってないのか」

 

「確かに………武昭と話してると、つい自分も知り合いみたいに感じるな」

 

「私も、そう思ったよー」

 

「では、丁度いいので自己紹介をしましょう……私の名前は八百万 百と言います。

武昭さんとは中学2年生の時に縁あって知り合いました」

 

「俺は尾白 猿夫 武昭に会ったのは去年の春頃だ」

 

「私の名前は葉隠 透だよー 武昭君と会ったのは入試の時なんだ」

 

「そうでしたか………所で武昭さん、唯さんは………」

 

「あぁ、唯も合格したけどB組なんだ」

 

「へぇ、そうだったのか」

 

「けど、お昼は一緒に食べる約束をしてるから百もどうだ?」

 

「いえ、私はお弁当を持ってきましたので………また今度お誘いください」

 

「私も一緒に食べたーい」

 

「じゃあ、俺も一緒に良いかな?入学したばかりで知り合いも、そういないから」

 

「あぁ、俺は構わないぜ………それにしても……」

 

「おい!机に足を乗せるなっ!!偉大なる先輩達の………」

 

「あぁーん?テメェいい度胸してじゃねぇか、どこ中だ?」

武昭が視線を移すと爆豪と試験の時に質問した男子が言い争いをしており

ドアからモジャモジャの緑色の髪でソバカスのある男子が教室を見て固まっていた。

 

「クックックッ……どうやら、ここにいたら暇する事も無いみたいだな」

 

「ですが、あの様な方もいらっしゃるなんて………」

 

「ん?おい、そろそろ席に着いた方が良いぞ」

 

「どういう事だ?武昭」

 

「今、教室に入ってきた寝袋の人……多分先生だ」

 

「嘘ー!そうは見えないけど……」

 

「えーと……はい、皆さんが静かにするまで8秒掛かりました。

初めまして皆さんの担任の相澤消太です」

男性が教卓に立つとストップウォッチを出して見せた。

 

「時間は有限、早急にこの体操着に着替えてグラウンドに集合しろ」

 

「どうやら、早速ヒーロー科の洗礼が来たって訳か」

皆は体操着に着替えるとグラウンドに集合した。

 

 


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