IS世界のガイスター   作:赤バンブル

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オリキャラ出すとそれなりにストーリー構成考えないといけないもんだけど本編に絡む前に消すと出した意味が・・・・・


デュノア社襲撃作戦

???

 

「これが例の物ですよ。」

 

暗い部屋の中、ドライアスは、スーツケースをテーブルに置き、中身を見せる。

 

「・・・・・・これが君の言うDCというものか。しかし、これが本当にISを超える代物になりうるとは思えんがな・・・・」

 

ドライアスと向き合っている男性は首をかしげながら答える。そんな男性に対してドライアスは皮肉な笑みを浮かべる。

 

「いいんですか?このままではどの道あなたの会社の未来はないですよ?」

 

「・・・・・」

 

「それにこの予告状が正しければ二日後、この本社にガイスターなる盗賊団が襲撃してくる。私の情報が正しければ奴らに襲われて無事だった所はないそうですよ?」

 

「・・・・・」

 

「それにコレの実験台としてあなたは手頃な材料があるじゃないですか。最近引き取った愛人との間に生まれた娘が・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランス

 

「ここが二日後襲う予定のデュノア社だ。」

 

ダイノガイストは、一夏の姿で箒と共に喫茶店で地図を見ながら作戦の打ち合わせをしていた。

 

「予定は午後の6時丁度。俺は表から襲う。箒はトレイダーから購入し、束が改良したステルススーツを着用して本社内部に潜入、待機状態のISの回収と爆弾のセットを行え。手順はさっき話した通りだ。」

 

「わかった。」

 

ダイノガイストの的確な指示を聞いて箒は少し不安ながらも返事をする。

 

「・・・・・怖いか?」

 

「うんうん。でも、正直言ってきついんだあのスーツ。」

 

「束が趣味に合わせて作り直したからな。性能は本物だが。」

 

ダイノガイストも否定はしなかった。

 

「それじゃあ、後の時間はせっかくなんだし二人で観光しないか?」

 

「俺は別に構わないが。」

 

「じゃあ、二人で愛交わえる場所に・・・・・」

 

「こんなところにまで来てラブホテルになんて行かんぞ。」

 

「冗談だ。でも、一夏が行くところだったらどこでもいいな・・・・」

 

「そうだな・・・・・」

 

ダイノガイストはパンフレットを読み始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

フランスのある考古博物館だった廃墟。

 

そこは、女尊男卑の社会に変化してから閉館せざるおえなかった場所で引き取り先がなかったのか一部の模型などは当時のまま残されている。

 

ここに宇宙から舞い降りて来た四つの球体が密かに自分の体になりそうなものを探していた。

 

『おい、あれ見ろよ!あれ、最初に地球で選んだやつにそっくりだぜ!』

 

一つの球体が恐竜の模型を見ながら言う。

 

『ほう、それなら俺はこれに近かったな。』

 

『俺こっち。』

 

『俺はこれだな。』

 

四つの球体はみんなそれぞれ違う恐竜模型を選んだ。選ぶと全員模型の中へと入りこむ。

 

『よし、これで取りあえず体は手に入った。』

 

『だが、これから一体どうするってんだ?』

 

『俺たち「ガイスター」がやることは一つだ。「宝」だよ!』

 

『ん~~~でも、見つかるか?ボスもいないのに・・・・・』

 

『それでも探すんだよ!』

 

『おい、やばいぜ!何かが来る!』

 

『よし、全員そのまま待機だ!』

 

全員は模型の振りをしたまま様子を見る。少し経つと誰かがが歩いてきていた。

 

「ほら、シャルロット。ここが私のお気に入りだった博物館よ。」

 

長い茶髪に眼鏡をかけた女性が隣で歩いている少女に言いながら見せる。

 

「は、はい・・・・・・・」

 

シャルロットと呼ばれた少女はオドオドしながら返事をする。

 

「まだ、お父さんたちのこと気にしている?」

 

「い、いえ・・・・・大丈夫です。」

 

「もう!生まれた親が違くても私たちは姉妹なんだから。遠慮しなくてもいいのよ。」

 

女性はオドオドしているシャルロットに向かって言う。

 

「で、でも・・・・・サラ義姉さん。僕にこれ以上関わっているとまた正妻さんに・・・・・」

 

「いいのよ!別に母さんのことは気にしなくても!」

 

サラは、ふくれっ面になって球体がどうかした恐竜模型を見る。

 

「昔は、優しい人だったのに・・・・・・ISなんかが出てからみんな変わってしまった。お父さんもお母さんも。」

 

「姉さん・・・・」

 

「お父さんも私やシャルロットのことを道具の様にしか見ていない。私は女尊男卑主義の団体からの弾圧を避けるための社長の後見人、シャルロットはIS開発のためのモルモット。母さんは女尊男卑の社会になってからすっかり変わってしまった・・・・・・・」

 

サラは悲しい顔をする。

 

「この博物館もね、私が小さい時に二人と一緒に来た思い出の場所なの。」

 

「ここが?」

 

「うん、私が考古学者になりたいって思い始めたのもここが原点だったの。社会が変わってからは後見人になることになって諦めるしかなかったけどね。この模型たちも見て。社会が変わってから碌に手入れもできなかった上に博物館が閉館されてからここに放置されたまま。私たちもそのうちこの模型たちのように父さんの道具としてボロボロになるまで利用されるわ。」

 

「・・・・・・・でも、どうにもできないよ。僕は、もう身寄りがいないし。」

 

「シャルロット、ここに連れて来たのはあなたに伝えたいことがあったからなの。」

 

「えっ?」

 

「こっそり聞いたんだけど家の会社、近いうちになくなるそうよ。」

 

「姉さん、突然何を・・・・・・」

 

シャルロットは少し混乱した。

 

「だから、その時の混乱に応じて一緒に家から出て行きましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日後 デュノア社近くのビルの一部屋

 

 

『・・・・・・フフフフ、流石に表の警備は厳重のようだな。』

 

ダイノガイストは、窓からデュノア社の入り口を眺めていた。

 

「一夏、準備で来たぞ。」

 

箒はステルススーツを着終える。

 

スーツというよりはバニーガールの格好にしか見えないが。

 

『・・・・・まあ、似合っているから問題ない。取りあえず作戦を開始するぞ。』

 

「うん・・・・・・(さり気なく似合ってるって言ってくれた♡)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デュノア社本社 社長室

 

「及びでしょうか、社長。」

 

その頃、シャルロットは社長室に呼び出されていた。

 

「来たかシャルロット。」

 

社長と呼ばれた男は彼女の方を振り向く。この男こそが彼女の実父である。とは言っても彼女は彼の愛人との娘であり、親子関係などは皆無に等しい。

 

「何の御用でしょうか?」

 

「ふむ、実はお前にやってもらいたいことがある。」

 

「ISのテストですか?」

 

「いや、今回は少し一刻を争う事態でな。この件に関してはサラにも伝えていない。」

 

社長は、そう言うと机の中からスーツケースを出し、ある球体を取り出す。

 

「それは?新型のISか何かで?」

 

「残念だがそうではない。だが、性能はそれ以上だと保証はする。」

 

社長はDCを取り出し、シャルとっとに近づいて行く。シャルロットは何か嫌な予感がした。

 

「あ、あの・・・・・一体何を・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャルロット、悪いとは思わんがお前にはコレの実験台になってもらう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デュノア社本社 地下駐車場

 

「警戒怠るな!怪しいと思った奴は手あたり次第捕まえろ!」

 

デュノア社の入り口、地下駐車場はすでに本社所属のIS部隊で厳重な警備が敷かれていた。

 

『フフフフ・・・・・雑魚が何も知らずに集まってくるとは無駄なことを。』

 

一方、外ではダイノガイストはビークルモードで監視カメラをハッキングしてその姿を眺めていた。

 

『さて、箒も本社に入っていることだろうし、俺もそろそろ暴れ・・・・・・・?』

 

ダイノガイストが行動に移ろうとした瞬間、地下で何か異変が起きたことに気がつく。地下駐車場では地面が突然盛り上がり、中から四体のメカ恐竜が現れたのだ。

 

『おい、こんなところに「宝」があるのかよ?』

 

トリケラトプスの姿をしたロボットが言う。

 

『ああ、間違えないさ。二日前のあの人間どもが言うにはおそらくそのアイエスとかいう奴はかなりの「お宝」だ!』

 

プテラノドンの姿をしたロボットが言う。その姿を目の前にしてIS部隊は混乱していた。

 

「何よ!?相手は二人じゃなかったの!?予告状と全然違うじゃないのよ!」

 

部隊の隊長格らしい女性が言う。

 

『予告状?一体何のことだ?』

 

「とぼけるんじゃないわよ!アンタたちガイスターとかっていうコソ泥集団でしょ!」

 

『コソ泥?おい、誰かそんなものかいた覚えはあるか?』

 

『いんや、俺は知らねえ。』

 

『俺もだ。』

 

『そもそも、地球に来たばかりでなんで俺たちのこと知ってんだよ?』

 

四体は、女性の発言に意見を言い合い始める。

 

「馬鹿な恐竜たちね!今のうちに集中射撃よ!」

 

「「「「了解!」」」」

 

隊長の指示で隊員たちは一斉に攻撃を開始する。突然の攻撃に四体は大慌てになる。

 

『うおぉ!?この女共、いきなり攻撃しやがって!』

 

『この星の人間の女は相当血の気が短いようだな!』

 

『もう、容赦せん!さっさと倒して宝を頂くぜ!チェーンジッ!ホーンガイストォ!!』

 

トリケラトプスのロボットが人型に変形する。

 

『チェーンジッ!プテラガイストォ!!』

 

『チェーンジッ!アーマーガイストォ!!』

 

『チェーンジッ!!サンダーガイストォ!!』

 

恐竜たちは全員人型のロボットへと変形する。

 

「変形した!?」

 

『全員やっちまえ!!』

 

全員一斉にビームやミサイルで攻撃を開始する。

 

「ちょっ!?こんな地下でミサイルなんて・・・・・」

 

女性が言う間もなく地下駐車場はガイスター四将のせいで埋もれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・・・・あの馬鹿ども。さっさと箒を回収して引き返すか。』

 

ダイノガイストは目標を本社ビルへと変えて攻撃を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃箒は。

 

「うわあっ!?な、なんだぁ!?この揺れは!?」

 

うまく格納庫まで侵入してISを回収しているところだった。

 

「地下の方・・・・・もしかして一夏のみに何か!?」

 

箒は作業を急いで終えると部屋を後にする。

 

 

 

そのとき、何か焦って来たのかサラとすれ違った。

 

「シャルロット・・・・・まさか社長室に・・・・」

 

サラは急いで社長室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここでのキャラ

ドライアス

本来の体を取り戻すため、様々なところで実験を行っている模様。今回はデュノア社に目を付けた。


デュノア社長

原作でもお馴染みシャルロットの実父。会社のことでドライアスに付け込まれてしまう。


シャルロット

原作ヒロインの一人。実験台にされそうになる。


サラ

原作にはいないオリキャラ。デュノア社長と正妻の子供でシャルロットよりかなり年上。元々は考古学者志望だった。女尊男卑の世界で変わってしまった父母に嫌気が差している。性格設定はおっとりとした天然。


ガイスター四将

「勇者エクスカイザー」に登場。姿は原作と変わらない。












他の勇者物は合わせづらいのでさらに加えるのならトランスフォーマー系かな?(出ないとおそらくドライアスの出番がほぼなくなる)

ちなみに私は初代派。

???「みんな下がれ!コンボイ司令官が爆発するッ!!」

???「ほわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」






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