帰ってきた幼馴染と女神たち【完結】   作:カット

36 / 69
2期編スタート!



2期編
36、もう一度


「皆さんのおかげで、音乃木坂は廃校になることはなく、来年度も生徒を募集することになりました……」

 

夏休みが終わってから日が経ち、講堂にて全校集会が行われている。今は理事長の話の最中だ。

 

まだ夏休みには色んなことあったな〜とか思っていたら…

 

「理事長、ありがとうございました」

 

と声が聞こえた。いつの間にか理事長の話終わってたんだな。

 

「続きまして、生徒会長挨拶。生徒会長お願いします」

 

司会からコールがあると1人の金髪の美人生徒が立ち上がる。そして拍手で生徒会長を迎えた。

 

立ち上がったのは前生徒会長の絵里。そしてステージ袖から出てきたのは…

 

「こんにちは!この度生徒会長になりましたっ!はっ!」

 

マイクを上に投げ1回転してキャッチ、上手く決まった。たが……そんなことする必要は全くない……

 

「スクールアイドルでお馴染み!高坂穂乃果です!」

 

そう、今回会長になったのは俺の彼女でもある高坂穂乃果だった。

 

--------------------------------------------------------------

 

「疲れた〜」

 

集会が終わり生徒会室の机に突っ伏したのは先ほど挨拶をしていた穂乃果だ。

 

「生徒会の挨拶ってライブとは違った緊張感があるんだね〜」

 

「でも穂乃果ちゃんらしくてよかったと思うよ?」

 

「「どこがだ(です)!!」」

 

ことりのよかったという言葉に俺と海未が反論する。

その訳とは……

 

「生徒会長になりました高坂穂乃果です!」

 

無駄な行動をした穂乃果、その後挨拶が続くと思いきや…

 

「あー……えー……」

 

なんと頭が真っ白になったのかその場で固まってしまったのだ。

 

「折角4人で挨拶文考えたのに…」

 

「俺だって遅くまで穂乃果の家にいたのにさ」

 

生徒会の挨拶文は4人で考えていて最後は俺が細かいところをチェックしていたのだ。

 

「へぇ〜夜遅くまでね〜♪」

 

ことりのやつどこに反応してんだよ……

 

「達也は鈍感ですしおそらくことりの考えているようなことはないかと…」

 

おい誰が鈍感だこら!しかも海未はことりが何を考えたのかわかるのか?

 

「そんなことよりも生徒会長って大変なんだね〜」

 

「わかってくれた?」

 

「あっ、絵里ちゃん!」

 

穂乃果のやつそんなことで片付けやがった…つーか絵里よ…タイミングよく入ってきたがお前外で聞いてたのか?

 

「大丈夫?挨拶かなり拙かったけど…」

 

「あはは…」

 

かなりというか…名前しか言えてないよな

 

「今日は何かご用でも?」

 

「用ってわけじゃないけど…推薦したわけだし様子見ってとこかしら」

 

穂乃果が…というか2年の3人が生徒会になったのは絵里や希が推薦したからだ。

俺も推薦されたけど試験生として音ノ木坂に来たわけだし断った。

 

「カードによると穂乃果ちゃん…生徒会長としてかなり苦労するみたいやで?」

 

「そんな〜」

 

「だから3人とも、支えてやってな?」

 

「「「もちろん!」」」

 

言われなくてもそのつもりだ。俺の場合は3人の手伝いだけどな…

 

その頃屋上では1年組とにこが何やら練習をしている。

そして花陽の携帯が鳴り確認すると重大なことが!?

 

--------------------------------------------------------------

 

屋上にいた4人は今校内を走るな!というポスターを無視して走っている。

 

「穂乃果!」

生徒会室のドアを行くと穂乃果の姿はなかった。

そして教室の方が捗ると言って移動したことを聞いて教室まで走り

 

「穂乃果!」

と勢いよく開けたがまたしてもいない。そして屋上に行ったと聞きこれまた走って屋上に行くが…

 

お腹空いたと言って移動したことを聞いて中庭に行ってようやく見つけたのだった。

 

 

「お前ら…そんな息切らしてどうしたんだ?」

 

色々移動して中庭で(穂乃果が)パンを食べていると屋上で練習してたはずのにこたちが走ってきた。そして何故か息を切らしている……

 

「いい穂乃果!よく聞きなさい!」

「達也くんもにゃ!」

 

「「ん?」」

 

何かあったのか?

 

部室に移動し全員そろったところで説明をされた。その内容とは…

 

「もう一度!?」

「もう一度!?」

「もう一度!?」

「もう一度!?」

「ラブライブ!?」

(上から海未、ことり、希、俺、絵里)

 

そう、重大なこととはもう一度ラブライブが開催されることを知った。

 

「そうなんです!A-RISEの優勝で第1回ラブライブは成功したと思われるラブライブ!その第2回目の開催が決定したんです!」

 

アイドルモードとなった花陽が詳しく説明し始める。

 

「しかも今回は前回のようなランキング形式ではなく各地で予選を行いその上位4組での最終予選を行うという形式になりました!」

 

「つまりランキング下位にもチャンスがあるってことだな」

 

「その通りです!」

 

それはチャンス到来だな。再びエントリーしてからそこまで日が経ってないためランキングはそこまで上がっていなかったし。

 

「でも待って!予選があるってことは私たち…A-RISEと…」

 

「はっ!?お、終わりました……」

 

はい?ちょっ!?はぁ?A-RISEとやるってんかった途端のこのやる気の低下はなんだよ。

 

「ちょい待てお前ら!やる前から諦めるのか?」

 

「そうね、やる前から諦めていたらダメよね」

 

「そうにゃ!A-RISEを倒すにゃ!」

 

どうやらなんとかなったみたいだが…穂乃果がさっきから一言も喋ってないんだよな…お茶まで入れて飲んでるし…

 

そしてみんなが穂乃果の方を見て不思議に思ってると……

 

「いいんじゃない?出なくても」

 

『ええっ!?』

 

まさかの衝撃発言が!?

 




2期編スタートということで今回はいつもより短めにしてみました。

次回はオリジナル要素入るかも?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。