バンドリのPoppin'Partyのメンバーが出て来ます。
穂乃果と恋人となり1週間、ずっと練習があったためまだデートに行けていない。しかし、明日と明後日は練習が休みだ。
もう言わなくてもわかるな?デートに誘おう!
(結局言ってるじゃんという指摘はなしでお願いします)
「よし!じゃあ今日の練習はここまでだ!」
キリがいいところで練習終わりにしてみんなに飲み物を配っていく。
この暑い時期だからいつもよりしっかりとクールダウンをさせて今日は解散した。
---------------------------------------------------------------
「では私たちはここで…」
「また次の練習の日ね〜」
いつもの場所で海未とことりと別れ穂乃果と2人きりで帰り始める。
いつものことだが2人きりになった時は腕を組んで歩いてる。恥ずかしいけど嬉しいから良しとしよう。
「なぁ穂乃果」
「ねぇたっちゃん」
「「ん(え)?」
2人とも同じタイミングで声をかけ同時に驚いた。
もしかして思ってること同じか?
「どうした穂乃果?」
「たっちゃんこそどうしたの?」
「いや、穂乃果から言っていいぞ」
ここは穂乃果に先に言わせてみよう…と思ったんだが…
「たっちゃんから言って欲しいな…多分同じこと言おうとしたんじゃない?それに思ってること同じじゃないかって思ってるんじゃない?」
あれ?穂乃果ってこんな鋭かったっけ?
「そうか?じゃあ言うけど…明日何処か行かないか?俺たちまだ2人で出かけたことないし……簡単に言えばデートしたいんだが空いてるか?」
あれっ…デートに誘うのってこんな緊張すんのか?
「うんっ!やっぱり同じこと思ってたね!それで私行きたいところあるんだけど…いいかな?」
「ん?どこだ?俺ははっきりといきたいところあるわけじゃないし大丈夫だぞ」
「やったー!」
すっごく嬉しそうにしてるな穂乃果、俺も嬉しくなるぜ。
「えっとね、地蔵通り商店街ってところに山吹ベーカリーっていうパン屋さんがあるんだ〜それでそこのチョココロネが人気らしく食べてみたいんだ〜」
なるほど、パン屋か。穂乃果らしいな
「いいぜ!じゃあ明日行くか!」
「うんっ♪」
ちょうど穂乃果の家につくところで明日の穂乃果との初デート場所は決まった。
穂乃果の家から一緒に行っても良さそうだったが駅で待ち合わせということになった。
--------------------------------------------------------------
待ち合わせ時間15分前
駅前の柱で寄りかかって穂乃果を待っている。こんなに早く来なくてよかったかもしれないが早く来てしまった。
楽しみなだけだ、何が悪い!
「たっちゃーん!」
5分くらいして穂乃果がやってき……5分くらいだと!?ギリギリくらいに来そうだったんだけどな…
「お待たせ!待った?」
穂乃果のやつこれがやりたくてここを待ち合わせにしたな?
「いや、さっき来たところだから大丈夫だぞ!」
「またまた〜待ち合わせ時間の15分前にはいたくせに〜」
「なんでそれをっ!?」
まさか穂乃果が俺より先に来ていたなんてことあるわけ……
「だって私30分前…つまり今から20分前に来てたもん!」
なん…だと……俺が穂乃果より遅くだと…
「まじか〜まさか穂乃果より遅く来ることになるとはな」
「えへへ〜それじゃあ行こっか!」
「おう!」
それでも待ち合わせ時間より前に揃ったことには変わりはない。
俺たちは山吹ベーカリーに向けて出発し出した。
----------------------------------------------------------------
「山吹ベーカリーどこっかな〜♪」
来たことのない街を2人で歩くっていうのは初めてだな、正直緊張している。
でもまっ、こいつと一緒なら大丈夫か。
「場所は調べてあるんだよな?」
「うん!もっちろん!でもたっちゃも調べてあるんじゃないの?」
「あっ、バレた?」
いや〜まさかバレていたとはな〜穂乃果のことだし場所や道がわからなくなる可能性もあったからな。
「ふっふっふ、自分の性格は理解してるんだよ!山吹ベーカリーの場所やどの道で行くか急にわからなくなることを考えて調べてくれたんでしょ?」
お、おう…まさしくその通りなんだけどな…でもそれって…
「偉そうに言うことか?」
「え〜いいじゃ〜ん!」
「まぁその方が穂乃果らしくて好きかな」
「っ///もういきなりは反則だよ〜」
撫でながら言ったが何が反則なんだ?撫でたこと?いきなり好きって言ったこと?
「何が反則か俺にはわからんが行こうぜ?早く食べたいだろ?」
「そうだった!早く……あれ?」
「どうし……ん?穂乃果?」
穂乃果が急に何かに気付いたように喋るのをやめ走り出しそれを追いかけただけだから何があったのなわからない…
けど雰囲気からして山吹ベーカリーの場所を見つけたわけではなさそうだ。
「穂乃果?何かあったのか?」
「うん、この子迷子みたいなの」
この子…と言われた男の子を見てみた。身長から判断して大体5.6歳くらいか?
それくらいの子が迷子になっているみたいだ。
「えっと…どの辺から来たか覚えてる?」
「わからない……コーヒーの匂いがするお店でお母さんが会った人と話してて…そこから……ぐすっ…」
「ってことは喫茶店とかじゃないかな?」
「そうだとは思うけど…」
場所は多分穂乃果が言った通り喫茶店だろう…だがこの街の喫茶店がいくつあるのかわからないからな…複数あると大変だ。
「ねぇ、君はこの街に喫茶店……あっ、さっき君が言ってたコーヒーの匂いがしたっていうお店っていくつくらいあるかわかるかな?」
「わからない……」
「そっか〜たっちゃんどうしよう…」
さすがにこの辺の地理はわからないしな、つーかコーヒーの匂いわかるのも驚きだけど…
誰か通ってくれたら聞け……ん?話し声?
香「今日も疲れたね〜」
有「香澄は相変わらず突っ走ってるけどな」
香「えぇっ!?」
た「いつものことだね!」
香「おたえまで!?」
沙「でもそこがないと香澄らしくないね」
り「たしかに…」
香「さ〜やとりみりんはそれ褒めてるつもりなの…?」
ちょうど曲がり角から5人組の女子高生が出てき……あれ?
「もしかして香澄か?」
香「えっ……あっ、たっくん?」
5人組の中に1人見覚えがあると思ったけどやっぱり香澄だったか。つーかちょうどいいや
「たっちゃん知り合い?」
「あぁ、千葉にいたころ……ってそれは後にして今は……」
「あっ、そうだね」
俺たちは香澄に聞くことにしたが向こうは向こうで
り「香澄ちゃんの知り合い?」
有「香澄にこんなかっこいい男友達がいたなんて」
た「どこまで行ったの?」
沙「ええっ!?そういう関係?」
香「おたえとさーやは勘違い!」
というような声が聞こえたが今は後にしよう…
「なぁ香澄、この辺で喫茶店とかないか?珈琲店でもいいけど…」
香「それならたしか……ねぇさーや、さーやの家の近くにたしか…」
沙「うちの店の近くにありますけどどうかしたんですか?」
「実は……」
俺は今日会ったばかりの女子高生にさっきまでのことを話し喫茶店もしくは珈琲専門店から来たのではないかと考えたことを伝えた。
沙「なるほど、わかりました。お店の方に電話するので少し待っててください」
そう言ってさーやと呼ばれていた女の子が電話をしてくれた。ありがたいな
「ねぇたっちゃん、今の内に教えてよ!」
「そうだな、簡単に言うと千葉に住んでた時に会ったってとこだな」
「いや簡単すぎだからっ!?」
うん、そうだね。だって簡単すぎになるような説明の仕方だから…というか今は状況も状況だからな
香「たっくんその人は?」
「一応言っておくがお前より年上だからな?こいつは…」
り「あのっ!」
「ん?」
紹介しようとした時に後ろにいたショートカットの女の子が話しかけてたが…もしかして俺たちのこと知ってるとか?それだったら嬉しいが…
り「もしかしてμ'sの高坂穂乃果さんですか?」
「私のこと知ってるの!?」
これは予想通り?
た「はい!私たちバンドのグループなんですけど聞いてくれる人たちを喜ばせようってところは同じかなって思って色々見ているんです」
有「それで凄いって思ったグループにμ'sが入ってるんですよ」
今度はロングの子と髪の毛を結んでいる子が話に入ってきた。
というか凄いって思われているのは嬉しいな。穂乃果も珍しく照れている。すると…
沙「盛り上がっているところすみません…その子の母親が電話した珈琲店にいるみたいです」
「ほんとか?よかったな」
「うん!」
その珈琲店にいてくれてることを知って男の子の頭を撫でると元気よく答えてくれた!穂乃果が少し拗ねていたが今は我慢してもらおう…
「その道ってどっちに行くんだ?」
「教えてもらってもいい?」
俺と穂乃果でその珈琲店の場所を聞いたが…もうちょい丁寧に聞いた方がよかったか…
沙「私の家に行く途中にあるのでついてきてもらえれば…」
「そうなの?それじゃあ案内お願いしてもいい?」
沙「いいですよ」
香澄たち5人を加え俺たちはその珈琲店を目指した。
歩きながら香澄を加えた5人と話していたがどうやらこの5人はバンドをやっているらしい。
「Poppin'Party」というグループ名でやっているらしいが……バンドの世界は疎いため俺も穂乃果も知らなかった。
香澄はギター&ボーカル
市ヶ谷有咲はキーボード
牛込りみはベース
花園たえはギター
山吹沙綾はドラム……をやっているらしい
そして山吹さんの家は俺たちが行こうとしていた山吹ベーカリーに住んでいることには驚いた。
次にμ'sのことを…と思ったがちょうど目的の珈琲店についた。
母親が入り口前にいたためこの子の親とわかり無事に母親のところに連れていくことができた。
「気をつけるんだよ〜?」
「うん!お姉ちゃんたちありがとう!」
最後に穂乃果が声をかけて俺たちは山吹ベーカリーに移動した。
----------------------------------------------------
山吹ベーカリーにて
「へぇ〜それじゃあ香澄ちゃんがライブを生で見てバンドやろうって思ったんだね!」
香「はい!spaceって場所でバンド見て…キラキラドキドキって感じて…それでやろうって思ったんです!」
なるほど、たしかに生で見ると今まで感じてた印象と変わることあるよな。俺もA-RISE見て印象変わったし…
香「たっくんは穂乃果先輩の幼馴染みたいだからそれを手伝いでってことだと思うんですけど穂乃果先輩はなんでスクールアイドル始めようって思ったんですか?」
「最初はね、学校の廃校を救うためにって色々考えてたんだ〜」
スクールアイドル始める前に色々調べたよな〜なんかいいところないかって…ないから廃校になる恐れが!ってなったけど…
「そんな時にね、妹がA-RISEのいるUTXのパンフレット持っててUTXまで行ったんだ〜スクリーン?みたいなのでだけどA-RISEを見てこれだ!って思ったんだよ」
そういや珍しく早く起きたと思ったらスクールアイドルのことを言ってきたんだもんな〜でも……
「最初はたしかに廃校を救うためにやってて俺もその手伝いでやってただけだったんだよな」
有「そうなんですか?……ってそうか、何か始めないとって思って始めたんでしたね」
疑問に思うってことは今の俺たちがそれだけでやってるんじゃないってことが伝わってるってことだと信じたいかな。
「うん、でもやっていくうちに本気でやりたいって思ったんだ〜一時期グループ内で問題が起きて私もスクールアイドル辞めるって一度言ったことあったんだよ…」
香「そんなことが…」
「でもね、それでも私は歌うことが好きなんだって、みんなと歌って踊ることが好きなんだって気が付くことができたんだよ」
正直踊ってみれば続けていた本当の理由に気が付けるだろうなって思って俺がヒフミたちに連れていくように頼んだんだったな。
香「グループ内でも色々あるんですね」
「そうだな、でもさっ。それを乗り越えていくのも1人じゃなくてグループで乗り越えていくものだろ?」
「「「「「たしかに!」」」」」
5人同時にってことは何かあったんだな。
沙父「お待たせ〜チョココロネできたよ」
色々話しているとチョココロネができ上がったみたいだ。できたてのチョココロネ食べるの初めてだな
り「待ってました〜」
「美味しそう〜」
チョココロネが好きなりみ、パン好きな穂乃果が反応したがたしかに美味そうだ。
みんなで食べ……
「美味い!」
「美味しい!」
あまりの美味さに俺も穂乃果もめっちゃ満足したのだった。
-------------------------------------------------------
「今日はありがとな!」
「ポピパのみんなと話せて楽しかったよ!」
香「私たちも楽しかったです!」
沙「また来てくださいね?」
た「お店に?」
有「さりげなく客の確保か」
沙「あはは…それもある」
「また来るよ!美味しかったもん!」
り「チョココロネ美味しいもんね」
「それじゃあ頑張れよみんな!」
「いつか見に来るね!」
有「ありがとうございます!」
沙「みなさんも頑張ってくださいね!」
た「応援しています!」
り「ネットでも見れるみたいだから見るね!」
香「穂乃果先輩!たっくんを私に取られないように気を付けてくださいね!」
「たっちゃんは渡さないよ!」
なんの話してんだよこいつらは…俺が穂乃果以外に恋愛感情持つわけないだろ
「それじゃあ俺たちはそろそろ行くな!」
「みんなまたねー!」
「「「「「さようならー!」」」」」
俺たちは香澄たちと別れ帰ることにした。
「みんな色々頑張ってるんだな」
「そうだね、私たちも頑張らないと!」
俺たちはさらに気を引き締めることとなった。だが……
「俺たち今日デートに来たんだよな?」
「………また今度2人で…ね?」
「そうだな!今日は帰るか」
デートの件はまた今度ということになった。
まぁでも当初の目的の山吹ベーカリーのチョココロネを食べることはできたし良しとしよう…
夏休み俺たちはしっかりと練習し休みの日は穂乃果とデートしたり時には海未やことりも入れて4人で遊んだりしていた。
そして穂乃果の夏休みの課題も手伝ったりしたとかしないとか……
デート回込みのコラボ回にしようとしましたが難しいですね。
次回から2期の内容に入ります。
山吹ベーカリーのパン食べたい……