帰ってきた幼馴染と女神たち【完結】   作:カット

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もう少しでUA1万行きますね。

タイトル通り学園祭前日の話です


28、学園祭前日

学園祭のライブに向けて練習をしているμ'sのメンバー。

 

危うくメンバーの1人が怪我に繋がりそうなことが起こったが達也のおかげでそれを防ぐことができた。

 

そして学園祭前日・・・

 

 

「ふわぁ〜」

 

教室で穂乃果が欠伸をしている。いつものことのように思えるが…

 

「穂乃果、ちゃんと夜眠れてるんですか?」

 

「大丈夫大丈夫」

 

「授業中寝るからとか言わないよな?」

 

「ぎくっ、そそそんなことないよ…」

 

いや寝る気満々じゃねーかよ。

つーか遅くまで練習してるって美希から聞いたけど今日は休ませないとな。

 

そしてその日の授業は案の定穂乃果は寝ていた。つーかほぼ毎日か

 

 

-----放課後-----

 

「ねぇみんなちょっといい?」

 

穂乃果の言葉にみんなが穂乃果の方を向いた。それを確認した穂乃果は動き出すが……ってまじ?

 

「今から振り付け変えるつもり?」

「さすがにそれは無理あるだろ…」

 

なんと振り付けを今から変えるという提案だった。

さすがに本番は明日だし今から変えるのは厳しいだろ…

 

「昨日思いついたんだ〜こっちの方がいいと思わない?」

 

聞いてないな

 

「穂乃果……ことりからも何か言ってあげてください!」

 

たしかにことりから言ったら聞くかもしれないな…

だが

 

「えっ…い、いいんじゃないかな?」

 

「「ことり?」」

 

ことりは止めず賛成したが…なにか様子がおかしいぞ

 

「だよねだよね!それじゃあ早速練習だー!」

 

勢いよく部室を飛び出していき他のみんなも反対の様子はなくついていった。

 

けどやっぱり気になるな…

 

 

-----屋上にて-----

 

「もうだめ〜」

 

放課後の練習で新しい振り付けに変えるため練習しているが、珍しくにこが疲れて柵に寄りかかって座りだした。

 

「まだまだできるよ!やろうよ!」

 

それに対し穂乃果はまだやろうとしている。ちょっと危ねぇな…

 

「穂乃果も休め!」

「そうですよ、私たちはともかく穂乃果は休むべきです!」

「大丈夫大丈夫!」

 

普段なら俺や海未が言った時文句言いながら渋々聞くんだけどな…これはライブしか見えてないのか

 

「ことりからも何とか言ってあげてください!」

 

……多分今のことりは止めないだろうな

 

「私は……穂乃果ちゃんのしたいようにしたらいいと思うよ」

 

「ことりちゃんわかってるー!」

やっぱりな…

 

どうみてもことりの様子がおかしいのにそれに気がつかない穂乃果も穂乃果だ。

海未は気が付いてるみたいだけど……

 

「とりあえず一旦休憩だ、今日ずっとやってるんだから少し休め」

 

「大丈夫大丈夫!今話してる間に休めたよ!それじゃあ続きやろっ」

 

「おい!?」

 

そう言って練習を再開してしまった。みんなも一応大丈夫そうだから止めないでおくけど……

 

………俺いる意味ねぇな

 

 

「今日の練習は終わりよ!明日本番なんだからゆっくり休んでね、それじゃあ今日は解散!」

 

絵里の指示で今日の練習は終わりになった。いつもより少し早いが明日に備えて休むためだった

 

「ことり…少し時間ありますか?」

 

「えっ…うん、大丈夫だけどどうしたの?」

 

「少し話したいことがありまして…」

 

ことりと海未の声が聞こえたから俺もそっちに行った。

 

「今の聞こえてたけど俺もいいか?多分海未と同じ内容だと思うし…」

 

「じゃあ気付かれちゃったかな…帰りながら話すよ」

 

 

帰り道に海未と俺がことりの様子が気になることを伝えるとことりはとあることを話し出した。

 

えっ……留学?

 

当然俺と海未は驚いた。

 

ことりはライブが終わったら話すと言って俺たちには他の人に言わないように頼んできたからそれを聞くことにした。

 

穂乃果はライブのことしか頭になさそうということで今は言わないようにすることになった……

 

 

「ことりが留学か……」

 

部屋のベッドで呟いた。

正直言ってショックだ、再会できてこれからはずっと近くにいられると思ってたから…

 

俺は賛成するべきか反対するべきか悩んでいた……

 

「お兄ちゃん!」

「美希?」

 

悩んでいたところに美希が慌てて入ってきた。

いつもはノックするのに今はしなかったから緊急の用件だと考えられる。

 

「雪穂から電話が来て穂乃果さん今日も走りに行ったって!」

 

「なっ!?」

あのバカ、絵里もゆっくり休むように言ってただろ!

 

電話はまだ切れてなかったから俺に代わってどこに行ったかを聞いて説得してくると伝えた。

 

外は雨だから傘を持って……

 

 

雪穂に聞いた場所の神田明神に着いたらそこで穂乃果が階段を往復していた。

 

何してんだよ……

 

「おい穂乃果!」

 

「たっちゃん!?なんでここに?」

 

それはこっちのセリフだっての…

 

「絵里もゆっくり休むようにって言ってたろ!しかもこんな雨の中で…当日に風邪でも引いたらどうするつもりだよ!」

 

「平気だってば〜心配性なんだから〜それじゃあもう少し続けてから帰るから、じゃあね!」

 

そう言って続けようとしたがさすがに許すわけにもいかない。

 

また登ろうとしたところで腕を掴んだ。

穂乃果は迷惑そうな顔をしていたがそんなことは知らない。

 

「いいから帰るぞ!今まで精一杯やってきた、絵里も前に言ってただろ?目の前のライブを1つずつこなしていくって、こんな雨の中で練習して明日のライブできなくなったらどうするつもりだ?」

 

「そんな風にならない!絶対成功させるよ!」

 

「だったら「もうほっといてよ!」……えっ」

 

「実際にライブするのは私たち9人でたっちゃんがやるわけじゃないでしょ!」

 

なんでそんなこと……

 

「たしかに手伝ってくれて嬉しいけどたっちゃんは手伝うだけでしょ!実際にライブするわけじゃないし関係ないよ!だからもうほっといて!」

 

穂乃果はそう言って掴まれた腕を振り払って続きを始める…

 

なんでそんなこと……

 

 

たしかにライブをするのは9人だ……

 

 

それでも俺は仲間としていいライブになるようにしてきたつもりなのに……

 

 

ただの手伝いとしてしか見られてなかったのかよ……

 

 

やっぱり俺がいる意味なんて……

 

 

帰る時はこの傘使えという意味を込め俺はその場に傘を置いて濡れながら帰り出した……

 

 

 

・・・穂乃果の言われたことにショックを受けその場を立ち去った達也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてことりの留学の件を知った海未と達也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園祭前日に色々なことが起こり、達也と穂乃果の関係に亀裂が入りつつも学園祭当日を迎えることとなった・・・

 

 

 




海未がことりの留学を知るところは電話ではなく直接聞くという感じにしました。

次回はもしかしたら1日くらい空けるかもしれません

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