μ's崩壊編2話目
崩壊編及び復活編の各回の終わりは今までと違うような終わらせ方にしてみようと考えています。前回みたいな終わらせ方になるのが多くなるかと…
あと後書きなしの回も出て来ます
「7日間連続ライブ？」
放課後になりμ'sのメンバーはみんな雨天時の練習部屋に集まってパソコンを開いている。
見ているのはA-RISEの7日間連続ライブの知らせだ。
さすがに真似して自分たちもやろうなんて言う人は……いないよな？
「私たちは私たちなりのやり方で上を目指しましょう！」
『うん！』
よかった、言う人はいなかったな。言い出したのが絵里でよかった…
「ラブライブ出場枠はランキング20位以内のグループ…つまり今は最後の追い上げってわけだな」
「そういうことやね、一度ランキング外になったグループもまた入ろうと必死になる」
「つまりまだ油断できないやわけね」
「そういうこと、今は目の前のライブを１つずつこなしましょ」
今更焦っても仕方ない、絵里の言う通り１つずつこなすしかない。となると…
「とりあえず次にできそうなライブっていったら学園祭か？」
「そうですね、そこでライブをして一般の方にも見てもらうのが良さそうです」
やっぱそうか、なら講堂借りないといけないか…
「そんじゃ講堂借りに行くか？」
「そうだね、ライブするなら講堂がいいよ！」
穂乃果も賛成してくれた……だが
「あっ、そういえば達也は知らなかったわね、学園祭での講堂の使用は自由じゃないのよ」
「そうなのか？」
「えぇ、実は学園祭で講堂を使用できるかは抽選なのよ」
「「そうなの(か)！？」」
俺と穂乃果がそのことを聞いて驚いた。つーか穂乃果は知らなかったのかよ…
「各部代表1人がくじを引くの、つまり」
「部長であるにこの出番というわけね！」
「そういうこと！」
なるほど、普段は生徒会が許可するとしても学園祭では抽選なんだな。
そして部長であるにこの出番となり抽選会場へ向かう…
「おめでとうございます、書道部講堂の使用を許可します」
抽選会場につくと書道部が講堂の使用の権利を獲得していた。
………書道部が講堂で何するんだ？
「次はアイドル研究部の…ひっ！？」
呼ばれる前ににこが前に出ていったが……おい、怖がってるぞ
「見てなさい！」
「が、頑張ってください…」
何を頑張るんだ…運しかな……希がやった方がよくないか？
そしてついににこが回し始める。球が出てくるまでみんなすごい顔してる…つーかアイドルがそんな顔すんなよ
そして結果は・・・
「残念、アイドル研究部…学園祭で講堂は使用できません！」
みんなそこ場に膝をついて落ち込んだ。落ち込むのはわかる…だかここにいたら他の部活の邪魔になる…
ということで屋上に移動したが…
「どうしよう」
「講堂が使えないとなると別の場所を考えないと」
そう、場所講堂以外でライブをすることを考えないといけない。グラウンドは使えないみたいだし…
「昇降口前はダメかな？そこなら必ず人が通るはずだし…」
「たしかに人は多そうだけど…なぁ絵里、音ノ木坂の受け付けの場所とかあるだろ？」
「そうね、しかも場所が昇降口前だからそこでライブは無理ね」
やっぱそうか…俺がいた高校でも校門入ってすぐの場所で受け付けだったしな
「なら部室は……狭いな」
「じゃあ廊下は？」
それは馬鹿だ…つーか迷惑だ
「馬鹿みたいにゃ」
凛と同じ意見…いや、多分みんなそう思ってるな
「それならさ…「ならここは？」何故言おうとした時に言う…」
出たか、俺が言おうとしたことを他の人に言われる恒例のことが…
「ここでやるん？」
「ですがここだと偶然通りかかるということは……」
まぁ海未の言うことはわかる。まぁでもここは穂乃果に任せればいいか
「じゃあさ、大きな声で歌おう！」
「はぁ？そんなことで「廊下を歩く人にも聞こえてここに来てもらえるようにさ！」
また人のセリフを取りやがったな穂乃果…まぁいいや
「どんな困難でも立ち向かう…そうやってここまで来たのよね、μ'sっていうグループは」
「絵里ちゃん」
「ここでやりましょ！」
ライブ場所は決まった、となると曲と何曲やるかも決めないとだな。
やる曲は3曲となり最初に新曲をやることとなった。そして今日から学園祭に向けて練習を始めていく。
しかし誰1人まだ気付いていなかった・・・
この選択が・・・
μ's崩壊の始まりになることを・・・