太陽戦姫プリキュア外伝キュアスター・オルタナティブ香川英里の初任務 作:のうち
東郷桜、特機タイプのプリキュア、キュアグルンガストの剣戟モーションを開発を担当している御年66になる女性だ。その姿は歳に似合わず、見た目は二十代後半の女性である。そして桜は今、
桜「どちらを選ぶべきか、カスタードと粒あん、迷うところよの」
ショッピングモールのたい焼き屋の前にて悩んでいた。
桜「よしこうなれば」とやっと決まったのか、桜は店員に注文を言う。
桜「カスタードとクリームを4つづつ頼む。」
店員「かしこまりました。」
そして桜はニコラ・ライヒ研究所に帰ってきた。
所長室には珍しい顔がいた。
桜「今、戻ったぞ。お、なんじゃ、来ておったのか、孝次」
そこにいたのはグランガードの司令官、香川孝次であった。
香川「これはこれは、東郷先生、お久しぶりです。」
桜「なんじゃ、昔みたいに義母さんとは呼んでくれんのか。」
そこにニコラ研の所長である。ジョナサン・風原が口を挟む。
ジョナサン「そういえば、お二人は香川司令の高校卒業までとはいえ、義理の親子として過ごしていたのでしたね。」
香川「昔の話です。没落した香川の家、そしてすでに無くなっていた両親に行方不明の兄、そんな中で私を引き取ってくれたのが東郷先生でしたから」
桜「ずいぶん、昔の話になるがな。それで孝次、私に何かようか。」
香川「実は、な。現在指名手配中の香川英里という人物についてなのだなが」
桜「ほおー、それで何が聞きたいんだい。」
香川「はい、香川英里とは何者なのかを知っておいでなのではないでしょうか。」
桜「何故そう思う。香川という名字は別段珍しいものではないと思うが」
香川「いや、私も最初は偶然や他人の空似だと思っていましたが 、何故が彼女を見ていると写真で見た兄さんの姿を思い出して閉まって」
桜「そうか、ほんとうに何も知らないんだな。私があえて話てこなかったといわれればその通りなのだがな。」
香川「ではやはり、彼女は」
桜「ああ、お前の兄、香川英行の娘なのじゃ。そして私はお前が私の元を離れた後にこのことを知った。」
香川「そうでしたか、それで英里君はこのことは」
桜「知らないだろうな。中学までは施設で育って高校からは纏博士の家に居候じゃ、大学時代は研究室に寝泊まりしておったらしいからな。」
香川「英里君は変わらないな。」
桜「ああ、英行を知っておるわしからみてもあのこの性格は英行にそっくりだ。」
香川「15も離れている兄さんの子供か」
桜「だが、よくも悪くもあの親子は正義の為に科学を愛した。それが戦うかとでしか、得られない平和であってもな。」