太陽戦姫プリキュア外伝キュアスター・オルタナティブ香川英里の初任務 作:のうち
英里は現在、徹夜の真っ最中だった。
英里「あははは!、やっと完成したぞ!、私の使う新たな変身システム!、あははは!!」
タツミ「うるさいわ!、今何時だと思ってんの、舞亜ちゃん起きちゃうでしょ!」タツミはハリセンを使い、英里をしばく。
英里「なんで、お前が持ってるんだ。それは玲央が持ってるはずなのに」
タツミ「これはスペアよ!」
英里「スペア!、なんでスペアなんてあるんだ。」とサヤの意思は彼女が死んだ今でもしっかりと受け継がれている。
タツミ「全く、母親になって少しは落ち着いたと思ったのに、日本を抜け出してから昔に戻ったみたい。」
メリル「そうですね。妖魔連合と戦ってた時みたいで懐かしいです。」
タツミ「そうそう、あの時は勝てない敵が出てくるたびに、私達のデバイスに調整いれるために毎日徹夜してたんだっけな。」
英里「さて、私は明日、少しは出かけてくる。」
タツミ「出かけるって何処に」
英里「少しな、野暮用で出かけてくる。」
メリル「でも、英里様は国内では手配がされてますし、隠密行動を得意とする。わたしが」
英里「いや、今回ばかりは私が行かなければいけないんだ。」
タツミ「どういうことよ。」
英里「ミナトの居場所を調べるついでにそこのコンピュータの危機がどんなもんかを調べて起きたくてな。ついでにマガ社に」
タツミ「前者はわかるにしても、マガ社はなんで」
英里「T- Linkシステムという、人の念に感応するシステムデータの受け取りにな。それに舞亜の嗜好品も買わなきゃいけないし、あの子のお気に入りのぬいぐるみを忘れて来ていたらしくてな。セップククロウサギとカンデンヤマネコなんだが」
タツミ「ああ、あれね。舞亜ちゃんの趣味ってだいぶかたよってるわね。」
英里「そうかな。」
タツミ「まあ、いいわ。」そして翌朝英里は変装して用意した偽の身分証明書を持ち、そしてその身分証明書に記された名は
英里「剣 華火か、悪くない名前だな。」と英里は二週間ぶりに大地に足をつけたのだった。
英里はとりあえず、まずはマガ社に顔を出して、T- Linkシステムのデータとリンが調べていた監禁場所、さらにそれらの管理プログラムを調べていく。そしてあらかた調べ終わり、そのデータをメモリスティックに読み込んでいく。
そして英里はカフェに入り、コーヒーを飲んでいると
玲央「へぇ、ココが噂のカフェか」
英里「ぶぅぅ!」と英里はコーヒーを吹き出してしまった。
マスター「お客様!?」
英里「失敬、失敬すまない。台拭きを貸してもらえるかな。」
マスター「はいどうぞ。」
英里「すまない。」と英里はテーブルを拭いてマスターに返す。
マスター「お客様、当店はただいま混雑しておりまして相席のほうよろしいでしょうか。」
英里「ああ、構わんよ。」
と相席を許可して相席をしたのは
玲央「すいません、お邪魔してしまって」
英里「いや、こちらこそ、なるべく早く居なくなるから」英里はさっさとコーヒーを飲んで、店を出るのだった。そして英里の座っていた席にはある手紙と箱が置いてあるのだった。
玲央「あれ、さっきの人の忘れものかな。」
そこに置かれていた手紙の宛先には星川玲央へと書かれていた。そして箱を開けるとそこには指輪が入っていた。
玲央「まさか!、英里さん!」と玲央が外を見るとすでに英里の姿はなかった。
英里はこうして玲央の誕生日プレゼントを渡したあと、自宅に入ってぬいぐるみを回収して帰路につこうと道を歩いていると
英里「おい!、そこに隠れてるやつ出て来い!、尾行してるのはわかってるんだ。」そこに出てきたのは
英里「防衛省の回し者か」
役人「香川博士、日本に戻って来たということはこうなることも承知のはずだ。」
英里「結局それか、私はなんと言われようがお前達の企みには加担せんぞ。」
役人「そうですか、残念ですね。では発表は明日ですが、特別にあるものをお見せしましょう。」と役人はジェラルミンケースからあるものを取り出して装着する。
英里「それは太陽ブレス⁉︎」
役人「真・太陽ブレス、太陽ブレスのオリジナルを基に制作された量産モデルですよ。真イーグル!」と役人は量産タイプのキュアイーグルへと変身した。
英里「あれが新型のプリキュアシステムか、太陽戦姫のベースか、逮捕されたプリキュアの中にはミレイ達もいたか、だが、そんなもの
出したんだ。遊びじゃあ、すまないぞ。」と英里はキュアデヴァイスを起動させる。
英里「プリキュア!、ファイヤーオンッ!」
「私は、偉大なる勇者。キュアグレート!」ここにブレイブソウルプリキュアから数えて12番目の勇者が生まれた。
感想ダメ出しお願いします。