太陽戦姫プリキュア外伝キュアスター・オルタナティブ香川英里の初任務   作:のうち

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英里の逃亡生活

香川英里は国外へと逃亡したのは、玲央と一緒に別の世界に行って帰ってきたばかりのことだった。那由多零奈との再会を果たしたあと英里の前に現れた直後、防衛省強硬派が香川英里に接触した。

 

英里「それで、貴方がたは一体何の為に私に接触をしてきたのです。」

 

強硬派の防衛省幹部「貴女も少しはさっしているんじゃありませんか?、現在の地球や日本のありさまを見れば、本来なら妖精族などという種族と我々は接触するべきではなかったのだよ。」

 

英里「というと?」

 

強硬派防衛省幹部「たしかに今現在の日本を支えていたのは伝説の戦士と言われたプリキュア館だ。だがそれはあくまで伝説に選ばれしものが必要な力だ。この世界の現状ではワンオフの力など我々は求めていない、それに大半のワンオフをグランガードや世界平和守備機構が確保している。我々に必要なのはオンリーワンよりプロダクションモデルな量産型なんですよ。そして今現在、日本は謎の勢力が入り込んでいる。だが徹底的交戦を良しとしない現在の日本政府では日本を守りきることはできないでしょう。それに私は思ったのです。幻影帝国との長年の戦いの際にやむなく結ばれた妖精族との協定は他勢力を刺激して敵対勢力を呼び寄せているのではと思ってね。私はこの国に革命を起こし、まずはこの国から妖精族を排除するつもりだそれに伴い伝説の戦士プリキュアの力を持つ妖精達、グランガードやその他組織に所属するプリキュアからアイテムを取り上げ、我々が管理し、量産型プリキュアを持って今の勢力を徹底排除する。そして我々最大の目的は妖精界をつなぐ転移門の破壊にある。だがその為には貴女のような多岐にわたる科学の才を持った人が必要なのです。協力いただけないでしょうか。」

 

英里「悪いがその話はお断りさせていただこう。私は存外この妖精達との共存社会を気にいっていましてね。」と英里は言うと幹部達は少し怪訝な顔をするがまあいいだろうという感じで笑顔を浮かべる。

 

強硬派防衛省幹部「まあいいでしょう。ですが貴女の決断によってこれからどうなるのかしっかり考えた上でもう一度考えてもらいたい」

強硬派幹部は帰っていった。

 

そしてその夜

 

英里の目の前にある2人が現れた。

 

英里「お前達は⁉︎」

 

?「わたし達を知ってるんでしょ、アドヴェントを倒した貴女なら」

 

英里「楽しみのテンプティ、怒りのドクトリンか」

 

ドクトリン「そうだ。この世界にアドヴェントがいて我々がいないわけはあるまい。」

 

テンプティ「楽しそうだから、君には死んでもらうよ。」

英里は変身しようとブレスレットを構えようした時、テンプティとドクトリンが手首とポケットに指先から光線を出して攻撃した。

 

英里「ぐっ、まさかマジンモバイルや超力ブレスが破壊されるなんて」

 

ドクトリン「貴様は人間の身でありながらも真化の道に偶然とはいえいたった。だがその覚醒をうながす力を絶って仕舞えばいいことだ。」

 

テンプティ「変身アイテムを失った貴女がどれくらい戦えるか楽しみにしてるよ。今日のところはまたね。」テンプティとドクトリンは消えていった。

そして、香川英里はその翌日、キュアゲシュペンストTypeSとRを持ち出し、娘の香川舞亜、メリル・天海とともにゴーライナーに乗り姿を消したのだった。


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