太陽戦姫プリキュア外伝キュアスター・オルタナティブ香川英里の初任務   作:のうち

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ZEED編マガキュアサイド

これは世界がクライシスインパクト呼ばれる災害に見舞われる直前の出来事である。

1人の科学者、香川英里がこの日本から姿を消した、そしてそれと入れ替わりにスマッシュを名乗る怪人やベリアル融合獣というプリキュアと怪獣の力を併せ持つ怪物達が現れ始めた。防衛省は一度は世界を救った彼女を容疑者として疑う強硬派の面々により、別世界の香川英里であり、この世界の英里の妹ととして刑期を終え生活する香川英里奈を再び逮捕したのだった。これを受け、世界平和守備機構極東方面軍伊豆基地の司令へと昇進した嵐山森夏は抗議するが統合参謀本部にその抗議ももみ消されてしまうのだった。

 

世界で初めて科学により、プリキュアの変身システムを構築し、量産タイプのプリキュア、キュアゲシュペンストをこの世に生み出したマガインダストリー社の社長室にてそんなゴシップ記事を読んでいる1人の女性がいた。

 

?「あの香川英里がスマッシュやベリアル融合獣を生み出し、日本を征服しようとした張本人?、妹である香川英里奈を事情聴取の為に連行ねぇ、相変わらず防衛省の強硬派はおっかないことするわね。」

 

そんな飄々とした態度でゴシップ記事を読んでいると社長室にもう1人女性が入ってきた。

 

?「イルミ、やはりここにいたか、社長室はお前の私室じゃないんだ。平然とサボりに使うんじゃない。それにお前は私の秘書だろうに」

 

イルミ「リン、じゃなかった、社長」

 

リン「リンでいい。お前に社長などと言われるのは公共の場だけで充分だ。」

 

イルミ「悪かったわよ。それでこの記事、リンはもう読んだかしら」

 

リン「ああ、ひどい話だ。一時は英雄扱いして感謝状まで送った防衛省が今度は犯罪者扱いか」

 

イルミ「私達の後任も不憫でならないよ。」

 

リン「まあなって、そんなことを言ってるんじゃない、社長室を私用で使うな・・・」とリンを抱き締めてリンを黙らせる。

 

イルミ「悪かった、この埋め合わせに今日は食事でも!」

 

リン「ふん!、私がそれで機嫌が直るとでも思ったのか、私は社長でお前は私の秘書、思い上がるのもいい加減にしろ。」

イルミ「あらそう、リンのお仕置きも怖いし、クビになって路頭に迷う前に仕事に戻るとしましょうか。」とイルミは立ち上がって社長室を出ていこうとすると

 

リン「まて、お仕置きはなくならんが食事に行かんとは言ってないだろう。」

 

イルミ「えぇ、最近は何もしてないんだけど」

 

リン「まったく、また女性社員の間でお前の噂が出回ってる。お前また、私の以外の雌に尻尾を振りおって、今日は朝まで寝かせんからな。」

 

イルミ「そんな」

そしてそれから夜になり、レストランに向かう途中、公園からひどく高い爆音が聞こえた。

 

イルミ「なんだ、なんでこんなとこでドンパチやってんのよ。」

 

リン「それに、敵対勢力との戦いではないな。となると残るはプリキュア同士の戦いか、あまりこんなことしたくはないんだが」

 

イルミ「ああ、喧嘩両成敗と行こうか。」

 

リンとイルミはお互いのキュアデヴァイスを取り出してプリキュアに変身してその公園へと向かう。

 




今日のプリキュア

凶鳥(まがとり)リン
モデル、リン・マオ
この世に始めて、量産型プリキュアプロジェクトを立ち上げ、キュアゲシュペンストをこの世に生み出したマガインダストリー通称マガ社の現社長
キュアゲシュペンストの次のプリキュアプロジェクトにより、生み出されたキュアヒュッケバインの初代変身者、ヴェルティナの変身する水色のキュアヒュッケバインとは違い、濃紺色の姿をしている。色が違うのはリンが変身していた時代のヒュッケバインはブラックホールのエネルギーを活用するシステムを組み込まれたの008R、L、従来のエネルギーシステムを使った009の3つのキュアデヴァイスが制作され、ブラックホールエネルギーシステムを調整の為に月に作られたラボにて調整を行っていたところ、システムが暴走し変身者とそのラボの研究者を巻き込んでラボごとRは消失、Lをリンが使い、防衛省にて
後述の風原イルミとともにコンビを組んで戦っていた。マガ社、社長であるリンの父親の突然の病死に伴い、マガ社の社長として就任した為に、L型とともに第一線を退いた。その後、プリキュア研究機関ニコラ研との共同プロジェクト、キュアヒュッケバイン Rの再生プロジェクトによりヴェルティナの変身するの水色のキュアヒュッケバインを完成させたのだった。現在も旧式となりつつあるキュアゲシュペンストに変わる新たな量産プリキュアとして量産タイプのキュアヒュッケバインMK IIの制作に着手している。現役を退いた今も実力は錆びついておらず射撃戦においては彼女の右に出るものはいないと言われている。なお、キュアヒュッケバインは量産を目的としてMKⅡ、MKⅢが試作されたがリンのタイプL、再生プロジェクト前のタイプR覗いた、全てが何者かによって破壊されている。

必殺技、プリキュアブラックホールキャノン、プリキュアリープスラッシャー

風原イルミ
モデル、イルムガルド・カザハラ
プリキュア研究機関、ニコラ・ライヒ研究所の所長の一人娘、特機型と呼ばれる高火力な攻撃を得意するプリキュアシステムを開発した特機型プリキュア第1号キュアグルンガストの変身者、理論家であり、異性よりは同性を好む性格であり、8歳から50歳までとストライクゾーンは広い。防衛省時代のリンのパートナーであり、リンの社長就任に伴い、プリキュアとしての第一線を退き、リンの人生のパートナーとしてゴールインした。行進を育てる教官として世界平和守備機構の士官学校の教官なる。だがナンパ好きな性格はなおらず、ナンパしているところをリンに目撃され、いわゆるツンデレキャラであったリンは嫉妬にかられ、イルミを三日三晩調きょ、もといお仕置きし、二度とナンパはしないと約束させられる。だがそのせいで普通の気軽に頼れるお姉さんキャラになってしまい、男女共に支持率は高くなってしまい、その度にリンに見つかり、お仕置きをされている。その何度目かの時、リンは強硬策を取り、イルミを世界平和守備機構から辞めさせてリンの専任秘書という立場になる。なお、イルミのキュアグルンガストはキュアグルンガスト改としてバージョンアップし、青い部分が黒くなり、紫のバイザーをしている。シャルロット・ヘイスティングのキュアグルンガストは再生産されたキュアグルンガストである。特機型プリキュアとして高い知名度を持つキュアグルンガストの後継機、キュアグルンガスト弐式のデヴァイスが二機制作され、そのうちの1号機は脳波コントロールシステムなどを様々な武装が採用され、入念なカスタマイズが行われ、2号機に関しては別部隊預かりとなった。
そしてその後継機としてキュアグルンガスト参式が存在し、気グルンガスト参式は3つがロールアウトされ、1つは赤と青のカラーリングであり、もう一つの黒と黄色のキュアグルンガスト参式は原典世界のゼラスが使っている。
ふざけているときの口癖は「父さんのつくったグルンガストが」である。
必殺技、計都羅降剣暗剣殺、計都羅降剣五黄色殺、プリキュアハイパーブーストナックル、プリキュアファイナルビーム

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