太陽戦姫プリキュア外伝キュアスター・オルタナティブ香川英里の初任務   作:のうち

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今回も波乱です。あいつがまさかの味方になるかもしれません。



第20話オルタナティブの目的

カイザー「オルタナティブ!」

 

スター・O「まったく、あいも変わらずしつこい奴だ。」

 

オルタナティブ「まぁ、落ち着きたまえ、私は確かに君達のしるオルタナティブだが、今は君達に構っている暇はない、帰りたまえ」

 

スター・O「帰れと言われておいそれと帰れるか!、それでも私かお前は!」

 

オルタナティブ「まぁなんだ、私にも色々とあるのだ。そうだそういえば、黒い勇者特急は気に入って貰えたかな。」

 

スター・O「ブラックマイトガインのガシャットを盗んだのは」

 

オルタナティブ「そう私だ。ブラックマグマの研究施設は未だに私が使っているのだから、まぁせっかくここまできたんだ、昔話に付き合え。」

 

スター・O「昔話?」

 

オルタナティブ「お前達が今、解決しようとしている案件、プリキュアクロニクルだったか。あれはな私の世界でもあったんだ。」

 

スター・O「ほう、それで」

 

オルタナティブ「あれはプリキュアバトルが終わってすぐあとだった。バグスターウィルスだの何だのが流行り、人間はまるで砂山を崩すかのように死んでいった。それでもその世界の人間はそのゲームをやめなかった。だが当然私はこれが気に入らなかった。私にとってはプリキュアだけが憎むべき敵だった、だがどうだそのゲームが流行り世界中の人間はプリキュアの劣化版に成り果てた。そう世界が今度は私の敵になった、私は殺して、殺して殺し尽くした。バグスターも全て焼きはらったよ。だがそれをする頃には私はもう人と呼べるような存在ではなかった。耳を閉じれば殺したもの達の憎悪の声が聞こえる気がしてならなかった。とうとう私本来の世界では、私を殺しきれなかった。気が付けば超プリキュア大戦の世界にいた。」

 

カイザー「それがプリキュア大戦に参加した経緯だったんですね。」

 

オルタナティブ「あぁ、今度こそプリキュアを全て抹殺して私も死ぬつもりだった。カオスに倒された時には私もサヤのもとにいけると一時は覚悟を決めていたが、呆気なくその覚悟は覆り、キュアスター・オルタナティブ、あんたの体を奪ってまでみっともなく生き残り、この世界のサヤとお前の手によりようやく私も生きることから解放されたと思った。だが実際はどうだ。あの世の門をくぐる寸前に神の御使をなのる、気色悪い笑みを浮かべた奴が私をあの世から汲み上げやがった。そして私はそいつのところに連れていかれ、私の世界のサヤをあの世から汲み上げるための触媒にされた。サヤは姿は見せないがあいつの手駒として洗脳されている。私は体のバックアップはこの世界中のコンピュータの中に存在している。だから私の体を現実の実態を持つ体に仕上げる必要があった。」

するとオルタナティブは変身を解き、スター・Oとカイザーの前に膝をつき土下座をしたのだ。

 

英里(オルタナティブ)「頼む!、私と一緒にサヤを取り戻してほしい!、私はどんな迫害だろと辱めだろうと受ける、今まで犯した罪も償うだから・・・・だから!」

 

 

スター・Oも変身を解き、自分に駆け寄る。

 

英里「わかった、わかったから、私も同じかもしれない、確かに私とお前は同じ存在だ。だが辿ってきた道は違う、私もサヤが死んだ時はお前と同じ道を辿るのも悪くないなどと思ってしまった。だから、お前のことを攻める資格は私にはない。私も香川英里だ。君の罪でもある、一緒に償っていこう。」と英里は英里(オルタナティブ)を抱き寄せた。

英里(オルタナティブ)(何だろうか、同じ私のはずなのにこんなにも心が温かくなる。これは自分だからか、いや違うなこれはサヤの暖かさだ。これを感じるのはこの世界の私がキュアスターとなったからなのか、それとも私が私に惹かれているのか、そうだとしたらこの世界の私は相当な女たらしだな、なんせ並行世界の自分まで惚れさせるんだからな。)

 

カイザー(英里さん、ずるいです、あんなこと、私だって抱きしめてもらったことないのに、って!、私は何を考えてるんですか。英里さんは女の人ですよ!、そのはずなのに何で今の英里さんを見てると心がモヤモヤするのよ⁉︎)

 

 

そして3人は電脳空間を出た。

 

英里「さて、ラボの話は何とかなったが、私(オルタナティブ)の件はどうしようか。」

 

英里(オルタナティブ)「そうだな、私は君の双子の妹とという立場に甘んじよう。名前はそうだな、香川英里奈とでも呼んでくれ。」

 

英里奈「よろしく頼むぞ、姉さん!」と英里(オルタナティブ)もとい英里奈は英里の腕に抱きつく。

 

玲央(英里奈さん、ずるい、僕だって英里さんとあんな風に・・・・・ってまた、そうだ昨日、陽奈から没収したあのちょっとの時間だけその人のことが好きでたまらなくなる薬をつかって・・・・・・・・ってまた僕は何てこと考えてるんだぁぁ!)

と玲央は自分の中で強くなる、英里への思いと女同士ということにたいする間違っているという考えが頭の中でこんがらがってパニックに陥っていた。




仲間になったオルタナティブ、そして英里への思いを恋心と自覚し始めた玲央の恋の行方は如何に次回をお楽しみに

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