引き篭もりでニートの転生者が暗殺教室   作:絳麗

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どうも、暑中見舞い申し上げます。絳麗です。
お気に入りが100件越えました!皆様ありがとうございます!m(_ _)m

それではどうぞ!


テスト勉強の時間

神木乙哉もとい俺は今全力で走っている。何故かというと…

 

 

「遅刻したァァァ!!!」

 

 

桃花が起こしてくれればな…。

 

 

〜妄想開始〜

 

 

俺がベッドで寝ていると…。

 

 

「起きてよー!乙哉君ー!」

 

 

あの豊かな胸を揺らしながら桃花が俺を揺さぶる。

 

 

〜妄想終了〜

 

 

「ヤベェ、鼻血出てきた…。ってこんな事考えてる場合じゃなかった!急がねえと!」

 

 

俺はそう言い更に走る速度をあげた。だが曲がり角の所で女の子とぶつかった。

 

 

「いてて…」

 

 

俺は訓練してるお陰で無事だがぶつかった彼女は大丈夫だろうか?

 

 

「君大丈夫か?あと俺の不注意でぶつかってしまった、すまん」

 

 

俺はそう言いながら手を差し伸べた。

 

 

「いえ!私の方こそ悪かったです!あとありがとうございます!」

 

 

彼女はそう言い俺の手を受け取り、立ち上がった。

 

 

よく見ると可愛いな…髪型のショートボブが似合ってる…。ていうかこれってなんか少女漫画ぽくない?これでパン咥えてたら完璧だよ。

 

 

「すっかり忘れてたけど俺遅刻だったんだ!そう言い事だからじゃあね君!俺もだが曲がり角には気をつけろよ!」

 

 

そう言い残し、旧校舎に全速前進した。

 

 

その後の彼女は…。

 

 

「優しい人で良かったー!それより早く転入の手続き済ませちゃおっと!」

 

 

そう言い゙椚ヶ丘中学校゛へと足を進めた。

 

 

──────────────────────────────

 

 

私達は今、中間テストに向けて勉強している。それと自己紹介がまだだったね、私は矢田桃花。乙哉君に汚された悲しき乙女よ。

 

 

冗談はここまでにして、今している勉強方法が何というか凄い…。

 

 

「ほら矢田さん手が止まってますよ、分からない所があるなら先生に言って下さいね。それと矢田さん、神木君が遅れてる理由って知ってますか!?もしかしたら誘拐されていたり…、早く教えて下さい矢田さん!」

 

 

殺せんせーが一人ずつに苦手科目を復習している最中に焦りながら聞いてきた。

 

 

「少し落ち着いて下さい!後、知ってますよ!朝何度も起こしてあげたのに全然起きなかったし!それが原因で遅刻していると思います!というか女の子が朝起こそうとしてくれるのは嬉しいんじゃないの!?」

 

 

「そ、そうですか…。……神木君も罪な男ですね…」

 

 

殺せんせーがなんか言っていたようだが聞こえなかった。

 

 

殺せんせーがそう言った後、急に殺せんせーの顔がグニャってなった。

 

 

「にゅう!急に暗殺しないで下さいカルマ君!それを避けると残像が全部乱れるんです!」

 

 

「以外と繊細なんだねこの分身…」

 

 

この後も苦手科目の復習が続き授業が終わった。

 

 

そして休み時間、教室の扉が開く音がした。

 

 

「はぁ…、お、遅れて…すみません……」

 

 

やっと来たよ乙哉君!遅すぎ!あと疲れすぎ!

 

 

「神木君、遅刻の連絡すら無いなんて関心しませんよ!先生、神木君が誘拐されたんじゃないかって心配しましたから!」

 

 

「乙哉君!今日何度も起こしてあげたのに何で起きないの!?こっちは乙哉君が作る朝食が食べれると思って何度も起こしてあげたのに!全然起きないから私朝食抜きなんだよ!?」

 

 

「俺が悪かったから二人とも落ち着け!殺せんせー!今後は気を付ける!それと俺がカップケーキを作ってやるからそれで許してくれ!」

 

 

「にゅ!?分かりました、それで許しましょう!」

 

 

ちょ、ちょろいな殺せんせー。

 

 

「それと桃花!また俺が一週間料理担当してやるから許してくれよ!」

 

 

「い、嫌!」

 

 

わ、私は殺せんせーみたいにちょろくないし!物凄く良いな!とか思ってないし!絶対!

 

 

「マジかよ…、それじゃ俺ができる範囲で何でもするから許してくれよ」

 

 

「言ったわね何でもと…」

 

 

「お、おう。俺ができる範囲なら」

 

 

「なら許す!」

 

 

私が乙哉君にそう言うと乙哉君は安堵の表情になった。

 

 

私が何をお願いしようか考えていると不破ちゃんと茅野ちゃんが私に質問してきた。

 

 

「ね、ねえ矢田ちゃん…」

 

 

「桃花で大丈夫だよ!」

 

 

「分かった、ねえ桃花ちゃん。もしかして神木君と一緒に住んでる?」

 

 

「……え?」

 

 

嘘っ!なんで分かったの!?

 

 

「もう一回言うね、神木君と一緒に住んでるよね?」

 

 

「どうしてそう思ったの…?」

 

 

「二人の会話を聞いて思ったんだ」

 

 

私の質問に茅野ちゃんが答えてくれた。

 

 

たぶんもう勘づかれてるし言っちゃって良いよね。

 

 

「そう…。実は不破ちゃんの言った通り乙哉君と一緒に住んでる。正しくは乙哉君が私の家に居候してる」

 

 

私がさっきの質問に答えると乙哉君がやって来た。

 

 

「お前ら何の話してるんだ?もしかして俺がイケメンすぎて目すら合わせられないって話か?」

 

 

「「「……」」」

 

 

「無言の反応はマジでやめて!場を和ませるための軽いジョークだから!」

 

 

場を和ませる為の行為だとしても……ねえ?

 

 

「まあ分かってたんだけどね」

 

 

「分かってんならやめてくれよ!俺のメンタルがブレイクするだろ!はぁ…、それと俺が桃花の家に居候してる話だよな」

 

 

「え?何で知ってるの!?」

 

 

「桃花達には悪いが盗み聞きさせてもらった」

 

 

「最低、変態、岡島」

 

 

「そこまで言うか!?ていうか岡島はこれ程までに無い程屈辱だわ!」

 

 

乙哉君安心して私もジョークだから。

 

 

「はぁ…話戻すぞ、俺が桃花の家に居候してる理由を話す。それは俺が自分で養っていけるお金がなく仕方なく住ませて頂いてるって訳だ。だが安心しろ、俺が使用している費用はバイトで稼いだお金でちゃんと払ってる!」

 

 

「なら良かったー!」

 

 

「本当だよ!安心したー」

 

 

乙哉君がそう言うと二人とも笑顔になった。

 

 

その後、居候してる事がクラスの全員にバレて私と乙哉君が質問攻めにあったのはまた別の話だ。

 

 

──────────────────────────────

 

 

「はあ…、酷い目にあった…」

 

 

時は放課後、みんなが下校し始めている時間帯だ。

さっきまでクラスのみんなに居候の事で質問攻めに合っていた。特に目立った質問は岡島の 変な事はしてないだろうな! だな。すまん岡島、事故でもしちまった。

 

 

俺がそんな事を思い出しながら廊下を歩いていると潮田が職員室を覗き見してた。

 

 

「おい潮田何してんだ?」

 

 

俺はそう言い潮田の肩を叩いた。

 

 

「うわっ!何だ神木君か脅かさないでよ…」

 

 

「悪いな、ていうか覗き見とかそんな趣味あったのかよ」

 

 

「ち、違うよ!ただ気になっただけで!」

 

 

俺達がそんな事を話していたら職員室から理事長が出てきた。

 

 

「やあ久しぶり。それとどうだいこの学校は?」

 

 

「久しぶりです、俺のクラスメートの差別が許せない以外は普通ですね」

 

 

「そうかい、それじゃあ二人とも中間テスト期待しているよ。頑張りなさい」

 

 

理事長はそう言い去っていった。

 

 

久しぶりの再開だってのに冷たいな理事長は。それより…。

 

 

「潮田大丈夫か?表情が暗いぞ?」

 

 

「う、うん」

 

 

「そうか、それじゃ帰ろうぜ!」

 

 

俺がそう言い潮田と一緒に帰っていった。

 

 

途中で潮田が女性と間違えられナンパされたが、俺が男だと告げるとホモ(ナンパ野郎)は顔を真っ赤にして逃げてった。てか服装で気付や。

 

 

翌日、何か鬱陶しい程殺せんせーの残像がいる。苦手科目の復習だとかで影分〇の術を使用してるみたいだが流石に増えすぎだし残像が雑だし…。

 

 

「鬱陶しい!」

 

 

「何だ何だよ何ですかァ?ご注文は嫌がらせですか??一人につき三人って個人的に邪魔だし集中出来ないんだよ!」

 

 

「にゅや!それはすみませんでした!」

 

 

殺せんせーはそう言い、俺にだけ教える人数を一人にしてくれた。ナイスだ、タコ親父。

 

 

「殺せんせーちょっと気合い入りすぎない?別キャラにもなっているし…」

 

 

「にゅや?そんな事はありませんよ!」

 

 

茅野の質問に殺せんせーは何もなさげに答えたが、きっとというか絶対あの理事長先生の所為だよな…。何を言われたが知らんが気にするなよ。殺せんせーだし気にするなってのが無理な話か。

 

 

そして授業が終わり殺せんせーは教壇に寄りかかり休憩していた。そんなに疲れんならマンツーマンにすれば良かったのに、何でこのタコは生徒にこんなにも尽くすんだろう。

 

 

「流石に相当疲れたみたいだな」

 

 

「今なら殺れるかな?」

 

 

「何でここまで一生懸命先生をすんのかねえ」

 

 

前原と中村と岡島がそう言うが、前原と岡島俺の心境をステ○ールすんじゃねえ!

 

 

「ヌルフフフ、全ては君達のテストの点を上げる為です。そうすればぁ!」

 

 

殺せんせーはそう言い目を輝かせて妄想の話をした。

 

 

「生徒達の尊敬の眼差し。評判を聞いた近所の巨乳大学生。となんて殺される危険も無くなり先生には良いことずくめ…」

 

 

無いわ、特に最後のは絶対に無いわ。無いことずくめだわ。

 

 

俺がそんな事を思ってると、みんなが殺せんせーの地雷を踏んだ。

 

 

「いや勉強の方はそれなりで良いよな…」

 

 

「うん、何たって暗殺すれば賞金百億だし」

 

 

「百億あれば成績悪くてもその後の人生薔薇色だしね」

 

 

「にゅうやあ!そ、そういう考え方をしますか!」

 

 

三村と桃花がそう言うが、殺せんせーの言う通りだよ何故そうゆう考え方になる…。けど俺もそう思うならみんなに言えばいいのに、だけど何故か言えない…。何でだ……?

 

 

「俺達エンドのE組だぜ?殺せんせー」

 

 

「テストより暗殺の方が余程身近なチャンスなんだよ」

 

 

「なるほど、よく分かりました…。今の君達には暗殺者としての資格がありませんねえ…、全員校庭に出なさい」

 

 

やっぱりこうなるか…。本当に何で言えないのだろうか…。

 

 

そしてクラスのみんなが校庭に出て、烏間先生とビッチ先生も出た。

 

 

「急に校庭に出ろなんてどうしたんだ殺せんせー」

 

 

「さあ?いきなり不機嫌になったよね」

 

 

「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺いますが貴女はいつも仕事をする時用意するプランは一つですか?」

 

 

「いいえ、本命のプラン何て思った通りにいく事の方が少ないわ。不測の事態に備えて予備のプランをより年密に作っておくのが暗殺の基本よ」

 

 

この時だけはマジでリスペクトっす、イリーナ先輩。

 

 

「では次に烏間先生、ナイフ術を生徒に教える時重要なのは第一撃だけですか?」

 

 

「第一撃は勿論最重要だが次の動きも大切だ、強敵相手では第一撃は高確率で躱される、その後の第二撃、第三撃と如何に高精度で繰り出すのかで勝敗をわける」

 

 

これまた烏間先生も尊敬するわ、そこにシビれるぅ憧れるぅ!

 

 

「結局何が言いたいんだよ」

 

 

前原がそう言ったら殺せんせーが急に回りだした。回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ回レ!

 

 

「先生方のおっしゃる通り自信を持てる次の手があるから自信に満ちた暗殺者になれる。対して君達はどうでしょう?俺達には暗殺があるからいいやと考えて勉強の目標を低くしている。それは劣等感の原因から目を背けているだけです!」

 

 

殺せんせーはそう言い更に回るスピードを上げた。回る速度が速すぎてみんなが腕で守っているしまつだ。

 

 

「もし先生がこの教室から逃げたら?もし他の殺し屋が先に先生を殺したら?暗殺という拠り所を失った君達にはE組の劣等感しか残らない!そんな危うい君達に先生からアドバイスです。

 

第二の刃を持たざる者は暗殺者の資格なし!!」

 

 

殺せんせーが回転スピードを加速させながら格言を言う。これもまた殺せんせーを尊敬する。ていうか風が強すぎる!これじゃあ女子が可哀想だろ!必死になってスカートを抑えないといけないじゃないか!

…あれ?この思考岡島じゃね?

 

 

「死にたい…」

 

 

「いきなりどうしたの神木君!?」

 

 

ハハッ!何でもないよ岡野!ただ単に岡島と思考回路が被り、同じにされるのが堪らなく嫌なんだ!ハハッ!

おっとこれ程までに似ていると選手交代なんじゃないか?まあいずれオトヤ・マウスと呼ばれる日は近いんじゃないかな?

 

 

そうこう言っている間に竜巻が消え、気づいたら地面に生えていた雑草や凸凹が無くなっていた。

 

 

「校庭に雑草や凸凹が多かったのでね、手入れしました。先生は地球を消せる超生物。この一帯を平らにするなど容易い事です」

 

 

殺せんせーはみんなが驚いたりしてる中、話を続ける。

 

 

「もしも君達自信を持てる第二の刃を示せなければ、先生に値する暗殺者はこの教室にはいないとみなし、校舎事平らにし先生は去ります」

 

 

「第二の刃…、いつまでに…?」

 

 

「決まっています、明日です」

 

 

またみんなが驚いた。何回驚けば気がすむんだよ…。まあ普通は驚くよな。

 

 

「明日の中間テストクラス全員五十位以内をとりなさい」

 

 

「「「「「えぇぇぇ!?」」」」」

 

 

これは驚きせざるおえないだろ!クラス全員五十位以内って無理ゲーかよ!俺、前世で五十位以内とか取った事ねえぞ…。

 

 

「君達の第二の刃は先生が既に育てています。本校舎の教師達に劣る程先生はとろい教え方をしてません。自信を持ってその刃を振るってきなさい。ミッションを成功させ、恥じる事なく笑顔で胸を張るのです!

自分達が暗殺者(アサシン)でありE組である事に!」

 

 

そしてこの話はこれで終わり、場所は変わって桃花の家だ。相変わらず女の子特有のいい匂いがしやがりますぜ。

 

 

「なあ桃花ー、今日の晩御飯は桃花が作ってくれないか?久しぶりに桃花の手作りが食べたくなった」

 

 

「えー、今日は乙哉君担当でしょ?」

 

 

「そんな事言わないでくれよー、桃花の料理美味しいんだしさー!これじゃ宝の持ち腐れだよ?」

 

 

さっき言った通り桃花の作る飯は物凄く上手い。あれだ三ツ星レストランとかあるけど桃花なら十ツ星レストランと化すから。これは流石に言い過ぎか?でもそれ程上手いって事だ。

 

 

「お願いしますから作って下さい!俺は桃花の作る料理が大好きなんだ!」

 

 

俺が誠心誠意を込めてそう言うと桃花は少し顔を赤くしながら言ってくれた。

 

 

「そ、そう?大好きなんだ…。わ、分かった!作るよ!」

 

 

「本当か!?ありがとな!」

 

 

そして桃花が作った神級ビーフシチューを食べ、風呂に入り…。

 

 

「明日も頑張りますかね!」

 

 

俺はそう言い眠りについた。

 




どうもこれまで小説を書いて思いましたが小説って難しいですね…。
でも頑張ります!

ではまた次回!

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