スマイルプリキュア&時を超える桃太郎   作:紅鮭

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今回の主役は金イマジンとやよいです。


俺の強さにお前が泣いた(前編)

夜、街灯が路地を照らす中、

良々の兄・幸一がホクホクした顔で封筒の中身を確認していた。

 

 

幸一「いやー、バイト代結構でたな。帰りにプリンでも買って帰るか…」

 

 

どうやら、今日が給料日の様でバイト代が思ったよりたくさん出たらしい。

帰りに妹に何か買ってやろうと考えながら歩いていると、後ろからエンジン音が。

 

一瞬の出来事だった。

幸一の持っていた給料封筒が後ろからやってきたスクーターに乗っていた男にかすめ取られた。

 

 

幸一「ぬおっ!?」

 

 

それを認識し、何が起きたか理解すると、自分も走り、叫ぶ。

 

 

幸一「ドロボー!!俺のバイト代返せー!!」

 

 

しかし、こちらは歩きに対して向こうはスクーター。

みるみる内に引き離されてゆく。

幸一も叫ぶが周りには人がいない。

スクーターのナンバーも薄暗くて見えにくく。

このまま逃げられてしまうと諦め掛けたその時、

交差点の曲がり角からフード付きのコートに身を包んだ小柄な人物が飛び出してきた。

 

 

幸一「危ない!!」

 

 

幸一がそのコートの人物に叫ぶ。

スクーターの男も驚き、ブレーキを掛けるが間に合わない。

 

 

 

 

 

 

 

ドガッ!!

 

 

幸一は目を逸らし、ゆっくり事故現場になっている交差点に目を向ける。

 

 

幸一「え?」

 

 

幸一が驚いたのも無理はない。

何と、ぶっ飛ばされたのはスクーターの方でコートの人物は何事も無い風に立っていた。

 

 

コート「おいこら、危ないなぁ。こないな夜道の中ブイブイ走り回んな。もっと安全運転せんかい」

 

 

コートの人物は関西弁を喋り、注意する。

しかし、それを最後まで聴かずスクーターの男は走り去って行ってしまった。

 

 

コート「何や?一体…」

 

幸一「おーい!あの男捕まえてくれ!!俺の給料泥棒だ!!」

 

 

幸一が息を切らしながらコートの人物に向かって叫ぶ。

 

 

コート「泥棒!?」

 

幸一「そうだ!俺の“なけなし”のバイト代盗られた!!」

 

 

そのコートの人物は幸一のそのセリフに反応した。

いや、厳密には『なけなし』という単語に反応した。

 

 

コート「なけな……い?泣け、ない…?泣けない!?」

 

 

しかし、そのコートの人物は『なけなし』を『泣けない』と聞き違え、幸一に詰め寄った。

 

 

コート「泣けないやと!?バイト代が無いとお前泣けないんか?!そら、一大事や!!」

 

幸一「え?いや、俺はなけなしって…

コート「わーった!!そなら俺が取り返してくる!!」

 

幸一「え!?ちょっと!」

 

 

幸一の制止も聞かずコートの人物はスクーター男の後を追った。

その速いこと速いこと、あっという間に背後に追いつき、走りながら跳躍。

スクーター男の真ん前に着地した。

 

 

スクーター男「どけぇ!!」

 

コート「どすこい!!」

 

 

スクーター男が殴りかかってきたのに対し、コートの人物は屈んで避け、掌底、いわば相撲の張り手をブチかました。

 

 

スクーター男「ぐほっ!!」

 

 

掌底はスクーター男の溝内に入り、スクーター男は胃液を吐き出した。

それだけでは無い、後ろへ押し出す力が強過ぎたのか、スクーター男は重力に逆らい、後方へと飛ばされた。

例えるならば弾丸の如く、後方目掛けて20m以上。

幸一も目を疑った。

自分よりも小柄なあの体の何処にそんな力があるのだろうか?

しかし、幸一は自分の方に飛んできたそのスクーター男に駆け寄る。

ぶっ飛ばされて気を失ってるらしいが、軽い軽傷で済んだらしい。

 

 

幸一「良かったー。バイト代全額無事だ」

 

 

男の懐から出てきた茶封筒の中身を確認し、幸一はホッと一安心した。

 

 

コート「よかったなぁ、兄ちゃん!」

 

 

コートの人物は親指で首を鳴らし、ガッハッハッハッと豪快に笑った。

 

 

幸一「(!声高いな……女の子か?…まあ、いいや)ありがとう。少ないけど、良かったらこれで…何か買って食べてよ」

 

 

幸一はお礼にバイト代の中から二千円取り出した。

 

 

コート「いや、金は要らん。そやな、代わりと言ってはなんやけど…俺、“探しモン”があるんや。知ってるかどうか訊きたいんやけど、ええか?」

 

幸一「探し物?どんな物かな?」

 

 

コート「これや」

 

 

取り出したのは、クレヨンで描かれた何か。

それは人の形をしており、黄色の体に黒い頭をしている。

 

 

幸一「何だコレ?」

 

コート「“ヒーロー”や!!」

 

幸一「ヒーロー?」

 

コート「そや!“黒いヘルメットを被ったヒーロー”俺はそいつを捜しとるんや!!」

 

幸一「黒いヘルメットを被ったヒーローね……」

 

 

その絵をまじまじと見ながら考える。

幼稚園、または小学校低学年が書いた様なそのクレヨン画を見て、考えを巡らす。

 

 

幸一「あ、もしかして……」

 

コート「! 何か分かったんか?」

 

 

コートの人物は食いついてきた。

 

 

幸一「これは、…『仮面サンダー』だろ!!」

 

コート「仮面サンダー?」

 

 

『仮面サンダー』とは日曜日の朝、放映中の子供達に人気のヒーローである。

サンダーの名の通り、電撃で敵を倒す。

 

 

幸一「確か、明日七色ヶ丘スタジアムの隣にある遊園地でショーが公開されるらしいんだ。バイト先の先輩からチケット貰ったから、良かったら受け取ってよ」

 

コート「ええんか!?」

 

幸一「もちろん、バイト代取り返してくれたお礼だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コート「いやー、ええ兄ちゃんやったなぁ!これがこのヒーローかいな?まぁええわ。明日、コイツと行ってみるか」

 

 

コートの人物はクレヨン画のヒーローとチケットに描かれている『仮面サンダー』を見比べていた。

 

 

???「おい」

 

コート「ん?」

 

 

すると突然背中から声を掛けられた。

 

 

???「夜のお散歩とはご苦労だなぁ…」

 

 

声の主は赤い前髪を真ん中分けにし、ポニーテールの赤い瞳の女―――

 

 

M良々「俺、参上…!」

 

 

M良々だった。

 

 

コート「なんや、お嬢ちゃん。こないな時間に一人で。

危ないやろ――送ってったろかい?」

 

M良々「余計なお世話だ、この野郎。てゆうかお嬢ちゃんなんて呼ぶな!」

 

 

M良々はペースを少し崩されながらも、指を指して言い放つ。

 

 

M良々「お前…イマジンだろ?」

 

コート「!」

 

 

イマジンと指摘され、フードの中の顔が真剣な表情になる。

 

 

コート「ほう、驚いたなぁ。俺の事を知っとるとなると、同業者か?」

 

M良々「せっかく鉢合わせしたんだ。戦ろうぜ」

 

 

意気揚々と喧嘩を売るM良々。

 

 

コート「悪いな、もうこないな時間やし、俺はこの契約者を家に送って寝かさんといかんねん」

 

 

「また今度な」と手を振り、その場を去る。

 

 

M良々「あ?逃げんのか?」

 

コート「安っぽい挑発やな~。いきがるだけの強さじゃ、俺には勝てへん。それに――――お前みたいな、ザコ相手に俺が本気だしたら…泣いてまうで?」

 

M良々「誰がザコだ!!この野郎!!」

 

 

雑魚呼ばわりに我慢ならなくなったM良々が拳を振り上げ、殴りかかる。

 

 

コート「フンッ!!」

 

M良々「何!!?」

 

 

何と、M良々の拳を軽々と受け止めたのだ。

力自慢のM良々・モモタロスが信じられないと言った表情をし、面食らってる時、コートの人物はもう一方の手がM良々の胸倉を掴む。

 

 

コート「強さにもレベルがあってな。俺の強さは―――――

泣けるで!!!」

 

M良々「どああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

投げられたM良々はゴミ捨て場に突っ込んだ。

 

 

コート「涙はこれで拭いとき…」

 

 

ちり紙を投げ渡され、コートの人物はその場から去っていった。

 

 

M良々「待て、この野郎!こんなもんで泣けるか!!」

 

良々『痛~い…』

 

M良々「泣くな!!」

 

 

ゴミ袋を掻き分けなんとか這い出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

いつもの場所。

デンライナーの食堂車とは違い、ここはプリキュアメンバーの秘密基地、通称『不思議図書館』。

 

 

 

ウラタロス『あっはっはっはっはっはっはっはっ!!投げ飛ばされてそのまんまなんてね…。僕なら恥ずかしくて死んじゃうなぁ』

 

 

昨夜の事を聞き、ウラタロスは腹を抱えて笑う。

 

 

モモタロス『うるせー!!たまたま油断してただけだ!!』

 

ウラタロス『その油断が恥だってまだわかんないのかな~?』

 

モモタロス『何だと!?この亀!!』

 

キャンディ『モモタロス、暴力はいけないクル!』

 

 

小さなぬいぐるみに入ったモモタロスとウラタロスが喧嘩をしてキャンディが割って入る中、ハナ、プリキュアメンバーは良々から昨夜の事を聞かされていた。

 

 

ハナ「もう、イマジンが動いてるって事?」

 

良々「うん、どんな契約内容かわからないけど…」

 

なお「それにしても…あのモモタロスが投げ飛ばされるなんてね」

 

あかね「相当な力持ちみたいやな」

 

みゆき「他に何か手掛かりないの?」

 

 

現状では情報があまり無い。

分かっている事は

契約者は小柄で声色から女、イマジンは力持ち。

皆が思考に浸っていると、モモタロスが声を掛けた。

 

 

モモタロス『それだけじゃねえ、あのイマジンは何か妙だった』

 

れいか「? 妙といいますと?」

 

モモタロス『俺等イマジンの身体にはバッドエナジーがいくつか含まれている。これは解ってるな?俺はそのバッドエナジーを嗅ぎつけイマジンを追える。

だがあのイマジン、本来の匂いが薄かった。何か別の匂いでごっちゃになっていた感じがしたな』

 

良々「何かの匂いって?」

 

モモタロス『分かんねぇ、何かだ…』

 

 

つまり、モモタロスの鼻は今回はアテにはできないという事だ。

 

 

 

 

 

ウルフルン「ウルッフッフッフッフッフッフッフッ!!」

 

???『旦那、何をそんな馬鹿笑いしてんだい?』

 

ウルフルン「馬鹿とは無礼だな、コラ!!いいか、悪者はまず意味もなく笑いながら登場するものなんだよ」

 

???『あ、そ』

 

 

ビルの屋上ではウルフルンが悪だくみの笑みを浮かべて笑っていた。

隣ではウルフルンの連れて来たイマジンが呆れている。

そのイマジンは全身がまるで甲冑の様な重装甲のイマジン。

『裸のサイ』のサイをイメージして実体化したイマジン――アームドライノイマジン。

 

 

アームドライノイマジン

『で、旦那。そのプリキュアと…デンオウだっけ?俺達の宿敵って言うのは…』

 

ウルフルン「その通りだ。俺達の使命は夢も希望もなく、幸せも訪れない真っ黒な未来――バッドエンドへする事だ。だが、5人のプリキュアに加え、裏切り者のイマジンを味方につけたデンオウ!!奴らがいる限りその未来は黒く染まらねぇ!!」

 

 

憎々しげに淡々と語るウルフルン。

 

 

アームドライノイマジン

『なるほど、旦那が手こずるなんて相手方も中々やる様だ。ジョーカーの資料にも一通り目を通したけど…一筋縄じゃいかないかもね』

 

 

アームドライノイマジンはプリキュアの資料を取り出す。

 

 

アームドライノイマジン

『だけど、相手は子供、しかも女。俺の敵じゃないね』

 

 

アームドライノイマジンはフッと余裕の笑みを浮かべる。

 

 

ウルフルン「何か策でもあるのか?」

 

アームドライノイマジン

『ありますよ~ん!』

 

 

アームドライノイマジンは甲冑の中で笑みを浮かべる。

ウルフルンより悪そうな笑みを…。

 

 

 

 

 

 

 

 

7人は不思議図書館を出た。

7人が出た場所は少々殺風景な部屋。

 

 

あかね「ん?なんや?ココ」

 

みゆき「なんか、寂しい部屋だね」

 

 

あかね、みゆきが出た場所の感想を述べると良々が言う。

 

 

良々「私の部屋」

 

みゆき、あかね、やよい、なお、ハナ

「「「「「え"?!」」」」」

 

 

良々の部屋だとわかると、れいかを除いて驚く。

 

 

みゆき「ご、…ごめんなさい」

 

 

みゆきがとりあえず謝る。

 

 

良々「ああ、気にしないでいいよ」

 

モモタロス『やっぱ、個性がねぇんだよ』

 

良々「そうかなぁ?」

 

 

流石にモモタロスからこの部屋を牢獄と評されている為、みゆき達からも私の部屋だと聞いて驚かれると、流石に怖くなってくる。

そんな事を考えていると、他の部屋にいた幸一が部屋のドアをノックして来た。

 

 

幸一「おい、良々どうした?騒がしいぞ」

 

良々「え!?兄さん!ちょっと待って!」

 

 

部屋に入ってきた幸一は良々の他にみゆき達6人の女の子が上がり込んで入る事が目に止まる。

 

 

幸一「お、良々のお友達かい?」

 

 

 

 

 

 

 

幸一「何だよ、良々。一言言ってくれりゃ、お菓子とコーヒーぐらいは用意したのに…」

 

ハナ「いえ!そんな気を使わなくても…」

 

 

あの後、7人は幸一に勧められて、居間の方でコーヒーをご馳走になっていた。

良々によると幸一の淹れたコーヒーは香りも良く、美味しいのだと。

でもやはりみゆき達には少々苦いらしく、顔をしかめて砂糖を入れる。

ふと、みゆきは部屋の隅と本棚に目をやる。

そこには星を中心に、宇宙に関する本が並べてあった。

部屋の隅には天体望遠鏡と一枚の写真が…。

 

 

みゆき「あの…」

 

幸一「ん?」

 

みゆき「星が好きなんですか?」

 

 

みゆきは不意にそんな事をきいてみる。

 

 

幸一「ああ、俺達の両親。天文物理学者なんだ」

 

「「「「「「学者?!」」」」」」

 

良々「あれ?言ってなかったっけ?」

 

 

いや、少し思い返してみれば良々は学年での成績は10位前後と割りと高く、戦いの中でもいく度か奇策を思いつく事もある。

学者の娘なら頭がいいのも頷ける。

 

 

幸一「俺や良々も星を見るのが好きでね。俺の友達と一緒に良く星を眺めにいったよ」

 

 

幸一は本棚に飾ってあった写真立てを一つ取って持ってくる。

 

 

あかね「これ、お兄さん?」

 

 

その写真には星空の下、三人の男女が写っていた。

右側から幸一、髪の長い同い年位の女性、左側は同い年位の茶髪の男。

 

 

幸一「ああ、丁度君たちと同じ中学2年の時の天文部の写真だ。部員は俺も含め、三人しかいなかったけど楽しかったな」

 

 

幸一は懐かしむ様に語る。

 

 

良々「私達が引っ越す前の『希望ヶ原』って町は都会じゃ珍しく、星がよく見える名所があるの」

 

みゆき「へ~、私も見てみたいな~」

 

良々「希望ヶ原はこっからかなり遠いよ?でも、いつか連れて行ってあげたいわ」

 

そう言いながらコーヒーを一口飲む。

すると突然、幸一が話題を変えてきた。

 

 

幸一「そういえば良々、昨日の夜おかしな奴に会ったんだけど…」

 

良々「おかしな奴?」

 

幸一「ああ…なんでも、そいつ黒いヘルメットを被ったヒーローって言うのを捜しているみたいなんだ…心当たりあるか?」

 

良々「黒いヘルメットを被ったヒーロー?…何それ?みんな知ってる?」

 

みゆき「黒いヘルメットを…」

 

なお「被ったヒーロー?」

 

あかね「何や?それ」

 

れいか「わかりませんね」

 

 

良々は今度はやよいに顔を向けた。

やよいはヒーローものが好きなので何かわかるかもしれないかと、ちょっと期待していたが、首を横に振った。

しかし、やよいには心当たりがあった。

そして、それを捜している人物も…。

 

 

やよい「(まさか、……)」

 

 

良々「で、兄さん。その、おかしな奴がどうしたの?」

 

 

良々の質問に幸一は昨日、そのコートの人物がバイト代を取り返してくれた事を話した。

 

 

幸一「しかし驚いたなぁ、あの時は。こう言っちゃあ失礼だが、人間業とは思えなかったよ」

 

 

談笑する幸一の話を聴いて良々は勿論、みゆき達も真剣な顔になる。

スクーターにぶつかっても平気な頑丈さ。

走りながら人間一人を軽く跳び越える脚力。

人をただのツッパリで20mもぶっ飛ばすその怪力。

容姿も聞かされて、良々が昨日出会ったコートの人物――イマジンの契約者に間違いない。

それがすでに幸一と出会っていたとは…。

 

 

ハナ「幸一さん!」

 

幸一「ん?」

 

ハナ「そのイマジ…いや、そのコートの人物の何か目的とか、ありませんでしたか?」

 

幸一「だから、そいつが黒いヘルメットを被ったヒーローを捜してるんだ」

 

 

皆はおそらくそれが契約内容だと予想した。

 

 

幸一「でも、その時丁度『仮面サンダー』のアトラクションショーのチケットをバイト先から貰ってな、俺も良々もあんまり興味なかったからその子にあげたんだ。今頃、ショーを楽しんでるんじゃないか?」

 

良々「そのアトラクションショーってどこでやってる!?」

 

幸一「え?七色ヶ丘スタジアムのすぐ隣の遊園地…」

 

 

それだけ聞くと皆は立ち上がり、出発する。

良々を除く皆は「ごちそうさまでした」を忘れずに…。

 

 

幸一「?なんだ、皆そんなに興味があったのか?――それとも…」

 

 

そう不敵な笑みを残し、コーヒーを飲み干す。


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