FE覚醒~誓いの剣と精霊の弓~   作:言語嫌い

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なぜか、ハイペースな言語嫌いです

単純に、以前5話くらい同時進行で書いていると言っていた話が一気に仕上がっただけですが

今回はあまり物語が進みません

主に、二人の少女のお話

それではどうぞ


第二十八話 間章 主と騎士

 

 

青い騎士は言っていた

 

「スミアさん。告げることのできない想いほど辛く、悲しいことはありません。そして、告げるべき人を失うと、その喪失感にずっとさいなまれることになるんです」

 

白銀の少女も言った

 

「なんで言わないのか、ですか。それはですね。彼の気持ちは私に向いてはいないからですよ。彼の気持ちはずっと、ずっと、彼女に向かっています。おそらく、彼も気付いていないんでしょうけど」

 

納得できなかった私はさらに踏み込んで聞いた。

 

「私は臆病です。ずっと、おそらく、彼女よりも近くにいました。でも、それでも、届かないんですよ。気付くのが遅すぎたんですよ。それに、状況が状況です。今、彼にこの想いを伝えることはマイナスにしかなりません。私のこの気持ちは邪魔でしかないんです」

 

どこか寂しげにつぶやく彼女に私は何も言えなかった

 

「これは絶対に語ってはいけない気持ち。告げてはならない想い。これは誰にも知られることなく、私の胸の中で静かに痛みが消えてなくなるまで待ち続けるしかない気持ちなんですよ」

 

今にも泣きだしてしまいそうな少女は、必死に笑顔を作り上げると見ているこっちが辛くなるような表情で言いました。

 

「スミアさん。どんなに伝えたくても、伝えることが出来ない恋もあるんですよ」

 

彼女の気持ちが誰に向いているのか、誰に対する気持ちなのかはわからなかった。それでも、彼女の気持ちが報われることがもうないことを悟った。

 

だから、決意した。

 

後悔する前に、この気持ちを彼に伝えようって……

 

 

 

 

 

 

 

気付いてしまった

 

おそらく、彼女が必死に隠そうとしていた事柄なんだと思う

 

幾度となく彼を訪れ

 

彼の世話を焼き

 

そして私の親友の想いを汲みながら彼だけに気付かせようと努力していた

 

そのことが今になってようやく理解できた

 

でも、それでも私は気付いてしまった

 

そして、おそらく彼女は私の気持ちに気付いていた

 

だから、あんなことを言ってくれたんだと思う

 

だから、必死に私を止めようとしているんだと思う

 

今は仮初めの平和を享受しているに過ぎない

 

この平和はいつ壊れてもおかしくないくらいに危うい均衡を保っている

 

そんな時だからこそ、彼の抱える問題を減らすために頑張っていたんだと思う

 

彼女も、そして、彼と二人の王も

 

けれど、それらの想いは私の自分勝手な気持ちのせいですべて無為になろうとしている

 

彼女が私を止める理由は、これ以上彼に負担をかけないようにするため

 

いつ始まるとも知れないペレジアとの戦争に最高の状態で挑むために彼女たちは日々動いている

 

でも、やっぱり、私にはそんなことできなかった

 

おそらく、彼が気付いてしまったら私にチャンスは無い

 

彼の心にあるのが何か私は知っているから

 

それはすでに彼女に教えてもらっているから

 

二人の間に何があったか知っていたから

 

だから、私はこれがよくないことだと知りながらも

 

自分の気持ちを彼に伝えるために

 

彼に振り向いてほしくて

 

彼とずっと一緒にいたいから

 

皆の努力を踏みにじると知ったうえで

 

私はこの恋を彼に伝えた

 

「クロム様……」

 

「私はあなたのことが好きです」

 

 

そして、自分のことしか考えなかったから

 

「!? 誰ですか!!」

「え……、ティアモ」

 

落ちこぼれの私をいつも気にかけてくれた

 

「スミア――――すみません。また、後日来ます」

 

こんな私や私の想いを支えてくれた

 

「っ! スミアさん。ここは任せます」

 

大切な親友を傷付けることになった

 

私は彼女の気持ちが誰に向いているかまでは考えていなかった

 

だから、こんなことになってしまったんだと思う

 

「……スミアさん。一度起きてしまったことはもう消え去りはしません。ここで尻込みすることは許しません。あなたは決意して行動してしまったのだから。だから、しっかりと告げてください。あなたの気持ちを」

 

その様に最後に告げると、彼女はもう振り返ることなく、この部屋を出て走り出していった。

 

残されたのは自分のしてしまったことの重さにつぶされそうになってしまった私と、先ほどから呆然と私を見つめるクロム様だけで、静かで重たい空気がこの部屋を覆い尽くした。

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

それは唐突に起こった。

 

故に、彼らは今抱えている問題を一度置いて、新たに生まれたすぐ前に差し迫った問題に立ち向かう。

 

 

 

 

 

僕は集まった人の中に見たことのない女性が混じっていたので彼女についての説明を求めた。

 

「さて、今回のことを話す前にヴィオールの隣にいる女性についても詳しく聞きたいけど、とりあえずは名前と用件だけ伝えてくれるかな?」

 

今この場に集まらなかったのは少数で、リズとその監視についているガイア、そしてカナの面倒を見ているフラムである。クロムも来ていて、今までの腑抜けた様子が嘘のように気を引き締めていた。

 

何があったかは知らないが、いい傾向だ。空元気であれ、きちんと問題に向き合えているのは助かる。

 

「私はセルジュ。彼――ヴィオール様に仕える騎士です。伝えるべきことがあったのですが、今はそちらの方が優先です。それに対する対策を立てた後に説明します」

「わかった」

 

僕はその女性――セルジュから必要最小限の情報だけ手に入れると、目の前の机に広げられている地図の上を見つめる。その地図の上には一つの駒が置いてあった。駒の置いてある場所は何もないただの森林。しいて言えば、おいしい木の実が落ちているくらいの場所である。

 

しかし、今回そこにおかしなものがあった。僕は駒を指さし、皆の顔を見ながら報告を始めた。

 

「つい先ほど、偵察の者たちからこの何もないはずの森の中に今まで見たことのない遺跡が現れたのを確認したそうだ。内部の状況は良くわからなかったらしいが、屍兵が闊歩しているのが確認されている」

 

フェリアの偵察隊から告げられたのは、屍兵の存在とそれらが歩き回る謎の遺跡。

 

「今のところその中から屍兵が出てくることはないそうだが、出てきた場合の被害を考えると今のうちにつぶしておくべきだ。それに、僕たちは屍兵についての情報が一切ない。少しでも情報を手に入れるために遺跡の爆破ではなく、今回は内部で戦闘をしながら情報を集める」

 

内部に何があるか、そもそもどんな遺跡なのかさえもわからないというのに、突入して調べる。正直、今のこの不安定な状況では取りたくない策だが、そうしないわけにもいかない。ペレジアとの全面戦争の最中に後方で何かあった場合に困るのはこちらなのだから。

 

「みんなも知ってると思うけど、現在、ペレジアとは休戦中だ。向こうから持ちかけてきたこの休戦協定もいつ破棄されるかわからない。僕らが遺跡にいる間にペレジアが攻めてくる可能性も十分にある」

「なら、なんでその遺跡を今調べる必要があるんだ? 別に無理しなくてもフェリアの兵で抑えてもらえば問題ないだろう」

 

クロムの疑問はもっともだ。わざわざ僕らが出向かなくてもフェリアの兵にそこを見てもらっておけば問題ない。だが、そうもいかない。今回だけは、そうも言ってられない。

 

「その理由を今から話そうとしてたんだけど、クロムが遮ったから言えなかったんだよ」

「む、そうか、すまない」

「まあ、いいよ。先も言ったけど、ペレジアも怖いから少数精鋭で攻める。フェリアの兵力は温存する方向で行く」

「そうかい。で、誰が行くんだ? わかってると思うが、クロムや、リズは動かせないし、もちろん俺たちもフェリアの王としての任務があるから動けん。それに、軍師が二人ともそっちに行かれても困る」

「その通りです。だから、僕が一人で――――」

 

殲滅してきますと、遺跡の調査のことについて告げようとした。だが、その言葉は言い終える前に、横に静かに控えていた彼女にさえぎられる。未来を知るという少女。絶望の未来からこちらに来た、孤独な少女はどこかすがるように言葉を紡ぐ。

 

「ビャクヤさんと、私で行きます」

 

態度は毅然としたもので、声も凛とした上に立つものとしてふるまっていた名残があるものだった。だが、ここにいるだれもが、その言葉に込められた彼女の不安を感じていた。彼女は僕一が人で遺跡に行くことを恐れていることを感じているように思えた。

 

「……それは、未来を知るものとしての忠告かな? そこいらの屍兵程度にやられるほど僕は弱くはないよ。それはここにいるだれよりも君が知っているはずだけど?」

「……っ! それでも、だめ、です。一人では行かせません」

 

僕の言葉にここにいるマルスを含む皆が驚き、動揺を隠せないでいた。マルス――ルキナはおそらくそのような切り返しが来ることを想定していなかった、いや、そこまで考えていなかったんだろう。そして、それ以外のみんなは彼女が未来を知っているということに驚きを隠せなかったんだと思う。それ故に、皆動揺した。

 

だけど――どちらにしても、彼女の情報は意味をなさない。それは彼女も知っている

 

「そもそも、君の持つ未来の情報は今の状況ではもうほとんど役に立たない。そう、過去は変えられてしまった。()ナーガ様(・・・・)の望んだように」

 

すでに、彼女の知らない人物の介入により過去(未来)は変えられている。そう、輸送隊のフラム、ペレジアの元暗殺者カナ、そして、かつての仲間の死を告げに来たペレジアの竜騎士ウィンダ。それとともに本来僕らが解決するはずだった事件を解決していたというかつての仲間レナート。そのどれもが、彼女の記憶になく、未来ではめぐり合うことのなかった人たち。そして、何よりも大きいのがこのペレジアとの停戦。

 

おそらく、カナとフラムがいたことによって手にすることができた彼女の未来になかった空白の期間。ギャンレルを瀕死に追いこんだことによって生まれたこの表面上の平和。この時点で彼女の知る未来はもう来ない可能性が大きい。それ故に出てきた言葉だった。

 

「だからこそです!! 未来が見えないからこそ、あなたを一人にするわけにはいきません! ここで、あなたを失うということがあってはならないんです!」

 

それでも、彼女は叫ぶ。僕の言葉を否定するわけではなく、僕を一人で行かせたくない、いや、一人になりたくないがゆえに彼女は僕を引き留める。僕のことを知っているなら無意味だと分かるはずだ。そもそも心配ないことも分かるはずだ。

 

なのに、彼女は僕を止める。彼女の中にある何がそうさせているのか、そのように訴えているのかはわからない。

 

そして――――

 

「もう、一人は嫌です……お願いです。私を置いていかないでください」

 

僕には彼女がどうしてそんな顔で嘆願してくるのかがわからなかった。

 

戻ると、必ず戻ると彼女に告げても、彼女は静かに首を横に振るだけで、頷いてはくれない。繋ぎ止めれるようにつかまれたその手を放してはくれない。

 

そんな僕と彼女の姿を見ていい加減痺れを切らしたのか、フラヴィア様が声を荒げて入ってきた。

 

「ああ、もう! じれったい!! あんたが一人で行くのが理想でも、その子が一人いなくなった程度でここの守りは揺るがない! それに人数が増えたほうが殲滅のスピードも探索も楽になるだろ! 違うかい!」

「いや、そうですけど、今言っているのはそういうことではなくてですね」

 

そんな風にフラヴィア様に説明しようとしたが、それはフラヴィア様の横にいるバジーリオ様の無言の圧力の前に封殺された。と、いうより、ここに集まっている皆が僕とルキナを向いている。そしてその誰もが僕に対してバジーリオ様と同じようにこちらを見ていた。

 

いや、クロムは何か思うところがあったのか、途中から一人だけ首をかしげているけど。

 

「ほら、クロム! あんたもぼさっとしてないで、さっさとこのわかっていない軍師に命令しな! マルスと二人で遺跡の調査をしてこいってな!」

 

思考の海に沈みかけたクロムはフラヴィア様の声によって現実へと戻され、訳が分からないまま周りの空気に合わせて、僕に命令をした。

 

「お、おう。と、いうわけだ。ビャクヤとマルス二人で遺跡の調査に行ってきてくれ。これは命令だ」

 

マルスと共にその遺跡の調査をするようにと……

 

「……わかった。とりあえず、準備が出来たら出発する」

 

そして、その命令にどこか不安を感じるのは、心のどこかで何かが引っ掛かり心配になる理由が、僕にはわからなかった。そんな僕を見て安堵するように、けれども何とも言えないどこか複雑な表情を彼女たち(・・・・)は浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

「ビャクヤ君、重要な話がある。少しだけ時間をもらえるかな?」

 

その後、僕とルキナが準備を終え、いざ遺跡に向かうとなった時に、ヴィオールがセルジュを伴って僕らのところに来た。彼にしては珍しく前置きをせずに、単刀直入に話を切り出してきた。

 

「用件は?」

「セルジュ君からの情報だが、隣の大陸で勢力を広げていたヴァルム帝国の進行がなぜか止まったらしい。理由は不明。王が重傷を負ったとか、内乱が起きたとか、ギムレーが復活したとか、噂が飛び交っていて真実はわからない。だが、全てのうわさに共通して言えることが、どことなくペレジアの影があることだ」

 

ヴァルムといえばルキナの話の中に出てきた国の名前だ。未来では、その国が隣の大陸を支配し、その力を持ってこちらに攻め込んできたらしい。だが、この時期にその進行が止まるのはおかしい。そして、ペレジアがその国に介入しているというのも、驚きだった。

 

「ペレジアの? 何故、隣の大陸に? ギャンレルは動けないはずだろ?」

「わからない。だが、火のないところに煙は立たないという。気を付けた方がいいのは確かだ」

「そうだね。気を付けておこう」

 

彼の言う通りではある。意識しておく必要はあるのだろう。そして、彼が口を閉ざしたので話はこれで終わりなのかと思い、出発しようとしたところで再び彼が顔をあげ、僕を呼び止める。

 

「いや、すまないビャクヤ君。もう一つだけ、用件がある」

「ん? もう一つ? なにかな?」

「ああ、それは――――」

 

そう言って呼び止めたのにもかかわらず、彼はその先を言うのを渋る。そして、またしばらく唸っていたが、意を決したのかようやく口を開いた。

 

「すまないが、その件が終わったらリズ君の様子を見てあげてもらえないだろうか」

「リズの様子を? そういえば、会議に来てなかったけど体調がすぐれないのか?」

「……このことについては、ビャクヤ君、君自身が答えを見つけるべきことだ。君の身に覚えがあるかどうかわからないし、君が原因かもわからない。だが、君は今の彼女に多大な影響を与えうる存在だということを意識しておいてほしい」

 

…………

 

「わかった」

「話は以上だ。無事を祈ってるよ」

 

僕はヴィオールに背を向けながら告げる。

 

「それなら、心配は無用だよ」

「ビャクヤさん……」

 

彼と、彼の心配する彼女を安心させるために。

こちらを不安げに見つめる彼女を安心させるために告げる。

 

そのために、使いたくはない彼の力を借りる。彼の偉業を借りる。僕でない、彼の力を。

 

でも、

 

けれど、

 

「向こうの僕はイーリスの城を覆う屍兵の群れを突破して彼女をこの地まで連れてくることが出来たらしいからね。彼にできて僕にできないはずはないさ」

 

彼にできたのなら、僕にできないわけがない。

 

彼は僕で、僕は彼なのだから。

 

そうだろ、ビャクヤ(シエル)

 

 

 

 

だけど、それでも、彼女の顔から憂いが消えることはなかった。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

 

 

 

彼は彼じゃない

 

 

けど、彼はやっぱり彼だった

 

 

あの日、私に声をかけてくれた彼だった

 

あの日、私と一緒にいてくれた彼だった

 

多くを失って壊れそうだった私を救ってくれた彼だった

 

誓いと共にこの剣――ビャクヤ・カティを授けてくれた彼だった

 

最後にすべての希望を託して消えていった彼だった

 

 

でも、彼は私が――――私がずっと、ずっと一緒にいてほしいと思った彼じゃない

 

 

彼はこの世界の彼だ

 

あの人が愛して、多くの人から慕われている彼だ

 

けれど、それは、彼も同じだ

 

何が、何が違うというのだろう

 

世界が違う? ―― 彼はもともとこの世界の人じゃない

 

時間が違う? ―― ここは過去だから彼と彼は一緒だ

 

 

じゃあ、何が違うんだろう? 

 

 

……本当は、問いかけなくてもわかってる

 

積み上げた時間が、出会った人が、起こった出来事が、そして、彼の持つ思い出が違う

 

 

彼はこんなにも近くにいるのに、こんなにも遠い

 

 

 

 

―― 向こうの僕 ――

 

彼が彼を知ってから言うようになったその言葉

 

 

 

あなたは知らない

 

その言葉が私の想いを終わらせるものだと

 

私の想いを断ち切るものだと

 

あなたが、彼とは違うと示すものだと

 

 

どうすればいいの?

 

彼は彼じゃない

 

彼を想うことは、彼を想うこと

 

自分の中の彼を想ってるだけで、彼を想ってるわけじゃないことになるのかな?

 

そもそも、今、私の中にあるこの気持ちは、彼に向いてるのだろうか?

 

それとも、彼に向けられたものなのだろうか?

 

 

 

わからない

 

わからない

 

 

私には、この答えが見つけられない

 

苦しくて、

 

辛くて、

 

私はこの()()ビャ()()()()ティ()を握った

 

 

 

でも、

 

一つだけ、

 

一つだけ、確かなことがある

 

たとえ、彼が彼じゃなくても

 

彼が彼であっても

 

関係ない

 

 

彼の隣はあたたかい

 

彼の傍は安心する

 

そして――――

 

 

「ん? ルキナ、どうかした?」

 

私は、

 

「お願いです、もう二度と私の前からいなくならないでください」

 

私は、彼に死んでほしくない

 

 

「ああ、わかった。約束するよ」

 

 

そして、誓いが欲しくて、

 

あの時みたいに、誓いが欲しくて、

 

 

 

気が付いたら、私と彼の距離はゼロになってた

 

 

 

 

 

――――――――

 

 

 

 

 

 

僕は

 

僕らは彼女に出会う。

 

あの遺跡で

 

彼女は彼女(大切な人)の刀を携えて、僕らの前に現れた。

 

 

 

「え、父さん? どうして……っ!」

 

 

 

こうして、過去(せかい)未来(セカイ)現在(世界)は交わる

 

 

 

 

 

 

「そう、これで私はやっと目的を果たせる。過去、未来、現在、そして、異界これらすべてが私には必要だから」

 

独り、寂しげに彼女はつぶやいた。

 

その瞳に、彼を写して……

 

 

 




本来、あともう二組書く予定だったのに、書けていなかったりする。完全に作者の力量不足ですが……

とりあえず、もう二組については次回以降に回します。

はー、うまく書けないよ……こういう時は、勉強をするといいんですけどね
現実逃避でこちらに逃げてくるから。
良くないですね。まったく解決になってない。

さて、最近書いてて思うのが、ルキナが少し病んでるような……
…………
気のせいだね、きっと
向こうで疲れてるんだよ、精神的に。だから、仕方ない。うん、仕方がないんだ。

さて、それではまた次回会いましょう。もうしばらく間章が続きます。そして、ここからラストまではほとんどオリジナルです。

このフラグはきっと回収できる!! そう新たなフラグを立てる作者でした。
大丈夫だ、(今度こそ)問題ない

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