魔法少女リリカルなのは~絆紡ぎし神王となりしもの~   作:Aura

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UA8000ありがとうございます!

今回はUA8000記念にドラマCDの2.5話のエピソードです。

ですが2.5話で登場する予定だったジュエルシードは既にジャンヌのシエルに変わってしまっていますのでジュエルシード戦闘はありません。

その代わりに9割オリジナルになってしまいますがなのは達とジャンヌが百合百合するお話にする予定です!

なので百合要素が今回は多めに百合成分が含まれていますので微百合程度が適量って方はお気を付けください!



UA8000記念 ドキドキプールなの!

~Side ジャンヌ~

 

なのはが初めて魔法に目覚めた日から数日が経過し、今日は何故か喫茶店が忙しい桃子さんお母さんと士郎お父さんと勉強しないとやばい美由希お姉ちゃん以外の皆でプールに行くことになったので月村家とバニングス家の迎えの車に乗って移動中です。

 

あの後ユーノ・スクライアと名乗る(多分人間が動物の姿になっていると思う)フェレットの説明でジュエルシードは全部で21個存在し、ロストロギアと呼ばれている。

 

そしてジュエルシードは魔法科学で生み出された結晶体で、手にしたものに幸運を呼び、さらに持ち主の「望み」を限定的にかなえる力がある。が、かなえる望みに比例して、使用者はいろいろなものを失ってしまう危険性がある。

正しい使い方を知らないものが使用すると非常に危険という事とそんな危険物をユーノの一族が発掘してしまったので必然的に時空管理局に預けたまでは良いんだけれど、運んでいた時空間船が爆発事故を起こしこの世界の海鳴市に散らばってしまったらしい。

 

その話を聞いたなのはは....

 

「ひとりぼっちは寂しいもん…わたしにもお手伝いさせて」

 

と、今まで見たことがない程真剣な眼差しでユーノに手伝いを申し出たことにボクは凄く驚いたけれど、それと同時にしっかりと自分の意志で考えて行動しようとするなのはの成長した事に凄く嬉しかった。

 

その後は流石にロストロギア関係を高町家や月村家に教えるのは不味いのでボクが魔法関係で偶々魔力反応を感知した場所がなのはが昼間に拾ったフェレットが居る動物病院当たりだったことに心配して二人揃って飛び出してしまった的な言い訳で物凄い罪悪感があるけれど何とか誤魔化しました。

 

あとはここ数日の間に偶々朝の散歩に出ていたら神社の方でなにか変なものが落ちていると小鳥さんが教えてくれたおかげでシリアル16の発動前のジュエルシードを見つけて封印することが出来たんだけれど....。

 

<まさかボクが封印しちゃうとシエルみたいになっちゃうなんて普通は思わないよね?>(遠い目)

 

<『流石に自分も例の水は関係なく、変化するなんてことには驚きました』>

 

<『しかもちゃっかりシエルが更に強化されてるしね!』>

 

何故か8個目は空色に変化した物がシエルのセットアップ状態で今までただの飾りだった杖に空色のジュエルシードがはめ込まれた事によって変形可能になり、今では前まで余分に余っていた形の赤のファンネルが杖の先端に嵌り槍なったり出来るようになりました。

 

槍以外にコア(空色の元ジュエルシードは7個のファンネルを制御、安定させるからコアと呼ぶことにしました)6個のファンネルが弓のアッパノックとロアーノックに3:3で重なった羽の様に配置され、赤のファンネルが弓の中央でスタビライザーとなった弓型にすることでファンネル7個分の火力を乗せた一撃必殺の超遠距離狙撃が可能になっちゃったんだよねぇ(遠い目)

 

 

<ま、まあ....深く考えたら負けな気がする!>

 

<『『ですね(だね)!』』>

 

念話でシエルやレイと話しながらお膝の上に頭をのせて寝ているフェル(耳と尻尾は隠してます)を撫でながら現実逃避(なのはがうっかり口移しでポーションを飲ませたことを口を滑らせたせいで目から光を失ったすずか&アリサに詰め寄られてO☆HA☆NA☆SHIされているせい)しているといつの間にかプールに着いたみたい。

 

「そういえばボク、学校のプール以外のプールってどんな所か知らないんだよねぇ」

 

「そういえばあんたは小1の時に学校のプールで凄いはしゃいでたわね(ぐぬぬ...どうして当時のあたしは写メってなかったのよ!)」

 

「ジャンヌちゃんって物知りだったりするけれど偶にずれてる時とかあるよね?(そんな所も可愛いのだけれど//)」

 

「あ、あはは...」

 

ボクがアリサ達の発言に苦笑いしていると袖を軽く引っ張られたので引っ張られた方を見ると...

 

「きっと驚くの! それに色んな物があって凄く楽しいの!」

 

キラキラした目で満面の笑顔のなのはが居た。

 

(....きっとあんな事があって今までの日常が変わってしまっても今までと変わらずに皆で一緒に遊べるのが嬉しいだね)

 

何となくそう思ったボクはなのはにつられるように自然と笑顔になるとなのはとすずかに手を引かれながら更衣室へと向かった。

 

すずか達が何故か鼻血を流していた気がするけれど何事もなく水着に先に着替え終わり、ボクだけ先にプールへと向かう。

 

因みにボクの水着は始めは学校指定のスク水でいいかな?って思って居たんだけれど桃子お母さんが「折角ジャンヌは良い素材を持っているのだからそんな味気ない水着はダメよ!!」と1時間に渡り熱弁されちゃったのでこのままだと終わらないと思ったボクは桃子お母さんが選んでくれた白地に緑のフリルの付いたワンピースタイプの水着の上から白のパーカーを着ています。

 

「ジャンヌちゃん! その...似合うかな?//」

 

更衣室近くにあったベンチで座って待っていた所にいつもは下してる髪を白のリボンでポニテ結って白スク姿のすずかが恥ずかしそうに頬を赤く染めながら上目遣いでモジモジして似合っているかどうか聞いてきたので....

 

「凄く可愛い! いつもは髪を下しているけれど偶に見るポニテ姿も似合ってるよ♪」

 

頬を赤くして上目遣いモジモジしている姿が可愛すぎて抱き締めて頭を撫でちゃってるけれど仕方ないよね?

 

「...ッ!?// え、えへへ// ありがとう、ジャンヌちゃん//」

 

「あぁぁぁ!! すずかちゃんばかりずるいの!! 」

 

そう言いながらなのはがピンクのワンピースタイプの水着姿で慌ててボクとすずかの間に割り込む。

 

「ちょ、ちょっと! なのはちゃん、酷いよ!」

 

「抜け駆けするのがいけないの!」

 

「そんな事言ったらなのはちゃんだってジャンヌちゃんと2回もキスしたのに!!」

 

「そ、それは...//」

 

なんて感じで何故かボクの事で喧嘩を始めてしまったなのはとすずかを止めようと思ったのだけれど...

 

「ちょっとそこの二人とも!! あたしの事置いて行くだけじゃなくてこんな公衆の場で口喧嘩なんてしてるんじゃないわよ!!」

 

いつの間にかボク隣に座って花開く、と形容出来そうな笑顔を浮かべながらボクの左腕に抱きつき、ピンク生地に赤のフリルをあしらったビキニタイプの水着を着たアリサが陣取りながら二人に注意していた。

 

「え!? アリサ、何時の間に!?」

 

「丁度なのはとすずかが口喧嘩を初めたあたりから居たわよ?」

 

「全然気がつかなかったよ!」

 

「むぅ~...それってあたしの影が薄いって事かしら?」

 

「そ、そんな事ないよ! 寧ろいつも気がつくと隣で腕を組んでいることが多いから居る事が気がつかないくらいいつの間にかなくてはならない感じのフィット感や適度な重みと温もりで安心するだよね♪」

 

ボクは頭を撫でながら何時頃からかボクの隣にいることが当たり前になっていたアリサに笑みを浮かべる。

 

「ッ!?// い、いきなりそんな不意打ちするなんて反則よ!?// (これ以上好きにさせ何がしたいのよ!!//)」

 

なんか突然顔を赤くしながら俯いてボソボソと言い始めたアリサに少し不安になったボクはアリサの顔を優しく上げると....

 

「ん~....熱はないみたいだねぇ」

 

「ッ~~~~~!!??//」

 

アリサの方に身体を向け、自分の前髪を手で上げ、息がかかるほどに近く、唇がお互いにギリギリ触れてしまいそうな程の距離まで近づくとおでこ同士をくっけて熱を測る。

 

「ご主人~~~♪」

 

「「きゃっ!? んっ~!?//」」

 

「「あぁぁぁぁぁ!?//」」

 

突然空いている反対側の席からボクの背中目掛けてじゃれついてきたせいで丁度おでこを話したタイミングで抱きついてきた結果さっきまで口喧嘩していたなのはとすずかの前で唇同士が触れあいキスしてしまった。

 

しかもフェルが事の事態に気がつかずにじゃれついてるせいでバランスを崩しかけたので慌ててアリサを少し強く抱きよせてしまう。

 

「ぅん!// きゅ~~~////」

 

「ア、アリサ!? しっかりして!?」

 

何とかフェルがじゃれるつくのをやめてくれたので慌ててアリサを解放した途端に今まで見たことがない程足の先から耳まで見事に真っ赤になったアリサが可愛らしい声を漏らして伸びちゃった!?

 

「と、とりあえずこうして待っていれば大丈夫だよね?」

 

とりあえずそのままベンチで寝かせるのもあれだからそっとお膝の上にアリサの頭を乗せ、優しく頭を撫でる。

 

「「いやいやいや! それアリサちゃんが目を覚ましたら死んじゃう(の)!?//」」

 

と、言われてしまったので渋々上に来ていたパーカーを脱いで枕代わりにしてから丁度良いタイミングでやってきた忍さん達にアリサの様子見を頼むことにしました。

 

「で、少しは反省したかな? フェル」

 

「突然じゃれついてごめんなさい」

 

「次からは気をつけてね?」

 

「んっ!」

 

反省したみたいだから正座させていたフェルの頭を撫でて許してあげることにしました。

 

「ところでご主人! フェルの水着はどう?//」

 

「いつもの耳と尻尾がないからちょっと個人的には物足りないけれどそれでもポニテに結って白と水色の水玉柄のワンピースがとても可愛いよ♪」

 

「え、えへへ// ご主人に褒められちゃった//」

 

上目遣いで頬を染めながら照れ笑いしてる今の姿は正直いつもの耳と尻尾があったら1時間はモフってられる自信があるくらいに凄く可愛い!

 

でも、ここは公共の場なので流石に耳も尻尾も出せないのが個人的に物凄く惜しい!

 

「そういうご主人も綺麗で可愛いよ?//」

 

「確かにジャンヌちゃんは同じ女と思えないくらいに肌は真っ白できめ細かいし、緑銀の珍しい髪の色とその水着が合わさって妖精って言われても違和感ないわよね」

 

「あっ! お姉ちゃんもそう思う?」

 

「ええ♪ 同性なのに嫉妬するどころか見惚れてしまうもの♪」

 

「そういえばジャンヌちゃんはお母さんと一緒にお菓子やご飯作ったり、編み物出来たりで女子力?が高いってお母さんが褒めてたの♪」

 

「あら? ジャンヌちゃんは女子力の化物なのかしら?」

 

「にゃはは....化物は言い過ぎだと思うの」

 

「そうだよ! 化物なんて言い方は酷い! ファリンやノエルより出来るけれどそういうところもジャンヌちゃんの魅力の一つだよ!」

 

なんかいつの間にか皆が好きかって言ってる!!

 

「そんな事ないよ! ボクはどう見ても海外の人みたいな容姿で物珍しいだけでなのははツインテが凄く似合って甘えん坊で猫みたいだけれどそういうところも可愛いし、すずかは可愛いというよりは綺麗な方だけれど色々とオススメ本とか態々ボクの好みの物を探してくれる気遣いが出来る優しい子だってことも知ってるからボクなんかよりもずっと二人の方が外見も中身も素敵だと思うよ?」

 

「「ッ~~~!?//// ふ、不意打ち禁止(なの)!//」」

 

「あらあら♪ 真顔でそんな恥ずかしい事を良く言えるわね?」

 

「恥ずかしいもなにも二人とも実際にどちらも素敵な女の子でしょ? それに忍さんだって影で恭也お兄ちゃんに褒めて欲しくて料理の練習したり、秋に向けて風邪をひかないように手編みのマフラーを編んであげているのを知ってるよ? こんなに素敵な彼女さんが居るのにどうして恭也お兄ちゃんがあんなに肝心な時に朴念仁になるのか理解できない時があるけれど....それでも忍さんはきっと良いお嫁さんになれると思うよ?」

 

「~~~!?// くっ...不覚にもきゅんと来ちゃったわ! こんな事真剣な表情と目で言われたら同性とかどうでもよくなってしまったすずかの気持ちがやっと理解出来た気がするわ」(ボソボソ)

 

「?」

 

当たり前のことを言っただけなのに頬を赤く染めて俯いてしまった忍さんを丁度良く監視員のバイトで見回りをしていた恭也お兄ちゃんに任せて復活したアリサとなのは、すずか、フェルと一緒に色々なプールを回ってこの日はとても楽しかった!

 

また、知識では知っていたとしても実際には知らない事を沢山教えてくれた皆には感謝してもし足りない。

 

(だから早くジュエルシードを集めていつも通りの日常を安心して送れるようにしないと...。 それにもしも時空管理局が介入してきてなのはやボクが見つかれば確実に時空管理局はスカウトしにくるだろうし、ここは管理外世界だから向こうの法は使えないはずだけれどなのはが知らないのをいいことにいきなり拘束して連行しようとしようものなら幸いな事にアナライズして相手のリンカーコアを見つければジャケットも防御魔法も無視出来る超火力をファンネルでカートリッジをロードすれば何人来ようがリンカーコアを撃ち抜くなんて余裕だし、 相手側が通信してきてくれれば次元航行艦の座標を逆探知して動力部を弓形態で次元跳躍射撃が可能って結論が出ているからいざって時の為に出来るだけカートリッジを量産しつつ時空管理局の情報をシエルに逐一調べて貰わないとね)

 

万年人手不足で裏切り者や厄介者。又は自分たちの思い通りにならない者は例外なく正義の名のもとに自分達を正当化してどんな手でも使ってくる組織を相手にするのだからそれ相応の準備を怠らないようにしないとボクだけなら何とかなってもなのは達を守り切るには今のままだと圧倒的に足りない。

 

(その為にも今まで以上の感知結界や次元航行戦艦か次元航行要塞くらいは作っておいた方が良いかもね)

 

この楽しい時間が終ったら来るべき日に備えて皆を守る為に少しずつ準備を始めていこうと決意を胸にこれから先頑張れる様に沢山今日と言う日を楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




少しリアルの方が忙しくなりましたので誠に勝手ではありますが更新が週1程度になると思います。

時間があれば2話更新とかも出来る週もあると思いますのでよろしくお願いします!

ジャンヌは時空管理局のブラックすぎる部分を全て調べ上げていますので時空管理局全体とは言わないまでも警戒したり、万が一の為に整えている感じです。

そしてお気づきの方は居ると思いますが個人的には好きなキャラですが、クロノの死亡フラグが建設されました!

それとリンカーコアを撃ち抜くと言っても本気でやらなければ一定期間魔力が生成されなくなって魔法が使用不可能になるだけなので命に別状とかはありません。

まあ、撃ち抜かれた時に物凄い激痛が走りますけれどこれがのちにクロノを成長させるフラグにする予定なのでクロノファンの皆様には予め謝罪させて頂きます。

それでは次回予告です!

あれやこれやで魔法な少女として、元気いっぱい頑張る事になった、私、高町なのはですが、やっぱり問題山積みです!

今度は町をも巻き込む大事件!?

だけれどジャンヌちゃんが手伝ってくれるって言ってたからきっと大丈夫!

次回、魔法少女リリカルなのは~絆紡ぎし神王となりしもの~

『街は危険がいっぱいなの?』

な「リリカルマジカル、頑張ります!」

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