魔法少女リリカルなのは~絆紡ぎし神王となりしもの~ 作:Aura
5/21ありがたいご指摘いただきありがとうございます。
「エピローグ」と記入していますのは主人公の2つの物語の説明と終わりを意味しているのであえてエピローグと書かせて頂いております。次回、プロローグとなりますのでよろしくお願いします。
私がまだ、物心がつき始めたころから二つの異なる夢の物語を見ることがありました。
初めて最初の夢を見たのは3歳頃だったと思う。
夢の中での私は金色の髪と碧眼で不思議な雰囲気の12歳くらいの少女でした。
何処かの村で一人で歩いていると不思議な声を聞き、私はきっとこれが私のすべき使命なんだと決意する。すると場面は切り替わり、16歳くらいになった私はある人を王様にするべく自ら戦場へと赴き、女性であることを隠す為に男装して指揮を執りました。
そして無事にその人を王様にすることが出来、私は役目を果たせたんだと安堵しましたが再び場面が切り替わる度に私は男装していたからと言う理由や難癖で異端者・悪魔崇拝等と言われ、沢山の人に追われる日々。
そして19歳頃になった私は等々捕まり、磔にされてしまったのを最後にそこで夢の中の物語は終わります。
それからもうすぐ5歳になる前の頃私は突然倒れてしまい、1週間ほど寝込んでしまう事があって今は亡き両親に凄く心配をかけてしまったのを覚えています。
1週間も寝込んでる間に再び私は夢の物語の世界に沈んでいきました。
その内容は自分でも信じられませんでしたがお父さんが好きだった北欧神話の物語で、私が知っている物語とは全く別の話だったことから凄く印象に残っています。
物語の始めは私が真っ白な空間でウルド・ヴェルダンディ・スクルドと名乗るそれぞれ過去・現在・未来を司る女神様と死んだはずの私がお話ししているシーンでした。
内容を纏めると人々の悪意と天使に利用されるだけされて見捨てられてしまった私を余りにも哀れに想い、未来を見ていたスクルド様が世界樹の力を借りてこの場に呼び寄せたとのこと。
この時私は事の真相を聞いて裏切られた事への悲しみと怒りで沢山泣いてしまい、3柱の女神様たちに慰めて貰いながら無理してまでも裏切られてしまった私を呼んでくれたことに凄く感謝し、何かできないかと尋ねました。
そこから場面は変わり、男性へと生まれ変わった私は3柱の女神様に頼まれた神々の黄昏を塞ぐ為に私は様々な神々や英雄たちと絆を紡ぎ、最悪の結末を回避するために翻弄します。
そして結果から言うと巨人族・人間・神族で友好の絆が結ばれ、神話に出てくるような血なまぐさい争いを回避することに成功、その結果神々の黄昏を無事に回避することが出来ましたが、ここで2度目の裏切りが起こります。
欲に溺れた人間たちが次々と善良な人をまるで魔女狩りの様に襲い、悪意ある人間のみとなり、私は神族と巨人族への宣戦布告の為の生贄にされてしまいます。
死の間際に見た光景は3柱の女神様が私を抱きあげながら涙を流し、必死に私の名前を呼ぶ声と主神であるオーディン様やまるで私の事を本当の家族の様に接してくれたトール様にロキ様までもが怒り狂い、人間対神族・巨人族の最終戦争へと進んでしまうのです。
こうして私の夢の中での2つ目の物語は幕を下ろし、目覚めた私は沢山涙を流しましたが何故かこれで終わりではないと私に告げる声が聞こえたのです。
そして5歳を迎えた少女の二つの物語は一つに繋がり、新たなる物語の舞台の幕が上がる。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回投稿は1週間以内の投稿目指して頑張らせて頂きますのでよろしくお願いします。