提督が幻想郷に着任しました   作:水無月シルシ

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扶桑の梅雨mode……よいぞ、よいぞ……。
ちなみにうp主、知ったのは着任一年後くらいのことですが、初期艦の漣と誕生日が同じでして中々面白い縁を感じてます。


010 山の神

 運命というものを知っているだろうか。たとえ今この一瞬にいかなる選択肢があろうとも、結果は全てひとつに行き着く。在るべくして有る因果の流れは初めから一つで、限りある未来は元より二つとなく、可能性を感じていた過去は全て選択の末路。

 遠くの景色には手が届くはずもない。何故なら、自分の世界は自身の選んだもので囲まれているから。

 

 なれど、選ばずとも、選ばされた者もいる。

 選びようもなく、与えられた――否、奪われた者もいる。

 世は突き詰めずとも弱肉強食。誰もが周りに誰もにとっての強きを選び、強きを並べ、強きを拾う。弱きは切り捨てられ、忘れられるのが常である。

 強きが運命を手繰り、運命が強きを生かす。

 

 そう、だから。

 諏訪子との戦いも、巫女の遺児である早苗を育てたのも、青年との出会いも、いずれも運命であったが。

 幻想郷を目指したのは必然であったのだと――神奈子は己にとっての弱きを受け入れたのである。

 

 

 

 

 

 その日、神奈子は一日の過ごし方を決めあぐねていた。幻想郷に来て数日、ようやく神社のライフラインを整備したところであり、まだまだ守矢神社が広く知られるための準備は整っていない。

 今日は何をするべきだろう、と日々考えるのだが、気がかりが多すぎてどれがベストかまるでわからない。例えば八雲紫の思惑への警戒、例えば妖怪の山との決着、例えば深海棲艦たち――そして茅野守連。

 

(うーん、いかん。こんな時はひとまず、風呂にでも入ってさっぱりすることにしよう。朝風呂もいいものだからな)

 

 早朝。自身の部屋で、隣に眠る諏訪子を起こさないように部屋を出て、つい先日湯を引いた浴場へと足を向けた。

 この温泉、一番の特徴は幽霊たる艦娘の傷を治す力があることだが、そのほかにも勿論、疲労、肩こり、腰痛、むくれ、切り傷擦り傷その他諸々と、神だろうが何だろうが癒してくれること請け合いであるのだ。が、どうやら恋の病には効かないらしい。

 

 誰も入っていないことを確認し、すっぽんぽーんと服を脱いで入浴する。

 

(あ~、心がぽかぽかするなあ)

 

 手のひらでお湯を掬い、肩にぴしゃっとかけた。温もりを感じた後に、絹のような白い肌が水気を弾く。サラサラの身体は、妙齢の人間の女性と比べても遜色ないだろう。

 

(まだまだ私もイケるな! ……なんちゃって)

 

 少し太ってしまったかなと、しばらく二の腕をふにふに揉んでいたのだが、脱衣所の衣擦れ音を聞くにどうやら来客らしい。

 

「うわあ、やっぱりここのお風呂すっごーい! って、いたたたたっ」

「ふ、吹雪ちゃん、大丈夫なのです?」

「うん、平気だよ!」

「はしゃがないの吹雪。小破とはいえ、あんたが一番重傷なんだから」

 

 入浴、ではなく入渠しに来たのは吹雪、電、叢雲の三名であった。それぞれが身体を流し、恍惚とした息を漏らしながら肩までゆっくりと浸かる。

 三人とも神奈子には気づいていない。何故かと言うと、

 

(ふむ……A、A、A、といったところか。見事に壁だな。しかし、諏訪子もそうだがなぜロリっ子はこうも肌がモチモチしてそうなのか。いや諏訪子はもちもちで間違いないが)

 

 浴槽の隅で、気配を完全に消して姿を見えなくしていたためである。これも神の力なり。

 

(気配の遮断は完璧か。ふっ、当たり前だ。諏訪子にさえ3回に1回しか気づかれないほどの偽装だからな。一緒に入るのもいいが、一人で入って油断している時の諏訪子も可愛いもんだ)

 

 尚、基本的には神奈子と諏訪子は、おはようからおやすみまで終始べったり共にいる。

 

 しばらくの間、きゃいきゃいと楽しそうに話す3人。話している内容は過去の戦いで探照灯がどうだとか鼠がどうだとか救助がどうだとかまるでわからなかったが、ある時気になることが話題に挙がる。

 

「ねえアンタたち」

「叢雲ちゃん、どうしたのです?」

「あの司令官のこと、どう思う?」

 

 そう、彼女たちが指す司令官とはすなわち、青年のこと。

 艦娘と腹を据えて話し合ったことこそないが、彼女たちは彼女たちなりに青年のことを気遣っているというのは誰でも気づくだろう。最も、その気遣いが行き過ぎて、却って青年が手持ち無沙汰で過ごす事になっているのだが。

 

(まあ、私や諏訪子もまだ暇だから、そんなカミツレを眺めるのも余興の一つなんだけど)

 

 これぞ、暇を持て余した神々の遊び。

 

「どうって……全然軍人っぽくはないよ?」

「いや、吹雪。そんな当たり前のことじゃなくって」

「司令官さんはきちんと心配りのできる方なのです。昨日、電にこっそりと牛乳を分けてくれたのです」

「電アンタ……言っとくけど私たち、多分身長なんて伸びないわよ」

「なのです!?」

 

 外の世界から持ってきていた牛乳の減りが早いのはそれが原因だったのか、と神奈子は溜息をつく。言えばいくらでも調達してこようというものなのに。

 なんて思っていたら、吹雪が屈託のない笑みを浮かべて首を傾ける。

 

「でも、私は司令官のこと好きだよ?」

「なんだと!?」

「え、今の誰? 電?」

「電はおばさんみたいな声は出せないのです!」

 

 思わず声を出してしまった。しかし、電という艦娘、大人しそうな見た目とは裏腹になかなか酷い言いようである。

 が、吹雪の発言が気になった神奈子は、その発言を聞かなかったことにして耳を傾けた。

 

「で、吹雪。どういうこと?」

「どうって……指揮ができるかどうかは別として、私たちのことをちゃんと見てくれようとしてるんだもん。私もそれに応えなきゃ、って」

「そういうことね。まあ、それは確かに……」

「電も、司令官さんのことは信じたいって思ってるのです。確かに、司令官としての能力は軍人さんではないのでダメかもしれません。早苗さんの話では……その、あんまり他人に興味を持つ人ではなかったそうなのです……でも」

「でも?」

「何かを決意した人が強いってこと、電たちはよく知っているのです」

「ええ……そうね、本当に」

 

 ああ、早苗は本当にあの青年のことをよく見ている。そして、この子達もまた、きちんと青年と向き合おうとしていた。

 青年も艦娘も、互いに出会って数日であるというのに、よくぞそれほど信じ合えるものだ。お互いの記憶を知っているからこそ、かとも思ったが、きっとそうではなく、そしてそれだけでもなく、今のお互いを見ているから。

 お互いがお互いにとって、その存在が強きになっているのだろう。

 

 だから――彼と彼女たちの運命はここから始まるのだ。

 

「それで、叢雲ちゃんは?」

「私? そりゃアイツのこと……そ、その、嫌いじゃないわ」

「それって好きってことなのです!」

「なんだと!?」

「え、今の誰? 叢雲ちゃん?」

「私はおばさんみたいな声は出せないわよ」

「そもそも皆、艦齢で言えばとっくにおばあさんなのです!」

「それもそうだね、あはははは!」

 

(わたしゃ君たちよりババアなんだけど……)

 

 そのうち、吹雪の傷が治ったのか、三人は浴場から出て行ってしまった。脱衣所でも何やら話していたようだが聞こえず、神奈子はそこでようやく姿を現してポツリと呟く。

 

「やれやれ、思ってたより心配はいらないみたいだな」

 

 もし艦娘が青年を裏切るようなことがあるなら――とも考えていた。その場合、あの子達のように小さな魂であればまだ対応できるが、例えば青年が持っていたあの写真のクラスの艦娘の魂ともなれば、ましてやそれが艦隊を組むともなれば、さしもの神奈子でさえ、全盛期の力量であっても戦ってどうなるかはわからない。

 不安の目は小さなうちに潰す。それがどんなことであろうと、だ。無論、杞憂に終わって何よりであり、神奈子自身もあの子達に手を出すことがないまま終わってホッとしている。

 

(心配事が一つ減ったな……これも必然、いや運命か。お互いにとって)

 

 このようにして、艦娘は知らず知らずのうちに、守矢神社に受け入れられたのであった。

 

 

 

 

 

 浴場から出ようとしたら青年が入ってきて、すったもんだでひと騒動あったもののそれはさておき。

 青年から素敵な文言を聞くことができた朝食の後、神奈子はこの日を山の者と交渉することを決めた。艦娘たちが海で戦う場合は八雲紫や藍が案内してくれるため、青年は特に気にしていないようだが、神奈子にとってはこの山でさえも敵の勢力のど真ん中であるのだ。おまけに早苗による勝手な敵対宣言付き。無論ちゃんと叱ってある。

 神社には神奈子の結界が張られている。境内であれば自由に歩き回ることは可能だが、そこから外に出れば山の者たちがすぐに駆けつけてくる。これでは自由に散歩もできない。むしろ、神奈子の言い付けを破って食材を採ってきた青年、言い方は悪いがなぜ無事だったのだろうかと不思議なくらいである。

 

 山との交渉。何かしら威厳を見せつけなければ、力が落ち切った今の状態では、相手によっては厳しいかもしれないな、などと思っていると、誰かが結界内に侵入してくるのを感知した。

 

(ん……なんだスキマ妖怪か。いきなり現れるのは本当に心臓に悪いな、全く)

 

 ホッと、溜息をついた次の瞬間、

 

 

 耳をつんざくような甲高い――結界の割れる音が神社内に響いた。

 

 

「結界を……ぶち破りやがった」

 

 フッと、神奈子の顔から柔らかいものが消える。

 

「そうかそうか、フフ……つまりお前たちはそういう奴らなんだな」

 

 紫の仕業ではないだろう。結界を素通りできる力を持っているのだから、壊す必要はない。深海棲艦もこの神社まで近づくことはできないだろう。つまり、

 

「山は我らとやり合う気らしいなぁ、諏訪子」

「舐められたもんだ。いかに力が落ちたとは言え、私たちは神様なのにねぇ」

 

 柱の影からひょっこり現れた諏訪子。帽子を深くかぶっており、その表情を伺い知ることはできないが、声に温もりなどない。まるで諏訪の冬のようである。

 ゆっくりと二人で歩みを進め、境内へと向かう途中で。

 

 

「ここが守矢神社かぁ! 外の世界から来たって話だし、何か面白そうな機械……は……」

 

 

 河童が走りながら突然現れたのだが、自分たちの顔を見るなり白目を剥いて気絶し、その勢いのまま壁に激突してしまった。気に止めることもなく、二人は歩みを進める。

 

 

「にとりさん、人のお宅なんですからあまり勝手に歩き回っては……」

 

 

 先ほどの河童に比べて、のんびりと現れたのは鴉天狗。気絶こそしなかったものの、二人の表情を交互に見て、滝のように冷や汗を流しながら頬を引きつらせる。

 

「結界を壊したのはお前たちか?」

「あ、あやや……やや……」

 

 鴉天狗、微笑んでこそいたが、その膝には大地震が到来していた。

 

 

 

 

 

「で、山の要求は?」

「は、はい……そ、その、できればすぐに立ち去って欲しい、というのが基本的な方針で――」

 

 ドンッ、と神奈子は畳に拳を叩きつける。「ヒッ」という声が聞こえたのは、河童の方からである。

 

「え、えっとあのー、一応方針は方針というだけですので、はい。交渉ですから、私としても守矢神社さんの要望は聞いておきたいなーと思いまして」

 

 ハハハと乾いた笑いを浮かべる鴉天狗。相も変わらず冷や汗が流れ出ているが、そんなことはお構いなしに神奈子も諏訪子も腕を組んでふんぞり返る。

 場所は守矢神社の客室。上座に諏訪子と共に隣り合って座る、神奈子に至っては胡座をかいて座っているのに対面して、射命丸文という鴉天狗と河城にとりという河童が緊張した様子で正座していた。

 威圧感たっぷりに、それこそ空気を震わせるような雰囲気を纏いながらも、神奈子は文の言葉に応える。

 

「まず、我々は外の世界で信仰を失い、この幻想郷に流れ着いたことを話しておく」

「神奈子、そんな弱みを見せるようなこと聞かせていいの?」

「構わん。が、一つ名誉のために言っておくが、我々も外の世界ではトップクラスに名前を知られている神であったことは覚えておけ。そんな我々が力を失うほど、外の世界では神々への信仰が薄れているということは知っていてもらいたい」

 

 堂々たる答えを投げかけた神奈子に対し、にとりは興味深そうに相槌を打つ。文もまた顎に手を当てて頷いていたのだが、目をパッチリ開くと質問を続けた。

 

「なるほど。確かに今のあなた方であれば、不肖ながら私でも五分には持ち込めそうですからね」

「ほう……喧嘩か?」

「あやや、ただの確認ですよ。信仰をさえあれば一気に力を取り戻しそうですからねえ。敵意がないのであれば、私たちから手を出すつもりはありません」

「だが、我々はこうして山頂に湖ごと居座っているわけだ。そちらからすれば侵入者であることには変わりないと思うが」

「それについてなんですが――」

 

 と、そこへ。文の声を遮って、にとりが興奮した様子で身を乗り出す。

 

「君たちのことを監視してた天狗から聞いたんだけどさ、何でもすごい技術持ってるらしいじゃん? 電気水道に温泉まで引いたって聞いたよ!」

「ん、見られていたのか。そうだ。あれは我々の神の力で無理やり再現したものではあるが、元はといえば外の世界の技術だ。まあ、我々が見せた技術など、ライフライン程度ではほんの一部に過ぎないがな」

「やっぱりそうなのかい? すごいよ! 是非とも教えて欲しいもんだ!」

「ん? いや……教えるといっても、だな……」

 

 

「代わりに、君たちのこと手厚く歓迎するからさ!」

 

 

 今にも飛びついてきそうなにとりを押さえる文が、やってしまったと言わんばかりに溜息をついた。しかし、その発言に動揺したのは文ばかりではない。

 神奈子も諏訪子も、目を見開いて驚愕する。

 

「どういう……ことか」

「あやや……まあ、にとりさんが話してしまったので今更ですが、私が天魔様より秘密裏に命令されたのはそういうことです」

「居座るつもりなら見返りをよこせ……いや、共存するつもりなら利益をもたらしてもらおうといったところか」

「ついでに、その恩恵に預かれるなら多少は信仰しますよ、ってとこですね」

「待て、秘密裏にということは、お前たちは公式の交渉役ではないのか?」

「だって結界があるから、何もできなかったんですよ。そこで、天魔様から命令を受けた私が、にとりさんを誘ってこうして伺ったわけです」

「ふう……む」

 

 そういえば結界を割られたのであった。交渉が終わってからそれはみっちり叱るとして。

 

 

 タイムリミットは――天魔の刺客である文以外の天狗が、命令を受け体勢を整えて割れた結界の奥、この神社へと攻め込んでくるまで。

 

 

「意外と狡いな」

「いえいえ。ついでに、あののんびりした男性と不思議な少女たちのことも教えてもらえるとなー、なんて思ってますが」

「それはできないな」

「あや?」

「私にもわからんからだ」

 

 ここへ来て、初めて訝しげな表情を隠さない文を尻目に、神奈子は諏訪子をチラリと一瞥。諏訪子がゆっくり頷くのを確認すると、神奈子は不敵に口元を歪めた。

 

 

「いいだろう。たった今この瞬間から、我々がこの山の神だ。食料資源その他諸々を捧げてもらう代わりに、絶えることのない安寧と、心揺さぶられる繁栄をこの地に約束しよう。先住の神がいるなら、よろしく伝えておいてくれ」

 

 

 

 

 

 その後。

 風より疾く神社を去っていった文により、山の妖怪たちは神社に対して武装解除。にとりを中心とする河童たちに順を追って技術を教え、山のために役立てることを約束した。

 

(これで……良かったのだろうか)

 

 自分が幻想郷へ来ることになった理由は何だ。本当にそれが神社を守ることになるのか。雨あられと降り注ぐ自問を続けるのだが、部屋で悩む神奈子の肩を誰かが叩く。

 

「悩んでるねえ、ハニー」

「……悩みもするさ、ダーリン」

 

 諏訪子がその胸に、自身の頭を正面から抱きしめた。ふにふにと柔らかいようで柔らかくない感触に包まれるが、それ以上に安心したのは――その温もり。

 ずっと傍にいてくれたのは、この変わらない温かさだった。

 

「もしかしたら……私は取り返しのつかないことをしたかもしれない」

「そうだね。早苗にも、カミツレ君にもひょっとしたら迷惑がかかるかも知れない。いや、カミツレ君はともかく、その次やそのまた次の世代はもしかしたら、ね」

 

 ギュッと、頭を抱かれたまま諏訪子の矮躯にしがみついた。諏訪子もまた、優しく頭を撫でてくれながら、抱きしめ返してくれる。

 

「私は……間違えたのだろうか。目先の欲に囚われ、目先の安全を追って……自分に力があればと、これほど後悔したのは久しぶりだ」

「好きにしたらって言ったでしょ? どんな結果でも、私が受け止めてあげるからさ」

「その時は……一緒だな」

「その時も、また一緒。ね?」

 

 ああ、諏訪子はなんと心に響く声をかけてくれるのだろうか。まるで神様みたいだなあと思ったが、そもそも神様であり自分も神だった。

 

 この選択が、自身らの首を絞める可能性は十分すぎるほどある。かつて辿った道をなぞるように、もしかしたら自身らは消えてしまうのかもしれない。

 だが、先のことはわからない。過去のことさえ曖昧で。神であろうとも時間に縛られてしまうのだから、後悔も致し方ないことなのかもしれない。

 それでも、これが間違っていないのだと信じ続けよう。

 良い結果でも悪い結果でも、いつの日か受け入れられる日が来ると待ち続けよう。

 

 

 これこそが――己で手繰り寄せた運命なのだから。

 

 

 迷いが渦巻く己の心を落ち着かせるように、神奈子は諏訪子の形の良い尻を迷うことなく揉んだ。

 運命は頬の紅葉に帰結した。

 

 

 

 

 

 


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