やはり材木座が書くラノベは間違っている   作:ターナ

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「美醜逆転6」

昼休み、部室にいくと嫁さん達が集まっていた。後、城廻先輩も来ており弁当を広げだしていた。

今は一人一人が弁当を持ってくるわけではなく、皆が一品か二品持ちよってお互いのおかずを頂くようにしていた。

 

「比企谷君。この卵焼きどうかな」

「うまいですよ城廻先輩。これぐらいの甘さがちょうどいいですね」

「うん、よかった。比企谷君が美味しいって言ってくれて」

「城廻先輩も料理頑張ってるんだ。うちも頑張らないと」

 

城廻先輩は俺の為に料理を頑張ってくれている。彼女も学校では蔑ろにされているそうだが、俺の前ではそのような素振りを見せず明るく振舞っていた。

 

放課後、俺は部室に入っていくと皆の前で頭を下げた。

 

「スマン、皆に相談せずまた他の女性二人と結婚する約束をしてしまった」

「良いのよ八幡君。貴方が認めた人なのでしょ」

「ああ、一人は中学の同級生でもう一人はその友人だ」

「大丈夫だよヒッキー。でもどうやって出会ったの」

「昨日の帰りにあってな、二人とも海浜の生徒だ」

「大丈夫だし、でも仲良くなりたいから早く会わせるし」

「雪乃。二人も雪ノ下家に誘っても良いのか」

「問題ないわよ、八幡君、引っ越しの件はどうするのかしら」

「ああ、俺は雪ノ下家に行くよ、小町は勉強を頑張りたいと言って、春休みまでは家に居る」

「良かったわ、では週末に引っ越しかしら」

「ああ、持っていくものは着替えぐらいで良いだろ」

「着替えと日用品、学校の勉強道具と言ったところね。足りなければ取りに戻れば良いのだから」

 

雪ノ下家には沙希以外が来ることになった。沙希は大志やけーちゃん、家族の御飯のこともあり、休日だけ来るようだ。

 

「八幡、私は休みの日だけだからさ、その時は一杯愛して//」

「ああ、沙希が満足するまで愛してやるよ。南も愛するからな」

「うん//早く休みにならないかな//」

 

沙希は顔を真っ赤にしているな、まだ沙希と南は抱いていないが今から楽しみだ。

 

「舞衣さんは綾乃さんの所に来れるのか」

「うん、ママは綾のんさんに相談されてたんだって、それで一緒に住もうって。もう引っ越しの手配とかもしてあるって言ってたし」

 

ママのんとガハママはお互い連絡を取り合っているのか。今度は二人を相手にするのも良いかもしれないな。

 

俺は家に帰って小町がご褒美が欲しいというので、キスしていた。その後、勉強すると言って部屋に戻って行った。

 

小町とはまだ婚姻届を出していないし、抱いてはいないが、今は最初の頃感じていた抵抗がない。お風呂には一緒に入っているしお互い隠すこともなくなっていて、小町と一緒に寝るとお互いを慰めあっているが、俺と小町は高校に受かって雪ノ下家に来るまで本番は我慢する事にしていた。

 

俺がリビングで一人、寛いでいると母ちゃんが帰ってきたようだ。

 

「ただいま」

「お帰り、母ちゃん」

「..珍しいね、八幡が返事してくれるなんて」

 

そういえばこっちに来てから初めて母ちゃんに会ったな、俺は挨拶もしなかったのか。母ちゃんも俺にとっては母親ということを差し置いても綺麗に見える。親父はどうして結婚したんだ、こっちの男に母ちゃんみたいな人はモテないんじゃないのか。

 

「..なあ母さん。ちょっと聞いて良いか」

「何?八幡が改まって」

「..親父とどうやって知り合ったんだ」

「改まって聞かれると、恥ずかしいわね」

「嫌ならいいんだが」

「..私はこんな顔でしょ、最初は誰も振り向きもしてくれなかったわ。でもお父さんだけは普通に接してくれたの、私はそんな彼を信じられなかった。でも大学の時、私が風邪で倒れたときに見舞いに来てくれたの。そして何日も面倒見てくれて結婚を申し込んでくれたの」

「親父から母ちゃんに結婚を申し込んだのか」

「ええ、本当に私で良いのって聞いたら、私の内面が好きだって言ってくれてね。お父さんはその時、婚姻届けを出してきて私に名前を書いてほしいって言ってくれたわ。そして私が書き終わるといきなりキスしてきて抱かれたんだけど、今度はお父さんが風邪をひいて倒れちゃってね」

「何やってんだ、親父は」

「でも凄く嬉しかった。私はこの人に一生ついて行こうって思ったの」

「親父は、重婚してないのか」

「うん、私より良い人いれば、結婚しても良いよ、って言っても聞く耳持たなかったわ」

 

親父は男前だな、俺にはいい加減な親にしか見えなかったが。やはりこちらでも内面を見る人はいるんだよな。少なからずこちらの俺も影響を受けていたので奉仕部に行っていたのだろうか。

今まで綾乃さんや舞衣さん、葉山の話を聞いていたので、そんな人はいないと思っていたのだが。

 

「でもどうしてそんなことを聞くの」

「..俺も結婚したんだ。スマン、言うのが遅れて」

「おめでとう八幡。どういう人なの」

 

そして俺は嫁さん達のことをスマホの写真を見せながら話していた。異世界から来たことは言わなかったが、母ちゃんは喜んでくれていた。

 

「八幡もお父さんと一緒で内面を見てるのかな、私は嬉しいよ。でも苦労することもあるからね」

「ああ、分かってるよ」

 

俺にとっては皆、美人で可愛いからな。両親がどういったことで苦労したのか分からないが、俺には関係ないことだろう。

 

「でも八幡も結婚か、嬉しいけどちょっと寂しいな。今週には雪ノ下さんの所に行くんだよね」

「ああ、でも何かあったら言ってくれ、すぐに帰ってくるから」

「ううん、家の事は気にせずに奥さん達に気を回しなさい。小町のことは私達に任せておけばいいから」

「スマン、仕事大変なのに」

「いいのよ、八幡が家庭を持つのだから。じゃあ、今日は腕に縒りを掛けてご飯作るからね」

 

そう言って母ちゃんはキッチンに入って行った。なんだか嬉しそうに料理をしている。俺はそんな母ちゃんの姿をずっと眺めてしまっていた。

 

母ちゃんは親父にも連絡して早く帰ってくるよう連絡していたので、久しぶりに一家団欒で食卓を囲んでいた。親父からは鬱陶しい話ばかりだったが結婚のことになると真面目に答えてくれていたので、俺は親父の晩酌に付き合いお酌をしていた。

 

「お兄ちゃん、お疲れ」

「ああ、疲れた...でも楽しかったよ。親父ともちゃんと話せたし」

 

小町は俺のベッドの上で俺と肩を並べて座っている。お互い無言になると顔を近づけてキスしていた。

 

「ありがとうお兄ちゃん」

「ああ、試験もうすぐだから無理し過ぎるなよな」

「うん、小町もお義姉ちゃん達と一緒に過ごしたいもん。だからもうちょっと勉強してくるね」

 

小町はそう言いながら俺の部屋を出て行った、勉強の方は順調なようだな。俺は小町を見送った後、俺も勉強を始めていた。

 

 

金曜日、部活は引っ越しの準備のため休みとなり俺が帰ると、家の前に車が止まっており俺が家に着くとママのんが降りて来ていた。

 

「八幡さん、こんばんわ。お久しぶりです」

「こんばんわ綾乃さん。先日会ったばかりですが」

「私にとっては一日千秋の思いで凄く長く感じられました。八幡さんがよければ今日からでも私の家に来ていただけないですか」

「明日の土曜日、お伺いしますけど」

「それまで待てないのです、貴方に教えていただいた悦びをまた味わいたくて、ご無理を承知でお伺いしました」

「..そうですか、では用意したら伺いますよ」

「いいえ、来ていただけるのならこちらでお待ちしてますわ」

 

ママのんはそう言ってきたので家に入ってもらいお茶を出して、俺は着替えや日用品、勉強道具などを用意してママのんの車に積み込んでいた。

 

「お兄ちゃん、行くんだね」

「ああ待ってるからな小町」

「うん、ちょっと悲しいな。でも勉強頑張るから!!」

「小町が俺達の所に来たら一杯甘えさせてやるから」

「うん」

 

俺は小町と抱き合いキスをして、ママのんの車に乗り込んでいった。流石に車の中でイチャイチャすることはなかったが、ママのんは俺の手をずっと握ってくれていて、綺麗な微笑みで俺を見ていた。

俺達が雪ノ下家に着き玄関に入るとママのんは俺に抱きついてきた。

 

「八幡さん、お帰りなさい//」

「ただいま、綾乃さん//」

 

俺達は玄関で口づけを重ねていた。すると扉が開き陽乃さんが玄関に出てきた。

 

「あ、八幡君いらっしゃい。もしかしたら今日からこっちに来るの」

「ええ、綾乃さんに誘われて今日からお邪魔することにしました」

「八幡さん、ここは貴方の家です。お邪魔するなんて言わないでください。...陽乃、今日も雪乃のマンションに行っててもらえないかしら」

「お、お母さん!?また八幡君を独り占めするつもり!?」

「俺は二人とも愛しますから仲良くしてください」

「そうね陽乃。八幡さんに二人で可愛がってもらいましょ//」

「うん、夜が楽しみだね//」

 

俺の為に用意してくれた部屋は広かったが、それよりも目に入ってくるのは大きなベッドだった。ベッドはワイドキングサイズと言っていたが縦幅より横幅の方が広いものだ。二つのベッドを並べたものらしく、隙間が無いようになっているのでどんなに寝がえりを打ってもベッドから転げ落ちることはないのだろう。俺はベッドに飛び込みのた打ち回ってみたが凄く寝心地もいい。俺がそんなことをしていると、ママのんから夕飯が出来たと呼ばれていた。

 

夕食を頂き時間があったので、俺はここの所疎かになっていた勉強を始めると陽乃さんが勉強を見てくれていた。陽乃さんの説明は分かりやすく、俺の躓いているところも直ぐに気づいてくれ、だが直接俺に答えを教えるのではなく、俺が自分で見つけれるように誘導してくれている。そのおかげか自分の中にすんなりと覚えたことが入っていった。

 

三人でお風呂に入ったが、前も思ったがここのお風呂は広くて気持ちいい。俺が足を延ばして寛いでいると、ママのんと陽乃さんが両隣に来て寛いでいた。

俺が寝る準備を済ませていると、ママのんと陽乃さんが俺の部屋に入ってきた。ママのんは黒いシースルーのネグリジェで妖艶な雰囲気を醸し出していて、かすかに透ける乳首に余計エロさを感じる。

陽乃さんは白いベビードールで胸の前だけボタンが留められていて、お腹の部分は左右に広がっており、胸元から下は丸出しだ。

面積の少ないローライズのTバックだったため、どうしても目が釘付けになってしまう。

俺は見惚れていると、ママのんと陽乃さんは俺をベッドに押し倒してきて責めて来ていた。俺達はその夜、何時までも貪りあっていた。

 

 

「..八幡君おはよう、また母さんが出し抜いたのね」

「..おはよ。雪乃か、身体ゆすってたの」

 

朝、雪乃に早くから起こされていた。そういえば雪ノ下家に昨日の夜からお邪魔しているんだよな、雪乃を見ると何か怒った顔をしている。

 

「私も仲間に入れてほしいのだけれど時間がないわね。八幡君、今日の夜は私を抱いて貰えないかしら」

「ああ、分かったよ。じゃあ、起きるよ」

 

俺がそういうと雪乃は陽乃さんとママのんを転がし俺の身体から退けてくれていた。

俺はシャワーを浴び、雪乃が作ってくれた朝御飯を食べていると、ママのんと陽乃さんが起きて来て、一緒に食卓に着いていた。

 

「おはよう、母さん姉さん」

「おはよう雪乃。何をそんなに怖い顔をしているの」

「おはよ、雪乃ちゃん怖いよ」

「貴女達が抜け駆けするからでしょ」

「いいじゃないか、綾乃さんが俺と一緒に過ごしたいって迎えに来てくれたんだから」

「..それなら私にも教えて貰いたかったわ」

「ごめんなさいね雪乃。だって八幡さんに抱いて貰える回数が減ってしまうでしょ//」

「そういえば、お母さん。昨日も雪乃ちゃんの所に行けって言ってきたよね」

「もしかしたら昨日が最後だったかもしれないのよ、一人で抱いて貰えるのは」

 

そうか、今日から嫁さん達が来るんだ。一日一人抱いたとしても結構な日数がかかるんだな、最低一日に二人か三人抱かないと、皆の欲求を満たせないのかもしれない。

そんなことを考えながら朝食を頂いていると誰かが来たようで、迎えに行くと姫菜が一番に訪れていた。小さめのキャリーケースを持ってきており、後は宅配便で送ったそうで荷物は多くなかった。

 

「おはよ。ハチ、雪乃さん。今日からよろしくお願いします」

「姫菜、おはよう」

「貴女が姫菜さんね、おはようございます」

「は、はい。は、初めまして姫菜と言います。八幡君の妻としてなんでもさせてもらいます」

「そんなに緊張しなくていいよ、姫菜ちゃん。私達も今から来る子達も皆一緒の気持ちなのだから」

「は、はい!!」

 

姫菜はよほど嬉しかったのか、緊張していたが満面の笑みを浮かべていた。俺には眩しいぐらいの笑顔だな。

 

その後、嫁さん達が全員来て部屋に荷物を入れたり、屋敷を見て回っていた。今は一部屋に二人か三人で一緒に暮らすということだが、隣の敷地にアパートのような作りの建物を建てる予定をしており、それが出来れば全員に部屋が割り振られるということだった。沙希も引っ越しの手伝いをするために来てくれていた。

 

「は、八幡。今日は私と南を抱いてくれるんだよね//」

「ああ、そのつもりだが都合が悪ければ言ってくれ」

「ううん、うち楽しみだし//」

「沙希さん、南さん。今日は私も抱いて貰うのよ」

「わ、私も良いか//」

「「「「先生!?」」」」

 

沙希と南、雪乃と話していると静さんも会話に入ってきていた。っていうより何時の間に来ていたんだ。静さんも既に来るつもりだったのか。肩には大き目のバッグを掛けていた。

 

「比企谷...ううん八幡。私もずっと一緒に居させてください//」

「静さん、分かりました。俺と結婚してください」

「はい//」うぅ

 

静さんは返事をすると泣き出してしまい、今は皆にお祝いの言葉を言われてお礼を言っていた。

 

「..また今回も私が最後になるのね」

「済まない雪乃。..じゃあ2回続けてでどうだ」

「もし私が動けなくても、母さんの時みたいに求めてくれるのなら//」

「ああ、雪乃が何を言っても止めないからな」

「ええ//」

 

サキサキ以外が引っ越してきて、俺達は毎日一緒に過ごしていた。最近結婚することになっためぐりさん、そして無事に総武に合格した小町も招き入れていた。

 

 

 

....ねえ、ハーレムってさ、男が真ん中で女性を何人も侍らかして、ご奉仕させるんじゃないの?いや、夜は確かにそんな状況になっているよ。

だが今の俺の状況は、それとは全く正反対なんだが。

 

「八幡君、結衣さん、かおりさん。この問題は高2の一学期にならったところよ、出来ないにしても少しは覚えていないのかしら」

「難しいよ、ゆきのん。大体数学って覚える必要ないよね」

「それある~!!結衣ちゃん。生活してて因数分解とか使わないもんね」

「雪乃。俺も文系狙っているから数学はしなくても良いんじゃないか」

「あら、八幡さん。貴方には雪ノ下建設を背負って貰わないといけないので、陽乃と一緒の大学に行って貰わないと困りますよ」

「結衣、そんなこと言ってるとヒッキー君に置いて行かれるよ」

 

何時の間にか俺達が勉強している部屋に入ってきた綾乃さんと舞衣さん、そして陽乃さんが俺達の話に加わってきていた。

 

「うん、私も付き合うから、一緒の大学行こうね」

「あ、あのぉ俺、雪ノ下建設に就職するんですか」

「八幡さんは嫌ですの?...私達と一緒に働いて頂けないんですね...そうやって私達と離れていき、この子と私は捨てられるのですね」

「ヒッキー君。私もこの子と一緒に捨てられるの...」

 

そう言って綾乃さんと舞衣さんは自分のお腹を撫でていた。え!?もしかして...

 

「あ、綾乃さん、舞衣さん。もしかして子供が..」

「ええ、先ほど二人で病院に行ってきました。私と舞衣さんはあなたの子供を宿しました」

「捨てませんから二人とも俺の子を産んでください。...あ、ありがとうございます俺の子を身ごもってくれて。何だか実感がわかないですね、でもそれなら早く就職した方が良いんじゃ」

「大丈夫ですよ、私は時間を調整できるので仕事を続けますから」

「そうだよ、ヒッキー君。私も少しなら蓄えあるからヒッキー君はちゃんと自分の進路を考えてね」

「おめでとう!!ママ、綾のんさん。あたしの弟妹が出来たんだね!!」

 

「お母さん、舞衣さんもおめでとうございます!!」

「おめでとうございます、綾乃さん、舞衣さん。今日はお祝いですね!!」

「「ありがとう」」

 

俺の子供か。本当に実感がわかないが何時かはこうなるとは思っていた。他の嫁さん達とは避妊するようにしていたが、綾乃さんと舞衣さんは俺との子供が欲しいと言われていたので、付けずにしていた。

俺も暫くすると2児の父親になるのか、そう考えても実感がわかない。二人のお腹が大きくなってくれば実感がわくものなのだろうか。

 

夜は皆が集まりお祝いをしてくれた。二人とも高齢出産になるため皆で支えて行こうという話になり、この日からお酒がテーブルに出てくることもなくなり、静さんも家ではお酒を飲まなくなっていたが、その日から静さんのアプローチが激しくなって来ていた。

 

 

 

「中学生が来る?」

「ああ、明日だが見学会があってな、近くの中学一年生がどの高校に進学するか目標を定めるために学校を見にくるんだよ」

「ヒッキー、知らなかったの」

「八幡は私がHRで話していた時、寝ていたからな...私の言う事なんてどうでもいいと思っているから...」

「し、静さん。違いますよ。俺は貴女を愛してますから」

「じゃあ、今日は静だけ抱いてくれる?」

「駄目だし!!今日はあーしと南の二人が抱いて貰う日だし」

「そうだよ、うちはこの日を楽しみにしてたんだから」

「八幡...」

「わ、分かりましたよ。優美子、南。静さんも混ざっていいだろ」

「..あーしを可愛がってくれるの?」

「うちも甘やかせてほしいな」

「ああ、三人とも時間を掛けてたっぷりと可愛がるから」

「「「うん///」」」

 

最近は一日二人を目安に抱くようにしているが、他の女性は俺に落ち度があると、混ざりたいと言ってくるので、ほとんど毎日3人を相手にしていた。

 

 

 

「ねえ八幡君。あの子...」

 

俺と雪乃が昼休みに部室から窓の外を見ていると、女子中学生が列の一番後ろを頭を俯かせながら歩いて来ていた。そして同じ中学の生徒だろう、その女子生徒を足蹴にしていた。

 

「「あ!?」」

 

俺達が見ていると、蹴られたことにより女子生徒はその場で跪いてしまっていた。蹴った中学生は不味いと思ったのだろう、その場から走り去ってしまったので、俺と雪乃は部室から駆け出していた。

 

俺達が着くまで誰も助けようとしておらず、遠巻きに見ているだけだった。...こっちの世界は本当に狂っている。俺は周りで見ているだけの生徒を嫌悪していた。

その女子生徒は俯いているが、地面には濡れた後が広がっている。鳴き声は聞こえなかったが、声を押し殺して泣いていたのだろう。

俺は雪乃と結衣に出会った頃のことを思い出していた。

 

「ルミルミ...大丈夫か?」

 

しまった!こっちではルミルミに会うのは初めてか?ただ俺が名前を呼んだのは気づいていないようだった。

 

「..あなた大丈夫?怪我はしていないかしら」

「..平気」

 

鶴見留美。こちらでは面識があるか分からないが、俺はルミルミを立たせるため手を差し伸べようとしたところ、ルミルミは怯えだしてしまった。

 

「..八幡君、ここは私が」

「..ああ」

 

男性が怖いのか、俺の方に顔も向けてくれない。雪乃が話しかけ、何とか立たせて支えていたが、まともに歩けないのだろう、蹲っていた所からほとんど動けていなかった。

 

「なあ、怖いかもしれないが俺に運ばせてもらえないか。このままだと保健室にも行けないだろ」

「....」

「彼は大丈夫よ、私の愛する人だから」

 

雪乃がそう言うと、雪乃と俺の顔をみて驚いた表情をしていた。ルミルミは何か言いたそうにしていたが、俺はルミルミに背中を向け、その場にしゃがみこんだ。

 

「背中に乗ってくれ」

「..」

「貴女も八幡君に頼って見て。彼は他の人とは違うから」

「..お、お願いします」

「比企谷八幡だ」

「私は雪ノ下雪乃よ」

「..鶴見留美」

 

ルミルミは怯えながらも俺の背中に乗ってきた。俺が足に手を回すと震えていたが、何とか落ち着いてそのまま運ばれてくれていた。

保健室までの道のりでお互い会話は無かった。ただいつの間にか震えは止まっていたが、今は俺の背中で嗚咽を出して泣き出してしまっている。

 

保健室に着いたので、俺は椅子にルミルミを降ろし保険医と雪乃にお願いして、保健室を出ていこうとしたが何かが俺を引っ張っていた。

見てみると、ルミルミが視線は合わせてくれなかったが俺の裾を握っている。

 

「八幡居て」

 

ルミルミは裾を離さずにいる、何でいきなり呼び捨てなの?だがルミルミは裾を離しそうになかったので、俺は雪乃と一緒に居ることにした。

 

「では腫れているところに触るわよ」

「はい。...クッ!!」

「捻挫しているわね、病院に連れて行って固定して貰った方が良いわ」

 

保険医はそう言うと、シップをはり包帯を巻いていた。ただ、それ以降は何も言わず、ルミルミを病院に連れて行こうともしなかった。...やはりこの世界の人間はおかしい。怪我人だろうが容姿が整ってなかったら、まともな扱いもされない。

 

俺はルミルミの前にしゃがみこんだ。

 

「嫌かもしれないが、俺に病院に連れて行かせてもらえないか」

「..うん八幡、お願い」

 

ルミルミはそう言うと俺の背中に捕まってきた。

 

「..先生、俺と雪乃が病院に連れて行くんで早退すると担任に伝えてもらって良いですか。後、鶴見の中学校の教師にも連絡を」

「...分かったわ」

 

保健室を出てから俺は念のため、雪乃にも連絡するように伝えていた。どうもあの保険医は信用できない。

 

「雪乃、念のため静さんに伝えておいてくれ。俺達の荷物も誰かに持って帰るように言って貰えないか」

「ええ」

 

俺はルミルミを背負い、雪乃と一緒にタクシーで学校を後にしていた。俺達が住む家の近くにある病院まで行き、ルミルミは保険証を持っていたのでそれで診察をしてもらった。

 

骨には異常は無かったようだが、念のためギブスをする事になった。ルミルミは焦燥しきった顔をしていたが、俺達に御礼を言っていた。

 

「良いのよ鶴見さん。あなたの家まで送ろうと思うのだけれど、家は何処かしら」

「..家には帰りたくないです」

「そう...ではとりあえず私達の家でも良いかしら、ここから近いのでゆっくりして貰っても良いわよ」

「ああ、俺達の家に連れて行って、夜にでも送っていけば良いだろ」

「2人は一緒に住んでいるの」

「ああ、俺達は結婚しているんだよ」

「..そう」

 

留美はそれ以降何も言わず、俺におんぶされていた。家に着いたが誰も居ないな。舞依さんは買い物にでも行っているのだろう。俺達はソファーに座り、雪乃が紅茶と茶菓子を用意してくれていた。

 

「鶴見さん、寛いでいってね」

「誰も居ないようだが、ゆっくりしていってくれ」

 

俺がそう言うと、ルミルミは俺の顔を凝視してきた。今は会ったときのような怯えた顔はしていない。

 

「八幡は..他の人と違うの?」

「どうだろうな、俺は雪乃達が好きだから結婚して一緒にいるだけだ」

「八幡...私とも結婚出来る?」

「..鶴見、結婚はよく考えてすべきだ。少し優しくされたからって、結婚するのは間違っているだろ」

「...」

「今日は疲れただろ、部屋で寝てたらどうだ」

「..うん」

「...そうね、鶴見さん案内するわ」

 

雪乃はルミルミを寝室に連れて行った後、暫くしてからリビングに戻ってきていた。

 

「八幡君、留美さんのこと知っているのね」

「...ああ、こっちにくる前の事だがな」

 

雪乃が俺の横に座ったので、俺はルミルミとの出会いから話し出し、クリスマスイベントの事も伝えていた。

 

「そう、留美さんはそちらでも大変な目に有っていたのね。そちらの留美さんは八幡君のお陰で解消したようだけれど」

「..ルミルミが頑張ったんだ、俺はきっかけを作って引っ掻き回しただけだ」

「そんな事ないわ、貴方にはここにいる全員、助けられたのよ」

「..そう言ってくれてありがとうな」

「八幡君、留美さんも助けてあげて」

「..ルミルミはまだ中学生だろ。これからいくらでも出会いがあるんじゃないか。その可能性を潰したくない」

「私達に出会い何て無いわ...留美さんね、着替えさせた時に見たのだけれど身体中に痣が有ったの。..家族にも蔑ろにされているそうよ..」

「...俺だけの気持ちでどうなるわけでもない、ルミルミがただ今の現状から逃げるために結婚するのは間違っているだろ」

「もし彼女が貴方に助けを求めてきたら拒否せず話を聞いてあげて」

「...そうだな」

 

俺がそう答えると雪乃は俺にキスしてきた。

 

「ねえ八幡君。留美さんの話はここまでで、今は二人しか居ないのだから抱いて貰えないかしら」

「ま、不味いだろ。ルミルミが寝ているんだぞ」

「大丈夫よ、彼女はかなり疲れていたわ。だから、ね//」

 

雪乃はそう言いながら俺を部屋に連れて行き、ベッドに押し倒してきていた。

 

雪乃が俺に跨がり抱き合っているとルミルミが足を引きずりながら部屋に入ってきていた。しかも一糸纏わぬ生まれたままの姿で。

まだ幼いと言って良い裸体でも見惚れてしまうほど綺麗だったが、所々にある痣が痛ましかった。

 

「八幡、私も抱いて//」

「ルミルミ!?」

「ルミルミじゃない、留美」

「は、八幡君//もっと//」

 

雪乃は留美が入ってきてもお構いなしに俺の上で動いている。

ルミルミはそんな雪乃の姿を顔を赤らめ恥ずかしながらも見入っていた。

 

「八幡。私なんかじゃ駄目?」

「ゆ、雪乃止めるんだ//」

「大丈夫、私も入るから//」

「る、留美さん//あ、あなたも..あぁぁ//は、八幡君をせめてあげて//」

「止めろ!!雪乃退くんだ!!」

 

大声を出したので雪乃は驚き、俺の上から退いて俯いてしまった。別に雪乃の事は怒っているわけではないが、ルミルミと話すときにいたしているのはおかしいからな。

 

「八幡君..ごめんなさい」

「すまん怒鳴って。ただこんな事やりながら話す事じゃないだろ」

「八幡。私は無理だよね...ごめんなさい雪乃さん。無理言ってエッチしている部屋に入れて貰って。

八幡、私がお願いしたの。だから雪乃さんを怒らないで」

「留美さん..」

「..私、帰ります」

「待ちなさい!!留美さん、貴女帰るって..」

「..倉庫が有るから大丈夫」

「ま、待て!!倉庫ってどういう事なんだ?」

「....」

「..留美さんね、家に居ると虐待を受けるそうなの。だから家にある倉庫の中で寝袋で寝泊まりしているそうよ」

「雪乃さん。暖かい布団あ、ありがと..う、うぅ..」

「...せめてここに泊めることは出来ないのか」

「留美さんの場合は難しいわ、中学生は未成年略取になりかねないのよ。結婚の意思表示があれば高校生以上は良いのだけれど中学生は婚姻届を出していないと夜は一緒に過ごせないの」

「..俺との婚姻届があれば良いのか」

「八幡いい、無理しなくても大丈夫。

..今日はありがとう、八幡におんぶされたことが私にとっては凄く嬉しくて勘違いしただけ。

..たったそれだけなのに嬉しくて涙が止まらなくて、そのまま連れ去って欲しいとさえ考えた。

でも八幡には八幡の生活がある、そこには私の居場所はない。私は元の生活に戻るだけだから..」うぅ

 

なんで俺はルミルミを泣かしてんだよ。俺はベッドから立ち上がり、ルミルミを抱きしめていた。ルミルミも俺が守っていけば良いんだ。

特別なことをする必要はない。皆は俺がそばに居るだけで良いと言ってくれているから、ルミルミにも同じように俺の近くに居て貰えばいいんだ。

ルミルミは泣き出しているが今の俺はそれどころではなかった。罪悪感が凄過ぎる、中学生と言っても小学校をあがったばかりの少女と裸で抱き合って愚息を大きくして、ルミルミのお腹に押し当てているのは流石に不味すぎるだろ。

 

「..雪乃、婚姻届を取りにいけないか」

「誰かに学校帰りに取りに行って貰うよう頼みましょう、ラインを送っておくわ」

「留美、俺と結婚してくれないか」

「八幡いいの?私を貰ってくれるの?」

「ああ、婚姻届を取って来て貰ったら、書いて夜にでも提出しに行こう」

「八幡嬉しい、これで私も八幡の妻になれる」

 

ルミルミは泣きながらそう答えると、俺をベッドに座らせキスしてきていた。そして俺の愚息に手を伸ばして握りしめている。

 

「さ、さすがにこれ以上は小学校をあがったばかりの中学生相手に不味いだろ//」

「留美さん、貴女はもう八幡君の妻よ。私と一緒に悦ばせてあげましょ」

「うん雪乃さん。八幡の悦ばせ方、教えて」

「ま、待て!?中学生はさすがに不味いだろ!?二人とも止め..あ、あぁぁ//」

 

俺が雪乃と留美に責められていると、結衣と優美子、南、姫菜が部屋に入ってきていた。もう皆が帰ってくる時間になっていたのか。

 

「..ヒッキー、ゆきのん。あたしたちに荷物持たせて二人は何をしてるのかな」

「そうだし。学校午後からいなくなってるし、荷物持ってきてあげたのに二人してどういうことだし」

「こっちの子は新しい嫁さんかな。それは良いけど雪乃さんとハチは学校サボってこんなことしてるなんて許せないよね」

「うん、うちもちょっと許せないなぁ。これは今からしてもらわないとね」

「はじめまして鶴見留美です。八幡とはまだだから、させてほしい」

「わ、私も途中だったのよ。最後までさせてほしいわ」

「ゆきのんは見てるだけね」

「留美、あーしらと一緒にするし」

「雪乃さんは駄目だからね」

「雪乃ちゃんはうちらの見て自分で慰めてていいよ」

 

雪乃はそう言われ、泣きそうな顔で椅子に移動していった。雪乃とは途中で中断しているからな、不完全燃焼になっているだろう。

 

「おい、仲良くしないなら俺は誰も抱かないからな」

「ヒッキー、でもゆきのんずるいよ」

「俺が雪乃と留美を誘ったんだ、だから4人は出て行ってくれ」

 

俺がそう言うと、4人は何か言いたそうだったが部屋を出て行った。

 

「ごめんなさい八幡君。私が無理やり誘ったのに何も言えず貴方に嫌な役をさせてしまって」

「八幡ごめん。もし私を抱きたくないなら今は良い、でも雪乃さんは抱いてあげて。私のためにエッチしてくれたんだから」

「..留美さん」

「俺は二人を抱くって決めたんだ。だから二人で奉仕してくれ」

「「はい(うん)//」」

 

小学生から上がったばかりの中学生に奉仕させるという罪悪感と背徳感からか俺は異常なほど興奮し、ルミルミと雪乃に奉仕させていた。俺ってロリコンなの?ルミルミに奉仕させると全く治まる気がしない。

夕ご飯の時にはルミルミを全員に紹介していた。

ルミルミは緊張しながらも皆に挨拶し受け入れてもらい、嬉しさから泣き出してしまった。

婚姻届を書くと静さんが出しに行ってくれると言うことでお願いしていた。

 

 

 


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