「中二、私のも子供が出てくるんだよね」
「左様、雪ノ下殿のラノベとは異なるがな」
「では私が最初に読めばいいのかしら」
「いえ、雪ノ下殿も出てくるので生徒会長殿でお願いします。生徒会長殿も名前だけ出てきますが」
私も出てくるのね。一色さんが由比ヶ浜さんのラノベを読んで問題ないことを確認すると、皆で読みだしたわ。
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(ここから材木座の小説)
「...ヒッキー、就職先見つかった?」
「いや、まだだ。中々内定を貰えなくてな。でも卒業まで後半年しかないんだよな」
「あ、あのね。ヒッキー...その」
「どうしたんだ結衣。そういえば結衣は就職先決めたのか」
「う、ううん、まだだよ。三つ内定は貰ったんだけど、どうしようかな。決めれないや」
私達は一緒の大学に入り付き合いだして、4年生になっていた。
4年生になって9月に入った時気づいたんだけど、あたしは妊娠して2か月経っていた。まだ大学の卒業まで半年ほどあるんだけど、今のままだと就職はおろか大学の卒業も出来ないと思う。
ヒッキーもこの大事な時期に妊娠や結婚なんて考えられないと思うし、あたしが一人我慢すればいいんだよね。あたしはヒッキーに相談することなく、子供を降ろそうと考えていた。
でもお腹に宿った子供を降ろすなんてやっぱり出来ない。あたしは子供を授かれるなら大学や就職なんてどうでもよかった。ヒッキーとは別れたくないけど、もし降ろせって言われたら自分一人で子供を育てようと思っている。
ただヒッキーに相談することもできなかった。もし降ろせって言われたら。いくら自分一人で育てるって決めてもヒッキーに拒絶されたら。そう考えると怖くて何も言えなかった。
「..結衣。何か悩みがあるのか」
「..ううん。な、なんでもないんだよ...」
「結衣、俺にも相談できない事か。俺は結衣とずっと一緒に居たいと思っている。それは俺だけなのか」
「ううん。あたしも一緒に居たい。ずっとヒッキーと一緒に居たい。でも...迷惑を掛けたくないの」
「...結衣。俺は今まで結衣と一緒にいて迷惑なんて思ったことない。俺なんかだと頼りないかもしれないが、少しでも力になれればと思っているんだ。だから頼って貰えないか」
ヒッキーなら真剣に考えてくれるかもしれない。怖いけどあたしはヒッキーに打ち明けることにした。
「...うん、ヒッキー。じゃあ、相談していい?」
「ああ、教えてくれるのか」
「あ、あのね。そ、そのあたし、...ヒッキーの子、妊娠して今2か月なの」
「え!?あ、ああ、おめでとう。で良いのか」
「うん...ヒッキーが駄目って言ったらどうしようと思って。もし降ろせって言われたら...」
「なに言っているんだ。....子供を降ろせなんて言わない。付き合っていて俺は結衣のことが好きだから抱いたんだ。俺には降ろせなんて無責任なことは言えない」
「うん、でも就職とか今から大変だよ。あたしは大学辞めようと思っている、でもヒッキーは駄目だよ」
「いや、結衣も駄目だ。今4年生だからほとんど学校に行かなくても良いだろ。後、半年俺と一緒に大学に行って卒業しよう」
「でもお腹、大きくなっちゃうし」
「ここからなら通えるだろ、俺は就活しながらアルバイトして生活を支えるから」
「うん、ヒッキー。良いんだよね。産んでも」
「ああ、...結衣、俺と結婚して子供を産んでくれ」
「嬉しいよ、ヒッキー。あたしを貰ってね」
あたしがそういうと、ヒッキーはあたしを抱きしめてくれた。あたしは嬉しくて涙が溢れてきた。
「あ、ありがとう、ヒッキー。うぅ」
あたしたちはそのまま、キスをしてまた抱き合った。
土曜日になったんで二人であたしの実家に向かっていた。結婚と妊娠の報告を。多分、家の両親は反対しないと思うけど。
「ただいま」
「お、お邪魔しましゅ」
「おかえり、結衣。ヒッキー君も久しぶり。はい上がって上がって」
あたしたちがリビングに入っていくと、パパがソファーに座っていて新聞を読んでたんだけど、落ち着かないのか手が震えていた。
「パ、お、お父さん。ただいま」
「結衣、おかえり。そちらの方は..」
「は、初めまして、比企谷八幡といいます。ゆ、結衣さんとお付き合いをさせてもらっています」
「パパ、お客さんを座らせずに何しているの。ほら、ヒッキー君、結衣。座って」
「は、はい」
あたし達がソファーに座り、ママがお茶を出してくれて、ちょっとした沈黙が続いたんで、あたしから話を切り出した。
「あ、あのね。お父さん、お母さん。二人に報告があるの」
「なになに結衣が改まっちゃって、もしかして子供が出来た~とか」
「「...」」
「も、もしかして当たっちゃったのかなぁ...」
「そ、そうなのか、結衣」
「う、うん。今妊娠2か月なの」
「お義父さん、お義母さん。結衣さんを僕にください」
「..比企谷君は今、大学4年生だな。もう就職先は決まっているのか」
「いいえ、まだです」
「..そうか。だがこの時期に内定を貰えてないと、厳しいんじゃないか」
「ええ、でも諦めてません。結衣と子供の為にもどんな就職先でも行くつもりですから」
「パパ、良いよね?」
「...結衣に子供が出来たんだ。反対も賛成もないだろ。比企谷君のことは結衣や家内から聞いているから信用しているよ。ただ就職先を早く決めてもらえないと、安心して結衣を任せれないな」
「それはこれから見つけていきます」
「結衣は大学どうするんだ」
「うん、本当は大学やめようと思ったけど、ヒッキーがお腹大きくなっても通った方が良いって言ってくれて、だから卒業までは行くつもり」
「そうだな。それでどこに住むつもりだ」
「うん、それはヒッキーの就職先が決まらないと、なんとも言えないけど」
「...比企谷君。私の勤めている会社を受けてみないか。私は人事をやっているんだが、まだ内定枠が空いているんでね。後、子供が生まれても結衣一人だと、不安が多いだろ。良かったら私達とこの家に住んでもらっても良いかもしれない」
「そ、それだと御両親にご迷惑をお掛けしてしまいますし」
「そんなことないよ、ヒッキー君。結衣も子育て大変でしょ。私がいれば結衣も安心できるでしょ」
「まあ、ゆっくりしてられないだろうが、考えてくれないか」
「はい、ありがとうございます」
「私は息子と酒を飲むのが夢だったんだ。良かったら今から飲まないか」
「分かりました。お相手させてもらいます」
「あらあら、では私も少し付き合おうかしら、結衣は駄目よ。ジュースにしておきなさい」
「じゃあ、結婚のお祝いと家族が増えるってことで」
「「「「乾杯!!」」」」
その日はパパとヒッキーは遅くまで飲んでいた。色々話しててパパも息子ができたって喜んでるし。
良かったヒッキーに相談して。もし勝手に一人で産むっていって、ヒッキーと別れてたらこんな幸せは無かったんだよね。
いつもヒッキーはテストでは問題ないんだけど、面接で落とされていた。だから今回、パパの会社に面接を受けに行くときは伊達メガネをかけていって、結衣のために頑張るって言ってくれた。そのおかげか内定を貰ったんだけど、旅行会社でもヒッキーなら大丈夫だよね。
あたしたちは無事大学を卒業して両親と一緒に住むことになった。最初は一人でも頑張るつもりだったけど、お腹が大きくなってきて、買い物だけでも大変だったんで、ヒッキーが両親の申し出を受けてくれて、一緒に住むことをお願いしてくれたんでママがあたしを色々手伝ってくれてる。
あたし達が実家で暮らしだして、暫くして出産したんだけど、可愛い男の子で名前はあたしから一文字取って「
あたし達家族でどんなことにも一緒に歩んで結ばれていたいから、歩結に恋人が出来たら、あたし達みたいに二人で相談して歩んで結ばれてほしいから。そういう願いを込めてってヒッキーは照れくさそうに教えてくれた。
あたしが歩結を産んで1年たつと、歩結は何とか歩けるようになって、段々目が離せなくなっていた。ヒッキーに似て、アホ毛が生えているんだけど、2本に分かれているんで触覚みたいになっていて、それも可愛かった。
でも最近、ヒッキーは出張が増えていて、歩結と遊べないって嘆いていたけど、あたしはヒッキーに感謝することしか出来なかったんで、出張の時は歩結とあたしのツーショットを毎日、送っていた。
「結衣、八幡君は凄いな」
「なにが?パパ」
「大きな契約先を幾つも取ってきて入社3年目で既に役職を貰えることになりそうだぞ」
「へえ、ヒッキー頑張ってるんだ」
「ああ、中でも雪ノ下建設と契約を取ってきたのはビックリしたな」
「...へぇ」
「その他にも相模不動産、海老名出版、いろはす飲料、良くは知らないがyumikoってブランド服の会社とも契約結んできたし、学習塾の川崎塾だったかな、そこの長期合宿も取ってきてたな」
「ふーん...」
「今度の出張も雪ノ下建設から責任者を同行させろって言われて、八幡君が行くらしいけどな」
「....ねえ、パパ。ちょっと聞きたいんだけど・・・」
本当は駄目なんだろうけど、あたしはヒッキーとパパから出張内容と行先のことを教えて貰っていた。
「雪ノ下さん。今回、同行させていただく比企谷です」
「八幡。私とあなたの仲じゃない、敬語は辞めてもらえるかしら」
「いえ、仕事ですから」
「では仕事を依頼している立場から言わせてもらうわ。私に敬語は辞めて頂戴」
「..はぁ、分かったよ。雪乃」
「ふふ、八幡。今日は慰安旅行なのだから気兼ねなく過ごしましょ。それと夜は一緒に飲みましょうね」
「ああ、そういえば今回、俺ともう一人助っ人が居るんだ。今トイレに行っているんだが」
「..あなた一人で十分なのだけれど」
「ああ、来たようだな。こっちだ」
「この度は私の主人がお世話になってありがとうございます。..久しぶり、ゆきのん」ギロッ
今日は雪ノ下建設の慰安旅行でホテルに集合して宴会するってことで、あたしもお邪魔してゆきのんの前にでるまで、顔を伏せて二人に近づいて行った。
「ゆ、結衣さん!?ど、どうしてあなたがここに...」
「..良いじゃん、久しぶりにゆきのんに会いたくなってね」
「雪ノ下様、比企谷様とのジュニアスイートのキーでございます」
「え、なんで俺と雪乃が一緒の部屋なんだ」
「ふーん、ゆきのん。どういう事?」
「こ、これは何かの手違いではないかしら」
「雪ノ下様から比企谷様の部屋をキャンセルされて、スイートルームが空いていなかったため、ジュニアスイートに切り替「何を言っているのかしら..」....も、申し訳ありません。私どもの不手際で比企谷様の部屋を取り忘れてしまいました。ただ本日満室で部屋が空いておらず、申し訳ありませんが、同室でもよろしいでしょうか」
「その部屋って3人でも大丈夫?」
「はい、大丈夫でございます」
「じゃあ良いよ、ゆきのん。お部屋で一杯お話しよっか。積もる話が出来たからね」
「ゆ、結衣さん。私、会社に戻らないと」
「大丈夫だよ、ゆきのん。時間を掛けてたーぷりお話ししよ」
ヒッキーは宴会まで挨拶回りするって言って、荷物を部屋に置いてすぐに出て行ったけど、あたしは正座しているゆきのんの前に仁王立ちしていた。
「ゆきのん、どういうこと?」
「...は、八幡とは仕事の関係だけよ。そう仕事だけ」
「この部屋は」
「ホ、ホテルの人の手違いよ、わ、私が何かするわけないでしょ」
「ふーん、さっきゆきのんがヒッキーの部屋キャンセルしたって言っていたけど」
「あ、あれはホテルの人の勘違いよ」
ゆきのんはあたしと目を合わせず、ずっと俯いて喋っていた。
暫くすると宴会が始まるってことで、ヒッキーはゆきのんを呼びに来て宴会場に向かっていった。
あたし一人になったんで改めて周りをみると凄い部屋だなぁ。ジュニアスイートってこんなに凄いんだ。ベッドなんてキングサイズだし。ここでヒッキーとイチャイチャしたいな。ジュニアスイートって、スイートルームと違って部屋が独立してないんだね。
あたしはゆきのんに制裁を食らわせたかったので、良からぬことを考えていた。
ヒッキーとゆきのんが部屋に帰ってきて雑談した後、そろそろ寝ようかってなったんで、ゆきのんには部屋の奥にあるベッドを使ってもらった。そこだと部屋から出るとき、あたしたちの寝室を通らないと行けないしね。
「ねえ、ヒッキー。ここでエッチしよ」
「ま、不味いだろ。雪乃から丸見えだぞ」
「大丈夫だよ、カーテンしてあるし」
「声が聞こえるじゃないか」
「聞かせてあげようよ、あたしとヒッキーがどれぐらい愛し合っているか」
そういってあたしはヒッキーの返事も待たずにキスしていった。あたしはゆきのんに聞かれていると思うと、なんだか何時もとは違う気分になってきて、何度もヒッキーを求めていた。ヒッキーも何時もより興奮しているみたいであたし達は夜遅くまで求め合っていた。
「....お、おはよう。結衣さん」グッタリ
「ゆきのん!!おはよう!!元気ないね、どうしたの。その目の隈」ツヤツヤ
「...枕が合わなくて寝れなかっただけよ。..結衣さんは凄く元気ね」
「あたしも寝不足なんだけど、昨日一杯愛して貰ったからね。早くゆきのんも恋人探した方が良いよ」
「クッ...そ、そうね。ご忠告ありがとう」
「ほら、ヒッキーも起きて。目覚ましのキスだよ」
あたしはゆきのんに見せつけるようにキスしていた。あたしの大事な旦那に手を出そうとした罰だよ。
あたしはこの日から、ヒッキーの出張先にくっ付いて行くようになった。優美子、姫菜、さがみん、サキサキ、いろはちゃんにも、ゆきのんと一緒のように制裁を食らわせてやった。
実はあたしとヒッキーは知り合いが聞いているところでエッチするのが、凄く興奮するようになってて、二人で密かに出張の日を楽しみにしていた。
(ここまで材木座の小説)
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「これってあたしの子供っていうより、ゆきのんとの浮気話じゃん!!」
「そうですよね、最初は雪ノ下先輩のラノベと似てるなって思いましたけど、途中から浮気を阻止する話ですし。私もその相手の一人になっていますけど。後、いろはす飲料ってなんですか、もうちょっと捻ってくださいよ」
「そ、そうよね。どうして私が由比ヶ浜さんの旦那さんを誘っているのかしら」
「結婚しても色々な女性が狙っていると書こうと思いまして」
「結衣や皆がモテるっていうならわかるが、俺と浮気しようなんて思う女性いないだろ」
「「「....」」」
現状ですらハーレムみたいな関係を築いているって理解していないのかしら。でもそうよね、私が八幡と付き合えたとしても、簡単に諦めるような人たちとはとても思えないわ。みんな色々な手段を使って後釜を狙ってくるのでしょうし。もし私以外の女性と付き合ったとしても私が狙うでしょうから。そう考えると、このラノベに書いてあるみたいなことをするかもしれないわね。
「後、最後に二人で人に聞かせるのが楽しみって変態夫婦じゃん!!」
「夫婦生活に新たな刺激を求めているってことで」
「でも、こんなことしてたらヤバいですよね」
「ま、まあ、ラノベの中の話だからな。実際やったら逆上されて刺されてもおかしくないだろ」
「本当は由比ヶ浜殿のラノベは何時かのラノベの続編として大学卒業後同棲して結婚、妊娠と執筆しようと思ったのだが、それだと父上と同じ職場というのはおかしいと思ってな、なので大学在学中での妊娠としたのだ」
「結衣先輩の御両親は反対とかしないんですね」
「以前のラノベの際、母上殿と面識があって由比ヶ浜殿のことを任されていたのでな」
「それだと母親から任せてたのに妊娠させてって怒られるだろ」
「なのでお腹が大きくとも大学に通うようにしたのだ」
「それならもうちょっと説明が欲しいよな」
「でも今回、結衣先輩の子供、「
「雪ノ下殿の時は、「乃」の字を使ってと考えてすぐに思いついたのだが、由比ヶ浜殿の時はネットで調べていて意味を持たせた方が良いのではと考えたのだ」
「優乃って名前良いじゃない。優しい子に育ってほしいから優乃って良い名前だと思うわ。私は子供に優しく接したいの。だから子供も...うぅ」
私はそう答えたのだけれど、なぜか涙が溢れてきたので、八幡の方に近づいて行き仕舞わずに置いてある八幡の隣の椅子に座ったわ。
「ゆきのん!?」
「雪ノ下先輩!?」
「あなた、なぜだか涙が溢れてくるの。暫くの間、胸を貸してもらえないかしら」
「..ああ、良いぞ雪乃」
私は涙が溢れてきて八幡に抱きつくと、八幡は私の頭を撫でてくれて、抱くようにして背中を擦ってくれている。私は溢れてくる涙を止めれず、嗚咽をだしながら八幡の胸で泣き続けたわ。
「き、今日はラノベの批評、これで止めた方が良いんじゃない?」
「でも後、私のがあるんですよね」
「ゆきのんは今、批評できないよ。日にちを変えた方が良いかも」
「..そうですね、私は明日以降でもいいですよ」
「生徒会長殿の分は次回ということで、...では我は帰らさせてもらうぞ」
「うん、中二。ごめんね」
「では私も生徒会に顔を出すんでこれで失礼します」
「うん、いろはちゃん。バイバイ」
「ヒッキー。ゆきのん大丈夫?」
「ああ、泣き疲れて寝ちゃったみたいだな」
「ちょっとびっくりしたね。でも今日はどうする?もうすぐ最終下校だよ」
「ああ、このまま起きなかったら家に連れてくよ。雪乃の着替えとか家にあるしな」
「え!?ど、どういうことだし!!」
「..説明したいんで結衣も俺の家に来れないか」
「う、うん。後でちゃんと説明してよね」
「ああ、悪いが鍵を返してきてもらえないか」
「いいけど、家までどうやって行くの?」
「陽乃に連絡して、車を出してもらえるか聞いてみる。駄目なら起こすしかないな」
結衣に鍵を返しに行ってもらい、俺は陽乃に連絡して学校まで迎えに来てもらった。本来なら雪乃の実家かマンションに連れて行ってもらうのが良いのだろうが、陽乃も察してか俺の家に送ってくれていた。
今回のは以前書いて没にした次話に繋げるのに強引ですが、ゆきのんが精神的に不安定になっちゃってます。