うん?小町が布団に入ってきたのか?珍しいな、俺の布団に入ってくるなんて。俺は小町を撫でるため、手を頭に持っていき撫で始めた。
「ひゃう//」カシャカシャカシャ
小町とは違う声と変な音が聞こえたので俺が目を開けると、そこには赤みを帯びた髪の女性が顔を真っ赤にして俺のことを見つめていた。
「み、南!?」
「八幡//恥ずかしいよ//」
布団から飛び起き辺りを見渡すと、何人もの女性が俺の布団の周りに立っていて、結依がスマホを俺たちに向けている。
「な、何してんだよ//」
「今日は撮影会でしょ。みんなで早く来て撮影していたのよ」
「も、もしかして今のも撮っていたのか」
「うん。順番で布団に入って、ヒッキーが目を覚ますまでに撮れるだけ撮ろうって」
「だ、誰と撮ったんだよ。今まで」
「あーしが最初に撮ってもらったし。その後、姫菜、川崎さん、いろはと今の相模だし」
「な、なんでそんなことしてるんだよ」
「雪ノ下さんが抜け駆けしたでしょ。だから抜け駆けしていない人から順番にハチの布団に入って、起きるまで撮影しよってなったんだよ」
「うん、だからあたし撮ってもらってないんだけど。..起きちゃったけど、ヒッキー駄目?」
そういって結衣が俺にお願いしてきたが、今は凄く不味い。何が不味いって生理現象が起こっていて、とても今は布団から出れる状態ではなかったし。優美子達が最初に布団に入っていた時、気づかれていないよな//
今日の撮影会は皆水着を持ってくることになっていて、ハグしたりするから俺は起きてから抜いておくつもりだったが、まさか朝早く家まで押しかけてくるとは思っていなかったため、俺の計画が狂ってしまっていた。大丈夫か、今日の撮影会は。
「ヒッキー...」
「....わ、分かったよ」
そういうと、満面の笑みを浮かべ結衣はすぐに布団に入って来ると顔を赤くしていて、俺と向き合うように一つの枕に頭を置いていた。見つめ合っているところや、目を瞑っているところを撮ってもらい、その後雪ノ下も撮ってもらって良いか、わざわざ皆に確認して了承を得てから布団に入ってきた。
雪乃は布団に入ってきたが、膝を曲げていたため俺の股間に当たってきてる//雪乃は不思議そうな顔をしていたが、手を布団の中で俺の股間の方に持ってきたのだろう。見えていないが、いきなり握ってきた//
雪乃は目を大きく見開いてきたので気づかれたのだろう。すぐに手を離してくれたが顔を真っ赤にしている。普段なら罵声を浴びるだろうが言葉が出ないのだろう。口をパクパクさせていて、なんだか可愛いな。
でもここでバラされるわけにもいかないので俺は誤魔化すため、撮影を行ってもらうようお願いしていた。
「は、早く撮って貰おうぜ//」
「..は、はい。八幡//よろしくね//」
俺と雪乃は顔を真っ赤にしながら、写真撮影をして貰っていたが先ほどのことで、俺は何とも言えない表情をしていただろう。雪乃は終始恥ずかしそうな顔をしているし。
「なあ、いったん終わりで着替えたいんで、リビングに行っててくれないか」
「ねえ、ヒキオ。あーし、雪ノ下さんの写真みたいんだけど」
「先輩。私も見たいです」
「わ、分かった。そのパソコンを使ってくれ」
俺は未だに生理現象が収まらなく、布団から出ることが出来ずにいたのでパソコンを指さして答えた。
「ねえ、ハチ。パスワード掛かってて入れないんだけど」
「じゃあ、着替えたいんで、一旦リビングに行ってくれないか」
なんでロック掛けてんだよ、パスワード解かないといけないじゃないか。正直に今の状態を言った方が良いのか、でも恥ずかしいしな。
「八幡。私や相模達は裸見たことあるから部屋に居ても良いだろ。どうせこの後、皆にも見せるんだし」
「い、いや、そうなんだが。その、あれがあれで//」
俺がそういうと沙希と南といろはは気づいたようで、顔を赤くしだした。前回の撮影の時、見られているしな。雪乃はすでに顔を赤くしていたが。
「う、うん。じゃあ、うちらはリビングに行っていようか。八幡も私たちが居ると着替えにくいよね//」
「そ、そうね。では私達は先に行っているわ//」
「私も下に行ってます//」
「そうだね、私も先に降りてるよ。皆行くよ//」
沙希達がそう言って皆の背中を押して、リビングに降りて行ってくれた。
これ、今日は不味いぞ。この間でさえ沙希達には勃起しているのがバレていたし、朝から雪乃に刺激を受けていつもより収まりが悪いし。今日は皆に正直に言って撮影会を延期してもらおうか。
俺は着替えた後、パソコンのロックを解いて、陽乃と雪乃の写真フォルダを表示しておいた。
リビングに降りて行くと、女性全員が顔を赤くしている。多分、誰か説明してくれたのだろう。
「なあ、多分俺のことを聞いたと思うんだが、今日の撮影は延期しないか」
「..でも八幡。それってどうしようもないだろ、大志もいつも大きくしてるから//」
「そ、そうなんだが」
「この間の撮影の時も大きくしてたけど、写真に写らないようにすれば大丈夫だろ」
「い、いや、皆に見られるのがな」
「うちも見たんだし良いじゃん//」
「な、なに言ってんだ!?」
「先輩、見られたくなかったら小さくしてくださいよ//」
「...無茶言うなよ」
「大丈夫だよ、ヒッキー。そうなるの知ってるし」
「良いじゃんヒキオ。皆高校生だし、それぐらいは分かってることでしょ」
「キモイとか言われそうなんだが」
「い、言わないよ、ヒッキー..」
「はぁ、分かったよ」
俺がそういうと、皆安堵の表情を浮かべていた。そんなに写真を撮りたいのだろうか。まあ、誰かにキモイとか言われたら、俺が不貞腐れて中止にすれば良いだけなんだが。
「ヒキオに聞いてもらいたいんだけど、今日の撮影でルールを決めてきたから」
「なんだ、ルールって」
「撮影の順番はさっきの布団とは逆で今まで抜け駆けしてる人が先に撮るの。だから最初雪ノ下さんで優美子か私が一番最後ね」
「後、今日抜け駆けした人は、今日の参加者に許してもらえるまでヒッキーの家に来ちゃいけないの。あと、学校以外で会うのも禁止」
「春休み中の予定は全部参加しちゃいけないんですよ」
「それって良いのか」
「全員が同意したんで良いっしょ。だからヒキオもお願いされても断ればいいし」
「さっきの撮影でさ。うちが八幡に頭撫でられたのは抜け駆けになるの?」
「さがみんのは、ヒッキーが寝ぼけてたんだから違うんじゃない」
「そうですよね。相模先輩がお願いしたわけじゃないですし」
「..じゃあ、俺からも追加して貰っていいか」
「八幡は何があるのさ」
「..その..生理現象が起こってだな//キモイとか言われたらその時点で撮影中止ってことで」
「わ、分かったし//」
「でも八幡もちゃんと言うんだよ。あんた雪ノ下と由比ヶ浜、特に一色には甘いからね」
「分ったよ」
「先輩って私に甘いですか、そんなに感じませんですけど」
「「「「「「甘い(よ)(わよ)」」」」」」
良かった。とりあえずこれで罵られることはなくなった。ただ良いのか、女性に俺が大きくしているところを見られるのって、パンツの上からでもかなり恥ずかしいものがあるぞ。
「そういえば、パソコンで写真を見れるようにしておいたぞ」
「じゃ、皆で見に行くし」
「俺は良い。皆で見てきてくれ」
「私も良いわ、恥ずかしいもの//」
俺と雪乃がそういうと、皆で俺の部屋に写真を見に行った。
「..八幡。先ほどの撮影ではごめんなさい//」
「..いや、俺のほうこそすまなかった//」
「いいえ、八幡は悪くないわ。私がそ、そのあなたを触ってしまったのだから//」
「雪乃//...気にしてないんで、これ以上そのことに触れないで貰えると助かるんだが」
「そ、そうね。では私も今後、言わないようにするわ」
「助かる」
俺たちは顔を赤くしながら、ソファーに隣り合って座っていて、俺には耐えれない空気が流れていたが、雰囲気を変えるため、俺から話を振っていた。
「そういえば今日、小町はどうしたんだ」
「聞いていないの?ご両親がお休み取れたので日帰り旅行に行ったわよ」
「は!?俺、誘われてないんだが」
「急遽、決まったそうよ。でも今日の撮影のことを小町さんにLINEで話していたので、三人で行くと言っていたわ」
「まあ良いんだけど、今日は10時に駅前の約束だったよな。どうして早くなったんだ」
「八幡との添い寝を撮りたいと、誰だったか言い出したのよ。それなら早くいけば良い。ってなって、8時に集合していたわ。鍵は小町さんが隠しておいてくれたの」
「はぁ、雪乃が断ってくれれば良かったのに」
「私がそのことについて言えるわけないでしょ。発言はほとんど出来なかったわ」
俺たちが話していると、皆がリビングに降りてきたが顔を真っ赤にしていた。
「..雪ノ下先輩。あ、あれ感じちゃってますよね//」
「い、一色さん//あ、あれは違うのよ//」
「雪ノ下、あの写真見たらそう言われても仕方ないよ//」
「うん//ヒッキー。なんであんな写真になったのか教えてほしいんだけど」
俺は雪乃との撮影について話し出した。俺が首を責められたので、やり返したくて雪乃の首に顔を埋めて、耳に息を吹きかけキスをしたことを言うと、皆顔を赤くしていた。
「うちらにもやってくれるんだよね//」
「..そういう約束だからな//」
「「「「「「....//」」」」」」
俺は空気を変えたくて、食事をしたいことを皆に伝えたところ、雪乃たちが朝食を用意してくれた。小町にお願いされていたらしく、また全員早かったため、食べて来なかったということで俺の家での朝食会となった。
「それで撮影ってどうするんだ」
「午前中は桜をバックに撮りませんか、満開ではないですけど綺麗ですし」
「この間、私たちが撮ったところ、桜が数本あったしベンチも有ったからちょうどよくない?」
「ああ、あの公園なら花見とかしてないな、良いんじゃないか」
「あーし、背景がボケてる写真、欲しいんだけど」
「簡単に撮れるんで試してみるか」
俺たちは公園で撮影するため準備しだした。雪乃と結衣も撮影係として写真を撮るので三脚を用意し、今回も制服を持ってきていたようで、制服に着替え俺は眼鏡を掛けさせられ公園に向かっていった。
公園に着くと皆でどういった写真を撮るか話していたので、俺は試し撮りをしてホワイトバランス等を調整し、三脚にセットした。
「こっちは準備出来たぞ。じゃあ雪乃。写真撮るんで立ってくれないか」
「今回はすべてツーショットよ。八幡もこちらに来て」
今回は全てツーショットということで、雪乃と結衣が撮影できるよう、カメラの位置は桜の前にあるベンチの前で固定撮影することとなった。
俺は雪乃と結衣に操作方法を説明し、何枚か試し撮りさせてから雪乃とカメラの前に立った。
「は、八幡//では抱き寄せて額を合わせてもらえるかしら//」
「い、いきなりかよ//」
俺と雪乃はベンチの前で抱き合い、おでこと鼻をくっつけ目を合わせたのだが、後少しずらせばキスしてしまいそうだ。お互いの息が顔にかかるため、俺たちは赤面していた。
「は、恥ずかしいわね。皆が見ている前だと//」
「いや、二人でも恥ずかしいだろ//そ、その、あまり喋らないでくれ。息が掛かって//」
俺の口に雪乃の息が掛かってくる、俺の息も雪乃にかかっているだろう。雪乃の息は俺にとって甘美なもので、すでに股間を大きくなってしまっている。制服の上着で隠れているが、角度によってはバレているんじゃないか。抱き合っているので雪乃は気づいているようだが、何も言わず顔を赤くしていた。
結衣に撮影してもらったので、念のため確認すると綺麗に撮れていた。今回、背景をぼかしてみたが綺麗に撮れているな。俺と雪乃の上半身が撮影されており、ちょうど良い距離での写真となっていたが、お互いの唇が近い。気を付けないと誤ってキスしてしまうかもしれないな。
その後、ベンチに座っての撮影となったため、また結衣にカメラをお願いしてベンチに向かった。
「今度は三浦さんのラノベで映画館で書いてあったことをして欲しいの」
そういって、雪乃は俺の手と恋人繋ぎし、肩に頭を乗せてきた。
「ほら、ヒッキーもゆきのんに頭を乗せて」
「いいのか」
「ええ、八幡。頭を置いて」
俺が雪乃に頭を乗せると、結衣が撮影してくれた。雪乃の頭から良い匂いがしてくる。これ理性が持つか分からないな。
「ヒッキーとゆきのんは目を閉じて...うん。じゃあ、今度はゆきのんがヒッキーの首に埋めるように顔を持って行って」
結衣も撮影しだして、指示を出してきたため、俺たちは結衣の言葉に従って写真を撮って貰っていた。
「今度はお互い上半身が向きあうようにして、ヒッキーがゆきのんの頭を撫でながら、おでこにチューして」
「そ、そんなことするのか」
「いいから、ヒッキー早く」
「い、良いのか、雪乃」
「ええ、お願い//」
俺が雪乃の頭を撫でながら前髪を払い、軽くおでこにキスをした。
「うん、もういいよ。じゃあ、後は膝枕だし」
そう言われたので、俺は雪乃の太ももに寝させてもらったのだが、何時も見ている絶対領域が俺の顔の下にある。撫でたくなる衝動を何とか抑え、雪乃が頭を撫でてくれる中、俺たちは撮影して貰った。
「後はヒッキーの膝枕ね」
そう言われ俺が起き上がると雪乃は体を傾けてきた。太ももに雪乃の頭が乗ると、俺は頭を撫でたり手櫛しながら結衣に数枚写真を撮ってくれた。
「はーい。終わりだよ」
「皆が見ているので恥ずかしいわね//」
「なあ、長いだろこれ」
「そんなことないし、ヒキオが撮影していたの、5分ぐらいだし」
「そ、そうなのか。俺には滅茶苦茶時間が長く感じられたぞ」
「それだけ雪ノ下さんと抱き合ってたのが長く感じられたんでしょ。うちらにも一緒のことするんだからね」
「ハチって撮影中だと注文しなくても頭撫でてくれたりするんだね」
「先輩ってやっぱりあざといですよね」
「あんたに言われたくないと思うよ、一色」
「じゃあ、ゆきのん。写真撮ってね」
結衣と雪乃が撮影係を代わり、俺は結衣とカメラの前で並んでいた。結衣と抱き合っておでこを合わせるため、抱き寄せたんだが、おでこと鼻を合わせると身体も自然に近くなるため結衣の胸が俺の身体で形を歪めていた。
「ヒッキー//恥ずかしいよ//」
「結衣、頼むからあまり動かないでくれ//」
結衣が動くと形を変えている胸が俺に刺激を与えてくる。抱き合っての撮影が終わり、結衣から離れてると俺が股間を大きくしているのがバレているのだろう。結衣は下に視線を移した後、また俺の顔を見て赤くしていた。だが結衣からは罵声を吐くことはなかった。ここでキモイとか言うと写真撮影が中断してしまうし、言葉を飲み込んでいるのだろう。
俺は結衣に膝枕して貰ったが、良い匂いがする。このまま頭を反対にしてお腹側に顔を埋めたい。
「結衣、良い匂いだな」
「ヒッキー//お腹の方、嗅いでみたい?」
「い、良いのか」
「み、みんな見てるから後でね//」
結衣とベンチで写真を撮った後、南、いろは、沙希、優美子、姫菜の順番で一緒のように撮影を行ったのだが、俺はずっと勃起していて皆に見られていたし抱き合った時、服越しで擦り付けるようになっていたためか、だんだん恥ずかしさが薄れていた。
逆に勃起しなかったら失礼だろ。皆、美少女ばかりなんだから欲情しない方がおかしい。俺はいつの間にか隠すことなく写真を撮って貰っていた。
ただ、いろはの時おでこと鼻を合わせて俺と同時にいろはも喋りだしたため、お互いの唇が触れたような気がする。いろはも分かったのかそれ以降、喋らずに写真撮影をしていたのだが。
俺たちが公園での撮影を終え、家に向けて歩いていると、いろはが話しかけてきた。
「...先輩。さっきって」
「..なんだ、何かあったのか」
「..そうですよね、何もなかったですよね」
「..抜け駆けとかなかったからな」
「はい。じゃあ、お家でもお願いしますね」
「ああ」
あれについては無かったことにした方がいいだろう。俺もキスとは思っていない、肌がふれただけだ。俺はそう思い込んで無かったことにしていた。
俺たちが家に帰ると11時すぎだったので、姫菜と沙希が昼食を作りたいと言いだし優美子も手伝いたいと言ったので三人で皆の昼食を作ってくれている。その間に俺は写真を一旦パソコンに入れる作業を行っていた。
「旨いな、このパスタのソース作ったのか」
「うん、家で何時もソースは作るんだ。ハチの口に合ったようで良かったよ」
「私ん家もソースは作るけど、京華に合わせて甘口だから、タバスコで調整して」
「沙希のも甘くても美味しいぞ」
「あーしも教えて貰ったんで家で作ってみよ」
「姫菜もサキサキもあたしにも教えてよ」
「ああ、レシピを今度送るよ」
俺が黙々と食べている中、優美子も料理に興味があるのか、皆で料理の話に盛り上がっていた。
「「「「「「「「ごちそうさまでした」」」」」」」」
***
私たちはご飯を食べ終わり、私と由比ヶ浜さんで食器の片づけをさせてもらった後、皆で小町さんの部屋に、八幡は自分の部屋に着替えに行ったわ。
「あれ?おかしいなあ、あたしのボトム落ちてないよね」
「どーしたん、結衣?」
「ビキニのボトム忘れちゃったみたいで、ないんだ」
「結衣、どうするの撮影。パンツだと不味いよね」
「う、うん。今日のは不味いかな」
そういって由比ヶ浜さんは自分のスカートを捲って見せてきたのだけれど、淡いピンクのシースルーでアンダーヘアーが透けて見えているわね。
「でもあーしは予備なんて持ってないし、誰も持ってないだろうし」
「...あ、そうだ。ちょっとヒッキーの所、行ってくる」
そういうと由比ヶ浜さんは八幡の部屋に行ってしまったわ。ボトムの代わりなんてどうするつもりかしら。
そう思っていると、由比ヶ浜さんは手に何かを持って帰ってきたわ。
「じゃじゃーん!!ヒッキーのボクサーパンツ!!」
「はぁ!?なんでそんなの借りてんだし!!」
「広告とかでさ、男性用パンツの宣伝で女性が履いてるのあるじゃん。ちょっと良いなって思ったんだよね」
「もしかして、さっきまで履いてたのじゃないですよね」
「ち、違うし//新品が有ったんでそれを借りたんだし」
「由比ヶ浜って偶々なのか、ワザとなのか色々美味しいことしてるよね」
「サキサキ、ワザと忘れてないよ。もし駄目だったらスカートで撮るつもりだし」
「いいなあ、うちも八幡のパンツ欲しいな。履きたてのやつ」
「さがみん何言ってんだし//も、貰ったわけじゃないからね。ちゃんと洗って後で返すし」
「返されても気まずいと思うのだけれど」
「だって、ヒッキーに洗って返すねって言ったら「おぉ」って言ってたよ」
「「「「「「ふーん」」」」」」
「...もしかして、これも抜け駆けになる?」
「判断に迷うところだね、新品のを借りただけでしょ」
「でも結衣がボトム忘れたんだから、しょうがないよね」
「誰か反対の人いる?」
川崎さんがそう言ったのだけれど、誰も意義を唱えないわね。八幡のパンツを私が履くのも良いわね//でも私は着替えてしまったから、今から借りることは出来ないわ。
由比ヶ浜さんは八幡のパンツを履いたのだけれど、かなり照れているわね、羨ましいわ。
八幡はトランクスの水着とパーカーを着ているわ。私たちも上着を着ているのだけれど八幡の視線が気になるわね//
「これからの撮影はどうするんだ」
「順番は公園で撮った通りで、姫菜とあーしだけ入れ替わりだし」
「..そのハチが生理現象が起こっても写真に写らないように、私たちがハチの胡坐の上に横座りしてほっぺにチューするよ」
「後は先輩に後ろから抱いて貰って雪ノ下先輩みたいにしてくれれば//」
「シーツは良いのか」
「それってカメラを持って移動したり色々操作しないと駄目でしょ、うちと一色ちゃんの時ってかおりちゃんが撮ってくれてたけど、カメラ色々触ってたじゃん。結衣ちゃん達には難しいからってなったんだよ」
私がカメラをもっと扱えれば良かったのだろうけど、一眼レフは初めてなので扱いきれないわ。由比ヶ浜さんも一眼レフは触ったことないって言っていたし。
「確かにそうだな。じゃあ今回は床に座って撮るだけだな」
八幡はそう言って、書斎に皆で行くと、照明やカメラの用意をしだしたわ。
「なあ、誰か撮影するところに座ってくれないか」
「ええ、ここで良いわね」
「あたしも一緒に撮ってよね」
「あーしらも入るし」
「なあ、なんで全員で入ってんだよ、試し撮りだぞ」
「良いじゃん、早く撮ってよ」
「しょうがねえなあ」
八幡は試し撮りを何回か試して設定を行ったわ。念のため二人で撮影するため、全員を退かせた後、私と由比ヶ浜さんを撮って問題ないことを確認したようね。
「試し撮り、終わったぞ」
「では八幡。セルフタイマーにして皆で撮って貰えないかしら。あなたは真ん中に入るのよ」
「ここだと狭いだろ」
八幡はそういったのだけれど、皆写真を撮りたいために照明の前に移動したわ。
「何とか入れるか。はぁ、分かったよ。じゃあ、俺の入る位置は開けて並んでくれ」
でも場所の位置取りで揉め出したわ、皆八幡の隣に座りたいって言っているのだけど、私も座りたいわね。
「インターバルタイマーって機能が有ったはずだからちょっと待ってくれ....これか10秒に一回、撮影されるようにするから、順次場所を変わっていけば良いだろ」
八幡はカメラの設定をすると、私達の前に座ってくれたので、八幡の左右に一人づつ、中腰で後ろに5人並んでの撮影を行うようにしたわ。
「シャッターが自動で切られるが気にしなくていいからな。慌てずに移動してくれ。特に照明と配線に気をつけてな」
八幡の隣になった人は腕に抱きついて、私達は時計回りに移動しながら撮影を行ってもらったわ。カメラってこういう使い方もあるのね。でも勝手に撮られているので、半目とかおかしな顔で写ってなければいいのだけれど。
「じゃあ、今から雪乃の撮影をしていけばいいのか」
「ええ、お願いするわね。八幡」
私達が撮影するため、カメラを操作する由比ヶ浜さんと次に撮影する相模さんだけ書斎に残って、上着を脱いで撮影を始めたわ。
「その水着は千葉村の時、着てたやつだな。...その綺麗だな」
「ありがとう、八幡。では座るわね」
私は八幡の胡坐の上に腰掛けると、八幡が唸っていたわ。段々股間が大きくなってくるのが私の触れている太ももから伝わってくる//八幡は顔を赤くしていたけど、そのまま撮影して貰ったわ。
以前とは逆でまずは八幡の首に顔を埋めて、口づけすると八幡は私の腰に手を回してきて抱きしめてくれている。このまま二人でキスしたいのだけれど、それは駄目ね。由比ヶ浜さんと相模さんは「うわぁ」と声を洩らしているわ。
「じゃあ、八幡。頬にキスするわね」
私はそう言って、頬にキスさせてもらった。由比ヶ浜さんはちゃんと撮影してくれているようで、カメラからシャッター音が幾つもなっていたわ。
「では次に八幡からしてもらえるかしら」
「あ、ああ」
そういって私はカメラの方に体を向けると、八幡が後ろから腰に手を回して抱いてくれ、首筋に顔を埋めてきたわ//
八幡は私の首にキスをした後、耳たぶを甘噛みしてきたけれど、この次よね..私は身構えていたけれど、耳に息を吹きかけられたとき、また仰け反ってしまったわ//
「あぁ//」
八幡がキスしてくれたのだけれど、感じてしまっていてあまり、頬の感覚が分からないのよね//出来れば普通にしてほしいのだけれど、そんなことお願いできないし。
「じゃあ、ゆきのん。終わりだね//」
「うぅ、うちにあんなことできるかな//」
「さがみん大丈夫だよ。ヒッキーに任せておけば」
私は恥ずかしかったので着替えに行かせてもらい、顔の火照りが取れてから書斎に戻っていったわ。
***
「じゃあ、今度はあたしの番だね。ヒッキーお願いね//」
「ああ」
あたしが上着を脱ぐと、ヒッキーはビックリしていた。
「ほ、本当に履いたんだな//嫌じゃないのか」
「うん、大丈夫だよ。でもなんでヒッキーそんなに照れてるの」
「いや、俺のパンツを履いているっていうのが何だか厭らしくてな//」
「うん//ヒッキー欲情した?」
「とっくにしてるから止めてくれ//」
やっぱりヒッキーは欲情しているんだ、大きくしてるもんね。でもそんなこと正直に言ってくれるなんて//あたしはヒッキーの胡坐の上に座ると、ヒッキーはあたしの耳元で、可愛いな。って言ってくれた//
普段はそんなこと言わないのに、もしかしてヒッキーっていつかのラノベ脳ってやつになってるんじゃ。それだったら色々やってくれるかも。でもここであたしから何かすると抜け駆けになっちゃうし。普通に撮影するしかないよね。
あたしはゆきのんと一緒のように、首に顔を埋めキスしたあと、頬にキスしていた。そして、ヒッキーに後ろから抱いてもらったんだけど、ヒッキーの股間があたしの背中に当たってて凄い温かい//
でもヒッキーがあたしの首に顔を埋めてきて、次の瞬間あたしはそんなこと忘れてしまっていた。
「良い匂いだな」
ヒッキーは私の首に鼻を擦り付けるように匂いを嗅ぎだした。サブレみたいだけど、ヒッキーにされているので恥ずかしい//でもヒッキーに良い匂いって言われると、いくらでも嗅いでほしいって思っちゃう。そう思っていたら、いきなりヒッキーは私の耳を甘噛みしてきた。
「あぁ//」
あたしの耳を甘噛みしながら息を吹きかけた後、頬にキスしてくれた。その時、あたしは凄く感じてしまい、自分でも分かるぐらい濡れて来ていた。
どうしよう、撮影が終わったのでパンツを見ると染みになっているのが分かる。こんなのヒッキーに見せれないよ、ヒッキーのパンツ濡らしちゃった//
あたしが困っているとゆきのんが様子の可笑しいあたしに気づいてくれたみたいで、目配せした後ヒッキーに声を掛けてくれていた。
「ねえ八幡。何かボタンを押してしまったようなの。見てもらえないかしら」
「分かった。ちょっと待ってくれ」
ヒッキーはそう言いながら立ち上がってカメラの方に行ったので、あたしは自分の上着をたぐり寄せ、上着を腰に巻き書斎を出て行った。
小町ちゃんの部屋に入って、すぐにパンツを脱いで確かめたら大きい染みが出来ている。もう、ヒッキーがあんなことするからだよ//でももう一回して欲しいな。二人っきりでしてくれればそのまま、あたしの全てをあげるのに//
***
結衣ちゃんが書斎に入ってきたのでうちの番になったってことだよね。
「じゃあ今度はうちの番だね。八幡お願いね」
八幡は大きくしているを隠そうともせず、うちを自分の方に招いてくれた。
「南。お前可愛いな」
うちが八幡の胡坐の上に座ると、可愛いって八幡はうちの耳元で囁いたあと頭を撫でてくれていた//は、恥ずかしいよ//
「じゃあ、するね//」
そういって、うちは八幡の首筋に顔を埋めたんだけど、ヤバい!!これ癖になりそう!!八幡から良い匂いがして、凄く吸い付きたいし、舐めてみたいんだけど//
うちはキスしながら顔を動かして舐めさせもらった//いま、凄く幸せな気分になれている!!バレてなさそうだし、これぐらいなら良いよね。
でも顔を埋めていると八幡の手がうちのお尻の方に下がってきて撫でてきてる!!雪ノ下さん達からは見えない位置だけど、もしかして仕返しされてる!?
八幡はお尻を撫でている手を太ももの方から水着の中に入れてきた。は、恥ずかしい//でもここで何か言うと、うちが抜け駆けしたのバレちゃうし。八幡も分かってやっているんだろうけど、凄く恥ずかしい//
「じ、じゃあ、ほっぺたにキスするね//」
うちがそう言って頬にキスしたんだけど、八幡の手はうちの横尻を揉んでいて、うちは暴走しそうになった。やっぱりもっと色々したい!!でもここでやっちゃうと、今度遊べないし、凄く悶々としてきたんだけど!!
うちのキスが終わると水着から手を抜いてくれたけど、八幡の目が笑っている!!うちからもやりたいけど今度は前なんで何もできない。
撮影は順調みたいで、今度は八幡が後ろから抱き着いてくれたんだけど、右手は腰に回して左手はうちの背中から水着の中に手を入れてきて尾てい骨辺りを撫でてきた//
「ッ//」
「可愛い反応だな」
うちは何も言うことが出来ず、八幡にお尻を撫でられ首に顔を埋められていた。うちは雪ノ下さんみたいに仰け反ることはなかったんだけど、それでも自分で顔が凄く破顔しているのが分かる//もっといっぱいして欲しいな、でもうちの撮影は終わってしまっていた。
「ええ!?早いよ!!」
「さがみん、だって写真撮ったよ」
もっといっぱい八幡から色々して欲しいのに。うちの願いもむなしく、撮影は終わってしまった。
***
「先輩、乗りますよ」
私はそう言って先輩の足の上にちょこんと座った。私は座ったけど、横で大きくなっているのは直視できなかった。
「じゃあ、先輩首に顔を埋めますね」
最初は首筋に顔を埋めて撮って貰うんだよね。先輩が腰に手を回して来たので、私は先輩の首に手を回して、抱き着くように顔を埋めていた。あぁ、良い匂い。このまま嗅いでいたいな。
「いろはちゃん、今度はほっぺだよ」
うぅ、もうちょっと嗅いでいたかったのに。私は先輩にキスするため、身体を少し起こして先輩に甘えた声でつぶやいた。
「先輩。私初めてですからね」
そういうと、先輩は凄く照れてきて顔を赤くしながら撮影して貰っていた。私は朝の公園のことを思い出しながら、頬にキスしていた。
今度は先輩にしてもらうため、結衣先輩にカメラの方を向くように言われ、私が体の向きを変えると先輩が後ろから抱き着いて来てくれた。
「いろは、可愛いな」
そういって、首筋に顔を埋められ頭を撫でてきたので、私はそれだけで満足してしまっていた。
「先輩、不味いです。気持ちいいです//」
私がそういうと、先輩は耳を甘噛みしてくれたんだけど、先輩はそれだけでなく耳の中に舌を入れてきた。
「ぅあぁぁぁ//」
私は大きな声を出して悶えてしまった。でもいつの間にか先輩からのキスが終わっていたみたいで私は放心状態になっていた。
「い、いろは。大丈夫か」
先輩が声を掛けてくれたけど、私は声を出せず頷くことしか出来なかった。自分でも知らなかったけど、もしかして耳が弱いの?
うぅ、でも頬にキスしてくれたの全然覚えてない。先輩に性感帯を責められた責任を取って貰う必要あるよね//乙女の弱点を知ったんだから。
私は小町ちゃんの部屋に行く前に先輩の耳元に口を近づけていた。
「先輩。私の性感帯責めたんで責任取ってくださいね//」
***
「沙希は今回、ハイレグなのか//」
「ああ//一応、競泳用水着だけどさ、どうせならこの間とは違う水着の方が良いと思ってね//」
八幡には違う格好を見てもらいたいしね。けーちゃんをこの春から市のプールに連れて行くために私も一緒に買ったんだけど、もしかしたら撮影会で使えると思って競技用水着でもハイレグになっているのを勢いで買っちゃってた。
「沙希に似合ってるぞ。足が長くてモデルみたいだし、レースクイーンとかそのまま行けそうだな。どうせなら一人でも撮ったらどうだ」
「お願いできるかな。あ、でもそれって良いの?」
「一人で撮るのであれば、良いのではないかしら」
「うん、駄目なのはヒッキーとの撮影だよね」
「じゃあ八幡。よろしく//」
そういって、八幡は三脚からカメラを外して私を撮りだしてくれたんだけど、以前より大胆なポーズが多い気がする//
「沙希、横向きになってお尻を軽く突き出してくれ」
「うん//」
「顎を上げて口を半開きにして、カメラ目線で..じゃあ、ちょっとそのままで」
そういって八幡は私に近づいてくると、跪いてローアングルで私を取り出した。
「恥ずかしい、八幡//」
「綺麗だな、沙希。じゃあ胸の下に手を回して強調するように」
「う、うん//」
「すごく綺麗だぞ、じゃあ反対に向いてお尻を俺の方に突き出してくれ。足を肩幅より大きめに開いて」
す、すごく恥ずかしい//何で私、八幡にお尻向けて撮って貰っているの!?
八幡の方を見ると自分の格好を忘れているのか、股間を大きくして撮影しているんだけど//雪ノ下も由比ヶ浜も恥ずかしそうにチラチラ見てるし。
ようやく一人での撮影が終わり、八幡が胡坐で座ったので私も八幡の上に座った。ずっと股間が大きいままだけど、気にしない方がいいよね//
私は八幡の首に顔を埋めて写真を撮って貰った後、頬にキスしてカメラの正面に向いていた。
八幡は私の背中から抱き着いてくれたんだけど、それだけで私は嬉しくて感じてしまっていた。あぁ、このまま八幡から求められたら私は身体を許してしまうだろうな。私がそんなことを考えていると、いつの間にか撮影が終わったと聞かされ、項垂れてしまった。
折角キスしてくれたのに、堪能することが出来なかった。私は項垂れながら小町の部屋に着替えに行った。
***
サキサキの撮影が終わって休憩になったので、撮って貰った人たちはリビングでカメラのメモリからファイルをコピーして貰ってた。
でも休憩時間が終わっても終わらなかったので、雪ノ下さんがパソコンの操作をし優美子も写真を見たいと言ったので、私とハチと結衣で撮影することになった。
「じゃあ、ハチ座るよ」
そういって私が座ると、ハチの股間がすぐに大きくなってきて太ももに触れてきた//
「ふふ、元気だね//」
私がハチの耳元で囁いて、股間に触れている足をすこし動かしていた。
「ひ、姫菜。不味いから止めてくれ//」
ハチは私の耳元でそう言ってきたけど、私はハチの首に顔を埋めている最中もゆっくり足を動かし続けた。私がほっぺたへのチューを終えると、ハチは私の後ろから抱き着いてきた。
私の身体を抱くように両手を回してくれたんだけど、腰回りではなく胸の下に腕を通してきてる。なんでこんなに高い位置に腕を回してるんだろう。私がそう考えていると、私の胸に刺激が与えられてきた。
え!?今、私の横乳と下乳を指で刺激してきてる//
「だ、駄目だよ//」
私が俯きながら小さな声でそう言うと八幡は耳元で囁いてきた。
「お返しだ。姫菜、良い反応だな」
私は恥ずかしくて顔をあげれない//結衣が顔が見えないって言ってるけど、それどころじゃないんだってば!!
結衣はファインダーで覗いているので、細かい指の動きまでは見えないのだろう。私は顔を何とか上げて、結衣に撮影して貰ってた。
「じゃあ、姫菜。首筋に顔を埋めるからな」
そう言って、顔を埋めてきたんだけど、皆に聞いていたのとは違って舌で舐めとるように動かしてきた//
「は、ハチ//」
「姫菜の反応可愛いな」
そういって、私は耳を舐められて感じてしまっていた。
「あぁ//」
ほっぺたにチューしてくれて嬉しかったけど、今はそれどころではなかった。撮影が終わったのに結衣は撮影した写真を確認しているのかカメラから目を離さなかったので、私はずっと胸を刺激されている//ハチの口は私のうなじを舐めてきて吸い付かれていた。
「っ!!」
私は声も出せず俯いて悶えていて、パッドを入れてなかったんで少し目立つようになった乳首まで何度か指を伸ばしてきて責められていた。でもノックの音が聞こえてようやくハチは止めてくれた。
「ごめんなさい、撮影は終わったのかしら」
「撮れた?姫菜」
雪ノ下さんと優美子が入ってきてくれたので、ハチの腕から抜け出せたけど、あのままだったらどうなってたんだろう//ハチは何事も無かったみたいにしてる。うぅ、私だけ感じちゃってたけど、こんなことならもっと股間を刺激すればよかった。今度仕返ししてあげるんだから!!
***
「じゃあ、あーしの番だね」
ヒキオは姫菜との撮影の後、立たずに待っていたので、あーしはそのままヒキオの上に腰掛けていた。
ヒキオの股間が既に大きいんだけど//あーしの太ももに触れているから、熱を感じる//あーしはヒキオの首筋に顔を埋めてヒキオに聞いた。
「ヒキオ、大きいけど刺激してほしい?」
「や、止めてくれ//かなり不味いんだよ」
ヒキオがそう言ってきたので、あーしは何もせず撮影して貰っていた。あーしのキスが終わったのでヒキオが後ろから抱いてきたけど、片手だけ腰に手を回して来て、もう一方の手であーしの背骨に沿って指を這わせてきてる//あーしの腰に回した手もお臍周りを軽く撫でてきて、あーしは声が出るのを我慢していた。
あーしが我慢していると、ヒキオは首に顔を埋めてきた。首筋を舐められて手を背中に這わされていたけど、何とかあーしは耐えていた。
「綺麗だな優美子。...最後だしな」
そういうと、ヒキオはあーしの耳を甘噛みして舐められ耳の中にも舌を入れてきた。お臍を撫でていた手は下腹部に、背中の手はお尻の方に手を這わせてきて撫でられていた//
「あぁぁぁ//」
思わず声が出てしまったところで、ヒキオが頬にキスしてくれたんだけど、なんでヒキオはあーしのお尻撫でてんだし//
「じゃあ、これで撮影は終わりで良いかしら」
雪ノ下さんがそういうと、ヒキオも「終わった」って言って、あーしの後ろで座り込んでいた。
うぅ、恥ずかしい、ヒキオにお尻触られた//雪ノ下さんと結衣がカメラを触っていたので、あーしはちょっとやり返したくなってお尻をヒキオの股間に持っていき擦り付けるように動かした。
「ゆ、優美子。不味い//」
ヒキオはあーしの首筋に顔を埋めてきて、結衣達に聞こえないぐらいの声で喋ってきた。ヒキオはあーしの腰に両手を回して力を入れてきて体を動かなようにしてきたけど、あーしは面白くなって構わずに腰を動かした。ヒキオが抱き寄せているので、さっきよりあーしのお尻に当たる感覚が大きくなっている//
腰を数回動かすとヒキオがあーしの耳元で「あっ」って言ったかと思うと、股間がビクッビクッと波打つように動き出して、あーしの触れている部分に伝わってきた。
「す、すまん。優美子....すまん」
え!?も、もしかしてこれって射精!?で、でもどうしよう。あーしのせいでヒキオがイッちゃったんだよね//
「う、ううん、大丈夫だし//」
「ごめん..ごめん」
からかうつもりでやったけど、まさかイッちゃうとは思っていなかった。こんなこと皆にバレたらヒキオが恥ずかしいだろうし。
ヒキオはあーしの耳元でずっと謝っている。あーしが大丈夫って言ってもヒキオは謝るのをやめなかった。
「じゃあ、ヒキオ着替えに行こ」
あーしは雪ノ下さんと結衣からヒキオが隠れるように立って、手を引いて部屋を出て行った。ヒキオの水着はそこだけ染みになってる。本当にあーしのせいでイッたんだ//
「じゃあ、ヒキオは部屋で着替えてくるし」
「....」
ヒキオの部屋まで連れて行くと、あーしは小町の部屋に入っていき、すぐに着替えた。大丈夫かなヒキオ。あーしも調子に乗りすぎたし、ちゃんと謝りに行こ。
そう思ってヒキオの部屋をノックしたけど、中からは何も返事が返ってこなかった。
「..ヒキオいる?入るよ」
ヒキオはベッドに寝転がって壁の方を向いていた。パンツは履き替えたみたいだけど、あーしからは表情が見えない。
「..ヒキオ、ごめん。あーしが調子に乗ったから」
「....」
「でもあーしは嬉しかったし。ヒキオは今まで何人もの女と一緒のことしてて、あーしの身体に欲情してくれたってことでしょ」
「....」
「だから嬉しかった。ねえヒキオ、こっち向いて」
ヒキオはあーしと目を合わせてくれなかったけど、体を起こしこっちを向いてくれたので、あーしはブラウスのボタンを外し、前はブラだけでヒキオの顔を自分の胸に埋めさせて頭を撫でているところをスマホで撮った。
「な、何してんだよ//」
「ヒキオは恥じることないし。もしバレて何か言われたら「優美子の身体が一番だった」って言ってやりな。あーしは勿論誰にも言わない。でもヒキオがあーしの事、信じられないならこうやってヒキオに胸を埋めさせて写真撮ったこと言っていいし」
「..それだと優美子が...その、すまん」
「こんな時はすまんじゃないっしょ」
「そうだな、ありがとうな。優美子//..後、調子に乗って悪かった」
「良いよ。あーしも一緒だし。でもありがと。あーしが一番良かったって体で示してくれたんだから//」
「..は、恥ずかしいんで言わないでくれ//」
「あーしは嬉しいし。...は、初めて経験したからびっくりしたけど//」
「「....//」」
「じゃあ、皆のとこ行こ。あんまり遅いと疑われるし」
「ああ、本当にありがとうな。優美子」
「うん。じゃあ、ヒキオは先に行ってて。あーしはちゃんと服着てくるから」
あーしはそう言って小町の部屋に入ったけど、ドアの前で座りこんでしまった。凄く恥ずかしかった//でもヒキオが元気になったんで良かったし。
そう考えているといきなり声を掛けられた。え!?誰か部屋にいたの!?
「三浦さん、ちょっといいかしら」
「..な、なんだし」
「あ、あの八幡は大丈夫なのかしら」
「..何が」
雪ノ下さんは顔を真っ赤にして俯いている。撮影の時、もしかしたら雪ノ下さんは気づいていたのかもしれない。でもあーしは喋る気はないし。
「そ、その、八幡ってぼ、暴発したのでしょ//」
「..あーしは何も言わないから、もし抜け駆けって思うなら皆に言っていいし」
「いいえ、三浦さんに何か言うつもりはないし、撮影が終わった後なんで抜け駆けとは思っていないわ。...ただ、そ、そのどういった感じだったのかと思って//」
「...雪ノ下さんって、むっつり?」
「な、なにを言っているのかしら、私は知識として」
「そういうの良いから。...あーしは何も喋らない」
「..分かったわ。私もこれ以上は何も聞かないわね」
「..でもさ、二人きりだから言うけど、あーしは雪ノ下さんとこうやって色々話せるようになって嬉しいし」
「..三浦さん。私も貴女と話せるようになって嬉しいわ」
「雪ノ下さん。以前は隼人のことで色々言って、その...ごめん」
「いいえ、私の方こそごめんなさい。三浦さんを怒らせるようなことを言っていたわ」
あーしは今まで言えなかったことを雪ノ下さんに言っていた。ヒキオのことが気になりだしてから、あーしは何時か雪ノ下さんに謝らないといけないと思っていたので、ちょうど良い機会だったし。
「うん。じゃあこれからもっと仲良くするっしょ。雪ノ下さんがむっつりって分かったことだし」
「そ、それは止めて//」
「冗談だし。でも雪ノ下さんの可愛いところ見れて嬉しいっしょ」
「私も三浦さんの優しいところが見れて嬉しいわ」
「「ふふ」」
二人で笑いあい、あーしは雪ノ下さんと仲良くなった後、二人でリビングに降りて行った。
***
俺がリビングに降りて行くと、雪乃と優美子はいないようだが皆でパソコンに入れた写真を見ていた。だが姫菜が俺のことを睨んでいる。そういえば、ちょっと胸を触ってたんだよな。賢者タイムを迎えた後の俺には大変なことをしたように感じるが。
でも俺は悪くないよな、姫菜から仕掛けてきたんだから。自分にそう言い聞かせ、俺は腕を組んで姫菜を見ながら指を動かす素振りをすると、顔を真っ赤にして顔を逸らされてしまった。
その後、雪乃と優美子が降りてきた。優美子は俺を見ると顔を赤くしてきたが、俺の方が真っ赤になっているだろう。なんとか平静を保ってキッチンに向かい、コーヒーを用意して皆で寛いでいた。
「ヒッキー、どうだった撮影は」
「もう今回限りにしてくれ、俺の理性が持たない」
「えぇ、ハチ。私もっと色々して撮って貰いたいのに」
姫菜はそういうと、俺に不敵な笑みを向けてきた。多分今日のことをやり返すつもりなんだろうが。
「でも水着とかキスとか抱き合うのやり過ぎな気もするし、この辺でやめた方が良いっしょ」
「そうね、普通に撮って貰えば良いんじゃないかしら」
「撮影自体は取りやめにならないんだな」
「私は着物も撮ってほしいと思っているのよ。中々着る機会がないでしょ」
「うーー、ゆきのん。あたし着物持ってないよ」
「私もないです。お母さんんが持っているかもしれませんけど、着付け出来ないですし」
「うん、うちも持ってない」
「私もないな、母親のならあるけど自分で着れないし」
「着物は止めておけ。外に持ち出して汚すと大変だし成人式でプロに撮ってもらった方が良いだろ」
俺たちは雑談していたが、そろそろ帰ろうかとなり皆を駅まで送っていった。
皆を見送り、家の玄関で鍵を開けている最中、後ろから呼ぶ声がするので振り向くと姫菜が走ってきていた。
「どうしたんだ」
「うん、ちょっと忘れ物してね」
「そうなのか、小町の部屋か」
「うん、多分そうだと思う。ちょっと上がらせてね」
姫菜は小町の部屋に忘れ物を取りに行って、俺のいるリビングに降りてきた。
「ごめん、水着忘れてったんだ。思い出してよかったよ」
「ほかに忘れ物ないよな。じゃあ、駅まで送っていくよ」
「ううん、まだ明るいから良いよ」
そういって姫菜は帰ろうとしたのだが、いきなり振り向いてきて、ソファーに座っている俺の足に腰を下ろしてきた。
「な、なにをしてんだよ//」
俺がそういうと手を首に回され頬にキスしてきて、首筋にもキスをしてきた。その時、指で俺の唇にも触れていた。
「ふふ、抜け駆けになっちゃうからここまでにしておくけど、これはちょっとしたお返しだよ」
姫菜はそういうと、俺の股間に手を這わせて擦ってきた。
「じゃあね、ハチ。私のことを思い出して頑張ってね」
姫菜はそういって家を出て行った。な、なにを頑張れっていうんだよ//だが姫菜に触られた股間が瞬く間に反応してしまい、俺は自室にこもってティッシュを消費していた。
「おにいちゃん、帰ったよ。下に降りてきて」
いつの間にか寝てしまったようだ。俺は小町に呼ばれて起きたのでリビングに降りて行った。リビングに入ると両親と小町がお土産の整理をしていたが、俺の顔をみるなり呆然としていた。
「八幡!!あんた今日、何してたの!?」
「何言ってるんだ。知り合いがきただけだぞ」
「お兄ちゃん。ポイント高いよ。ねえねえ、相手は誰?雪乃さん?結衣さん?」
「八幡、美人局じゃないだろうな」
「何を言ってるんだよ、意味わかんねえよ」
「お兄ちゃん、鏡見てごらんよ」
俺はそう言われ、洗面所に移動して鏡を見ると唖然としてしまった。頬にキスマークがついており、首筋にも口紅がついている。そして俺の唇にも赤い口紅がついていた。
もしかして姫菜の仕業か。お返しって言っていたのは、股間を触ってきたことではなく口紅をつけてきたことだったのか。
リビングに戻ってティッシュでふき取っていると、小町と両親に根掘り葉掘り聞かれた。両親には以前全員で撮った写真で姫菜のことを見せてあげた。さすがに今日撮った写真や以前の手ブラ写真は見せれないからな。
小町は満足げに「姫菜お姉ちゃんも良いよね」とか訳の分からんことを言っているし、母ちゃんは「今度、紹介しろ」とか言っている。親父は「陽乃ちゃん、雪乃ちゃん、姫菜ちゃん」と、なぜかちゃん付けで親父の知っている俺の知り合いのことを呼んでいた。
その夜、俺はベッドに入って目を瞑っても、南のお尻の感覚、姫菜の胸を触った時の柔らかさ、優美子に責められたときの羞恥心が思い出されて、なかなか寝付けずパソコンの写真を見ながらまた、ティッシュを消費してしまっていた。